印ホンダ労働争議で衝突 従業員ら数百人負傷か

 25日、ニューデリー近郊のグルガウンでホンダの全額出資子会社のオートバイ工場の一部従業員解雇をめぐり26日までに労働争議が発生、従業員約1000人のデモ隊と警官隊が衝突したそうです。

 最近投資先として、またチャイナリスクの受け先としてインドが注目されています。マスメディアはまた例によって、バラ色のインドの未来を語り、軽自動車のスズキの成功を語ります。
 でも、そいれってインドを中国に置き換えるれば、数年前の中国礼賛記事とそっくりなんですが。

 実はインドは一般に思われているほど、容易な国ではありません。200(英語が通じるのは10パーセントほどです)を越える言語、複雑なカースト制、多彩な宗教、またインド人独特の理屈っぽさも問題です。
 また、工業レベルでは中国より遙かに遅れています。これは実際に、製品を見たり、エンジニアやマネジメントクラスの人間に話を聞くとよくわかります。
 ですから、当面実際に製品をつくるより、コンピューター上で仕事が完結する、ITビジネスが無難でしょう。

 ですが、長期的にみればインドは有望な投資先でしょう。また中国と違い民主国家ですし、官僚組織も清潔です。もっとも回答がでてくるまで、やたら時間がかかったりしますが。
 また、中国に対する牽制のためにもインドに経済成長をして貰う必要があります。

 スズキがどのようにしてインドでのビジネスを展開しているのか興味があるところです。そのノウハウを他社に売るだけでも結構いい商売になるのではないでしょうか。

 
  【イスラマバード26日共同】(共同通信) - 7月26日12時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000079-kyodo-int

この記事へのコメント

北極28号
2005年07月29日 11:16
まあ、製造業で中国>インドにシフトするのは
結構難しい所があるかも、と思っています。
特に中小零細レベルの製造、卸からすれば、
今は「待ち」のレベルでしょう。

1番目に工業レベルの差。少なくとも中小零細
企業レベルでは、一からやるには可也リスキー
でしょう。現状の中国レベルまで持っていく、
設備、教育コストが馬鹿になりません。

2番目はロジの問題。運送費が上海等の中国の
沿岸部>日本と比較して高く、便数も少ない。
即ちその金銭、時間の差がダイレクトにインドにとっては中国に対してのハンデになります。

3番目はやはり言語、文化、宗教等現地労働者
とのコミュニケーションの問題。
正直どんな問題が出てくるのか、現時点では、
情報が皆無と言っていいレベルです。

個人的には、政府が法制面、税制面、情報面で支援し、大企業がある程度地均しした上で、
初めて中小企業が進出できる環境を整えていかないと、製造業のインドへのシフトは現時点で見れば可也難しいと判断せざるを得ません。
キヨタニ
2005年07月29日 12:23
ぼくも現地で同じように感じました。
スズキのケースは経産省も十分に検証すべきだと思います。
先月のパリエアショーでもインドは初めて練習機やヘリの実機をもってきました。工業製品の輸出には熱心なんですが、実力がともなくかというと疑問です。
また、インド人の商売人はずるいのが多い。またやたら理屈をこねくり回す。向上の現場レベルで神学論争的な議論やられてラインがとまったんではかないません。
 中小企業はしばし様子見、が正解でしょう。

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