自衛隊機は民間転用の行方
自衛隊機の民間転用を 北沢防衛相、コスト削減で来月にも検討会
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100330/plc1003301638015-n1.htm
民間と言っても海外です。何度も繰り返して申し上げますが、それが極めて難しい。
大型飛行艇US-2にしても自衛隊の調達単価か約120億円ですが、耐空証明をとると200億円ぐらいになるという話もあります。また、消防型を開発するのであればそのコストも掛かります。
経産省では、民間型には外国のコンポーネントを採用する方が合理的であるとの意見が多いようですが、それにはある程度のオーダーが見込まれないと成立しません。僅か数機で終わるならば、むしろ割高になります。かなりの「勝てる」という勝算がなければ踏み出せないのではないでしょうか。
「民間転用は量産効果による防衛装備品の価格低減のみならず、わが国の防衛政策や技術基盤の維持、強化につながると期待している」
北沢大臣はこう述べたようですが、量産をして値段を低減しないと売れません。カローラが1000万円したらタクシー会社は買わないでしょう。ものには相応しい値段があるわけです。好事家にフェラーリを売りつけるのとは違います。
量産によってコスト低減を目指すのにはかなりの困難が伴います。そんなことよりも、調達期間、調達数を決め、プロジェクトの総額を決定する方式を導入し、これによってすべきです。国内でできる努力もやらずに、輸出すれば値段がさると思っているのならばそれは世の中を舐めています。
売るならば民間よりも軍の方が圧倒的に敷居も低いし、コストも掛かりません。
約20年ほど前、US-1は大手商社の仲介でフランス国防省にほぼ販売が決まっていたのですが、経産省が首を縦に振らなかったので実現しなかったそうです。
これが決まっていたら随分、流れが変わっていたかもしれません。USー2は欧州、特にフランス当たりが、山火事用に採用し、軍が運用するならば耐空証明を取る必要ないわけです。ギリシャやイタリアなどは多く山火事がありますから、EUとして調達するというスキームもあるかもしれません。実際フランスはUS-2にも興味はあるそうです。問題はやはり価格でしょう。
現在問題となっているは開発費や初度費などの一部を民間転用期に上乗せするのか、ということです。まったく乗せないと企業に対する便宜供与との批判をうける可能性がある、対してあまり乗せると価格が高くなって売れないということになっていまいます。防衛省を中心とした検討会でも話題になっているそうです。
前にも書きましたが、例えばODAで、アフリカ、アジア、南米当たりに消火型のUS-2を4、5機、日本の資金で調達・運営する海自の需要と合わせて、15機ほどが調達出来るでしょう。これをコンポーネント購入を一括で契約、毎年2機づつ約7年で調達して、コストを低減すれば値段は格段に下がるでしょう。
アフリカやアジアなどで「見本」が人目に触れるし、値段も下がりより買いやすくなります。
その7年の内に市場を開拓するわけです。それで、無理だったら潔く諦めると。
航空機ビジネスはそのような思い切りが必要です。ボーイングにしてもエンブラエルにしてもそのようにして現在のビジネスを築いてきました。
そのようなリスクがとれないならば、潔く諦めるべきです。新明和の体力でそれが、むりならば他の航空機メーカーと事業統合を考えるべきでしょう。
決断も嫌、統合も嫌では生き残りの可能性は更に減るだけだと思います。
XC2は更に難しいでしょう。大型貨物というニッチ市場は昨年聞いた川重の予想で100機程度、今後20年で270機程度という予測あるようですが、かなり楽観的な数字だと思います。
YCX級中型広胴貨物機、今後20年間で新造機需要269機
http://www.jwing.com/w-daily/bn2010/0309.htm
そもそも値段が安いロシアやウクライナの機体との競合があります。顧客は若干速度が速いよりも値段を取るでしょう。投入した資本を如何に早く回収するかがこの商売の基本です。「高性能」でも高価な機体はそうそうは売れません。ましてや実績がゼロの機体です。
大石英司氏は以下のように述べています。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2010/03/post-2229.html
