【NHK記者の暴言発言】NHKは「人民解放軍」なのか

 
 さて、以前例の防衛省大臣会見後の暴言問題のNHK政治部、鈴木徹也(てつなり)記者の上司の,イトウなる人物とお話ししました。
 イトウ氏は私も謝るからこの電話の謝罪で許せと言ったわけです。ですが彼は自分のポジションも、氏名も名乗りませんでした。

NHK政治部記者の暴言 不誠実な「皆様のNHK」の態度
https://kiyotani.seesaa.net/article/201311article_10.html
防衛省記者会見後に罵倒し、圧力を掛けた記者の正体。皆様の大NHKは過ちを犯さず
https://kiyotani.seesaa.net/article/201311article_5.html
防衛省記者クラブの匿名で罵声を浴びせる残念な記者(画像あり) 
https://kiyotani.seesaa.net/article/201310article_7.html

『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在①
http://japan-indepth.jp/?p=1131
『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在②
http://japan-indepth.jp/?p=1135
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 それでいて謝るから許せ、というのは随分な態度ではないでしょうか。「皆様の大NHK」の権威の前には外国メディアやフリーランスはひれ伏すとでも思っているのでしょうか。
 それともかつての人民解放軍のようにNHKではデスクとか、部長とかの役職もなくてみんな記者なのでしょうか。普段からの中国様よりの報道を見るとそうも思いたくなってきます。

 まあ、部下が部下ならば上司も上司という感じを受けました。今回の件はNHKの記者というか組織的な気質に起因しているのではないでしょうか。ついでに言うと自分の直通電話番号も教えませんでした。まあ、人に謝る人間の態度じゃないですよ。NHKではこれが普通なのでしょうかねえ。



 件の鈴木徹也記者ですが、水曜日に所用があって防衛省に行った際、ご自分の席で椅子の背にもたれかかって昼寝をしておりました。
 ええ、別にいいんですよ。昼寝をしても。眠たいのに無理して仕事をしても能率はあがりませんから。ぼくも事務所では良くやっています。ただし20分位上になると逆効果らしいですけども。

 ぼくら外部の人間から見ると防衛省は「取材先」なのでそこで昼寝をするというのは違和感を覚えますけど。よく外国に行くと「ご自宅と思って寛いでください」と言われますが、記者クラブは自宅同然なんでしょう。
 実質的には公費で負担している部分が多いけど、自分たちもカネを払っているのだという意識があるのでしょうか。
 まあそれも皆様の受信料で賄われているわけですけども。

 不思議なのは水曜日には会見も、ブリーフィングもありませんでした。火曜日に大事件があって、防衛省に泊まりこみ、という事があったわけでもなく、急いで記事を書く必要も無かった思います。事実記者クラブは閑散としておりました。

 昼寝をするほど疲れるような仕事があったのでしょうか。そういえば鈴木記者にかぎらずあまりNHKの記者は記者会見で質問もされていないような気もしますけども。ええ、多分ぼくがいない時の記者会見ではきっと鋭い質問をなさっているのでしょうけど。

 別に用事がなければ社で仕事をすればいいと思うのですが、まさか昼寝をするために記者クラブに来たわけではないでしょう。何しろ皆様のNHKの政治部の記者がそんなに低いモラルのはずがありません。


 それから機動戦闘車の調達単価は4.5~5億円を目指しているようです。もっとも10式も7億を目指して10億円止まりなので、そうなるかどうかは予断を許しませんけども。ただ7億円ぐらいになると、戦車もどきに7億円、だったら戦車を買えとなるのではないでしょうか。今年度予算で技本の開発したRWSを機動戦闘車に搭載し、試験するための予算が計上されていますが、結果が良くても予算上の理由で搭載はなし、となるでしょう。

 市ヶ谷界隈では戦車の定数が300輛に減らされるのであれば、10式が100輛程度、200輛は90式などと算段をしているらしいです。

 機動戦闘車は機甲科の偵察隊配備だそうです。三個中隊を整備するそうです。だったら「戦闘部隊」に配備なんていわなければいいのに。当面北海道以南の師団あるいは旅団の一個普通科連隊に機動戦闘車の中隊を配備して即応普通科連隊にするそうです。

 機動戦闘車の試験は27年度までですから、量産品の予算がつくのは早くても28年度、あるいは29年度からになるでしょう。それまでに10式の調達は終了、その後機動戦闘車の調達が始まるかも知れません。であれば戦車の二倍、すなわち年30輛程度のペースで調達が可能となるでしょう。

 因みに陸幕は調達数を250輛としているようです。以前の部内の見積もりでは200輛だったので、増えています。これは戦車の定数が削減されるので、その穴埋めを狙っているからかも知れません。



style=color:#e00>新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております。

陸上自衛隊の時代遅れな「最新型戦車」の量産に疑問〜1千億円の開発費と毎年10輛・150億円に効果はあるか①
http://japan-indepth.jp/?p=1255
陸上自衛隊の時代遅れな「最新型戦車」の量産に疑問〜1千億円の開発費と毎年10輛・150億円に効果はあるか②
http://japan-indepth.jp/?p=1282
陸上自衛隊の時代遅れな「最新型戦車」の量産に疑問〜1千億円の開発費と毎年10輛・150億円に効果はあるか③
http://japan-indepth.jp/?p=1285



