駆けつけ警護と防衛省の胡乱な衛生体制の変更
「駆けつけ警護、現実的でない」南スーダン支援の日本人
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9D7QZXJ9DUTFK01D.html?rm=470
戦場で救命行為、防衛省が隊員養成 国内の離島など想定
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P5172J9PUTIL02H.html
>今回の新制度について同省の担当者は「日本国内での有事を前提に検討したもので、PKOなどの海外任務は対象にしていない。海外任務では、自衛隊の医官の指示の下に、医療行為ができる環境を基本的に整えている」と説明している。
自衛官の最前線医療行為可能に 防衛省、救命率向上目指し
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/63165
>防衛省は21日、有事の際、最前線で負傷した自衛隊員の救命率を向上させるため、医
師免許がない隊員にも一部の医療行為を可能にすると発表した。同省は「国内有事を想定
しており、安全保障関連法とは無関係」と説明しているが、安保法による海外任務の拡大
で隊員が負傷するリスクが高まるとの指摘を背景に、緊急時の医療体制整備を迫られた形
だ。
“戦場”で緊急処置可能に
防衛省 「衛生員」の新資格創設
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-22/2016092202_01_1.html
>同省は、米軍のコンバットメディック(衛生兵)に相当する資格を自衛官に認定・付与すべく、同省にコンバット・メディカルコントロール協議会(CMC協議会)を今後設置する方針です。
>防衛省が設置した有識者会議の提言に沿った措置。准看護師と救急救命士の資格を持つ
隊員に専門的な講習を受けさせることで可能にする。同省は医療行為の解禁について、保
健師助産師看護師法の解釈の範囲内で可能とし、新たな法改正は不要と説明している。
国内向けと、言っておりますが、これは本来は「駆けつけ警護」を対象したものでしょう。PKOだけを切り離しては、戦時医療体制が整備できないでしょう。ですが、国内用と言っておかないと、これから改革し、カリキュラムを組むので駆けつけ警護実施に間に合わなくなるからでしょう。交戦で手足や命を失う隊員こそいい面の皮です。
本来ならば、国内よりも駆けつけ警護の方がより実戦による死傷者が出る可能性が高いわけです。
それに何の手当もおこなわず、より優先順位の低い国内の対処を優先させるのでしょうか。
現状で駆けつけ警護をおこない、交戦となって隊員が死傷すれば、医療体制が整っておらず、他国の何倍もの死傷者を出すでしょう。しかも彼らは麻酔薬も支給されておらず、ペインコントロールができないので、苦しみもがきぬいた上で、命や手足を失うことになるでしょう。
そうなればそれを放置してきた安倍政権の責任が問われるでしょう。そもそも駆けつけ警護を行う必要性が低い、しかもPKO派遣の原則からはずれている南スーダンです
更に申せば、他国では当たり前にメディクにやらせている手当を、医師法の規制があるとして、やらず、長年に渡って放置してきたのは防衛省自衛隊の怠慢であり、まずは素直に自己批判すべきです。「より良くする」なんて官僚作文をやっている場合ではないでしょう。
そしてこのような「改革」をしても実効性はないでしょう。何しろ、自衛隊防衛省の中にまともに戦傷医療を知っている人間はほとんどいません。みんな衛生部のやる気の無さと陰湿ないじめでやめしまいました。何しろまともに戦傷医療研究やるとキチガイとか反逆者扱いされましたら。
「コンバット・メディカルコントロール協議会」なんて作っても結局は利権誘導団体にしかならないでしょう。そもそもなんで協議会なんでしょうか。本来防衛省、自衛隊の中の既存の組織でやるべきことでしょう。
防弾チョッキやヘルメットかぶっているから胴体と頭は怪我しないなんて、胡乱なことを言っている人たちにまともな戦傷医療体勢の確立なんて無理です。
防衛省では戦時医療では「10分一時間救命ドクトリン」などという、寝言のような話をしております。こんな机上の空論、寝言をいっているようでは海外の軍隊から笑われます。各隊員にしても止血帯の使い方しか教えられておりません。包帯すら満足にまけない状態です。しかも支給されている包帯では小銃弾の貫通による出血には対処できません。
