【目くそ鼻くそを笑う】「記者を平等に扱うのは民主国家として当然」 菅官房長官
「記者を平等に扱うのは民主国家として当然」 菅官房長官、本紙記者への取材証不発行で対中批判
http://www.sankei.com/politics/news/150903/plt1509030017-n1.html
北京での「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事について、産経新聞の記者に取材証が発行されていないことについて、 菅義偉官房長官は
「記者の扱いは平等に行うことは民主国家として当然だ」
と、批判したそうです。またその上で、「(北京の日本)大使館を通じ平等に扱うべきだと中国側に強く求めている」たそうです。
もう何って言ってよいやら。大笑いですね。
菅長官はご自分が日本は民主国家じゃないと公言していることを意識していないのでしょう。重症としかいいうがありません。
既に広く知られているように、我が国では「記者クラブ」という談合組織がありまして、基本ここの会員(つまり、テレビ、新聞、ラジオ)などの「報道機関」(笑)だけが、官公庁の記者会見やらに参加することができます。また記者クラブ限定の各種レクチャーや、研修などにも参加できます。
雑誌記者、フリーランスの人間はこれらに参加できません。
例外は外務省の発行した記者証をもってFPIJに加盟したジャーナリストが記者会見に参加できます。
ぼくが防衛省の記者会見に参加できるのも外国のプレスの日本の代表だからです。ところがこの外務省のパスも「これはIDカードじゃありません」と日英語で表記されています。パスを取るために多くの書類を提出し、身分を確認されるのですが、そうして発行された記者証がIDではない。これは記者クラブに配慮したためでしょう。最近はこの外国記者向けのパスの申請はかなり厳しくなっています。
率直に申し上げて、記者クラブと当局の間には慣れ合いがあります。記者会見では大臣が困る質問は殆どされません。まあ、プロレスのようなものです。
ぼくは大臣や幕僚長が困る質問をするのが仕事だと思っているので、そのような質問をするとNHKの記者から圧力を受けたりするわけです。ところが外国に行くとぼくのような記者がむしろ普通なんですけども。
これが民主国家なんでしょうかね?
どの面を下げて中国を批判しているのでしょうか。
中国はまだましです。一党独裁で、報道規制は確信犯的にやっています。それを自覚しています。
ところが我が国は、菅長官、そしてアレ総理もそうでしょうが、報道の自由を保証していると思い込んでいる。ところがやっていることは中国やジンバブエと同じです。
この件に関しては外国人記者の団体に問題提起してきたいと思っています。
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自の「機動戦闘車」調達は予算のムダ遣いだ
陸自機甲科の失業対策が主目的?
http://toyokeizai.net/articles/-/82806
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。~
【防衛省、機銃の調達はMINIMIのみ】~小銃用弾倉による空砲射撃で“弾詰まり”
http://japan-indepth.jp/?p=21427
http://www.sankei.com/politics/news/150903/plt1509030017-n1.html
北京での「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事について、産経新聞の記者に取材証が発行されていないことについて、 菅義偉官房長官は
「記者の扱いは平等に行うことは民主国家として当然だ」
と、批判したそうです。またその上で、「(北京の日本)大使館を通じ平等に扱うべきだと中国側に強く求めている」たそうです。
もう何って言ってよいやら。大笑いですね。
菅長官はご自分が日本は民主国家じゃないと公言していることを意識していないのでしょう。重症としかいいうがありません。
既に広く知られているように、我が国では「記者クラブ」という談合組織がありまして、基本ここの会員(つまり、テレビ、新聞、ラジオ)などの「報道機関」(笑)だけが、官公庁の記者会見やらに参加することができます。また記者クラブ限定の各種レクチャーや、研修などにも参加できます。
雑誌記者、フリーランスの人間はこれらに参加できません。
例外は外務省の発行した記者証をもってFPIJに加盟したジャーナリストが記者会見に参加できます。
ぼくが防衛省の記者会見に参加できるのも外国のプレスの日本の代表だからです。ところがこの外務省のパスも「これはIDカードじゃありません」と日英語で表記されています。パスを取るために多くの書類を提出し、身分を確認されるのですが、そうして発行された記者証がIDではない。これは記者クラブに配慮したためでしょう。最近はこの外国記者向けのパスの申請はかなり厳しくなっています。
率直に申し上げて、記者クラブと当局の間には慣れ合いがあります。記者会見では大臣が困る質問は殆どされません。まあ、プロレスのようなものです。
ぼくは大臣や幕僚長が困る質問をするのが仕事だと思っているので、そのような質問をするとNHKの記者から圧力を受けたりするわけです。ところが外国に行くとぼくのような記者がむしろ普通なんですけども。
これが民主国家なんでしょうかね?
