田舎白人、養い難し。米で核テロ起きたら「メッカを核攻撃」 米下院議員

 米下院のトム・タンクレド議員(共和、コロラド州)がラジオ番組でイスラム過激派が米国に核攻撃した場合「イスラム教の聖地を壊滅させることもできる」と問題発言。しかも発言を撤回するつもりはないそうです。

で、もって世界中のイスラム教徒から顰蹙をかっておるそうです。

 これだから米国=ワールドの田舎者は困ります。選挙区のレッドネック(田舎白人)向けの受はいいでしょうよ。でも国際社会で敵を増やすだけでしょうが。

 オッさんの論理だと、キリスト教徒のテロリストがどこぞ核爆発起こしたら、エルサレムやヴァチカンに核ミサイル打ち込んだる」と言っているのと同じなんですが。

 しかもメッカはご存じのとおりサウジアラビアの領土です。彼は腹いせに同盟国を攻撃すると言っているんです。正気の沙汰ではありません。

 また、ほとんどのイスラム教徒はテロとは無関係なわけで、彼等の聖地を核攻撃することは世界規模での宗教戦争を引き起こすことになるます。

つまり、彼の言説だと合衆国は政教一致の原理主義国家ということになります。 こういう人は政治家をやめてテレビ伝道師かなになになるべきです。

 
2005年07月27日12時03分
アサヒ・コム
http://www.asahi.com/international/update/0727/007.html

この記事へのコメント

hide
2005年07月30日 14:17
同感です。

テキサスの田舎者にも似たような症状が見られますよね。
ブッシュが大統領になったことの悲劇は、彼が無能であることでも金持ちにいいようにされていることでもなく、これまでは利用しあう関係であった宗教右派と同質化していることだと思います。
キヨタニ
2005年07月30日 23:05
大統領といえども、むしろ大統領という重責から内面的に宗教と向き合うことを否定はしませんが、それを旗印にしちゃまずいだろう。そういう抑制が利かないというのは怖いですね。

この記事へのトラックバック