また結局、法律をいじくらず、法解釈だけでやるのは面倒くさいし、医師会が怖いからでしょう。医師会からショバ荒らしをするなといじめられる。こんな小手先なことでまともな医療体制ができるはずがあるません。
当面法改正が難しいならば、医官の数を増やすべきでしょう。パラメディックの仕事を医官にやらせれば宜しい。役にも立たない10式や機動戦闘車を買うカネがあるならば、医官を増やすべきです。
そもそも部隊で医官の充足率は2割を切り、インターンに至ってはゼロ。駐屯地では薬剤官が売薬を、出しているだけなんてところがゴロゴロある。これは中谷大臣が記者会見で発言しています。
衛生学校にしてもナースをホステスにして無許可の宴会ばかりして、有事法制に備えての研究なんぞしていなかったのですから。
しかも衛生関係者は平気で幕僚長や大臣を騙します。
元衛生学校長の自作自演のコンサートでは中央病院長の娘さんのバイオリニストをタダで出演してもらったという嘘をついております。
ですがこれはバイオリニストから「普通ギャラは20万円ぐらいなんですけぉ、パパのお仕事の関係ですから5万円でいいですう♡」という申し出であって、ご本人とピアノ伴奏者に各5万円ずつ払っています。
ところがぼくがこの件を暴露したので、怪しげな共済会が払ったことにして、陸幕広報室や内局の広報、岩田幕僚長やら、中谷大臣まで騙したわけです。
それから有事に個人衛生キットを3アイテムからPKO用と同じ、8アイテムに増やすというのも真っ赤な嘘。業者たちだってそんな話をきいていたことがないわけです。これまた幕僚長や大臣を騙しているわけです。それと防衛省では頭のなかにある思いつきのことを「計画」と呼ぶのでしょうか。
これらは内部では流石にバレて、関係者がそれなりに処罰されているようですが(幹部が10名以上更迭されたようですが)、対外的にコメンなさいをやっていません。松木衛生学校長なんて本来懲戒解雇されても当然でしょう。
かつてルワンダ派遣部隊も医療班が銃撃されて30分も防いたら、本部要員あとからてめえだけ、ヘルメと被って防弾チョッキ着てやってきて、「皆さん、初めからヘルメット被って、防弾チョッキきていたことにしてください」といって、口裏を合わせることを強要したわけです。ですから幕僚監部も大臣たちもメディアも、そのような問題があったことすら知らなかったわけです。加えていえば高機動車も2台盗まれましたが、こちらもダマテンでした。
つまり、組織防衛のための嘘を平気でつく組織ということです。
組織防衛のために膿がだせない。
そいう体質なんですよね。自衛隊って。
こういう組織が作った改革案が機能すると考えるのであれば、それは随分とお花畑な話です。
暴力装置発言問題では、自民党の先生方は、私心のない、防衛に命を捧げている自衛官を疑うのは文民統制を揺るがすのだ、なんて仰っておりましたが、こういうインチキや嘘で大臣を騙すことが、文民統制が効いているというのでしょうかね?
こういう連中に騙されることが自民党では文民統制というのでしょうか。
こんな組織が、いくら戦車やミサイルなどの玩具を買って弄んでも国防も戦争もできるものですか。
こういう現実をメディアも国会議員ももっと直視すべきです。
改革をしたいならば、まずは嘘つきを組織から粛清すべきです。
週刊朝日のゴジラ記事に寄稿したのですが、石破茂氏へのインタビューとぼくのコラムのサマリーがそれぞれネットに掲載されています。
石破茂・元防衛相「シン・ゴジラ」“防衛出動”苦言の真相を語る
https://dot.asahi.com/wa/2016083100229.html
軍事ジャーナリスト「シン・ゴジラ」の“自衛隊装備の弱点”を指摘
https://dot.asahi.com/wa/2016083100233.html
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
記事「もしゴジラが上陸したら?」にモノ申す
http://japan-indepth.jp/?p=29895
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「シン・ゴジラ」で戦う自衛隊はリアルなのか
白熱の戦いに登場する兵器を分析してみた
http://toyokeizai.net/articles/-/133280
Japan in depth に以下の記事を寄稿しました。
オリンピックでドーピング、何が悪い?