私は、川重さんが本気でこれを海外顧客に売りたいと思っているのなら、まず自分たちでエアラインを立ち上げることをお勧めします。ドイツかフランス辺りに「川重カーゴエア」でも立ち上げて、欧州を拠点にして、C2向きの荷物を扱うようにするんです。その枠の中で、欧州各国のPKO任務であちこち荷物を運ぶようになれば、機体の信頼や知名度も上がるでしょう。日本のPKO協力にもなるし。あるいはアジア市場ということで、シンガポールや香港を拠点にしても良い。
日本の航空業界には、そこまでやる覇気はないじゃん。
今のような経産省の天下りに仕事を振るためのようなリサーチだけを細々とやっているだけではヒコーキは売れないでしょう。
もっともその前にXC2がまともに飛ぶかという問題があります。
先月号の航空ファンのXC2初飛行の記事のキャプションにありましたが、機体後部は外部から補強されていました。関係者によると現状はかなりクリティカルな状況のようです。
が、既に川重は見切り発車で量産の準備を始めているそうです。
航空機では実はヘリコプターが民間転用では最有力候補ではないかと思います。
ですが陸幕のUHーX調達に関する動きを見ていると、まるで日本のヘリ産業の未来を潰したがっているようにしか思えません。
ヘリの開発に関しては後日改めて書く予定です。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100330/plc1003301638015-n1.htm
民間と言っても海外です。何度も繰り返して申し上げますが、それが極めて難しい。
大型飛行艇US-2にしても自衛隊の調達単価か約120億円ですが、耐空証明をとると200億円ぐらいになるという話もあります。また、消防型を開発するのであればそのコストも掛かります。
経産省では、民間型には外国のコンポーネントを採用する方が合理的であるとの意見が多いようですが、それにはある程度のオーダーが見込まれないと成立しません。僅か数機で終わるならば、むしろ割高になります。かなりの「勝てる」という勝算がなければ踏み出せないのではないでしょうか。
「民間転用は量産効果による防衛装備品の価格低減のみならず、わが国の防衛政策や技術基盤の維持、強化につながると期待している」
北沢大臣はこう述べたようですが、量産をして値段を低減しないと売れません。カローラが1000万円したらタクシー会社は買わないでしょう。ものには相応しい値段があるわけです。好事家にフェラーリを売りつけるのとは違います。
量産によってコスト低減を目指すのにはかなりの困難が伴います。そんなことよりも、調達期間、調達数を決め、プロジェクトの総額を決定する方式を導入し、これによってすべきです。国内でできる努力もやらずに、輸出すれば値段がさると思っているのならばそれは世の中を舐めています。
売るならば民間よりも軍の方が圧倒的に敷居も低いし、コストも掛かりません。
約20年ほど前、US-1は大手商社の仲介でフランス国防省にほぼ販売が決まっていたのですが、経産省が首を縦に振らなかったので実現しなかったそうです。
これが決まっていたら随分、流れが変わっていたかもしれません。USー2は欧州、特にフランス当たりが、山火事用に採用し、軍が運用するならば耐空証明を取る必要ないわけです。ギリシャやイタリアなどは多く山火事がありますから、EUとして調達するというスキームもあるかもしれません。実際フランスはUS-2にも興味はあるそうです。問題はやはり価格でしょう。
現在問題となっているは開発費や初度費などの一部を民間転用期に上乗せするのか、ということです。まったく乗せないと企業に対する便宜供与との批判をうける可能性がある、対してあまり乗せると価格が高くなって売れないということになっていまいます。防衛省を中心とした検討会でも話題になっているそうです。
前にも書きましたが、例えばODAで、アフリカ、アジア、南米当たりに消火型のUS-2を4、5機、日本の資金で調達・運営する海自の需要と合わせて、15機ほどが調達出来るでしょう。これをコンポーネント購入を一括で契約、毎年2機づつ約7年で調達して、コストを低減すれば値段は格段に下がるでしょう。
アフリカやアジアなどで「見本」が人目に触れるし、値段も下がりより買いやすくなります。
その7年の内に市場を開拓するわけです。それで、無理だったら潔く諦めると。
航空機ビジネスはそのような思い切りが必要です。ボーイングにしてもエンブラエルにしてもそのようにして現在のビジネスを築いてきました。
