安倍首相の靖国参拝は大騒ぎするようなことなのか?

安倍首相の靖国参拝に米国が「失望」を表明、中韓は強く反発
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9BP06V20131226

何でこんなことで大騒ぎするんでしょうね、騒いで利益を得たい中国、韓国は別として。

一国の総理が自国の戦没者をともらう施設に行くことに何の問題があるのでしょうか。

その理屈であれば散々悪さをしてきた欧米諸国は軒並み元首や政治家が自国の慰霊施設を訪れることは出来ないはずですよ。

特にアメリカ。昨今のイラク戦はそもそも必要無かったし、アメリカが正義の戦争なんぞしたことはなかったわけです。
インディアン討伐戦争、米西戦争、フィリピンでの独立派の弾圧、中南米の独裁者の支持とかろくなもんじゃありません。

別に表でいう必要がありませんが、米政府に対して、それじゃ安倍首相は今後アーリントンには行きません、と脅してやればいい。
米大使館が靖国いくなとかダメ出しするなんぞ、内政干渉です。
だったら在米大使館も大統領がアーリントンにいくときに毎度、不快の念を示せばいい。


無論国内では色々と議論は反論はあるでしょうが、総理が戦没者の慰霊施設をお参りすること自体は世界中どこでもやっていることです、それをやるなという方が非常識です。まして外国様が騒いでいる、大変だ、世界で孤立するとか妄想もいいところです。
そんなことで孤立するならアメリカはとっくに孤立していますって。

国内の国際常識のない、ナイーブな人たちが騒ぐからこれを外国が利用しているという傾向もあります。


一方で、安倍首相も行ならばもっと早く行くべきでした。あこれこれ日和って、参拝が遅れた。それを中韓は見透かしていたわけです。どうせ中韓は靖国をカードとしてしか考えていなかったわけですから、早くいけばよかった。

小泉氏のように行っちゃったら諦めるしかないわけです。
ああ、こいつは脅しても聞かないな、と。

まあ、会社の飲み会みたいなものです。普段から断っておけば、誘われまんし、断ってもあいつは仕方ないかですみます。ところが行くのはイヤだけでも、付き合いもあるしと生返事をしているといつも誘われるし、断ると恨み言を言われます。これと同じようなものです。

実際小泉氏が参拝して日中関係、日韓関係に特に悪影響があったでしょうか。

国会議員諸氏は是非ともアメリカの戦争犯罪を糾弾する声明でも出すべきです。
具体例を挙げて如何に米国が非道な戦争を行い、戦争の現場で虐殺行為、婦女子に対する暴行、性暴力を行ってきたか実例を挙げて文書で公開してやればいい。政府がやるとアレですが、有志の国会議員がやるぶんには問題ないでしょう。

それからF-35とか、オスプレイとか、AAV7とか、ウェッジテールとかグローバルホークとか、買わねえぞと言ってやるべきです。普段からアメリカに揉み手で擦り寄ってばかりいるから安く見られるんです。

日本人は温和しすぎるから外国から舐められるんです。
へりくだって頭下げるだけが外交じゃありません。


以下は12月24日の防衛大臣記者会見のぼくの質問です。
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2013/12/24.html

Q:韓国からの弾薬の要求ということは、5.56mm以外の要求というのはあったのでしょうか。それとも、5.56mm弾だけだったのでしょうか。
A:今回、私どもが現地から報告を受けているのは5.56mm弾のみの要請というふうに承知をしております。

Q:中期防で水陸両用車とオスプレイと思われるティルトローター機の調達が明記されているのですが、両方ともまだ十分な評価をしていない段階だと思います。AAV-7に関しては先日報道官の方から平成26年度中に評価を行うという回答があったのですけれども、平成26年度中ですとAAV-7指揮通信型、回収型が到着していないということで、APC型のみで判断をすると。そうすると、そもそもなぜ指揮通信型と回収型は評価目的で購入しているのかということになりますし、オスプレイに至ってはそういう評価を全くしていない段階で既にもう中期防で調達を決めるということで、すごく拙速な感じを受ける。何か政治的な導入をしなければ行けないという理由が両方ともあるのでしょうか。
A:私どもは、部隊から様々なヒアリングをする中でこのような装備についての検討を行っております。今日具体的な予算についてのレクチャーがあるというように聞いておりますので、そこでしっかり聞いていただければありがたいと思います。

Q:住友重工の指名停止の件なのですけれども、機関銃関係で非常にデータなんかに一貫して不備があったということで、これに関して5ヶ月というのは非常に軽いのではないかと思うのです。74式機銃を調達された時期ではじめから全てデータが偽装されていると。これに関して例えばもう少し重たい処置はないのか、あとは例えばM2であるとかMINIMIに関しては外国からの輸入に切り替えるということは考えていないのか、あとは過去の損害賠償などは考えていらっしゃるのでしょうか。

