東京都による思想検閲、警察利権、東京都「青少年健全育成条例改正」でマンガ、アニメが全滅する
この条例改正案が通ると日本のオタク文化は絶滅します。
どういうものかというと、「非実在青少年」即ちアニメ、小説、ゲームいかなる18歳以下の架空のキャラクターの性的な描写を制限するものです。
制作側が18歳以上と設定していても、当局が主観的に「18歳以下」と判断すれば「違法になります。
改正案第7条の二項には以下のようにあります。
二 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの(以下「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識することができる方法でみだりに性的対象として肯定的に描写することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの
つまり、30歳の設定の女性のキャラクターでも都が「声優の声が幼い」と判断すればそのアニメはアウト、ということです。
またこれは製作・販売側だけでなく、単純所持も「違法」となります。
しかも非実在青少年を含む、児童ポルノの根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。
このブログでも何度か書いていますが、児童ポルノの問題はビデオなどに出演させられている、実在する児童を保護するべきものであるべきです。 実在しない、架空のキャラクターを規制することが、彼らの保護にはなりません。単なる思想統制です。
例えば当局のさじ加減で、「キスシーン」ですらNG、ということも考えられます。ちんちん出している「クレヨンしんちゃん」も発売禁止でしょう。
都は結婚するのは一八歳以上、それまでは「清い交際」を貫き、手も握るなという「道徳」を都民に押しつけることになります。
経済的にも深刻な問題がでます。出版社、映像会社、印刷会社などの多くが東京に集中しています。ですからこの条例改正案が通れば多くの関連企業が業績が悪化法人税の減少は勿論、失業者が大量にでます。秋葉原や中野も賑わいを失うでしょう。
単に東京ローカルだけの問題ではなく、日本全土に対する「思想統制」となります。
プロだけではなく、同人誌なども規制されます。当然同人誌即売会なども当然東京で開催されなくなります。同人誌の印刷で喰っている小さな印刷所もバタバタとつぶれるでしょう。
この改正案を提出したのは「東京都青少年問題協議会」です。この団体は児童ポルノ法改正によるアニメ・漫画・ゲームの規制を強く主張している警察関係団体幹部、キリスト教団体顧問、大学教授、PTA会長などから構成されています。つまり警察の利権のタネにしようというのがミエミエです。
拙著「専守防衛──日本を支配する幻想」でも書いておりますが、この国は事実上警察官僚が支配しております。
この団体の都条例改正案の議論では、「オタクは認知障害者」など数多くの差別発言と暴言が飛び交っていたそうです。
この改正案が通った暁には我が国は戦前のナチス・ドイツの時代のようなさぞや「健全な文化」の国となるでしょう。
東京都青少年保護条例改正案の審議は東京都議会の総務委員会に付託して、18日より審議開始となります。
この条例改正が通るととんでも無いこととになります。
是非多くの方々に東京都議に対するメールあるいは手紙(ファックスはNG)で是非抗議の意思を示してください。自民党と公明党の国会議員にも同様に働きかけを行いましょう。
詳しくは以下のサイトで。
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
http://mitb.bufsiz.jp/
無名の一知財政策ウォッチャーの独言
(番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載)
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html
どういうものかというと、「非実在青少年」即ちアニメ、小説、ゲームいかなる18歳以下の架空のキャラクターの性的な描写を制限するものです。
制作側が18歳以上と設定していても、当局が主観的に「18歳以下」と判断すれば「違法になります。
改正案第7条の二項には以下のようにあります。
二 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの(以下「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識することができる方法でみだりに性的対象として肯定的に描写することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの
つまり、30歳の設定の女性のキャラクターでも都が「声優の声が幼い」と判断すればそのアニメはアウト、ということです。
またこれは製作・販売側だけでなく、単純所持も「違法」となります。
しかも非実在青少年を含む、児童ポルノの根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。
このブログでも何度か書いていますが、児童ポルノの問題はビデオなどに出演させられている、実在する児童を保護するべきものであるべきです。 実在しない、架空のキャラクターを規制することが、彼らの保護にはなりません。単なる思想統制です。
例えば当局のさじ加減で、「キスシーン」ですらNG、ということも考えられます。ちんちん出している「クレヨンしんちゃん」も発売禁止でしょう。
都は結婚するのは一八歳以上、それまでは「清い交際」を貫き、手も握るなという「道徳」を都民に押しつけることになります。
経済的にも深刻な問題がでます。出版社、映像会社、印刷会社などの多くが東京に集中しています。ですからこの条例改正案が通れば多くの関連企業が業績が悪化法人税の減少は勿論、失業者が大量にでます。秋葉原や中野も賑わいを失うでしょう。
単に東京ローカルだけの問題ではなく、日本全土に対する「思想統制」となります。
プロだけではなく、同人誌なども規制されます。当然同人誌即売会なども当然東京で開催されなくなります。同人誌の印刷で喰っている小さな印刷所もバタバタとつぶれるでしょう。
この改正案を提出したのは「東京都青少年問題協議会」です。この団体は児童ポルノ法改正によるアニメ・漫画・ゲームの規制を強く主張している警察関係団体幹部、キリスト教団体顧問、大学教授、PTA会長などから構成されています。つまり警察の利権のタネにしようというのがミエミエです。
拙著「専守防衛──日本を支配する幻想」でも書いておりますが、この国は事実上警察官僚が支配しております。
この団体の都条例改正案の議論では、「オタクは認知障害者」など数多くの差別発言と暴言が飛び交っていたそうです。
この改正案が通った暁には我が国は戦前のナチス・ドイツの時代のようなさぞや「健全な文化」の国となるでしょう。
東京都青少年保護条例改正案の審議は東京都議会の総務委員会に付託して、18日より審議開始となります。
この条例改正が通るととんでも無いこととになります。
是非多くの方々に東京都議に対するメールあるいは手紙(ファックスはNG)で是非抗議の意思を示してください。自民党と公明党の国会議員にも同様に働きかけを行いましょう。
詳しくは以下のサイトで。
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
http://mitb.bufsiz.jp/
無名の一知財政策ウォッチャーの独言
(番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載)
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html
防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備 (中公新書ラクレ)
中央公論新社
清谷 信一
ユーザレビュー:
FXを巡る議論につい ...
間違いだらけの兵器選 ...
問題だらけの自衛隊装 ...