どの面を下げて中国を批判しているのでしょうか。
中国はまだましです。一党独裁で、報道規制は確信犯的にやっています。それを自覚しています。
ところが我が国は、菅長官、そしてアレ総理もそうでしょうが、報道の自由を保証していると思い込んでいる。ところがやっていることは中国やジンバブエと同じです。
この件に関しては外国人記者の団体に問題提起してきたいと思っています。
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自の「機動戦闘車」調達は予算のムダ遣いだ
陸自機甲科の失業対策が主目的?
http://toyokeizai.net/articles/-/82806
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。~
【防衛省、機銃の調達はMINIMIのみ】~小銃用弾倉による空砲射撃で“弾詰まり”
http://japan-indepth.jp/?p=21427
この記事へのコメント
日本は確か61位。
先進国として恥ずかしい。
韓国の報道統制が日本で批判される事もありますが、
あちらは60位ですよ。
民主的なふりをしても、
世界から、ちゃんと見られている。
中国や韓国の反日宣伝活動を有効に機能させている理由の1つには、
海外の各国報道機関に、悪い印象を持たれている事もあるのではないかと思います。
我が日本は沖縄の新聞社が潰れてしまえ!安保法案に反対する報道機関は経団連から広告のキャンセルで圧力を加えろ!とか自分のこと棚にあげて批判すんなよと思います。
反対に中国は、当時国民党の天下で共産党は戦力を温存しました。日本軍は中国大陸では完全勝利ではないがボロ負けもせず、主要都市は占領していました。 たまたま中国ー国民党が連合国だったに過ぎません。これまた歴史の改竄どころか厚顔無恥です。
共産党が天下を取ったのも日本のおかげとも解釈できます。 どっちもどっち、 厚顔無恥同士の醜い争い、近親憎悪、どちらも経済大国なので大人の対応したらと思います。
米軍の高官と安保法制の成立時期について発言するのは権限を逸脱していると批判されても仕方ありません。
田母神閣下の方がまだマシです。論文は趣味・教養の範囲で政治的な意図はありません。河野統幕長の発言・行動は政治的意図は明白です。今頃、田母神閣下は後輩の河野統幕長に怒りと嫉妬に満ちているでしょう。 あの野郎!政治達のご機嫌取りやがって 世渡りの上手い野郎だ!なんであいつが 統幕長になれるんだ。 順番からして同期の折木でなく、俺がなるんだよ!そんな感じではないでしょうか。世間から見たら男の醜い嫉妬ですが・・・
確かに記者クラブ所属会員のテレビ、新聞、ラジオ等の報道機関だけが、官公庁の記者会見や記者クラブ限定の各種研修などに参加でき、雑誌記者、フリーランスの人間はこれらに参加できないのは不公正です。しかし、立花隆氏の「田中金脈追及」は記者クラブに所属していない外部のライターが成し遂げた偉大な成果です。ですから、主様が延べられている様に記者クラブ制には、問題が多いですが、これ等に属さぬ事が出来なくても、主様の様な各種媒体に記事を執筆されておられるプロならば、防衛省がネット上で発表している自衛隊 予算等の概要のpdf他を丹念に読み解くとか、基地祭などを丹念に取材すれば、それなりの情報を掴む事が出来るかと思いますが。