そのようなリスクがとれないならば、潔く諦めるべきです。新明和の体力でそれが、むりならば他の航空機メーカーと事業統合を考えるべきでしょう。
決断も嫌、統合も嫌では生き残りの可能性は更に減るだけだと思います。
XC2は更に難しいでしょう。大型貨物というニッチ市場は昨年聞いた川重の予想で100機程度、今後20年で270機程度という予測あるようですが、かなり楽観的な数字だと思います。
YCX級中型広胴貨物機、今後20年間で新造機需要269機
http://www.jwing.com/w-daily/bn2010/0309.htm
そもそも値段が安いロシアやウクライナの機体との競合があります。顧客は若干速度が速いよりも値段を取るでしょう。投入した資本を如何に早く回収するかがこの商売の基本です。「高性能」でも高価な機体はそうそうは売れません。ましてや実績がゼロの機体です。
大石英司氏は以下のように述べています。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2010/03/post-2229.html
私は、川重さんが本気でこれを海外顧客に売りたいと思っているのなら、まず自分たちでエアラインを立ち上げることをお勧めします。ドイツかフランス辺りに「川重カーゴエア」でも立ち上げて、欧州を拠点にして、C2向きの荷物を扱うようにするんです。その枠の中で、欧州各国のPKO任務であちこち荷物を運ぶようになれば、機体の信頼や知名度も上がるでしょう。日本のPKO協力にもなるし。あるいはアジア市場ということで、シンガポールや香港を拠点にしても良い。
日本の航空業界には、そこまでやる覇気はないじゃん。
今のような経産省の天下りに仕事を振るためのようなリサーチだけを細々とやっているだけではヒコーキは売れないでしょう。
もっともその前にXC2がまともに飛ぶかという問題があります。
先月号の航空ファンのXC2初飛行の記事のキャプションにありましたが、機体後部は外部から補強されていました。関係者によると現状はかなりクリティカルな状況のようです。
が、既に川重は見切り発車で量産の準備を始めているそうです。
航空機では実はヘリコプターが民間転用では最有力候補ではないかと思います。
ですが陸幕のUHーX調達に関する動きを見ていると、まるで日本のヘリ産業の未来を潰したがっているようにしか思えません。
ヘリの開発に関しては後日改めて書く予定です。
防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備 (中公新書ラクレ)
中央公論新社
清谷 信一
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防衛費へのわかりやす ...
無駄を省く仕組みのモ ...

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この記事へのコメント
その欠陥飛行機をまさか納入してしまうなんて(笑)
けしからん会社ですね
悪事がばれてしまうのも時間の問題ですね
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100331/201003310849_10325.shtml
ねえもう辞めたら?キヨはこの仕事に向いてないよ
2010/01/29 11:05
まあ、色んなビジネスチャンスを拡大する為の努力の一つだという事ですね。
それはそれとして、清谷さんの私案を実現するにはどんな法改正、法整備が必要なのでしょうか? そもそもどんな名案も国策としてやる以上、国会で承認されなければ何の意味もありませんし。
キヨタニさんのおっしゃることですからたぶん間違っていると思います。
この事から想定される問題点が何なのか記事で全く言及されていないのが問題ですね。
>関係者によると現状はかなりクリティカルな状況のようです。
これだけじゃ何も判りません。困ったものです。
ご自分の「意見」や「信念」がただしく、書き手の主張を敢えて無視する、あるいは目に入らない人たちにあえて説明する必要はないとおもいます。そこまで義務はありません。
信じたいモノを信じたい方になにを言っても無駄ですから。ご自分が信じたい「事実」を信じれば宜しいのではないでしょうか。
これで、初飛行成功ですか。恥ずかしい川重。
自衛隊に納入された機体も、そのままの機体でしょ。
これまた恥ずかし自衛隊。この記事を読んで思わず笑った。
脳内合成した真実ですか。だから相手にされないんじゃないの?