A:この問題については、担当部局から私の方に報告があった時点から、ある程度時間をかけての対応について協議させていただき、内部でかなり検討して、最終的には報告も受けております。いずれにしても、今日終わった後細かく説明させますので、そこでお話をしていただければと思います。


新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております
安倍政権の安全保障軽視が露呈!やっつけ仕事の国防計画?〜安倍首相はまともに安全保障を考えていない
http://japan-indepth.jp/?p=1956
これではまるで中国政府の記者会見だ!」〜情報発信強化を謳いながら、安全保障報道で外国メディアを差別する安倍政権
http://japan-indepth.jp/?p=1939
低性能でも価格は数倍から10倍の国産小火器〜住友重機が防衛省に納入していた機関銃データの改竄も露呈
http://japan-indepth.jp/?p=1930

夢想的な平和主義者ではなかったネルソン・マンデラ〜武装組織への上手な処遇が生んだ安定政権
http://japan-indepth.jp/?p=1900
「軍事産業は国の財産」と演説した現実的政治家ネルソン・マンデラの死と「最後の未開拓巨大市場」南アフリカの現在
http://japan-indepth.jp/?p=1919

防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか①〜リモート・ウェポン・ステーションとは何か?
http://japan-indepth.jp/?p=1703
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか②〜必要な調達をする気のない自衛隊と必要ない装備を技術実証する技術研究本部の悪すぎる連携
http://japan-indepth.jp/?p=1720

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?


アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html


機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza


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この記事へのコメント

JFK
2013年12月27日 17:30
お邪魔します。

オリバー・ストーン監督の映画『JFK』『ニクソン』なんてのを観ると、冷戦中にアメリカがいかにあくどい悪さを、中南米やアジアでやらかしてきたかが、よくわかりますね。

そんな国から『説教』されるのもなんだかなぁと思ってしまいます。
マリンロイヤル
2013年12月27日 18:02
騒ぎを大きくしたのは日本の態度のせいです。シナ朝鮮の言う事を聞いて参拝を止めれば、他の外国はシナ朝鮮の言い分が正しいから参拝を止めた、と思うのは当たり前です。批判にはキチンと反論し、おかしな言い掛かりに譲歩など無用です。
2013年12月27日 18:32
これは行くか行かないかというよりも、外交の情勢を読み違えたことが問題だと思います。むしろ総理が中国や韓国の反応にとらわれ過ぎていたと思います。中国や韓国の動向には国内世論だけでなく、国際的なロビー活動も含まれるはずです。アメリカだけでなく、欧州やその他の地域へのロビー活動を把握していたのでしょうか。また、把握していたものを共有できたのでしょうか。日本版NSC構想とは、本来このような局面で責任者が判断を誤らないようにすることではなかったのですか。今回の場合、中国と韓国以外の国から否定的な公式見解が出た時点で失敗でしょう。国益に対する合理性よりも仲間内の願望を優先する癖は、日本の近代史ではよく見かける失敗の典型です。
仕事ですので
2013年12月27日 19:47
騒ぐのが仕事のマスゴミですので。来年から月に一回ぐらい参拝すれば言いだけの話です。それが無理なら春、夏、秋の参拝ね。それより、あれほど騒いだ秘密が何とかはどうなったんですかね。
猫神
2013年12月27日 22:27
安倍首相の靖国神社参拝について、朝日新聞をはじめとする反日左翼マスコミ達か大騒ぎしましたし、中韓がギャギャ騒ぎ、アジア平和なんとかいう訳の分からん反日左翼団体が「許せない」だの、「日本がアジアの人々にやってきた事に対する反省がたりない」だの、私はつい思わず、「バーカ逆じゃ、アホ、アジアを人々はむしろ日本に感謝してるくらいだボケ」と言いたくなりました。「韓国は日本に対して騒ぐが暇があったら、日本と同じように北朝鮮に拉致された韓国国民の救助奪還に熱を注ぎなさい」と言いたくなりました。
きるすてん
2013年12月27日 22:47
大竹まことさんがTVで「靖国がそんなにありがたいところなら、首相には毎日行ってもらいましょう!」と言ったことがありました。名案だと思いますねw確かにマズゴミの皆さんは騒ぐのが仕事ですよね。派遣村がまさにそうだったし。小泉政権の時代には小泉憎しの一念から「小泉のせいで日本はこんなひどい社会になったんだあ!」的なクソつまらない格差社会番組ばっかやってましたし。あれほど騒いでいたネカフェ難民や派遣切りやなんたら秘密法案は本当にどうなったのでしょうね?
ぽー
2013年12月27日 23:53
いやータイミングは考えたんでしょう。実際、このタイミングは悪くないと思います。毎月行けば文句が出なくなる、というのは確かにそうだと思いますねw