因みに手前味噌で申し訳ございませんが、まだ、ネットが存在しておらず、イスラムの強硬姿勢下にあった頃のイラン。その頃の私はてっぽう趣味と図書館にあった鳥居順著「イラン・イラク戦争」を読んだ事などで、無謀にも機密の壁の向こう側にある同国の防衛産業の実態に関心を抱き、同じく、図書館にあったジェトロのガイドブックを参考に、イラン イスラム共和国国防省へ、幾度となく、カタコト以下の英語で手紙を書き、武器輸出カタログや技術情報、其れに価格表の入手を図りました。何年も待たされましたが、ある時、IRAN MODLEXから、書留郵便で手紙が届いた後、少ししてDHLにて、請求した物が届きました。これ等は国際的な兵器ショーに参加し始めた頃の同国の防衛産業が、旧Gun誌等で紹介される前です。在野の私ですら、此処までの成果を挙げる事が出来ましたから。
また、88年から03年にかけ、世界各地の戦場で、命がけの取材を行った加藤健二郎氏は、フリーランスにも関わらず、97年より、防衛庁(当時)オピニオンリーダーに任命されています。ですから、主様が貴重な海外情報を発信していけば、加藤健二郎氏と同様の道筋があるのではとも、思うのですが…。
日本人は神も仏も血(縁)も「心の底から」信じる事はできません。だから「人間(直接の人間関係)」を信じるしかありません。「人間(直接の人間関係)」を信じるために「父が子の盗んだ羊を隠し、子が父の盗んだ羊を隠す」ように「お互いがお互いの不都合を隠す」しかないのではと思われます。日本人は「正しい言動をすれば認めてもらえる」という風に「他人」を信じておらず、日本のマスコミは「良い記事を書けば評価してもらえる」という風に「受け手」を信じてはいないのでしょう。「直接の人間関係」が無く、ましてや「お互いの不都合を隠してはいない」ので。
あなたの軍事に関する情報収集・情報分析力は現役隊員をしのぎます。情報本部や中央情報隊、各司令部の情報幕僚が勤まります。私、元幹部自衛官だった者が言うからには間違いありません。職業選択が間違ったのではないでしょうか?
私も高齢者福祉の仕事を4月からしています。チャイカ様とほぼ同業です。軍事については自分が先輩、高齢者福祉についてはチャイカ様が先輩、お互い補完関係であるのがいいですね。
お互いがんばりましょう!
在野の記者やライターがそれだけの企画力や発想力を潜在的に持っているからこそ、
当局は彼らを脅威として捉え、なるだけ自分たちから遠ざけようとしているのでしょう。
当局に言わせたら今でさえ清谷氏一人に色々突っ込まれて困っているのに、
それがダース単位でやってこられたら仕事にならんということなんでしょう。
端から見たら追及されるようないい加減な仕事してる方が悪いと思うのですが、追及される側はそうは考えない。世の常ってやつですわ。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/10556671/
どこまで本気なのか、見定める必要がありますね。これで装甲救急車(どうせなら、ブッシュマスターをベースにした救急車を導入すりゃ良いのに。まとめた数を発注するならメーカーも喜んでやってくれるでしょうに)や後送用のヘリも揃えば文句はありませんが。
それを産経新聞の記者に滔々と語ってあげればいいのでは?
