BAEシステムズ、ユーロファイター工場見学

 さて、本日はBAEシステムズのメディアツアーで、ファンボロー航空ショーの会場ではなく同社の工場見学に行ってきました。
 早朝ユーストン駅に集合し、ヴァージン鉄道でミッドランド地方のウォートン駅に移動、その後バスでウォートン工場に。
 この工場では英空軍やサウジ向けのユーロファイターの組み立てラインがあります。また、飛行場や風洞実験設備、電子関係の実験設備があり、英国の戦闘機開発の拠点でもあります。

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 組み立てラインのある建物です。
 手前にはかつての英空軍の迎撃戦闘機ライトニングが展示されています。右側に小さく写っている人物は英国機贔屓の某駄作機評論家です。


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 このラインでは最大年25機の生産が可能です。同様なラインが、ドイツ、イタリアにも存在します。パートナー各国から送られてきたコンポーネントがここで組み立てられます。
 工場はトヨタのカイゼンを取り入れたリーン生産システムを取り入れており、高い生産性を誇っています。工場内はよく清掃されており、清潔に保たれています。
 この工場では英空軍の機体の整備や近代化も行われており、ラインの見学が出来ましたが、残念ながら撮影は禁止でした。


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 これからエンジンが組み込まれます。エンジンの取り外しや装着にかかる時間はこれまでの既存機に比べて大きく短縮されています。生産は機体を流していくシステムではなく、各セルで一機ずつ組み立てます。この程度の生産数ではそのほうが効率的な様です。


 その後バスで近くに所在するサムレスベリー工場に移動。ここではウォートン工場に送る前のユーロファイターの英国分担分の機体前部などコンポーネントを組み立てを行っています。またF-35のコンポーネントの生産も行っています。こちらは残念ながら見学ができませんでした。

 
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 ここではコンポーネントの部品を減らす努力をしているしていることなどが、説明されました。例えば何層ものチタンのパーツを組み上げ、それに熱を加えて接着することによって単一の部品を生産する方法がとられています。リベットやネジなどが必要ないので部品点数を大きく削減できます。
 これによって生産性の向上と、機体の剛性を高めることができます。これらの努力によってユーロファイターの部品点数はかなり少なくなっているとのことです。


世界の駄っ作機 番外編〈2〉―蛇の目の花園
大日本絵画
岡部 いさく

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この記事へのコメント

2010年07月23日 09:26
おー機体と作業用足場を下から見るとこんな感じなんですね、面白いなぁ。
下からだと桁が隠れて見えないからなのか、機体下部の外板がペラペラに見えるw
ふふん
2010年07月23日 12:01
グリペンと共に日本の国防とはまったく関係のない機体ですね
あほくさ
2010年07月23日 18:54
>ふふん
いくらなんでも暴言だ
ぐすたふ
2010年07月23日 21:04
>あほくさ
採用される見込みが少しでもあればもっと穏和な表現になるかと。
私は格安で売りますと言われても買いません。
趣味ではないですし、うちの駐車場には入らないし財布の中身も心許ないので借金してでも買うとしたらフランカーを買います。FXの本命はF-2再生産だと思いますが。そういえばA400Mの重量超過問題は解決したんですかね。ファンボローに出たのかな?まあ防衛関係から機体重量12㌧越えで解決はまず無理とか言われてたので購入予定者は涙目でしょうね。税金をドブに棄てたとか言われる可能性が大きいでしょう。
yomoyama
2010年07月24日 00:53
>生産は機体を流していくシステムではなく、各セルで一機ずつ組み立てます。

年間25機、流してどうするキヨタニさん
らりぱ
2010年07月24日 15:45
逆に何機以上なら、流した方が効率的なんでしょうかね?。
 ジェットの多量産機といえば、F-4やF-16、Mig19や21等が思い浮かびますが、どういう生産方式だったんでしょうね。
フロシュ
2010年07月24日 16:20
民間機では、ボーイングはラインを自動的に動かして、アッセンブリーする方式ですよね。
ラインの移動速度は遅いですが、自動車と同じような感じです。
ヒロ
2010年07月25日 11:30
>ここではコンポーネントの部品を減らす努力をして

この辺、重要なことなので良く見てきて欲しいです。
米国の場合には、うんとたくさん作ることを前提として、製造設備にお金をかけ、大きな部品を作り、部品点数を減らしてコスト削減を図りますが、生産数が少ない国では、どのような取り組みをしているのか?
機械だけでなく、ソフトウエアはどうしているのか?

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