Amazonアソシエイト by

中央公論新社
清谷 信一
ユーザレビュー:




Amazonアソシエイト by

この記事へのコメント
自分的にどうしても阻止したいものです。「オタクは認知障害者」なんて、あなたは人の趣味に口出せるほどえらいんですか? 才能あったらえらいんですか? という。
どうやって東京都議にメールを送ればいいのか教えてもらえると助かります。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/index.html
メールも結構ですが、手紙の方がより効果が高いと思います。
またこれは東京都だけの問題ではないので、地元の国会議員にもお便りを出してください。
●青少年保護条例改正の疑惑
Q.非実在青少年の年齢基準、ポルノや虐待表現の基準、それって曖昧じゃないの?
A.曖昧です、どこまで許されるのか分からない、それは都の規制派の気分次第
Q.出版される本・ゲーム・アニメ(以下:創作物)が、この条例違反かどうかの判断は誰がする
A.東京都の規制派
Q.でも創作物の流通は腐るほどある、それを東京都の規制派だけでチェックできるのか?
A.できません
Q.じゃどうするの?
A.法人団体や民間企業に委託するしかありません
Q.それってつまり・・・
A.察しの良い人は分かると思いますが、天下りや規制派の企業です。
Q.創作物の出版権を握るって事は・・・
A.これも察しが良い人は分かりますが、カスラック以上のヤクザ団体が作られる危険性あり
Q.つまりこの規制は
A.子どもの教育のために見せかけた新手の集金集め
Q.子どもは賛成しているの?
A.子どもすら知らせていません、ちなみに一番の創作物信者は"子ども"です。
このようなものは文化ではなく、ただの犯罪です。
この程度の精神論理も維持できないようになったのは、戦後隣国の過激派が行ったプログラムの成果といえるでしょう。
このまま放置すれば、日本は国連からたたかれますよ。相手の罠にはまり。
”となりのトトロ”の一部シーン(たとえば親子での入浴シーン)が、特に米国でどういう見られ方をしているかを考えれば、幸せなヒトは別として普通の人なら問題はすぐにわかると思うんですがね。
>児童ポルノは過激派や国際テロ組織の資金源とてし利用され、精神構造の破壊のために海外の組織が全国で販売したのがきっかけです。
貴兄が取り上げている「児童ポルノ」はホントの幼女(せいぜい小学生低学年位)によるポルノグラフィーですよ?
今回は問題視されているのは「絵」を規制しようとしていることです。
「絵」に人格はありませんから、「児童ポルノ」と違い「被害者」がいません。
「被害者」がいるとすれば、「見たくないモノを目にしてしまう人」です。これは思想・表現の自由の重さに比べれば我慢してもらうしか無いことだと思います。
いろいろと見てると、こう言った法案を推進する人たちは「自分の見たくないモノを世の中から消去する」ことを実現化しようと頑張っているとしか思えません。
シーシェパードと同じ思想ですね。
範囲を絞りすぎましたw
ちょっと訂正。
児童ポルノは未成年が出てくるモノとなっていますが、中でも問題になっているのはペドフォリア(幼児性愛者)対象とする幼児です。
通して日本に興味を示している外国人もいることを政府は分かっているのでしょうか?
今は本当に就職難って言う時代なのに失業者を
さらに増やすような事をしたら日本の政治はさらに悪化していくと私は思います。
私はこの情報を先輩から聞いて調べてみるとこのような結果になっています・・・。とても悲しいし何もできない自分の無力さがくやしいです。