近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だ①
http://japan-indepth.jp/?p=1068
近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だ②
http://japan-indepth.jp/?p=1090

自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?①
http://japan-indepth.jp/?p=979
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?②
http://japan-indepth.jp/?p=994
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?③
http://japan-indepth.jp/?p=1011

“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制①
http://japan-indepth.jp/?p=941
“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制②
http://japan-indepth.jp/?p=950

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い①|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(3)
http://japan-indepth.jp/?p=900

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い②|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(4)
http://japan-indepth.jp/?p=906

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い③|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(5)
http://japan-indepth.jp/?p=909

陸自の新兵器、機動戦闘車は無用の長物
http://japan-indepth.jp/?p=755

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza


陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(上)――不足する情報収集
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102300007.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(中)――参考になる英海兵隊
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102400005.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(下)――自衛隊はプロ集団の英海兵隊に学べ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102500005.html?iref=webronza

この記事へのコメント

ひゃっはー
2013年11月15日 14:52
人間や組織は責任の所在をはっきりとさせておかなかった場合、どんな卑劣な行為をも行い得る、ということですか。(例:警察、防衛省、NHK、ネットの住人、マスクをした運動家)
勉強になりました。
もしかして
2013年11月15日 19:16
この人、窓際族じゃないですかね。人畜無害で定年まで適当に遊ばさせているとか。
とん
2013年11月15日 23:29
お腹立ちでしょうけども、この件はどこかで手打ちにされてはどうでしょうか。あまり、追及が激しすぎると今度は一転して過度の謝罪を強要したということになりかねないですし、それでは防衛省の記者会見で独自の強みをもった質問を繰り出せるようにはならなくなってしまうかもしれませんし。

機動戦闘車は87式警戒偵察車の後継になるんですね。となると、将来的には観測マストや電子戦マストなどをつけた派生型が出てくることもあるのかしらん。
2013年11月16日 10:28
>どこかで手打ちにされてはどうでしょうか。

まあ、仰るとおりなんです。そう思って詫び状書けば許そうと思っていたわけです。

ですが鈴木記者が事実上謝罪を拒否した段階でこれおは組織としてのNHKにボールが移った訳です。ですが彼らはそれを組織の問題としたながらない。

ダメな組織の通例ですが、トラブルが起こった場合上に上げたり、組織として対応せず現場でもみ消そうとするわけです。今回のNHKの対応はまさにそれです。ですからこの件はNHKが組織として見解を示し、謝罪をするまでやめません。
別に腹が立っているからではなく、仕事上のけじめですから淡々とやっております。
2013年11月16日 10:30
>どこかで手打ちにされてはどうでしょうか。

まあ、仰るとおりなんです。ご心配いただいて恐縮です。そう思って詫び状書けば許そうと思っていたわけです。

ですが鈴木記者が事実上謝罪を拒否した段階でこれおは組織としてのNHKにボールが移った訳です。ですが彼らはそれを組織の問題としたながらない。

ダメな組織の通例ですが、トラブルが起こった場合上に上げたり、組織として対応せず現場でもみ消そうとするわけです。今回のNHKの対応はまさにそれです。ですからこの件はNHKが組織として見解を示し、謝罪をするまでやめません。
別に腹が立っているからではなく、仕事上のけじめですから淡々とやっております。
ブリンデン
2013年11月16日 13:51
清谷様

今回のNHKの一件を見ていると、マスコミというのは「謝罪する」という経験が少ないために、追求されると、どう対処してよいかわからないのでは‥という気がします。

防衛ではないですが、攻めるのは強いが、守りは弱い‥という組織のような気がしてきました。
フォックステイル
2013年11月16日 18:11
>>ブリンデンさん
企業上、それって大分まずいような
気がするのですがどうなんでしょうか。

リスクを考慮せずに対応してあとで追及されて
考えていませんでした。と言ったら企業の資質を
問われる気がします。(IT企業でそんな事いったらお客様に襟首つかまれちゃいます・・・。)

まぁ、企業の資質に問題があるから
○HKさんは問題になってるんでしょうけど・・・。
ブロガー(志望)
2013年11月21日 22:34
お邪魔します。
思うに件の記者側からすれば
・最善 速やかに詫びを入れる。
・次善 無視する・関わらない。
・三善 徹底的に戦う
・最悪 中途半端な対応をする。
だと思いますが、まさに「中途半端な対応?をする事で清谷様を挑発し続ける」という最悪の対応になっているように思われます。

 後マスコミには未だ「無知蒙昧な愚民どもを教え導く」といった大衆教化主義があるのではないかと思っています。最初から「自分を上、相手を下」に置いているので、「それ相応の努力をする事で他者に教えられるだけの力を身につける」という発想は出てき難いのかも知れません。

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