10式戦車は必要か その1
10式戦車は必要か。ぼくは必要ないと考えています。
まず10式の性能やら、なにやらをおいて、防衛大綱を見てみましょう。
現大綱では戦車の数を600輛としています。本年度で現大綱は終了しますが、いまだ陸自は800輛ほどの戦車を保有しています。陸自はこれを4年後ぐらいまでに、現大綱の水準まで下げる必要があります。このため毎年40輛ほどが退役していますから、600輛になるには単純計算であと5年はかかります。
その間10式が調達されますから、現大綱の水準になるには10年ぐらいかかるかも知れません。陸幕は政府が定めた大綱を無視しているようにも見えますが、気のせいでしょうか。
陸自は現在装輪で戦車砲を搭載する機動戦闘車を開発しています。この機動戦闘車は大綱の戦車の定数に含まれることになります。
ぼくが取材したところ陸自が調達を予定している機動戦闘車の数は300輛程度だということです。この機動戦闘車が現状では大綱の戦車の枠に含まれることになっています。
もしこの数字が正しいのであれば、次期大綱の戦車の定数が600輛と変わらなくても、MBTの数は半減することになります。
10式の調達が始まっているわけですから、現在約340輛ある90式を金をかけて廃棄することになります。
無論機動戦闘車の調達数が決っているわけではありませんので、ある程度は調整は可能でしょう。が、だからといって機動戦闘車の調達数が10輛や20輛ということは無いでしょう。
もっとも陸自の「常識」では、また第7師団限定になるかもしれませんが。
更に次期大綱が戦車の定数を500輛とか400輛に削減したらどうなるでしょうか。
仮に戦車の定数が400輛になり、機動戦闘車が200輛調達されるのであれば、極めて近い将来多くの90式を
廃棄する必要が出てきます。
新大綱は今年決まります。ですから、ぼくは少なくとも新戦車の調達は少なくとも一年は待つべきだと主張してきました。
実際陸幕でも本年度の予算で新戦車の予算が通るとは思っていなかったようです。ところが、民主党政権に知恵がなったのでそのまま通してしまったというわけです。
しかも10式の調達が始まるとこれからかなりの期間、3世代の戦車が共存することになります。つまり教育も整備も兵站も3重に必要となります。
装備の維持費・修理費が上がり続けて、装備調達費を圧迫している現状はこのブログでも紹介しました。
このような贅沢、というよりも無駄が許されるのでしょうか。
陸幕はこれらの状況下で新戦車の調達が本当に必要なのか、戦車は何故どのくらいの数が必要なのか、また10式戦車の必要数は何輛で、機動戦闘車の調達数は何輛なのか明らかにし、それを元に納税者とその代表である国会で議論がなされるべきです。
まず10式の性能やら、なにやらをおいて、防衛大綱を見てみましょう。
現大綱では戦車の数を600輛としています。本年度で現大綱は終了しますが、いまだ陸自は800輛ほどの戦車を保有しています。陸自はこれを4年後ぐらいまでに、現大綱の水準まで下げる必要があります。このため毎年40輛ほどが退役していますから、600輛になるには単純計算であと5年はかかります。
その間10式が調達されますから、現大綱の水準になるには10年ぐらいかかるかも知れません。陸幕は政府が定めた大綱を無視しているようにも見えますが、気のせいでしょうか。
陸自は現在装輪で戦車砲を搭載する機動戦闘車を開発しています。この機動戦闘車は大綱の戦車の定数に含まれることになります。
ぼくが取材したところ陸自が調達を予定している機動戦闘車の数は300輛程度だということです。この機動戦闘車が現状では大綱の戦車の枠に含まれることになっています。
もしこの数字が正しいのであれば、次期大綱の戦車の定数が600輛と変わらなくても、MBTの数は半減することになります。
10式の調達が始まっているわけですから、現在約340輛ある90式を金をかけて廃棄することになります。
無論機動戦闘車の調達数が決っているわけではありませんので、ある程度は調整は可能でしょう。が、だからといって機動戦闘車の調達数が10輛や20輛ということは無いでしょう。
もっとも陸自の「常識」では、また第7師団限定になるかもしれませんが。
更に次期大綱が戦車の定数を500輛とか400輛に削減したらどうなるでしょうか。
仮に戦車の定数が400輛になり、機動戦闘車が200輛調達されるのであれば、極めて近い将来多くの90式を
廃棄する必要が出てきます。
新大綱は今年決まります。ですから、ぼくは少なくとも新戦車の調達は少なくとも一年は待つべきだと主張してきました。
実際陸幕でも本年度の予算で新戦車の予算が通るとは思っていなかったようです。ところが、民主党政権に知恵がなったのでそのまま通してしまったというわけです。
しかも10式の調達が始まるとこれからかなりの期間、3世代の戦車が共存することになります。つまり教育も整備も兵站も3重に必要となります。
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このような贅沢、というよりも無駄が許されるのでしょうか。
陸幕はこれらの状況下で新戦車の調達が本当に必要なのか、戦車は何故どのくらいの数が必要なのか、また10式戦車の必要数は何輛で、機動戦闘車の調達数は何輛なのか明らかにし、それを元に納税者とその代表である国会で議論がなされるべきです。
防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備 (中公新書ラクレ)
中央公論新社
清谷 信一
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この記事へのコメント
10式と平行調達するなら90式の減勢ペースにあわせていくんじゃないですか?