http://japan-indepth.jp/?p=29562
IRONNAにいかの記事を寄稿しました。
安倍総理よ、憲法改正は「魔法の杖」ではない
http://ironna.jp/article/3795
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9D7QZXJ9DUTFK01D.html?rm=470
戦場で救命行為、防衛省が隊員養成 国内の離島など想定
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P5172J9PUTIL02H.html
>今回の新制度について同省の担当者は「日本国内での有事を前提に検討したもので、PKOなどの海外任務は対象にしていない。海外任務では、自衛隊の医官の指示の下に、医療行為ができる環境を基本的に整えている」と説明している。
自衛官の最前線医療行為可能に 防衛省、救命率向上目指し
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/63165
>防衛省は21日、有事の際、最前線で負傷した自衛隊員の救命率を向上させるため、医
師免許がない隊員にも一部の医療行為を可能にすると発表した。同省は「国内有事を想定
しており、安全保障関連法とは無関係」と説明しているが、安保法による海外任務の拡大
で隊員が負傷するリスクが高まるとの指摘を背景に、緊急時の医療体制整備を迫られた形
だ。
“戦場”で緊急処置可能に
防衛省 「衛生員」の新資格創設
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-22/2016092202_01_1.html
>同省は、米軍のコンバットメディック(衛生兵)に相当する資格を自衛官に認定・付与すべく、同省にコンバット・メディカルコントロール協議会(CMC協議会)を今後設置する方針です。
>防衛省が設置した有識者会議の提言に沿った措置。准看護師と救急救命士の資格を持つ
隊員に専門的な講習を受けさせることで可能にする。同省は医療行為の解禁について、保
健師助産師看護師法の解釈の範囲内で可能とし、新たな法改正は不要と説明している。
国内向けと、言っておりますが、これは本来は「駆けつけ警護」を対象したものでしょう。PKOだけを切り離しては、戦時医療体制が整備できないでしょう。ですが、国内用と言っておかないと、これから改革し、カリキュラムを組むので駆けつけ警護実施に間に合わなくなるからでしょう。交戦で手足や命を失う隊員こそいい面の皮です。
本来ならば、国内よりも駆けつけ警護の方がより実戦による死傷者が出る可能性が高いわけです。
それに何の手当もおこなわず、より優先順位の低い国内の対処を優先させるのでしょうか。
現状で駆けつけ警護をおこない、交戦となって隊員が死傷すれば、医療体制が整っておらず、他国の何倍もの死傷者を出すでしょう。しかも彼らは麻酔薬も支給されておらず、ペインコントロールができないので、苦しみもがきぬいた上で、命や手足を失うことになるでしょう。
そうなればそれを放置してきた安倍政権の責任が問われるでしょう。そもそも駆けつけ警護を行う必要性が低い、しかもPKO派遣の原則からはずれている南スーダンです
更に申せば、他国では当たり前にメディクにやらせている手当を、医師法の規制があるとして、やらず、長年に渡って放置してきたのは防衛省自衛隊の怠慢であり、まずは素直に自己批判すべきです。「より良くする」なんて官僚作文をやっている場合ではないでしょう。
そしてこのような「改革」をしても実効性はないでしょう。何しろ、自衛隊防衛省の中にまともに戦傷医療を知っている人間はほとんどいません。みんな衛生部のやる気の無さと陰湿ないじめでやめしまいました。何しろまともに戦傷医療研究やるとキチガイとか反逆者扱いされましたら。
「コンバット・メディカルコントロール協議会」なんて作っても結局は利権誘導団体にしかならないでしょう。そもそもなんで協議会なんでしょうか。本来防衛省、自衛隊の中の既存の組織でやるべきことでしょう。
防弾チョッキやヘルメットかぶっているから胴体と頭は怪我しないなんて、胡乱なことを言っている人たちにまともな戦傷医療体勢の確立なんて無理です。
防衛省では戦時医療では「10分一時間救命ドクトリン」などという、寝言のような話をしております。こんな机上の空論、寝言をいっているようでは海外の軍隊から笑われます。各隊員にしても止血帯の使い方しか教えられておりません。包帯すら満足にまけない状態です。しかも支給されている包帯では小銃弾の貫通による出血には対処できません。
また結局、法律をいじくらず、法解釈だけでやるのは面倒くさいし、医師会が怖いからでしょう。医師会からショバ荒らしをするなといじめられる。こんな小手先なことでまともな医療体制ができるはずがあるません。
