産経新聞大本営作戦参謀杉本康士記者発表、空自の救難ヘリは世界一(笑
【防衛最前線(86)】有事を想定し“お色直し”をしたUH60J救難ヘリ 「白と黄色の塗装では目立ちすぎる」
http://www.sankei.com/premium/news/160901/prm1609010010-n1.html
> V107と比べてUH60の大きな利点はオートパイロット機能だ。空中で静止するホバリングを自動で行うほか、搭乗員が静止位置を微調整することもできる。暗い中で遭難者を捜索するナイト・ビジョン・ゴーグルにも対応している。
杉本記者のお家芸、旧型と新型を比べて新型、スゲーって大絶賛です。
そら、蒸気機関車と電気機関車を比べるようなもので、能力が向上していて当たり前でしょう。
本来、諸外国の救難ヘリと比べるべきなんですが、杉本記者にその知識がないのか、比べると駄目な機体ということがバレるか、その両方でしょう。
杉本記者は塗装を実戦向けに変えたぞ、ドヤっと大威張りですが、空自の救難ヘリはSAR(Search and Rescue
はできもてCSAR(Combat Search and Rescue)はできません。つまり実戦は無理です。
まずキャビン上方左右にどでかい増槽をつけています。銃弾の飛び交うCSARでこんなものをつけていたら大変です。米空軍のブラックホークはキャビン内に増槽を搭載しています。そしてドアガンが5.56ミリのMINIMIです。
他国では7.62ミリか12.7ミリが普通です。射程が短くて、相手の頭を下げさせることはできません。
また米空軍の機体にはレスキューチームは特殊部隊並の技量をもった完全武装の高い戦闘能力をもった兵隊が搭乗しており、彼らはまず救助対象にすることは銃を突きつけることです。それは敵の偽装である可能性があるからです。
>空自への導入当初は白と黄色を基調とした塗装だった。目立つ色にすることで遭難者がヘリコプターを発見しやすくし、パイロットに自分の位置を知らせることを可能性にするためだ。ところが、平成17年以降、UH60は海の上で目立ちにくい濃紺の洋上迷彩に塗り替えられた。
塗装変更のきっかけの1つが、11年3月に能登半島沖で不審船事件を起こした北朝鮮や、強引な海洋進出を進める中国の脅威だ。
> 「有事やグレーゾーン事態の下で活動する際には救難ヘリコプターも攻撃を受ける危険性がある。白と黄色の塗装では目立ちすぎて、敵からすぐに発見されかねない」
MINIMIで敵から攻撃に十分であると空自は考えているということです。お花畑の平和ボケもいいところです。
しかもファースト・エイド・キットも貧相で、最近米軍のIFAKIIの導入を決めたそうです。
米空軍のブラックホークです。
更に問題は現在調達されている機体が事実上官製談合で調達されていることです。
当初の計画では予算総額は1900億円でした。機体予算はこの半額ですから40機で950億円ですから、調達単価は23.75億円です。ですが当初から調達単価は50億円、昨今一括調達でコストダウンしました、といいつつも50億円以上です。
そらそれまでのUH-60Jだって調達単価は50億ほどですから、より改良を加えた新型が大幅にさがることがないのは子どもにでもわかる理屈です。
つまり空幕、当時の空幕長、装備部長、航空機課長も当初か単価が2倍以上になることを知りながら、安く上がりますと嘘をついていたことになります。
何が何でも三菱重工のUH-60Jを採用しないといけない、大人の事情があってのでしょうが、市ヶ谷ではなんというか、知りませんが我々民間人は「嘘つき」といい、「官製談合」といいます。
毎度申し上げておりますが、プロジェクト自体を国会で承認するシステムになれば、もう少し監視が行き届くのではないでしょうか。ところが現実、初年度の予算だけが議論もされずに通るわけです。国会の監視が行き届いているとは言えません。
この現状で世耕氏や丸川氏ら自民党の先生方は自分たちの自衛隊様をすべて信じることが文民統制であると仰っているわけですから、お花畑もいいところです。
このような犯罪行為が黙認されておるわけですが、産経新聞は防衛省、自衛隊マンセーの大本営発表を繰り返しているわけです。
ですから1千億円も税金が無駄に使われてもニコニコしてヨイショ記事を書いております。
これが愛国的な報道なんですかね?