61式が後継の90式に交代していったときは約30年空いていますが、
74式を置き換えるまでに15年くらい経ちそうな気もします
それから90式(35年物)から置き換えていけばいいかと
「極めて近い将来」は20年後くらいだと思います
>3世代戦車
その理論ですと、90式の導入は61式が完全退役するまで待てということでしょうか?
90式も61式の後継ですので90式の調達が行われた20年間、3世代戦車が同居していたことになります。
もし、3世代の同居を行わなければ、その間を74式とその改良型?オンリーで凌がなくてはいけないということになります。
そして戦車開発に数十年間の断絶が…
必要性が疑問視されるのはむしろ機動戦闘車の方で、装輪車両は安価による取得性の良さが期待される一方で、装甲性能、砲威力、路外走行性のいずれもが中途半端なものしか期待できません。中途半端であるが故に、機動戦闘車に期待される機能のほとんどは他の手段で代替可能であり、特に計画中の装輪車両である近接戦闘車との棲み分けが不明確であって、有用性も必要性も優先順位も近接戦闘車に大きく劣ると思われます。
機動戦闘車がもっとも期待される場面はC-2による海外展開でしょうが、海外派遣だけなら必要な数も限られるでしょうしそれこそ既存の海外製品をライセンス生産するなり何なりで取得した方が効率がいいです。こんな物を自主開発するくらいなら1台でも多く10式戦車を取得すべきでしょう。
また600両枠については、日本の国家規模、周辺諸国の軍事的脅威の急激な増大を思えば、およそ非現実的な枠であると言っても過言ではありません。周辺諸国が莫大な予算を軍事力増大につぎ込んでいる中で、日本だけがGDP比で半分以下の負担で済ませようなどという都合のいい話は、いつまでも通用しません。
その可能性は限りなくZeroなんでしょうが。
そういえばチャレンジャー2やM1、レオパルド2、ルクレール、アリエテ等の後継機開発はどうなっているのでしょうか?ロシアは冷戦型の大柄なT-95の開発中止しましたし、将来を見据えた研究位はやってると思うんですが。軽量級なら10式に、重量級ならマゼラアタックかな?
