自分のところの司書(土橋悦子)が書いた本を税金で大量に購入する船橋市図書館ってどうよ?

 既に西船橋焚書事件を起こした土橋悦子司書(現在は配置転換)が、書いたり翻訳した本を船橋市の図書館が多量に購入した件は、ネットの社会では「祭り」状態になっています。
 二つの案件の発生の前後を勘違いしている人が多いようなのですが、土橋悦子氏の本を図書館が購入したのは、焚書事件の前です。

 件の土橋悦子氏乍、長新太絵の童話絵本「ぬい針だんなとまち針おくさん」は「子どものほんとの出会いの会」なる団体が毎年選「出会いのための本50冊」ぶの2000年の回に選ばれています。
 同会によると作品は「最近1年間の間に出版された本から選ばれており、いずれもおすすめの本ばかりです。また、これらの本は、書店でも優先的にそろえるようになっていて入手しやすいようになっています」とのことです。

 で、不思議なのが土橋悦子氏はこの「出会いのための本50冊」選考委員を97年、98年、99年と続けてつとめ、2000年だけは選考委員からはなれ、01年には選考委員に復帰しているんですねえ。しかも自分たちの会の幹部クラス、そして彼女の本が候補になった以外の年は選考委員をつとめている人間の本を選ぶというのは世間様では「お手盛り」「身びいき」とよびますが、心清らかな児童文学界関係者の方々はあまり気にしないのでしょうか。
 
しかも、この「子どものほんとの出会いの会」の会長は日本ペンクラブ現会長、井上ひさし氏です。ぼくは日本ペンクラブの会員として、焚書問題をどう思うか、という質問を会にしております。
 近い内に井上会長に「出会いのための本50冊」の選考や「子どものほんとの出会いの会」の活動自体に問題がなかったか質問しようと思っています。

参考:大空のサウラビの日記: http://plaza.rakuten.co.jp/saurabi/diary/200507200000/
日本ペンクラブ: http://www.japanpen.or.jp/

この記事へのコメント

thin
2005年08月03日 07:42
こういう騒ぎになる以前でもいろいろやってたんでしょうから、市公務員たる司書でもありますし、目敏い市議なら議会で問題化できたはず。議員の職務怠慢も同時に明らかになったと思います。
一葉
2005年08月03日 09:26
共産趣味者や社会趣味者の独善ですか。
船橋市民の反応ってどうなんですかね。
キヨタニ
2005年08月03日 11:20
中村実市議は4年前から問題にしてきましたが、孤軍奮闘だったそうです。
この問題は続けてあつかっていきます。
船橋は仕事は都内といういわゆる千葉都民が多いせいか、市政に興味がひくいのかもしれません。でも自衛官も多いですけど。
一葉
2005年08月03日 14:35
ありがとうございます。
人口1万人未満の小さな町でも結構居るんですよね、趣味者の方々。
我が町は林野関係ですけど。
キヨタニ
2005年08月03日 15:35
本来これは大問題なんですが、船橋に巣くう記者クラブなる報道談合組織にはそのような問題意識がないようです。
ひろぽん
2005年08月09日 18:53
初めまして。
ワタシもこの事件を注視しています。
http://hiropon77.blog1.fc2.com/

最近、材料が尽きた感があるのですが、
9月の定例市議会で質問されるのでしょうか……。
とにかく頑張ってください。ワタシも頑張ります。
キヨタニ
2005年08月09日 23:13
いえいえ、ネタはまだまだありますよ~。
ぼくの井上ひさし氏に対する質問もそうですが、その他まだまだ。これで終わらせるつもりはありません。

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