無人偵察機2機の試作計画 米国製より劣り議論必至

 高々度偵察・監視用の大型UAVを技本が開発しているが、能力がイマイチ、それでも220億円をかけ、2012年度までに試作機2機を製作する国産化に向けた研究を計画しているんですね。
 今月の月刊サイゾーで述べましたが、このUAVの問題で防衛庁・自衛隊内では結構揉めているんです。そりゃ、技本としては是非ともやりたいプログラムでしょ
 ですが、そんな大金かけてもできるものは、米国のグローバルホークよりも性能が劣るのは目に見えている。
 それに実用化にするには更に巨額の資金が必用になる。消息筋によれば内局にしても、空自にしてもMDで予算が圧迫されている現状で高高度用UAVが必要とは思っていない。で、しょうがないんで当て馬にグローバルホークをもってきた。というのが有力な説です。無論グローバルホークも買う意志はない。F4の後継とF2の減産の戦闘機も導入せにゃならん。地上設備やネットワーク化にも金がかかる。

 だいたい大野長官の記者会見を読んでみると、まったくカテゴリーの違うグローバルホークとプレデターが同列に語られている。つまり事務方、技術屋がその程度の説明しか長官にしていないということでしょう。

 技本は「無人機システムの独自技術は、将来の無人戦闘機などの基盤技術になる」とかいってますが、そのためには更に莫大な研究開発費が必用です。欧州のUCAV計画ではフランス、スウェーデン、イタリア、ギリシャなどが相乗りでやってます。米国も既にUCAVの研究をすすめています。
 日本のUAV研究開発はすでに2週遅れといってもいいぐらいです。
 一般には技本というとものすごい研究組織のようなイメージがあるようですが、実際の主な仕事は開発予算のメーカーへの振り分けです。政治家の中でも技本不要論を唱える人もいます。

 そもそも、戦術レベルのUAVすら開発、運用した実績すらないのに、いきなりグローバルホーク並の高度なシステムに挑戦しようというのが理解できません。
 まず最初にこれこれ、こういうわけで自衛隊は、戦術レベル、戦域レベル、更に高度なUAVが必用である。たとえば●○については、米国から購入するが●●という技術が独自開発でき、これが国防上非常に価値があるとか、またそれぞれのカテゴリーのUAVプライオリティや、海外からの技術導入など含めて政治家や有権者を説得出来るぐらいの理論武装をすべきでしょう。
 
 しかも、防衛庁の依頼でUAVを開発しているが、富士重工とか三菱重工、川崎重工あたり昔からの防衛産業ばかり。利権確保がミエミエ。米国みたいにベンチャーや過去に実績のないメーカーに資金を出してみようという冒険心もない。

 今回のUAVもそうですが、コソコソやっていて、引き返せないぐらいのとこまでやってきて、はじめていまこんなことをやってますが、国益のために必要です、と開き直る。いつまでもこんなモンキービジネスみたになことやっていると、ホントウに防衛産業の技術基盤がなくなってしまいますよ。

(共同通信) - 7月19日14時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000129-kyodo-soci

この記事へのコメント

キヨタニ
2005年07月20日 22:49
あれはワンセット(地上局プラス機体5機)も揃っていなくて、今だ試験段階ですが。ご存じですか?
それは先日のパリの航空ショーで富士重工の人間も認めてましたが。
キヨタニ
2005年07月20日 22:57
失礼ですが、日本語がご不自由ですか?
それとも他人に対してものを尋ねるときの礼儀を知らないだけですか。
 まあ、今だ義務教育中なのであればしかたないですが、いい歳をした大人なら態度を直した方がいいですよ。ご自分は意識していないでしょうが、世の中で随分と損をしてらっいますよ。老婆心ながらご忠告申し上げます。
最も匿名だから問題ないと、開き直っておられるのならば何も言いませんが。

因みにFFOSの1セットの値段が約30億円というのを初めて報道したのはぼくだと思いますが。
2005年07月21日 01:04
防衛日報が最初だと思うが?
キヨタニ
2005年07月21日 11:48
おもうが?というのは確かではない。オマエが確認しろ、こういう風に解釈してよろしいですか。
 相手をやりこめたいのであれば自ら引用をなさるべきでしょう。
 まあ、それを言えば官報もだ。という理屈を展開が可能ですね。
 ぼくは、あくまで一般の書店で普通に入手できる媒体といういみで書いたんですが、そういうとまた「逃げた」とか2ちゃんあたりでお書きになるんでしょうね。
 因みに、FFOS1セットの費用はあくまで暫定的であるというのが富士重工および陸幕広報室の見解です。何しろまだ1セット分も納品していませんからね。
 まあ、初めに悪意有りの方に何をいっても無駄だとは思いますが。
キヨタニ
2005年07月21日 12:08
ついでに、いわせていただくと。昨日のぼくのアドバイスはまったく聞き入れてもらえなかったようですね。
 重箱の隅をつついて人のあら探しをするのは別にかまいませんが、せめて、最低限の礼節は弁えてもらえませんか?
 どうせ匿名だから無礼に振る舞っても問題ない、というような奢りが文章からにじみ出ていると思うのは穿ちすぎでしょうか。
 そういうことばかりやっていると、人品が段々卑しくなってきますよ。何か一度でも、ご自分で一つのことをやり遂げ、世に問うということに挑戦してみては如何でしょうか。
寛二
2005年07月21日 15:50
ここへのコメントは初めてです。
 ところで、無人偵察機の研究(年月だけ)ならば、米国よりもイスラエルのほうが進んでいるのでは? それと、戦術・戦域レベルって具体的にどういう違いですか?
キヨタニ
2005年07月21日 18:03
実際にイスラエルはUAVの先進国で欧米でのイスラエルから輸入ないしライセンス生産して使用しているも非常に多いです。あと長年にわたる運用のノウハウも蓄積しています。特にUAVの場合、この運用ノウハウが重要です。
 戦術、戦域というのはカバーする広さのことです。有り体に言うと戦場の上を飛ぶ機体とったところでしょうか。
 対して今回問題となっているのは成層圏を長時間飛行する高々度用UAVは戦略的な偵察を目的としており、高度も、運用方法も、技術も前記のようなUAVとは異なります。
 で、この分野では米国が進んでいると思われます。
はぁ。
2005年07月21日 20:34
「思われます」ねえ。根拠全然無いですねえ。

ところで、
>能力がイマイチ
この根拠は何処ですか?また脳内ですか?