そのオモチャは使い方によっては人を傷つけられますし守ることもできます。
一番幸福なのは税金ドロボーと呼ばれる事なのは当たり前のことです。
21世紀初頭の暇が懐かしいなと言われる事がないように防衛力の整備を怠らないようにしないといけません。
>RCWSを装備するとなると
RWSの事ですか? 一応研究開発はするけれど多分戦車には積まないんでしょうなあ。いかんせん肝心要のイスラエル陸軍にとっても優先順位の低い装備みたいですからねえ……メルカバMk4に標準装備されるのは一体いつの日になる事か(泣)。
軍オタの端くれとしてはぜひ見てみたいのですが、イスラエル陸軍の方々が現状”いらん”と判断されているのであれば、何ともなりませんよね……
どこぞのブログの影響ですかね。確かにメルカバIVはRWSは使用していませんが、その代わりに積極防御システムを採用していますよ。
メルカバが装備していないから必要がないというならば、10式も積極防御システムが必要という理屈になりますけどね。
またイスラエルは多くのAFVにREWを搭載してますけど、自衛隊はないだから自衛隊は遅れているという論理の成り立ちます。
因みにイスラエルはAPCにも積極防御システム
を採用していますからね。
またイギリスやドイツ、アメリカの戦車がRWSを採用したのは事実は何故無視するのでしょうか。
10式戦車原理主義者の戯言を真に受けてはいけませんよ。
感情的にならず落ち着いて冷静になって下さい。
メルカバは『追加』装甲です。10式戦車を見てみましょうか。公開した車両の装甲部分に取り付け金具が見えませんか?『追加』の装甲を取り付けるのでしょう。
出来ない理由がありますか?M1やレオ2の『追加』RWS、全て既存車両に後付けで『追加』しています。
何故、『追加』出来ないのですか?90式より古いレオ2でさえできるのにです。
というかRWSを理解されていないのでは?あれは既存車両に追加するモノです。まあ新造時に装備してもいいんですけどね。
追加積層装甲と誤読してました。
アクティブ防御ですか、『闇夜に提灯』、『誤射による付随被害』、『随伴歩兵に被害』、『既に対抗兵器が開発』、『コスト上昇』などの理由で装備には反対します。でも装備できないわけじゃ無いでしょう?現にメルカバは後から追加したのでしょうから。10式に出来ない理由をご説明くださればありがたく思います。
精度と即応性の高いシーカーキル・ジャミング系の物だったら、
普通科との相性も良いので導入する価値があるかも知れませんね
あと、パッシブで不審飛翔体の探知、脅威判定も出来ると良いのですが…
あ、戦場監視システム的なものとデータリンクという手もありますね
確かにそういうのがあれば装備してもいいと思います。予算が許せば・・・。
高性能かつ安いのが出来たらいいんですが何年後か。メルカバは重装甲ではありますがそれでもアクティブ防御が必要なのは何故なんでしょうかね。実際は張りぼてだったりして。
「RWSの開発国であるイスラエルですら戦車にRWSを搭載していない。故に10式含めて戦車にRWSは必要なし」
ということでしょうよ。
ところがメルカバは対歩兵用として積極防御システムを搭載している。のみならず、60ミリ迫撃砲、同軸50ミリ機銃まで搭載してる。
ところが10式は積極防御システムや迫撃砲、同軸50ミリ機銃なども採用していない。つまりは同じ条件ではない。それをあたかも同じ条件であるかかのように比較するのは詐術です。
最後にコスト(笑)と入れるのを忘れていました
>クレイさん
パッと思い付いたのだけ、
1 クレイさんの書かれた通り。歩兵随伴なら監視能力が高く、ミサイル等の脅威が低くなる
2 歩兵より戦車の価値を高く見ている、若しくは精度が高くて大きな被害は出ない
3 対処方向を限定してその中に入らせないようにしている
どれが正解かというよりもどれも見当外れのような気もしますが…
ハズレです。
予算等が許せば積んでいいです、でも優先順位は低い。が正解です。
うぉっ!イスラエルは対歩兵用に50mm砲を戦車に装備しているのですか!
しかもアクティブ防御システムを対人使用すると!
え~と、冗談ですよね?
50口径機銃の誤りです。
>アクティブ防御システムを対人使用すると!
RPGや携行型の対戦車ミサイルを運用しているのは歩兵ですけどね。まさか戦闘機がRPG撃つと思っているのでしょうか。
>ところがメルカバは対歩兵用として積極防御システムを搭載している。
………………………………………………………………………………あれって飛んでくるATMとかを叩き落とす代物なんですけど。
仮にそんなつもりは無いにしてももっと誤解されないような文章を書きましょう。
APSは歩兵を撃つんじゃなく歩兵等が発射するRPGやATMを迎撃するという事
です。でもミサイルを対人使用ですか、100人位突っ込ませてからATMを撃てば迎撃できないですね。
それにしても10式戦車には追加装甲やRWS・APSがないから調達反対とか言っているのに既存車両を改造してそれらを装備しているメルカバと比較するのはどこか可笑しいですね。なんせ全て追加するモノですからね、10式が追加装備を一切する事が出来ないなら確かに問題ですが、追加出来ない理由が不明なので説明願います。
それは現状の退役ペースが続くという前提の上で成立する仮定だと思います。確か時期ごと調達は一定ではなかったと思います。(消耗度合いも考慮すれば断言はできないですが)
>>陸自が調達を予定している機動戦闘車の数は300輛程度だということです。この機動戦闘車が現状では大綱の戦車の枠に含まれることになっています
大綱の戦車枠に含まないようすることの方が手っ取り早いかと思いますがその辺はどの様にお考えでしょうか。
>>約340輛ある90式を金をかけて破棄することになります。
90式の寿命を30年と仮定した場合で2020年(10年後)、40年の場合で2030年(20年後)から退役が始まると思います。確か10式のライフサイクルコスト計算では40年かけて600輌調達するとなっていたと記憶していましたので(違っていたらすみません)年間あたり15輌、20年で300輌の計算となるので90式が寿命待たずに退役を強いられることにはならないと思います。仮に定数オーバーで問題になるとしたら、老朽化・陳腐化した74式こそ早期廃棄すべきかと思います。
>>更に次期大綱が戦車の定数を500輛とか400輛に削減したらどうなるでしょうか。
現実に削減となる可能性をどの程度お考えでしょうか?
