アメリカのシリア空爆に「正義」があるか?そもそも謀略じゃ?
アメリカのシリア空爆は合法か
http://blogos.com/article/217428/
>今回のアメリカの空爆は、安保理決議に基づいた介入ではなく、反対勢力はこれを国際法上違法との見方をしている。アサド政権を支えるロシアは、「侵略行為」とまで述べ批判している。他方、日本を含めた西側諸国は概ねこれを政治的に支持している。支持している根拠は何かというと、化学兵器使用が人道的違反行為に当たるという見方である。また、シリアが批准した化学兵器禁止条約に自ら違反したことになる。
>安保理の支持を得ないで単独の軍事行動に出た場合は、個別的、集団的自衛権の行使以外では国際法上違法ということになる。
>しかし、これまでに、安保理を通じないで人道的介入が正当化されたことがある。それは、1999年に起きたコソボ紛争での旧ユーゴスラビア(現セルビア)によるアルバニア系コソボ人の弾圧に対する北大西洋条約機構(NATO)の対ユーゴ空爆だった。
そもそも、シリア軍による化学兵器使用の事実があったか、現状怪しいとしかいえません。それをろくなインテリジェンスもない我が国が米国に盲従していいんですかね(ああ、インテリジェンスって、知性という意味もありましたね。そちらもないですよね)。
そもそもアメリカの軍事攻撃の「正当性」とか「正義」って、まずはインチキで疑われるべきでしょう。
近くは湾岸戦争でPR会社のインチキPRまで使って世論操作をして開戦。イラク戦争も、サダムフセインがビン・ラディンとつるんでいるという与太話をでっち上げて、開戦しました。
結果膨大な戦費を使って国力を疲弊させ、現地で多数の民間人を殺害し、大きな恨みを買いました。これに同盟国まで巻き込みました。
そして、中東の不安定化を招いて、あげくテロやISのような組織まで育ててしまったわけです。
ブッシュJr含めて戦争犯罪人で吊すべき連中は決して少なくないでしょう。
その反省が全くない。
古くはベトナム戦争、米西戦争やらハワイ併合などでもでっち上げて「正義」の戦争や戦闘を始めました。
上記のコソボの話でも、人でなしはセルビアだけではなくて、むしろコソボの方が悪党だったけど、セルビアだけ悪者にしてたこ殴りしてでしょう。ウクライナも同じです、前政権から軍事力で権力を奪取した現政権だって目くそ鼻くそを笑う程度のクズなゴロツキにしか過ぎません。それを「正義」だと支持したわけです。
こういう「実績」を見ていると、アメリカの「正義」や「正当性」って疑いたくなるのが人情というものでしょう。
ましてやトランプ大統領の場合、内政の失策が重なっており、有権者を騙すために「マッチョな大統領」を演出するため攻撃を決意した可能性も否定できないでしょう。
これは無能な独裁者の常套手段ですけどもね。フォークランド戦争もそんな感じで始まったと記憶しておりますが。
そもそもアメリカはどんな悪事を働こうと、勝てば官軍、相手が墓に入れば文句はいえない、というあまりお上品ではない性根で戦争や外交やっています。
歴史的な事実を鑑みて、アメリカが武力行使を行うときは、その「正当性」「正義」をまずは疑うのがリテラシーというものでしょう。悲しいことに我が国の総理にその資質が欠けているように思えますが。
http://blogos.com/article/217428/
>今回のアメリカの空爆は、安保理決議に基づいた介入ではなく、反対勢力はこれを国際法上違法との見方をしている。アサド政権を支えるロシアは、「侵略行為」とまで述べ批判している。他方、日本を含めた西側諸国は概ねこれを政治的に支持している。支持している根拠は何かというと、化学兵器使用が人道的違反行為に当たるという見方である。また、シリアが批准した化学兵器禁止条約に自ら違反したことになる。
>安保理の支持を得ないで単独の軍事行動に出た場合は、個別的、集団的自衛権の行使以外では国際法上違法ということになる。
>しかし、これまでに、安保理を通じないで人道的介入が正当化されたことがある。それは、1999年に起きたコソボ紛争での旧ユーゴスラビア(現セルビア)によるアルバニア系コソボ人の弾圧に対する北大西洋条約機構(NATO)の対ユーゴ空爆だった。
そもそも、シリア軍による化学兵器使用の事実があったか、現状怪しいとしかいえません。それをろくなインテリジェンスもない我が国が米国に盲従していいんですかね(ああ、インテリジェンスって、知性という意味もありましたね。そちらもないですよね)。
そもそもアメリカの軍事攻撃の「正当性」とか「正義」って、まずはインチキで疑われるべきでしょう。
