日本人の被害者はいませんでした。

日本人の被害者はいませんでした。 
今回のロンドン多発テロを含めた、テロ、事故、災害などが外国で起こった際に、必ずと言っていいほどニュースの最後でアナウンサーがこの言葉を口にします。

ぼくはそろそろ、この台詞を止めた方がいいのではないかと思います。

 まず、第一によくいわれるのですが、「被害者は外人だけで日本人はいなかった、よかったね」というようなニュアンスに聞こえること。
 それから第二に国際化が進み、外国人との結婚や、様々な交流で、親族や知人友人に外国人がいる人間が増えたこと。
 また結婚して日本国籍をはなれた日本人や、日本に帰化した外国人の増加、更に日本語が堪能な外国人も多数日本に住んでいる、これらの人たちがニュースを聞いている人間のなかにこれらの人々が少なからず存在しているからです。

この記事へのコメント

2005年07月13日 05:22
ただ単に、問い合わせが殺到するのを、予防するためでしょう。
キヨタニ
2005年07月13日 08:38
そうかもしれませんね。
でも、日本人の被害者がでればそれはそれで報道してますが・・・
らりぱ
2005年07月14日 12:52
喜国雅彦のマンガで、百万(だったと思う)のオーダーの犠牲者が出た航空機事故を伝えるニュース番組の結びが「日本人の犠牲者はいませんでした」というのがありました。
 読んだ時には、日本のマスゴミならやりかねないなと思い、「日本人の犠牲者」うんぬんの言葉を聞くたびに、そのネタを思い出します。
キヨタニ
2005年07月14日 14:09
いまや身内、知人友人に外国人がいる人間がかなりふえてますからね。まあ、マスメディアの体質が社会の変化に追いつかない、ということでしょう。

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