<ジンバブエ>南アが債務返済肩代わり、是非で議論の可能性

 非常識な人権弾圧で国際社会から非難を浴びている、ジンバブエ。
 その対外債務返済を隣国である南アが肩代わり返済する方針を明らかにしたそうです。
 まあ現ANC政権にしてみれば、ジンバブエのムベキ大統領は共にアパルトヘイトと戦ったという連帯感というか、近所づきあいのつもりなんでしょう。

 ですが、これはANC政権にとって国内外からの非難の的になるでしょう。まず、第一に現在のジンバブエがかつての彼等の敵だったローデシア白人政権と同様な非民主的な独裁国家とみなされていること。
 同国の債務肩代わりは独裁国家を援助することになる。つまりそれはANCがアパルトヘイト時代の南ア政府に対する西側先進国の経済援助に対して反対してきたことと矛盾する。
 第二に南ア自体、失業は多く経済的にも今だ問題が多い。HIVなどの問題も多い。他国を助ける前に自国民を助けろ、という国内世論があがるだろう。
 しかもANC政権幹部による多数の収賄が明らかになって足下に火がついている状態です。
 そろそろ、政権交代の時期だとおもうんですが。

 いっそのこと、ジンバブエを南ア連邦の一州にしてしまうこと方が国民にも国際社会にもいいのかもしれません。


(毎日新聞) - 7月25日20時22分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000104-mai-int

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