共同開発に参加してはとの提案は有ったと思いますが。
あと、どのハードもそうですが製造メーカの過去の実績から新製品の期待度、信頼感が生まれます。
川崎重工単独での航空機開発はゼロですし、C1への開発参加は40年も前の話です。(海外メーカへの開発協力はあるが全体に関わった上での分担でないと血肉にはならないでしょう)
その会社の製品に他の過去絶え間なく新機種を開発して来た他の航空機メーカの様に信頼感があるでしょうか?
また、補強だらけでまだ開発が完了したとは言えない状態で民間への売り込みがスムースに行くとはとても思えません。
民間は軍よりも要求が厳しいです。
自分にそのまま帰ってくる言葉だね(笑)だから向いてないんだから、ただの詳しい個人営業者に戻ればいいのに
普通「~のようです」とか「ではないでしょうか」としか言えない、つまり情報保持者とまともに接触できてない素人よりは
曲がりなりにも社P試験と官チェックをパスした実績を信用するだろ
> 川崎重工単独での航空機開発はゼロですし、C1への開発参加は40年も前の話です。
XP-1もXC-2も川崎重工の単独開発では有りませんよ。
川崎重工はプライム契約者であって、設計も製造も日本の航空産業が総力をあげてあたっています。
ゼロだからといって何もやらなければいつまでたってもゼロのままです。
エアバス・ミリタリー社も過去に一機も開発していませんよ。
↑
突っ込んでくださいね。
清谷氏が好きな表現、”大人の事情”って事なんでしょうけど、その詳細な中身に関する取材や考察は清谷氏の事です、やれないでしょうね。
その姿勢こそが清谷氏を”自衛隊からもっともバカにされているジャーナリスト”たらしめているというのに。
嫌われてるとか憎まれてるとかではあの生温い対立関係はあり得ませんから。
それは兎も角と致しまして、で、自衛隊に嫌われついでにTK-Xのお披露目の時に、
「新戦車は必要か」 清谷信一,コンバットマガジン2010年2月号,p126~129
>筆者は新戦車のお披露目で外部はもちろん、車内を見る機会を得たが、少なくとも砲塔上面が厚いようには見えなかった。
という事なんですが、この時、TK-Xの外部及び車内を見たという人間はいないそうなんです。当たり前ですね、許可してもらえる訳がないんですから。
つまり清谷氏は「自衛隊からもっとも嫌われるジャーナリスト」の自称に恥じぬ様、何らかの非合法手段を用いての無断進入の挙に出たという事です。
正直刑法には詳しくは無いのですが………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………普通に犯罪者じゃないか清谷氏?
そんなにも自虐的になる必要はないですよ。
>当たり前ですね、許可してもらえる訳がないんですから。
砲塔に上ってハッチから砲塔内部をみることは許可されていました。実際多くの同業者がそうしていました(ただし撮影は禁止)。
>何らかの非合法手段を用いての無断進入の挙に出たという事です。
あなたはぼくが不法行為を行い、違法な取材を行ったと断定しています。何を根拠にしているのでしょうか。
仮に不法行為を行なおうにも現場には多くの自衛官や同業者がおり、不可能です。これは現場にいた人間なら誰でも知っていることです。それでも行っていたら、たちどころに取り押さえられたでしょう。
あなたのコメントは事実でありません。事実無根の誹謗中傷で人を犯罪者呼ばわりすることは、明らかに名誉毀損であり、犯罪行為ですよ。
自称ですか!