ちなみに小泉総理の時もアメリカは否定的だったから特に失敗ということは無いね。マスコミがギャーギャー言うのもいつものこと。

毎年イベントになった小泉総理の時は海外も途中から諦めた風になったんじゃなかったかw文句言うのを「諦めさせる」ってのは大事だね。粘り腰でやることでしょう。
刈岡 南米衛
2013年12月28日 00:51
清谷さんのブログを見て、少し気持ちが落ち着きましたが。今朝、地元の京都新聞の見出しを見て暗澹とした気持ちになりました。
「靖国参拝、米、失望」
「中韓は厳重抗議」
「外交戦略欠く独走」
「大局を見据えた自制心持て」
「四面楚歌は不可避」
「民間交流台無し」
これでもかと、非難がましい見出しが踊っています。本当に、マスコミの人達って何がしたいんでしょう?
2013年12月28日 01:19
キトタニ先生とは軍事や経済関連の話では自分と意見が違うことが多い(主に事実認識で)のですが、それ以外では賛同する意見も多いです。ただの反日左翼ともタカ派右翼とも一線を画してらっしゃいます。安易な勢力に迎合せず、ご自分の意見をしっかり持ってらっしゃるのかなと思っています。
2013年12月28日 03:14
一般論として発言や態度がコロコロ変わる人は信用出来る出来ない以前に対応に困るでしょ?青信号の交差点で直進車なのに一時停止して対向車線の右折車を先に曲がらせる人が、みんながそれを前提に運転し始めた頃になってある日突然正論に目覚めて青信号で停止せずに交差点に突っ込んだら危ないでしょ。それだけの話かと。チャーチル先生も苦笑いの、これはイデオロギーの左右を超えて近代日本に脈々と息づくおかしな性癖なので、そこを突いた記事が日本を救う気がします。いったい何度目だよという話です。慰安婦も靖国も南京も、仕掛け人は日本人なんだから。変ですよやっぱり。
Flint_Lock
2013年12月28日 17:57
小泉首相と安倍首相とでは、同じ公式参拝でも、米国にとって意味合いは大きく異なります。安倍首相は、今までの慰安婦問題や「侵略の定義」発言から、東京裁判の結論を否定しようとしているのではないかと米国は懸念しています。

2007年における慰安婦問題の対応は、米国政府にとっては「沖縄の基地問題より危ない」ほどの日米同盟の危機を招きました。
http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20070323/1174654609

また、今年春の「侵略の定義」発言では、米国はこのような反応を見せました。

米議会調査局は、安倍総理の歴史認識は「帝国主義日本の侵略やアジアの犠牲を否定する歴史修正主義にくみしている」「東アジア地域の国際関係を混乱させ、米国の国益を害する恐れがある」とする報告書を提出している。
http://www.quon.asia/yomimono/business/oonishi/2013/05/20/4178.php

安倍首相の言動を米国がどのように受け取っているかは、下記の記事にも詳しいです。
http://www.yukio-okamoto.com/article/paper/paper200705.html
http://news.livedoor.com/article/detail/8386083/


連合国、国連が築いた国際秩序や価値観への挑戦を目論んでいるのではないかというのが、米国の安倍首相への見立てでしょう。日米で価値観が共有できないと米国が判断すれば、尖閣問題での米国の支援は望めないことを、日本は覚悟しておく必要があります。


ちなみに私の意見としては、兵頭二十八氏の著書にある「靖国の名簿を奉焼した上で公式参拝する」という提案に賛同しています。
フロジン
2013年12月30日 09:29
首相の靖国参拝は、本来、外国を巻き込んで大騒ぎにする問題ではないと思います。とは言っても、中韓には、尖閣での公船の領海侵犯、防空識別圏や告げ口外交で差込まれている感のある日本にとっては、靖国参拝がささやかな抵抗であり、バランスをとったように思えました。ここで、黙っていればいいものを、「失望」と発表したのは、日中韓のバランスを誤った米国外交当局の判断ミスでしょう。
みけねこ
2014年01月01日 16:15
今回の参拝は、良くも悪くも各国の対日外交の本音を炙り出した格好になったのではないでしょうか。
相変わらず日本を食い物にしたい中韓
対中重視にシフトしつつある欧米
中国にすり寄りたい周辺諸国


外交に真の友人はいないとはよく言ったもので、アメリカさんも頼りになりませんなあ

真に友好関係を築いていかないといけないのは、どこなのか、しっかり見極めないと、いつまでも世界の会計係のままです
ふきのとう
2014年01月11日 04:50
靖国問題に関してはむしろ日本の勇み足といった気もしますがね。靖国とアーリントンを同系の施設として論じると、逆に「じゃあ靖国からアーリントンみたいに宗教色をとっぱらえ」なんて議論が成り立ちかねません。それに、米国内でも政権中枢に居る人間の参拝を是認する意見は今のところ少数派です。

>日本人は温和しすぎるから外国から舐められるんです。
へりくだって頭下げるだけが外交じゃありません。

とは仰いますが、倫理道徳の議論を棚に上げたとしても、靖国に関して言えば主張を押し通せる実態のあるパワーが欠如していると思います。そのあたりを見ずに「今まで強く出なかったのが問題なのだ」という観念論だけで突っ走るのは先が見えていない発言でしょう。

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