防衛庁、来年度から退職金かさ上げ廃止
防衛庁はいままで退職する自衛官(士、下士官以下の2年契約の兵隊さん除く)に対して、退職日の1階級特進させて、退職金を増額されている特別昇進制度をとってきました。その対象は毎年度、定年退職者の30~40%だそうです。
ところが、来年度からこの制度を見直すようです。具体的には特進しても退職金の増額はない、というところに落ちつきそうです。
これは良いことだと思います。何を基準に「特別昇進制度」の適応を行っていたのか公開して欲しいものです。
しかし、自衛官の退職年齢は他の公務員により低く、新たに仕事を探すにしても50台の人間が他に職を探すのは大変です。かといって途中で退職すると非常に不利な制度となっています。
かといって退職金を増額されても、元気いっぱいのまだまだ現役でいける人間が毎日ふらふらしているも苦痛でしょう。まあ、そういうのが好きと言う人もいるでしょうが、生き甲斐と言う面ではつらい、という人の方が多いのではないでしょうか。
海外の軍隊では将校でも早期に退職して、他の職業に就く人が多いのですが、自衛隊では定年までしがみつく人が多いので(まあ、そうせざるを得ない状態なわけですが)、途中で間引かれず、ピラミッド型の組織にならないんですねえ。これも人件費を押し上げている原因の一つです。
故に、自衛官の退官後の転職をもっと真剣に考えるべきです。一応いまも防衛庁では再雇用の制度もありますが、十分とはいえません。
ぼくは以前から、退職自衛官を災害や有事用の担当、また自衛隊の連絡要員として地方自治体で採用してはどうかと提言してきましたが、こちらはボチボチ増えているようです。
防衛庁でも、地連や自衛隊の緒学校など一線以外の部署で、一旦退官した人間の再雇用をもっと図るべきでしょう。
更に問題なのは自衛隊には事実上将校の予備役制度がないことです。戦時に消耗しても将校の補充が利かない、つまり継戦能力が極めて低いわけです。
(読売新聞) - 9月20日13時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000104-yom-soci
ところが、来年度からこの制度を見直すようです。具体的には特進しても退職金の増額はない、というところに落ちつきそうです。
これは良いことだと思います。何を基準に「特別昇進制度」の適応を行っていたのか公開して欲しいものです。
しかし、自衛官の退職年齢は他の公務員により低く、新たに仕事を探すにしても50台の人間が他に職を探すのは大変です。かといって途中で退職すると非常に不利な制度となっています。
かといって退職金を増額されても、元気いっぱいのまだまだ現役でいける人間が毎日ふらふらしているも苦痛でしょう。まあ、そういうのが好きと言う人もいるでしょうが、生き甲斐と言う面ではつらい、という人の方が多いのではないでしょうか。
海外の軍隊では将校でも早期に退職して、他の職業に就く人が多いのですが、自衛隊では定年までしがみつく人が多いので(まあ、そうせざるを得ない状態なわけですが)、途中で間引かれず、ピラミッド型の組織にならないんですねえ。これも人件費を押し上げている原因の一つです。
故に、自衛官の退官後の転職をもっと真剣に考えるべきです。一応いまも防衛庁では再雇用の制度もありますが、十分とはいえません。
ぼくは以前から、退職自衛官を災害や有事用の担当、また自衛隊の連絡要員として地方自治体で採用してはどうかと提言してきましたが、こちらはボチボチ増えているようです。
防衛庁でも、地連や自衛隊の緒学校など一線以外の部署で、一旦退官した人間の再雇用をもっと図るべきでしょう。
更に問題なのは自衛隊には事実上将校の予備役制度がないことです。戦時に消耗しても将校の補充が利かない、つまり継戦能力が極めて低いわけです。
(読売新聞) - 9月20日13時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000104-yom-soci
この記事へのコメント
かさ上げされることについて文句が出ないことです。現在は知りませんが、少し前まで行われていたんですけどね
某スパイ事件の陸将補も前日まで一佐でしたね。
過去に上官部下だった方たちは大変だったそうです。
当事の第5師団長は上官だったそうです。
この事件の黒幕としては、防衛庁側の情報力を削りたくて仕方のなかった当時の警察庁長官(だったと思う)で、ついほんの最近逝去された元与党の大物議員の名が取り沙汰されています。
当時南アで取材中でしたから他人事のように思えましたが、某雑誌編集長はブ大佐と自衛官の橋渡しをしたとされマスコミに追い回されました。
このようなリークが意図的に行われました。おそらく仕事のない警察の公安と公安庁が自らのアピールの場を欲したのでしょう。迷惑千万な話です。そのくせ本当の支那や半島のスパイは野放し。どうにかして欲しいものです。
パチンコ業界の関連団体に天下る警察OBを何とかせにゃならんでしょう。恐らくは裏でチョソとつながっている天下り組みに比べれば、交通安全協会など、まだ大目に見てやりたいくらいです。
http://labo.okigunnji.com/archives/2005/09/post_299.php
に詳しい自衛官側反論が掲載されています。にしても、天下の読売がこの程度で・・・。
archives/2005/09/post_299.php
すみません、途中でURL切れちゃいました。
ぼくは東京財団の政策提言でも、自衛官の再就職をもっとシステマティックに対応すべきであると主張しているのですが。
やはり、筋を通すという態度で処遇を行うべきでしょう。
しかし、手に職のない中高年を放り出しても再就職は実際難しいとおもいますよ。
ならばむしろ若年で肩たたき、するほがう本人の為にもなります。むしろ問題は士で入ってきたやる気のある連中が学士の資格を取ったとたんにやめてしますこと。これは本当にもったいないです。