自衛隊の人に聞いてもそんな人知りません、聞いた事もありませんと言われそうな可能性が高そうですね。TK-Xの装甲が薄い件は知っています。ティーガーと比較でもしたんじゃないですか?そもそもチハよりは圧倒的に装甲は厚いです。
おそらく軍事オンチな清谷氏は何か別な物を装甲と勘違いしたのではないでしょうか?実際、過去にただのグローサを増加装甲と判断した事もありますので。
当の川重はエンブラエルで手一杯なのは周知のことだし、名工もMRJはどうすんでしょう?
まあ、US-2の消防飛行艇売れるといいですね。よく言われる総務省消防庁の予算は130億円ですが、東京消防庁の2500億円なら1機くらいは、何とかなるのかな?
F-2のとっくに直っている初期不良をあたかも現在も続いている根本的欠陥であるかのように吹聴し欠陥機呼ばわりするのも事実無根の誹謗中傷ですよね?
ま~『信じたいモノを信じたい方になにを言っても無駄ですから』なんでしょうが。
最近本の出版が続いたり雑誌などで清谷氏の露出が増えているので、嫉み僻みからこの手の中傷書き込みが増えてしまうのであれば残念です。なお分野は異なりますが、自動車評論家の国沢光宏氏の掲示板などは管理者の承認なしでは表示されなくなっています。
多分違うと思いますが……
まあそれはともかくとして、コメントの表示を管理人による承認制にしとくかあるいはブログその物をやめるかした方が賢明なのは間違いないでしょうね。
「防衛破綻」で清谷氏はFー2に関して初期不良があったからといって欠陥機とは言えないした上で、防衛省は欠陥がないとしてきたが、三菱重工筋の話としてレーダーの欠陥が直ったのは近年であると書いています。その上で名機ではないと結論付けていますが。
天雪氏の頭の中には「脳内清谷氏」が生息していているんでしょ。オレの頭の中の「脳内清谷氏」がこういっている、だからリアル清谷氏がそれに対して責任をとるべきだ迫っているようなもの。
頭の中で妄想した事実に責任をとれいわれてもこまりますよね、普通。
因みに故江畑謙介氏が「日本の軍事システム」のP216で、防衛庁と経産省の合同技術評価を引用しています「米国など諸外国の最先端の主力戦闘機技術比較すると依然として格差がある」
天雪氏は防衛省と経産省の公式見解よりもご自分の「脳内事実」が正しいと主張するのでしょうけど。
> 最近本の出版が続いたり雑誌などで清谷氏の露出が増えているので、嫉み僻みからこの手の中傷書き込みが増えてしまうのであれば残念です。
そうでしょうか?
最近はむしろ影が薄くなっていると思いますが。
まあ、F-2に関する事で相変わらず”は?”な事を書いている事が清谷氏をいくらでもバカにして良い体の良い的だと思わせてしまうのかもしれません。例えばエアワールド5月号とか。
メルカバはアクティブ・プロテクション・システムを採用しているが、TK-Xは採用していないこと、約20トンの戦闘重量の差は無視することは何の問題もないと。
国産戦車マンセーw
そんな人の常識を振り回されてもね・・・。
そんな人の常識を振り回されてもね・・・。 かーる
2010/04/14 17:57
そんなこたあどうでもいいんだよw
メルカバはアクティブ・プロテクション・システムを採用しているが、TK-Xは採用していないこと、約20トンの戦闘重量の差は無視することは何の問題もないと。
国産戦車マンセーw やれやれ
2010/04/14 13:03
そんなこともどうでもいいんだよw
この話は、研究室で直った程度の話ではないでしょうか。実機は、まだ一機も直ってないのではないでしょうか。
メルカヴァがアクティブ・プロテクション・システムを採用している理由はイスラエルの複合装甲の技術が日米独英仏のレベルに達していないからです。パッシブでの防御に自身が持てないからアクティブ防御に頼っているわけです。
30年以上前に開発されたMBTを建て増しに継ぐ建て増しを行ってきた結果が各国の第三世代MBTの60tにおよぶ重量です。
TK-Xとは基本設計に30年の隔たりがあります。乱暴な言い方ですが、航空機では30年の間に第二次大戦時の戦闘機からF-15にまで変貌をとげています。
「近年」という表現も「三菱重工筋」という表現もあいまいな上に、いつ言ったかも不明です。さらに本当にこのような発言があったのかどうかも検証できません。
それにさらに尾ヒレを付けて何をしたいんですか?