近くは湾岸戦争でPR会社のインチキPRまで使って世論操作をして開戦。イラク戦争も、サダムフセインがビン・ラディンとつるんでいるという与太話をでっち上げて、開戦しました。
結果膨大な戦費を使って国力を疲弊させ、現地で多数の民間人を殺害し、大きな恨みを買いました。これに同盟国まで巻き込みました。
そして、中東の不安定化を招いて、あげくテロやISのような組織まで育ててしまったわけです。
ブッシュJr含めて戦争犯罪人で吊すべき連中は決して少なくないでしょう。
その反省が全くない。
古くはベトナム戦争、米西戦争やらハワイ併合などでもでっち上げて「正義」の戦争や戦闘を始めました。
上記のコソボの話でも、人でなしはセルビアだけではなくて、むしろコソボの方が悪党だったけど、セルビアだけ悪者にしてたこ殴りしてでしょう。ウクライナも同じです、前政権から軍事力で権力を奪取した現政権だって目くそ鼻くそを笑う程度のクズなゴロツキにしか過ぎません。それを「正義」だと支持したわけです。
こういう「実績」を見ていると、アメリカの「正義」や「正当性」って疑いたくなるのが人情というものでしょう。
ましてやトランプ大統領の場合、内政の失策が重なっており、有権者を騙すために「マッチョな大統領」を演出するため攻撃を決意した可能性も否定できないでしょう。
これは無能な独裁者の常套手段ですけどもね。フォークランド戦争もそんな感じで始まったと記憶しておりますが。
そもそもアメリカはどんな悪事を働こうと、勝てば官軍、相手が墓に入れば文句はいえない、というあまりお上品ではない性根で戦争や外交やっています。
歴史的な事実を鑑みて、アメリカが武力行使を行うときは、その「正当性」「正義」をまずは疑うのがリテラシーというものでしょう。悲しいことに我が国の総理にその資質が欠けているように思えますが。
この記事へのコメント
しかし、何事も疑ってかかるのはジャーナリストとしては王道だろうが、一般人の我々としては、政府や、新聞などの既存ジャーナリズムの報道が信用できないとなったら、報道全般、特に海外のニュースについては、何を信じていいか分からない。
この状態は、諜報機関によるフェイクニュースを通じた世論操作にはもってこいの状態である。
何を信じていいか分からない時、人は自分が信じたいことを信じる。
そうなると、ネット上の、出どころが心もとない情報でも、自分が信じたいことが、その人にとっての真実になってしまうのである。
その結果的として、フェイクニュースに引っかかってしまうことになりかねない。
現状が正にそうであり、トランプが当選した原因の一つはロシアの情報機関によるフェイクニュースであったという分析もある。(ま、これもフェイクニュースである可能性もある。)
(つづく)
トランプ大統領は、自分に不利な報道については、フェイクニュースだと一蹴するのが常だが、さすがに、フリン元大統領補佐官がロシアとの関係で辞任に追い込まれた際、フリン氏がロシア大使と接触した事実はあったが、フリン氏がロシア大使と接触したというニュースはフェイクニュースだと、超絶理論を展開し、あまりの論理性のなさに非難が殺到して、自分に不利な報道をフェイクニュースだと一蹴するというマジックも通用しなくなってきている。
いずれにせよ、私は、SNSの会社だけでなく、社会全体として、フェイクニュースへの対応を誤ると、民主主義の根幹である、真実の報道という大切な基盤がいとも容易く崩れ去ると考えている。
長文、失礼しました。
海洋国家は
・大陸国家が強大化すると、まさに今の中国のように海洋進出して海洋権益が脅かされる。
・海洋国家は商売の比重が大きい。商売と言えば聞こえは良いが要するに「カモる」事で、相手が強くなると「カモる」事が難しくなる。
といった理由で大陸への干渉・関与を行います。善悪を別とすれば、今回の件も含めて「海洋国家による大陸への干渉・関与の一環」でしょう。中世の頃はイスラム圏の方が優勢でヨーロッパは脅かされる側でしたから、イスラム圏を大同団結させないように干渉・関与で分裂・弱体化させているのでは。
日本は中国が混沌に陥った際にアメリカと中国を巡って争い、その結果敗れたのですから「大陸への干渉・関与からは手を引いた」ともとれますが、一方で「アメリカによる内政への干渉」を認めてしまいましたから。
余談ですが英がEUから離脱したのは「欧州大陸に干渉・関与(ドイツとフランスとかを争わせて漁夫の利を得る等)するつもりが、却って(移民他の件で)干渉・関与される羽目になったので逃げだした」のでは。