もっとも調査報道の分野に於いて産経の能力は毎日どころか新潮や文春にも劣りますが
まるでご自分が政府高官みたいな上から目線のコメントや新聞記者は信用できるけど、フリーランスは信用できないとかそんなコメントが多数です。
池上彰よりも今年入社した新人記者の方が優れているんでしょう。
そしてご自分の見識は極めて高いと自負してらっしゃるようで。こういう人には何もいえませんね(笑
私の投稿に対し、皆様方からの御指摘有難う御座います。何だかんだ言っても、この世界は奥深く、所詮、在野の私が成し遂げた事は、ほんの一部分。
所謂てっぽう趣味等から、来たものでしかないです。ですから、決して現状に満足している訳ではなく、自己研鑽を積み重ねていきたいと思います。
まず、元キャプテン様へ。
元幹部自衛官で20年のキャリアを持たれているあなた様から、私と本職の皆様方と比較など、とても、とても、所詮、私はいち准看に過ぎませんから。
唯、あなた様が、是までの道筋と異なる福祉の世界で地歩を築き始められているとの事。恩師から、聞かされた話を思い出しましたが、空自の幹部自衛官の娘さんが、わが母校に通っていましたが、娘さんに続き、お父さんも退役され、同じ道を歩みました。当時の私は浅はかにも、スゲエとのみ、思っていましたが、今から思えば、色々な思いがあり、この世界に歩みだされたのでしょう。これから、この世界の歩みを進めていく上で、色々な出来事があるでしょうが、あなた様は其れを乗り越え、地歩を築きあげて行くと信じていますし、私こそ、今後ともよろしくお願いいたします。
きらきら星様へ。
あなた様の御指摘を読み、最早、怒りを通り越して、情けなくなりました。本邦の宿痾は、主様が延べられている様に情報にカネをかけないと言いますが、カネがないなら、ないで、頭を捻り、汗を掻き、足で稼げば良いのに、何故それが出来ないのやら。まぁ~当局側としては、記者クラブ加盟の報道機関のみ為らず、在野の記者やライター等と質疑応答等を行う事が煩わしいのは、事実かも知れません。しかし、違った目で物事を見れば、何らかの問題なり、なんなりが見えてくるのですが、ぬるま湯の方が気持ち良いとは…。
あらあら様へ。
まず、他人様に問いかけをするのに、呼び捨ては如何なものか、社会人としての対応に問題ありと言われかねませんよ。あなた様の御指摘通り、産経の防衛問題の報道に至らぬ処が有るのは事実かも知れません。しかし、彼等は北朝鮮による『拉致事件』を早い時点から、入念かつ、執拗に追い続け、真相に迫った輝かしい実績が有りますから、『調査能力』が劣るとは、一概に言えないのでは?
行政機関、法人を問わず社会と関係しています。顧客、取引先、業務提携先、監督官庁、地域社会、同業者等
関係者から信頼を得られるには情報公開、説明責任、外部評価ではないでしょうか?
チョンボをすれば 行政処分、市場からの退場、契約破棄、賠償等の制裁があります。
しかし、防衛省・ 自衛隊はそういうものがなく、そういう 概念がない。
国会議員がシビリアン・コントロールもしていない。マスコミ・ジャーナリストがやるしかないでしょう。
武装集団には応援団は要りません。圧力団体が必要です。
これを書いた人って、同じ口で「朝日新聞は未だに偏向報道を行うマスゴミだ」と言っているのではないのでしょうか? 結局、自分こそが生物界の頂点に位置する存在だ、とでも思っているのではないのでしょうか?
こういう人が「韓国人は日本から出ていけ」「三流大卒は土方でもやっていろ」「先物取引やFXで儲けている奴は人間のクズだ」「自衛官は清廉潔白だが、政治家は売国奴で信用できない」「5.56mm機関銃弾は7.62mm機関銃弾よりも威力がある」という思想に洗脳されていくのでしょう。だって、自分こそがナンバーワンだと妄信していて、人の言うことなんか聞きやしないんですから。
フリーランスを名乗る大半は無責任な売文屋だ!
それを証明する具体例や根拠はあるのですか?
中には、ゴロツキ紛いのジャーナリストは少なからず存在します。しかし、志の高いジャーナリストもいることも事実です。
あなたは唯のラベル貼りなんでしょう?批判はするけど、その根拠がない、対案はない、ビジョンがない。2チャンネラーか似非愛国者と同じ穴のムジナです。
この発言は清谷さんを侮辱する発言であることに気が付きませんでしたか?貴方の行為の大半は天に唾を吐く行為と同じなのですよ!
>>フリーランスを名乗る大半は無責任な売文屋だ!
違う違う。そのセリフはひゃっはーさんが言ったんじゃなくて、
ブロゴスに転載された清谷さんの当該記事についたコメント欄に書いてあったセリフですよ。
ひゃっはーさんはそれを引用してそのセリフを書いた人を非難しているんですよ。
防衛省も厳しい指摘をしてくる記者を排除するんじゃなくて、そういう見方もあるって考えれば記者クラブみたいな制度は廃止する方向に行くと思うんですがね~(苦情にこそ会社が提供するサービスの問題点があり、貴重なご意見として捉えろ、と考えるのはサービス業の常識です)
ゴロツキ紛いな人は自然と淘汰されていくので必然的にお行儀の良い記者か優秀な記者しか残れなくなると思いますし。