当面法改正が難しいならば、医官の数を増やすべきでしょう。パラメディックの仕事を医官にやらせれば宜しい。役にも立たない10式や機動戦闘車を買うカネがあるならば、医官を増やすべきです。
そもそも部隊で医官の充足率は2割を切り、インターンに至ってはゼロ。駐屯地では薬剤官が売薬を、出しているだけなんてところがゴロゴロある。これは中谷大臣が記者会見で発言しています。
衛生学校にしてもナースをホステスにして無許可の宴会ばかりして、有事法制に備えての研究なんぞしていなかったのですから。
しかも衛生関係者は平気で幕僚長や大臣を騙します。
元衛生学校長の自作自演のコンサートでは中央病院長の娘さんのバイオリニストをタダで出演してもらったという嘘をついております。
ですがこれはバイオリニストから「普通ギャラは20万円ぐらいなんですけぉ、パパのお仕事の関係ですから5万円でいいですう♡」という申し出であって、ご本人とピアノ伴奏者に各5万円ずつ払っています。
ところがぼくがこの件を暴露したので、怪しげな共済会が払ったことにして、陸幕広報室や内局の広報、岩田幕僚長やら、中谷大臣まで騙したわけです。
それから有事に個人衛生キットを3アイテムからPKO用と同じ、8アイテムに増やすというのも真っ赤な嘘。業者たちだってそんな話をきいていたことがないわけです。これまた幕僚長や大臣を騙しているわけです。それと防衛省では頭のなかにある思いつきのことを「計画」と呼ぶのでしょうか。
これらは内部では流石にバレて、関係者がそれなりに処罰されているようですが(幹部が10名以上更迭されたようですが)、対外的にコメンなさいをやっていません。松木衛生学校長なんて本来懲戒解雇されても当然でしょう。
かつてルワンダ派遣部隊も医療班が銃撃されて30分も防いたら、本部要員あとからてめえだけ、ヘルメと被って防弾チョッキ着てやってきて、「皆さん、初めからヘルメット被って、防弾チョッキきていたことにしてください」といって、口裏を合わせることを強要したわけです。ですから幕僚監部も大臣たちもメディアも、そのような問題があったことすら知らなかったわけです。加えていえば高機動車も2台盗まれましたが、こちらもダマテンでした。
つまり、組織防衛のための嘘を平気でつく組織ということです。
組織防衛のために膿がだせない。
そいう体質なんですよね。自衛隊って。
こういう組織が作った改革案が機能すると考えるのであれば、それは随分とお花畑な話です。
暴力装置発言問題では、自民党の先生方は、私心のない、防衛に命を捧げている自衛官を疑うのは文民統制を揺るがすのだ、なんて仰っておりましたが、こういうインチキや嘘で大臣を騙すことが、文民統制が効いているというのでしょうかね?
こういう連中に騙されることが自民党では文民統制というのでしょうか。
こんな組織が、いくら戦車やミサイルなどの玩具を買って弄んでも国防も戦争もできるものですか。
こういう現実をメディアも国会議員ももっと直視すべきです。
改革をしたいならば、まずは嘘つきを組織から粛清すべきです。
週刊朝日のゴジラ記事に寄稿したのですが、石破茂氏へのインタビューとぼくのコラムのサマリーがそれぞれネットに掲載されています。
石破茂・元防衛相「シン・ゴジラ」“防衛出動”苦言の真相を語る
https://dot.asahi.com/wa/2016083100229.html
軍事ジャーナリスト「シン・ゴジラ」の“自衛隊装備の弱点”を指摘
https://dot.asahi.com/wa/2016083100233.html
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
記事「もしゴジラが上陸したら?」にモノ申す
http://japan-indepth.jp/?p=29895
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「シン・ゴジラ」で戦う自衛隊はリアルなのか
白熱の戦いに登場する兵器を分析してみた
http://toyokeizai.net/articles/-/133280
Japan in depth に以下の記事を寄稿しました。
オリンピックでドーピング、何が悪い?
http://japan-indepth.jp/?p=29562
IRONNAにいかの記事を寄稿しました。
安倍総理よ、憲法改正は「魔法の杖」ではない
http://ironna.jp/article/3795
この記事へのコメント
組織に害を及ぼす、怠慢な人間、面汚しの人間がクビにならないどころかでかいツラをするのが自閉隊です。特に陸自では後方職域・機関にその傾向が強いです。一般部隊や戦闘職種はまじめで真剣に仕事しています。 最近、地元の駐屯地創立記念日に遊びに行きました。隊員は懇切丁寧にサービスし、連隊長自ら地域の祭りを披露し、おもてなしをしていました。そういう健全な部隊も存在します。しかし、おなじ組織・業界で何で天と地の差があるんでしょうか?