まあ、実戦で空自の救難ヘリはバタバタ落とされるでしょうね。
その責任の一端は産経新聞にあります。杉本記者には良心の呵責がないでしょうかね。
ぼくがこんな記事を書けと言われたら、会社やめるか自殺するかもしれません。
売るべき魂すらないのはある意味幸いなのかもしれません。
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しております。
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その1 情報編
http://japan-indepth.jp/?p=31070
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その2 火力編
http://japan-indepth.jp/?p=31120
http://www.sankei.com/premium/news/160901/prm1609010010-n1.html
> V107と比べてUH60の大きな利点はオートパイロット機能だ。空中で静止するホバリングを自動で行うほか、搭乗員が静止位置を微調整することもできる。暗い中で遭難者を捜索するナイト・ビジョン・ゴーグルにも対応している。
杉本記者のお家芸、旧型と新型を比べて新型、スゲーって大絶賛です。
そら、蒸気機関車と電気機関車を比べるようなもので、能力が向上していて当たり前でしょう。
本来、諸外国の救難ヘリと比べるべきなんですが、杉本記者にその知識がないのか、比べると駄目な機体ということがバレるか、その両方でしょう。
杉本記者は塗装を実戦向けに変えたぞ、ドヤっと大威張りですが、空自の救難ヘリはSAR(Search and Rescue
はできもてCSAR(Combat Search and Rescue)はできません。つまり実戦は無理です。
まずキャビン上方左右にどでかい増槽をつけています。銃弾の飛び交うCSARでこんなものをつけていたら大変です。米空軍のブラックホークはキャビン内に増槽を搭載しています。そしてドアガンが5.56ミリのMINIMIです。
他国では7.62ミリか12.7ミリが普通です。射程が短くて、相手の頭を下げさせることはできません。
また米空軍の機体にはレスキューチームは特殊部隊並の技量をもった完全武装の高い戦闘能力をもった兵隊が搭乗しており、彼らはまず救助対象にすることは銃を突きつけることです。それは敵の偽装である可能性があるからです。
>空自への導入当初は白と黄色を基調とした塗装だった。目立つ色にすることで遭難者がヘリコプターを発見しやすくし、パイロットに自分の位置を知らせることを可能性にするためだ。ところが、平成17年以降、UH60は海の上で目立ちにくい濃紺の洋上迷彩に塗り替えられた。
塗装変更のきっかけの1つが、11年3月に能登半島沖で不審船事件を起こした北朝鮮や、強引な海洋進出を進める中国の脅威だ。
> 「有事やグレーゾーン事態の下で活動する際には救難ヘリコプターも攻撃を受ける危険性がある。白と黄色の塗装では目立ちすぎて、敵からすぐに発見されかねない」
MINIMIで敵から攻撃に十分であると空自は考えているということです。お花畑の平和ボケもいいところです。
しかもファースト・エイド・キットも貧相で、最近米軍のIFAKIIの導入を決めたそうです。
米空軍のブラックホークです。
更に問題は現在調達されている機体が事実上官製談合で調達されていることです。
当初の計画では予算総額は1900億円でした。機体予算はこの半額ですから40機で950億円ですから、調達単価は23.75億円です。ですが当初から調達単価は50億円、昨今一括調達でコストダウンしました、といいつつも50億円以上です。
そらそれまでのUH-60Jだって調達単価は50億ほどですから、より改良を加えた新型が大幅にさがることがないのは子どもにでもわかる理屈です。
つまり空幕、当時の空幕長、装備部長、航空機課長も当初か単価が2倍以上になることを知りながら、安く上がりますと嘘をついていたことになります。
何が何でも三菱重工のUH-60Jを採用しないといけない、大人の事情があってのでしょうが、市ヶ谷ではなんというか、知りませんが我々民間人は「嘘つき」といい、「官製談合」といいます。
毎度申し上げておりますが、プロジェクト自体を国会で承認するシステムになれば、もう少し監視が行き届くのではないでしょうか。ところが現実、初年度の予算だけが議論もされずに通るわけです。国会の監視が行き届いているとは言えません。
この現状で世耕氏や丸川氏ら自民党の先生方は自分たちの自衛隊様をすべて信じることが文民統制であると仰っているわけですから、お花畑もいいところです。
このような犯罪行為が黙認されておるわけですが、産経新聞は防衛省、自衛隊マンセーの大本営発表を繰り返しているわけです。
ですから1千億円も税金が無駄に使われてもニコニコしてヨイショ記事を書いております。
これが愛国的な報道なんですかね?
まあ、実戦で空自の救難ヘリはバタバタ落とされるでしょうね。
その責任の一端は産経新聞にあります。杉本記者には良心の呵責がないでしょうかね。
ぼくがこんな記事を書けと言われたら、会社やめるか自殺するかもしれません。
売るべき魂すらないのはある意味幸いなのかもしれません。
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しております。
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その1 情報編
http://japan-indepth.jp/?p=31070
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その2 火力編
http://japan-indepth.jp/?p=31120
この記事へのコメント
つまり、わかりやすく例えると、学内の中間・期末テストで1位なった俺は秀才だぜ!とオナニーしているようなものですか?学校の運動会で1位になり天狗になったようなものですか?
世間では井戸の中の蛙、身の程知らずと言います。
やばっ、愚問でした。自閉隊だからしょうがないか!だって存在すれば仕事したことになっているから。それじゃ~、案山子でいいじゃん。給料払わなくていいし、ご飯や燃料というランニングコスト要らないし、余計な仕事作らないし、害をもたらさないし。 この記者、なぜ自衛隊を賛美しているかわからない?だって自衛隊から仕事や金貰っているわけないでしょう。趣味で賛美するのは勝手ですが、仕事の場合、違うでしょう。仕事に私情を入れている時点でプロ失格です。
軍事は「世界」が舞台ですが、この人達は「自分にとって都合の良い部分だけをつまみ食い」する事はあっても、「世界」など眼中に無いのでしょう。この人達が見ているのは日本国内「だけ」で、自分達と対立している人達を黙らせる事「だけ」が目的なのでは。
ドアガンについてはミニミで良しとしている辺り、7.62㎜機関銃を全自衛隊で廃止しようとでもしているんですかね。
弾薬を統一化して弾薬の調達費を節約しようとしているとか・・・ってそんな甲斐性があったらとっくにもっと健全な組織になってるか。