UAVネタは風。氏にとっくにやりこめられたのによくやるよ、この人は。
maro
2005年07月21日 20:41
久しぶりに来たんですけど、荒れてますね。まぁ、批判的な立場の人の主張も分からんでもないですが、書き方に関しては明らかに批判的な立場の人の方が悪い。
「はぁ。」氏は明らかに礼儀を知らなさ過ぎるでしょ。大人の世界には表現方法のルールがあるんですよ、実名だったらそんな書き方しないでしょ。もう昔の人になったケリー風に言わせてもらうと、Shame on you!
キヨタニ
2005年07月21日 21:01
はぁ。さへ。
リンクを貼ってあるのですからそちらを参照すてみるという知恵は回らないようですね。
リンク先の共同通信でも報じてますよ。

こちらの方が「はぁ」ですよ。

実際に年齢が低いんですか、それとも精神年齢が低いんですか。こんなことをしてぼくを「やりこめた」つもりになっているのは自慰行為でしかありません。自慰行為なら他人に迷惑をかけないよう、こっそり自室で行ってください。

別にぼくは風。氏にやり込められたという意識はないですよ。彼は正面からの議論を逃げているだけです。まあ、何が原因がしりませんが、あなた方のようにはじめに「キヨタニ憎し」のひとに何いっても無駄でしょうけどね。
にゅーかまー
2005年07月21日 22:21
そうですね、どのような立場にせよ、互いに敬意を払う事を忘れないように心がけたいですね。
ところで、
グローバルホークは機体のポテンシャルが低い為、冬の日本海での運用に耐えられないという話がありますが、これは本当なんでしょうか?
もしそうならグローバルホーク導入も大変なむだづかいと言う事になりますが、どうなんでしょう。
キヨタニ
2005年07月21日 22:30
>機体のポテンシャルが低い為、冬の日本海での運用に耐えられない
 
ぼくはその話は聞いたことがありません。ですが、前から述べているように、グローバルホークの運用費用が高く、運行コストはU2のような有人機の方が安いし、運用の融通もきくのでは
ないかという見直し論もでてます。
 それに政府は高々度UAV(グローバルホークも含めての運用目的を明らかにすべきです。北朝鮮や中国を高々度から偵察する度胸があるのかも含めてですが。
 毎度のことですが、政府・防衛庁は他の先進国では当然明らかにされている目的、運用などについての説明責任を果たしていません。
 前の戦争もそれ負けたんですがねえ・・・・
2005年07月22日 02:51
>初めて報道したのはぼくだと思いますが。
を受けてのチャット的な軽い気持ちでの「防衛日報が最初だと思うが?」という書き込みはそんなに無礼でしたか? ならば、素直に謝罪します。
 私はミリタリー業界に関わっていた経験上から、防衛産業の業界紙である『防衛日報』が第一報だと推察(私はここより早い情報源を知らない)しましたが、今は転職して気軽に『防衛日報』を読める立場に無いのですぐに引用はできません。どうしても、というなら公立図書館で調べることも可能ですが、たかがブログの些細なやりとりにそこまでする必要があるとは思えませんのでやめときます。ご容赦ください。
(つづく)
2005年07月22日 02:52
(つづき)
ただ、私の初めての書き込みに対しての、
>昨日のぼくのアドバイスはまったく聞き入れてもらえなかったようですね。
は意味不明です。どのコメントでしょうか?
また、他人と勘違いしていると思われる、
>どうせ匿名だから無礼に振る舞っても問題ない、というような奢りが文章からにじみ出ていると思うのは穿ちすぎでしょうか。
 そういうことばかりやっていると、人品が段々卑しくなってきますよ。何か一度でも、ご自分で一つのことをやり遂げ、世に問うということに挑戦してみては如何でしょうか。
という私に対する発言は残念な気持ちです。

PS. 因に私は某業界No.1雑誌のチーフデザイナーで、多くの世に出た仕事を成し遂げてます。これ以上の挑戦は、私の器量ではもう限界ですのでご容赦下さい。
はぁ。
2005年07月22日 21:13
>リンクを貼ってあるのですからそちらを参照すてみるという知恵は回らないようですね。

読んだところで何一つ変わりませんがなにか?

GH導入派が論理面でも理論面でも国産派(敢えて言えば)に負け越しているがための意図的なリークでしょうよ?

そんな信憑性の薄いものをソースにしている、それに基づいて輸入賛成を論じている勉強不足のジャーナリストさんは何処にいるでしょうね♪
??
2005年07月27日 08:53
?さんへ
>PS. 因に私は某業界No.1雑誌のチーフデザイナーで

歯車でしょ、それは。
2005年07月31日 13:05
個人名で嘘書きまくるよりは全然いいね。
少なくともそのような地位に成れたという実績は非常に大きいと思う。
本当ならば俺は・・・とか、しょせんそれは・・とか負け惜しみ言ってる連中(↑)の数億倍は意味を持つね。

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