環境や法律・制度の責にするのはペイペイの陸士でもできます。それを改善するという気骨のある 幹部はいないのでしょうか? 衛生はチキンの集まりなんでしょうか? 環境や政治の責任にするのはできない言い訳です。
薬莢一つの紛失でもガタガタいわれる自衛隊で車両を盗難されるなんて指揮官は懲罰ものだと思いますが、そこはどうなったんでしょう?
もみ消されたんですか?
義姉がNY州の医大にいたころ、提携先の日本の医大からきた研修生 に会いました。 一人は救急病院に配属されてたのですが、刺された患者ばかり運ばれてくると困惑されてました。 でも、貴重な体験を持って帰国されたと思います。 民間ではこうした取り組みはあるんですけどね。 機材より、貴重な経験こそお金を払っても輸入して欲しいものです。
医療現場で働いているプロとして、付け焼き刃の教育や運用解釈で本当に医療行為できるんですか?医療の素人の私でも機能しないどころか訴訟沙汰なるんじゃないですかと思うんですが?是非、専門家の御意見を伺いたいです。
また、戦場医療の座談会で都立広尾病院の院長先生が怒鳴り散らした、雑誌に投稿したくらいですから日本の軍事医療がいかに酷いか証明しているし、広尾病院というと救急医療が強いという評判らしいので、その親分が酷いと言っているので酷いんでしょう!
薬莢の話をされていますが、自衛隊はそんなどうでもいいことに拘らず、「世界標準」を目指して改革してほしいものです。
今の自衛隊はガラパゴス軍隊であり、いざという時に役に立つか分かりません。
防衛省や自衛隊の好きな「わが国特有の~」のくだりは、真剣に専門家達が海外調査をして議論の末導き出された方針というよりは一部の人々の利益のための方針に思えてなりません。
その為にもっと防衛省、自衛隊批判をマスコミはすべきです。
人は自分「自身」が痛い目に合わないと中々変われないものです。某元アナも「自身か家族かが透析が必要な事態になって変われるか否か」でしょう。しかし自衛隊の場合、痛い目をみるのは多くの場合現場の隊員であって上層部ではありません。連中(自衛隊上層部及び防衛省)が自らを改める事など期待できない事、かつ対テロ戦では「テロリストの排除と被害者への応急手当を同時並行で行わなければならない可能性がある事(排除してから手当では間に合わない?)」から医療の重要性が高くなる事から考えて、既存の自衛隊・防衛庁の外に、新たに医療部隊・組織を作った方が良いのではないかと思ったりもします。民間の医師や看護師や医療ボランティアでは「自衛」にも限度があるでしょうから(逆に生活習慣病や癌とかにはそれ程詳しくなくても良い?)。
薬莢なんざ1つ2つ無くしたくらいで、って思うんですけど自衛隊はそうは思わないようで・・・
キヨタニさんも含めて色んな人が問題提起している「駆けつけ警護」で、自衛隊における戦場医療体制があまりにお粗末な事、各種装備品の調達における意味不明な調達のしかたなど、叩かれたら市ヶ谷が大混乱になるんじゃないかと思えるネタが山ほどあります。
もっと叩いて膿を出し切って欲しいものですね。
元キャプテン様から、御指摘頂きましたが、職務多忙等の為、ご返事が遅れた事は申し訳ないと思っています。>医療現場で働いているプロとして、付け焼き刃の教育や運用解釈で本当に医療行為できるんですか?