話を勝手に膨らませてどうするんですか。
TK-Xのお披露目の件は、清谷氏がTRDIの人間の許可を得ずに勝手にTK-Xの車内を覗いたという可能性はどうもあるっぽいのですが、逆に許可さえしてもらえた人間なら誰でも覗けていた様なので(現にテレビで映像が流れていた)、清谷氏を犯罪者呼ばわりするほど熱狂的且つ妄想的になる様な事ではありませんよ?
そんな話聞いたことがないですが。その理屈ならば韓国はイスラエルよりも優れた装甲を開発したことになりますね。だったら何でアメリカやイギリスなど西側先進国のMRAPなど装甲車がイスラエルメーカーの装甲を採用しているのでしょうか(清谷氏の軍事研究の記事に書かれています)。自分の都合のいい妄想を元に批判をするのはいかがなものでしょうか。
あなたの主張が正しいと主張するなら、あなたはメルカバ4TK-Xの車体に用いられている装甲の種類、およびその厚みを把握していなければならないはずです。そのような軍事機密をどこから入手したでしょうか。
>「近年」という表現も
>いつ言ったかも不明です。
「防衛破綻」に「ここ1,2年」とかかれてますよ。参照を提示され批判されたら、その本ぐらい読んで再反論すべきでしょう。それにニュースソースを証せないのは軍事の世界では普通にありますよ。それが否なら記者クラブ発表だけを信じていればいいわけです。ああ、記者クラブ発表だけを信じているからF-2が名機だと信じているんですよね。
アメリカやイギリスなど西側先進国のMRAPなど装甲車がイスラエルメーカーの装甲板を採用しているのでしょうか
生憎と該当する記事は存じませんが、戦車先進国製MBTへの採用状況はどのような物でしょうか?
後、イギリスは寡聞にして知りませんがアメリカのMRAPの調達はかなり形振り構わない物だと記憶していますが。それこそ兵器車輌メーカーが生産を満たせるかどうか危惧するほどに。
で、F2は防衛破綻がソースでしたか……それはそれとして国産兵器マンセー! 名機F2!なんて誰も思ってないし書いてもいないと思いますが。
> 正規戦での実績がなく高いのに一部で評価が高い
例示された機体のうち、少なくともF-15Cは中東戦争や湾岸戦争などで実戦に参加した実績があったと思いますが、違いますかね?
また、輸送機は言ってみれば平時の運用も「実戦」のうちですから、その手の批判はあまり当てはまらないのではないかと。
さらに言うならF-35とかA400Mの様に、開発中の機体に対して「実績がないのに評価が高い」という例として上げるのはいかがな物かと。開発中だから実績がないのは当たり前ですし、評価が高いのは実績以外の面で評価されているからでしょう。
> 2010年2月25日に『兵器の値段も性能の内』というのがありましたが、値段は性能に影響しないことが実証されたのではないのですか?
そりゃ記事内容を読んでいないか、曲解しているかのどちらかですよ?
