朝 日 の 記 者 会 見 拒 否 は マ ス メ デ ィ ア の 心 中

さて、朝日新聞社は自社の記者が取材もしていないのに取材して書いたかのような原稿を書いてそれが記事になってしまった事件です。
 朝日のとった行動は単に報道機関としての朝日新聞の自殺のみならず、その朝日の所業を追求し、記者会見を開かせることをさせなかった記者クラブ加盟のマスメディアも巻き込んだ心中、というかレミングの集団自殺のようにぼくには見えます。

 朝日は、30日付の朝日新聞紙面社内調査結果とおわびを掲載しただけです。他の報道機関には文書を送りつけただけで、記者会見にも応じなかったわけです。

 これは一人朝日新聞ならず、報道機関のレゾンデートルを問われる事件ですよ。
 
 これが普通の事業会社だったら例えばJR西日本や雪印食品だったら、「オレ達は国民の知る権利を代表しているんだ」(誰もそんなこと頼んだ覚えはなんですが)とばかりに無理矢理にでも記者会見を開かせ、つるし上げ、「人民裁判」を行っているでしょう。で、もってメディアの暴力ともいえる過剰報道を行うわけです。

 読売新聞なんぞはこのときとばかり、ヒゲ記者こと竹村記者を切り込み隊長として朝日新聞本社に送り込み、「あんたら、もうええわ、話にならん。はよ、社長だして」とやらせるべきでしょう。
 ところが、記者会見をお願いしたが受け付けて貰えませんでした、だって?ガキの使いかいあんたら。この商売でメシくってるんですか。

日本のマスメディアとやらは「「報道談合組織」、「第4権力の暴力装置」たる「記者クラブ」が存在しなところでは元気が出ないんでしょうか?
 それとも「記者クラブ」のお仲間の不祥事故に、下手に突っ込みをいれると自分のところで同じ様な事件が起きたときのことを心配してるんでしょうか。

 この朝日の態度が許されるならば、今後いかなる事件、不祥事を事業会社、政府・官庁、自治体などがおこしても、記者会見の開催を拒否でき、あらゆる質問に対して「ノーコメント」を貫くことができる口実を与えたことになります。それ故ぼくは「メディアの心中」と呼んでいるわけです。

 当然他のマスメディアも朝日を追求しないで、他の組織や企業の不祥事を追求するのであれば二重基準の非難を免れないでしょう。
 つまり、あんたら、自分たちで取材の間口を狭めたしまったんですよ。その自覚すらないでしょう。

ありていにいうと「おまえら玉ァ、ついとるんかい!」てな、ところですな。

朝日のお友達の毎日は「朝日新聞:取材メモねつ造問題 文書送付のみで疑問の声」と題して、
「29日夜に報道各社あてに文書を送付しただけで記者会見に応じなかったが、30日の紙面は文書より詳細な内容で、同社の対応に疑問の声も出そうだ」
と、まるで他人事です。また、
「朝日は報道各社への文書について『時間や人手からすべてを盛り込むのは難しかった。報道資料は必ずしもすべてを盛り込むものでもない』と説明している」
と、朝日のメッセンジャーボーイに徹しています。
で、「会見を開くべきだ」という 橋場義之上智大教授(ジャーナリズム論)、即ち部外者のコメントでお茶を濁しています。

毎日新聞 2005年8月30日 11時11分 (最終更新時間 8月30日 12時06分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050830k0000e040032000c.html

 実は、この事件が起きる少し前から、2ちゃんねるの「マスコミ板」の記者クラブに関するスレッドをウォッチしていたんですが、それまで威勢の良いかった記者クラブ関係者とみられる書き込みは、事件以後すっかり大人しくなってます。

EUから指摘されるまでもなく、特定の団体が形だけの「任意団体」をつくり、新規参入を排除してきた記者クラブは憲法違反どころか犯罪団体でしょう。何故単なる「閉鎖的な任意団体」がカネも払わずに役所のなかの部屋を占有する権利があるんでしょうか。
 これじゃ、暴力団のしのぎの占有屋と同じでしょう。これに対して論理的な反論ができない記者クラブは全部解散するか、全くシステムを改めるべきでしょう。

この記事へのコメント

2005年09月01日 01:40
なんか、もう呆然としてしまいました.....。
一葉
2005年09月01日 06:24
すべての国民は朝日記者からの質問に答えなくても良いという理由ができた訳ですね。
他人に厳しく自分に甘い。戦前からの一貫した態度ですね。
ざんぶろんぞ
2005年09月01日 16:00
今後記者会見を開かねばならない事態に企業や個人(芸能人等)がなっても、拒否できる正当な理由が出来たわけです「朝日新聞の前例に習いました」「報道機関の対処を参考にさせていただきました」、、仕事がなくなりますよ新聞各社様、、、まあ話はともかく「本多を出せ!」
ウィーン人
2005年09月01日 18:29
まぁ、結局は「自分たちが不祥事を起こしたときに、叩かれたくない」という相互依存体質の現れでしょう。このような「非常識」がまかり通る最大の原因は、「忘れやすい」という国民性にあるような気がします。他の方のコメントのように、「この例を出して、記者会見を突っぱねる」という方(企業も含めて)が、どんどん出てくることを祈るばかりです。
私も20年前は、専門雑誌の編集者でしたが、取材対象からは最後までマスコミ扱いされたことはありませんでした。
キヨタニ
2005年09月01日 19:15
この種の事件がこれ一件だけなのか?
非常に疑わしいですね。情けないのは他のマスメディアです。身内にはあまいだな、この業界。

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