前々から、言及していますが、本来、この問題の解答は私よりも、男性正看護師で予備自衛官補(恐らく看護枠)の同僚の方が遙かに適しています。何故なら、双方の事情を存じていますから。しかし、任務に関して、保秘の観点から、殆ど口にしません。
しかし、私が一般論として答えさせて頂くのなら、無理でしょう。准看ですら、資格取得の為、僅か2年で、1890時間(私が入学した時から、390時間増えました)の過程をこなし、都道府県が実施している資格試験に合格しなければなりません。是が正看護師だと3000時間以上の過程をこなし、国家試験に合格する事が必要です。しかし、此処までは、飽くまでスタートラインに過ぎません。その後、臨床現場に於いて、実務経験と各種の研修等で研鑽を積まないと…。
因みに、私は勤務先の主催する研修は元より、他施設の主催する研修を捜し、自分の時間を潰して、参加の上、必要に応じて、勤務先で伝達研修を実施しています。先方への参加が無料なのは良いのですが、勿論、勤務先からの見返りは何一つ有りません。他分野の人から見ると、安月給で、重責に喘いでいる上、自分の時間をワザワザ潰す『マヌケ』と言われるかも知れませんが、構わないのです。是は自らが色々な思いの上、選んだ道ですし、より良い看護を行いたいだけですから…。
唯、以前にも言及しましたが、自衛隊の衛生科隊員に関しては、法的制限の緩和の方向ではなく、救急救命士+准看護師資格を有する衛生課隊員に必要な教育を行うことが前提となっています。是は是で良い事なのですが、在日米軍などが有する海外の実戦的な技術を取り入れるだけでなく、国内の民間病院の救急や急性期病棟の第一線へ交換留学に参加すべきかと。戦地ではないのですが、これ等の第一線も有る意味、修羅場ですから…。
御指南に感謝申し上げます。やはり、プロの方の御言葉に含蓄と説得力があります。私は塾講師で 中学生や高校生に対し、社会科ー。現代社会や歴史・地理を教えています。受験テクニックだけでなく、知識に付加価値を付けて教え、関心を持たせるよう努めています。歴史や現代社会は軍事や戦争が付き物です。ある生徒から先生、自衛隊で働いていたことがあるから、戦争の説明がわかりやすいと褒め殺しされました。確かに20年間、軍事の教育訓練や研究をした兵隊バカでしたから。
チャイカ様は医療に関しては投稿者の中で右に出る者はいません。戦場医療に関してどんどんコメントしてください。
民間病院への修行・出向ですか。いい案だと思います。
自衛隊は自閉隊と揶揄されるくらいガラパゴスでKYを越え、JY=時代を読めない業界、旧態依然の硬直化した世界です。全日本柔道連盟や日本相撲協会といい勝負しますよ!
ですから、医療体制も必然的にそうなります。
私が若い頃、医務室で親知らずを抜くのに死ぬほど痛い思いしました。2日かけ、痛みで眠れない。 口は腫れて食べれない。歯科医官は20年の経験ある方ですが 素人の私から見てもヤブでした。なぜか 場数が圧倒的に足りない、研修の機会が足りない。故に技量が向上しないのではないでしょうか?
どこの病院や医療系の学校で昼から宴会しているところあるんですか?技量以前の問題でしょう。 私が世田谷区の住民だったら、行きませんよ。患者にも病院を選ぶ権利あります。ちなみに私が働いている塾でも生徒が先生を選ぶ権利がありますからね。
外部評価ですよ。
あなたは素晴らしく、立派で、プロ意識があり、自分の仕事に誇りを持っている。自衛隊のバカ共に爪の垢を煎じさせて飲ませたいくらいです。
全てではありませんが、自衛隊でプロ意識を持って仕事している方は皆無です。強いて言えば特殊作戦群・第1空挺団・中央即応連隊・西方普通科連隊・部隊訓練評価隊・救難団・海上警備隊・水中処分隊・飛行教導隊 等くらいではありませんか? まぁ大半は武装公務員とかなんちゃって兵隊さんですから。
本来ならチャイカさんみたいな人材が 自衛隊に必要なんですが、冷静に考えれば入隊しなかったことが正解です。なぜなら向上心を持つ人間はパージされますから。楽して給料貰うことしか考えてませんから。また、スキルは向上しません。退化しますから。 理由は説明する必要ないでしょう。
「どうせ本職のようにはできない(が本職と同等でないと非難される)」「戦闘=死傷者の大量生産に対して医療=手仕事が立ち向かえるはずがない」という”ニヒリズム”があるのかも知れません。確かにできる事は限られているでしょうが、限られた事でもすればそれで助かる生命身体があるのですから、やるべきだと思うのですが。こう言うのも何ですが、「いくら家の鍵をしっかりしたところで、戸や窓ましてや壁を物理的に破壊されたら侵入される。しかし触法リスクという通常人には取れないリスクを背負った窃盗犯に対しては『多少手間取らせる』事はかなり有効である」というのと似ている気がします。「戦闘機にマッハ3以上の速度を求める、戦車に140ミリ砲を搭載する」事はコストや機動性に相当はね返りますが(実用性に疑問符がつくレベルで)。
それと「どうせ『戦争さえしさえしなければいいんだ』というのが本音だろう」というのもあるかも知れません、