軍隊の装備として兵器を評価する際は必要なコストも重要な要素である、という至極もっとも(ある意味当たり前)な主張です。少なくともその記事の中では「安かろう悪かろうだからダメ」なんて主張は読み取れませんでした。
批判するのはいっこうにかまいませんが、もう少し根拠のある内容でお願いしたいところですね。
あと清谷氏も反論すべきところはしっかり反論しないと、「反論できない」と受け取られますよ? 別にこのブログでしろとは言いませんが。
また、記述内容の根拠に疑問を感じるような記述が多々見られるのは確かなので、そのあたりは改善していっていただければと。
清谷氏は6年前のマレーシアの見本市の取材でも、韓国のK2に関するレポートをしていますよ。昨年はK2ベースのトルコの次期戦車に関してもレポートしています。新刊でもT95に言及しています。
清谷氏は西側主要国の戦車と我が国を90式を放置して新戦車を開発するのは如何なものかという主張をしている(故江畑謙介氏も同様の主張をしていた)わけでしょう。その意見には甲論乙駁があるでしょう。
ですが、話の筋をねじ曲げ、あげくは書いてもいない「事実」を捏造して非難して何か楽しいことでもあるのでしょうか。
清谷氏がぐすたふ氏らのコメントに反論しないのは反論に値しないと考えているからではないでしょうか。
相手にされていないのに、清谷氏はおれに反論できないと勝利宣言をしている姿は端から見て滑稽です。せめて紙に印刷された活字を読む習慣をもっては如何でしょうか。
………勝利宣言なんかしたい人なんかどこにもいないと思うけど。
注)私は「ぐすたふ氏」とは何の関係も持たないかもしれません。
これで締めという事で。
PXは旅客機転用という話もあったのですが、つぶれました。官も民もリスクをとって民間機ビジネスに乗り出すとことを厭い、防衛予算にしがみついてきわたわけです。その先には緩慢な死が待っていると思いますが。 キヨタニ
2010/01/29 11:05
しかしそもそも、様々な努力の一つ、というだけの事を、それほど大げさな記事にして扱う必要があったのでしょうか?
と、ありますがこれらの国の現在、競合が予想される販売可能な機種を具体的にご教授頂きたいと思いました。
10年以上前から開発が行われているものの、生産開始が一向に伝えられないウクライナのAn-70や、インドとの共同開発がアナウンスされているロシアの計画は聞いたことありますが、それらを指しているのでしょうか?
むしろ競合するのは、エンブラエルのC390やA-400MやC-130Jあたりかと。
確かに実績上げたければ、ご指摘の様に軍等の政府機関へ売込む方が賢明かと言うのは同感であります。(日本政府や役人の対応見てるとかなり厳しいが…。)
ユーロファイター100機位買うから、換わりにC-2とP-1とUS-2合計で同数買って、なんて交渉できればなあ等と夢見たりするこの頃です。(そんな交渉できる様ならとうにF-X決まっていると思うので、まあ無理だと思いますが。)
F-22が買えなかったのに、国産までもが買えなくなると、洒落にならん!
ちなみに最近のC-130JのFMS価格なら、米国議会報告でネットから閲覧可能です!思うほど安くないようですよ。
相手国に応じて値段が違います。相手の顔を見ながら商売するのは、難波の商人ばかりじゃありません。
それとXP-1についてですが、民転やるより、MRJ軌道に乗せるほうが先のような気もします。
zuppaさん、110億円少々のF-2を諦めた自衛隊が、一体いくらの戦闘機なら買えるというのでしょうか?
はぁ?
F-22を本気で導入しようとしていた空自ですよ。
お金ががないわけないじゃないですか。
F-2の削減は、あくまでMD等の費用捻出のための主要装備の定数削減(整備・運用の総コスト削減)の流れに沿ったものですからF-2の「単価」自体はあんま関係ないです。
F-2だけでなく、戦車、火砲、護衛艦、哨戒機、哨戒ヘリ、そして隊員、みーんな減らされてますから。
釈迦に説法かもしれませんが、頭数揃って始めて戦力というものです。仮に現行の予算規模を2倍にしても、飛行隊建設するのに10年超になるような気がします。(自衛隊全体のH22航空機購入費は約1000億円)
そのような政策自体、自ら必要なしを体現しているかのようです。
では。
機器が自衛隊用ですから、それ以外の使用状況に対応した汎用性が乏しいですし、政治力が日本に無いですからね。
勘違いしている人が日本には多いのですが、よい物を作ったら売れる訳では無いです。
大型の商談には政治が絡みます。民間でもです。性能はその後に勘案されます。
日本に政治力があれば、今のような経済状態にはなってないと思いますよ。