最低でも、20年に一度の間隔で新戦車を投入しないと、
戦車の開発基盤と生産基盤を維持できませんよ。
他の国みたいに古い戦車を使い続けるのは嫌です。
今度は日本が世界最強の戦車を作る番です。
疲れるので揚げ足だけをとって喜ばないでくれますか?あなたは人の小さなミスだけをあげつらって論点をずらして喜んでいる。はたから見て滑稽です。
誰にでも解ることを間違っていると指摘するほど●▲なことは有りません。私はそれを笑うほど性格は悪くないので疲れてしまいます。まあ、本人は得意満面になっていますが。
ブログ主の主張もかみ砕いていないので解り辛い所も有るのですが、10式戦車にRWSが搭載されていないから問題と言うのでは無く、PKOなどの実戦例を研究しているなら将来的にRWS搭載等の発展案の掲示があってしかるべきところにに何も無いところ所が問題だとの主張と読んでいます。
なにせ、自衛隊の開発完了した装備は、途中のアップグレードも無く、陳腐化してもそのままで、新装備に置き換わるのが過去の事例ですから。
そんなに自説を開陳したなら、ご自分でブログを初めては如何でしょうか。
ぼくには読むに耐えない内容です。
清谷さん、あまりこのようなコメントが続くと
普通の人達がコメントしなくなりますよ。
実際もう減っているのではないでしょうか?
そこまでRWSは大切な物なんですか?
私の考えるところでは、RWSは砲手以外が操作する遠隔操作機銃と言うものだと思います。
ここで砲手以外と定義するのは砲手が機銃射撃を担当する場合にはほぼ連装銃を使うからです
何故なら照準システムを主砲に間借りしているため非常に精度の高い射撃が可能です。
そして、日本戦車の場合搭乗員は車長、砲手、操縦手の3名ですから使うとしたら車長になりますが、車長の最も大切な仕事は自車の指揮であり、次に全周の警戒です。
その車長を射撃に集中させるほどの物なのですか?
あと、仰角の問題もあるかと思いますが+10度くらいは取れますので距離500mならば85mのビルを射撃できることになります。
安全の確認できていないビルのそばに普通科の随伴無しに近づく戦車長は万死に値します。
その場合は戦車は疑わしい対象が射撃出来る位置で普通科の前進を援護すればいいのです。
普通科小隊は戦車とは比べ物にならないほど多数かつ広範囲の索敵が可能な光学探知機・音響探知機を有しています。(これはジョークです(笑))
なんだか取り留めの無い文になってしまいましたが詰まる所、「現在の技術」ではそれほど重要ではない、と言う論旨です。
遠い将来的には有りだと思います。
まして湾岸戦争やイラク戦争で同世代のT-72がワンサイドゲームでやられている以上、74式戦車の戦闘力は相対的に低くなる一方であり、代替は必要です(それとも74式戦車の改良で十分だ、というご意見でしょうか?)。
となると、新戦車(10式)か90式増産か海外戦車導入か、になりますが、国内での運用に制限が入る90式を導入するのはそれはそれで疑問符がつきますし、海外の戦車も欧米製戦車は軒並み50tオーバーですので90式と同様の制約を受けます。となると現実的には50tを切って運用上の制約が緩やかな10式の方が代替として適切でしょう。
この論法で言えば国内の運用に制約のある90式こそ「できの悪い子」であって、10式の導入はむしろ促進すべきでしょう。
また、3世代が同時に存在することによる教育・兵站などの負担についても述べられていましたが、これは戦車を進級2種類同時に保持するという陸自のポリシー(?) がある以上、やむを得ないでしょう。まさか74式戦車を一度に10式戦車に置き換えることもできませんし。
そこをつつくなら「2種類を運用する」という陸自の大本のポリシーの問題点を指摘しないと「批判のための批判」になってしまって説得力がありません。
もちろん、移行期間は短い方が良いですけどね。
防衛大綱についてはむしろなぜ600代という数値が出てきたのかそこの根拠が知りたいところですね。
高名な清谷様が藁人形論法とはまことに残念です。
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>しかも10式の調達が始まるとこれからかなりの期間、3世代の戦車が共存することになります。つまり教育も整備も兵站も3重に必要となります。
それは日本国の予算配分・計上や新装備取得に関する慣習や参画企業群の安定など、いろいろな要因によって短期に多量に新装備を取得できない状況によるもので、10式MBT云々の話としてここにねじ込む内容では無いように思いますが?
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>陸幕はこれらの状況下で新戦車の調達が本当に必要なのか、戦車は何故どのくらいの数が必要なのか、また10式戦車の必要数は何輛で、機動戦闘車の調達数は何輛なのか明らかにし、それを元に納税者とその代表である国会で議論がなされるべきです。
理想はそうなのかもしれませんが、予算の細目すべてを国会論議に掛けるというわけにもいきませんよね。365日×24時間、ずっと国会議員が議論しても国家予算全てを吟味し尽くせるとは思えないのですが?
それならば、総理大臣・防衛大臣・防衛省・陸自側担当者などで現状のように予算編成をしていただきながら、清谷氏のような高名なジャーナリスト様が公開質問状などで予算決定や調達などに関する疑問点の回答を求める、そういった方法がより適切ではないかと愚考いたしますが?
そして、そもそも国防に関する装備取得に関して完全にオープンに質疑応答できるとは思えないのですが?
重量は防護レベル最低で40t、公開時で44t、防護レベル最大で48tという情報があります。また軽重量の為アクティブサスの採用で発砲の反動を制御しています。主砲に44口径を採用した事ですが長砲身では射撃精度の低下や命数の低下が発生するとの事です。将来、長口径砲の装備も考慮しているとの情報があります。
話のネタとしての異論を…
10式は発射装薬の強化により短砲身ながら初速の向上を図りました。
しかし、砲弾の加速度の上昇により、車体の動揺は悪化します。
ここでやや長砲身にして、加速度の減少を図るとともに、砲身内圧力の減少を利用して薄肉化による軽量化を図る。
砲身命数はエロージョンと特に砲身基部付近における動摩擦抵抗の減少により、長砲身にしても相殺できると思います。
色々説明を端折ってますので不明点は指摘して下さい。全部入れたら文字数制限で弾かれます(笑)
清谷氏をネタとしてしか見ない貴方に戦慄した。
>ゆう
全然関係ないですが閃いた事があります。155mm二連装砲とか素敵だな~という話です。ロシアの自走砲て似たようなのがあったのであれを積むとしたらアクティブサス有りで何㌧位あればいいかな~。すみません夢を見すぎですね。10式は新型120mm砲ですが、M1A2やレオパルド2PSOの砲は90式とほぼ同型なんでしたっけ?(外見から見るに)
>774
西側戦車火力の標準はどれくらいなんでしょうか?
10式戦車は第4世代型戦車の雛形なのではないでしょうか?
これが全てじゃあないか。
>155mm連装
自走砲としてなら、ぜいたく言わなければ60t前後で可能かと思いますが…
運動エネルギー弾を使って、なおかつ戦車としての防護性能、機動力を備えるとすると…
見当もつきません…
>西側戦車の主砲
あまり知識が無いので個々の話は自信ないです。
今はwikiって下さいとしか(笑)
自分も帰宅したら調べてみます。
しかしながら、大口径砲の魅力は、デザインのみにあらずですねえ。
単一口径の砲で、対戦車から歩兵支援、対空射撃、間接射撃、何でもこなせたら・・、と思わないでもありません。
連装デザインの自走砲としては、対空機関砲や自走迫なんかが有名ですね。