北朝鮮の核開発抑止効果が高いのはミサイル潜水艦開発じゃないの?
さて、昨今北朝鮮の弾道弾及び核兵器開発が話題になっております。
前から申しておりますが、これらは「政治的な兵器」であって、使用したらそのときは、北朝鮮はおしまいなわけです
だから先ず使用されない。ただ独裁者が不治の病なんかにかかって、死なば諸共とか考えれば別でしょう。その場合でも周囲が使用を止めるとは思いますが。
だからといって備えが無くてはないとはいいません。ですから以前からぼくはMD整備には肯定的です。
ですが、それは「保険」として費用対効果を考えないといけない。
そもそも北が水爆やICBMをいつかは完成させるのは分かっていたことだし、国際社会の制裁があまり効果もないことも分かっていたはずです。
それが降ってわいた災難であるかのように、Jアラート乱発で、不要な恐怖を煽るのはいかがなものでしょうかね?
外交と軍事に強い安倍政権という「虚像」を信じている国民に不安感を与えて、落ち込んだ政権の支持率をあげるのが目的だろうと言われても仕方がないでしょう。
安倍政権が外交と軍事に強いというのは完全なイリュージョンです。
ついでに経済もそうですけどね。
イージスアショア導入もその支持率向上のための手段でしょう。
本来MDシステムはいろいろな選択がありますが、それが全くない。いきなり「この道しかない!」でアショアの一択です。
この人には思考力というものがないのでしょう。
ですからグローバルホークやオスプレイ、AAV7なども費用対効果、運用上の必要性も考えずに、アメリカ様からそそのかされて、とにかく買え、と自衛隊に押しつけたわけです。
結果自衛隊では補正予算をジャブジャブ使っても、他の装備の調達費や、維持整備費、需品などの予算が削られて装備の整備や訓練に大きな支障がでています。
つまりアメリカのいいなりになって、使えるかどうかも分からない装備に大金を掛けたために返って自衛隊の戦力を減退させているわけですが、気がつかない。
仮に北の核兵器と弾道弾が最大の安全保障上の脅威と認識していたのであれば、なんでこれまで早期警戒衛星や、レーザー兵器、各種プラットフォームに使える大型のUAVや飛行船などの研究を熱心にやってこなかったのか。あるいはMDシステム対応イージス艦のさらなる増強とかね。場合によっては陸自の師団何個か減らしても、R&Dや各種装備の調達に力を入れてくるべきだったでしょう。
それを今になって慌てた、あるいはモリカケ問題から頭晒すために慌てているふりをしているというのは随分と胡乱であるかと思いますよ。
さて国際社会が、北朝鮮の制裁に真面目に取り組まない原因の一つは、端的にいって我が国が舐められているからです。いくら安倍首相が「許さない」とか「断固として」とかいっても実効性が全くない。だから国連での演説でもガラガラだったわけでしょう。
しかも大半の国にとっては対岸の火事です。
諸外国が一番震撼するのは我が国の核武装です。これは米国や中国、ロシア、韓国などの近隣諸国は勿論欧州その他の国にとってもこれはインパクトがあります。
理屈でいえば米国の核の傘は必要なくなり、日米関係も大きく変わるでしょう。
何しろ被爆国の日本が核武装するわけですから、あっというまに世界で核武装競争が始まるでしょう。
基本的に核武装はしたくないけど、国際社会が無責任ならウチも核武装するよ、いいの?
というメッセージを国際社会に与えるべきです。
その一番いいのがミサイル潜水艦の整備です。ミサイル原潜は世論のハードルが高いですが、通常動力のミサイル潜水艦を建造して通常弾頭のSLBMやら巡航ミサイルを搭載する。まあ島嶼防衛用だとか、色々理屈をつければ宜しい。昨今では通常動力潜水艦でも非大気依存型の動力を搭載した艦はかなりの期間潜行が可能です。
これを建造。運用すれば国際社会が手を打たないならば、ウチにも考えがあるよ、と強いメッセージを送ることができます。
自分の核武装をした上で核軍縮を求める方が、実はデモをしたり、折り鶴を折るよりも核軍縮が進むのかもしれない、という考え方があります。
急がば回れというやつです。いわゆる平和主義者には受け入れないとは思いますが。
百年清河を待つよりも、まずは日本が核武装をして、あるいはする意図をみせて、核軍縮を主導するという方法も検討だけはすべきじゃないでしょうか。
まあ、これだけの経済力もって核武装もすれば外務省の悲願である国連常任理事国加盟も夢じゃないかもよ。
実行力のない「決意」だの「断固たる意思」だのは鼻で笑われるだけです。
例えばドルが国際通貨として地位が揺るがないのも米国の軍事力と、NY市場の決済能力があればこそですよ。
裏書きのない「手形」なんて誰も相手にしませんやね。
そういう意味ではミサイル潜水艦と通常弾頭型SLBMの開発というのはインパクトがあるかと思います。
ぼくは原則我が国の核武装には反対ですが、タブーを恐れずこういうオプションも考えておくのが政治の役目ではないでしょうか。
前から申しておりますが、これらは「政治的な兵器」であって、使用したらそのときは、北朝鮮はおしまいなわけです
だから先ず使用されない。ただ独裁者が不治の病なんかにかかって、死なば諸共とか考えれば別でしょう。その場合でも周囲が使用を止めるとは思いますが。
だからといって備えが無くてはないとはいいません。ですから以前からぼくはMD整備には肯定的です。
ですが、それは「保険」として費用対効果を考えないといけない。
そもそも北が水爆やICBMをいつかは完成させるのは分かっていたことだし、国際社会の制裁があまり効果もないことも分かっていたはずです。
それが降ってわいた災難であるかのように、Jアラート乱発で、不要な恐怖を煽るのはいかがなものでしょうかね?
外交と軍事に強い安倍政権という「虚像」を信じている国民に不安感を与えて、落ち込んだ政権の支持率をあげるのが目的だろうと言われても仕方がないでしょう。
安倍政権が外交と軍事に強いというのは完全なイリュージョンです。
ついでに経済もそうですけどね。
イージスアショア導入もその支持率向上のための手段でしょう。
本来MDシステムはいろいろな選択がありますが、それが全くない。いきなり「この道しかない!」でアショアの一択です。
この人には思考力というものがないのでしょう。
ですからグローバルホークやオスプレイ、AAV7なども費用対効果、運用上の必要性も考えずに、アメリカ様からそそのかされて、とにかく買え、と自衛隊に押しつけたわけです。
結果自衛隊では補正予算をジャブジャブ使っても、他の装備の調達費や、維持整備費、需品などの予算が削られて装備の整備や訓練に大きな支障がでています。
つまりアメリカのいいなりになって、使えるかどうかも分からない装備に大金を掛けたために返って自衛隊の戦力を減退させているわけですが、気がつかない。
仮に北の核兵器と弾道弾が最大の安全保障上の脅威と認識していたのであれば、なんでこれまで早期警戒衛星や、レーザー兵器、各種プラットフォームに使える大型のUAVや飛行船などの研究を熱心にやってこなかったのか。あるいはMDシステム対応イージス艦のさらなる増強とかね。場合によっては陸自の師団何個か減らしても、R&Dや各種装備の調達に力を入れてくるべきだったでしょう。
それを今になって慌てた、あるいはモリカケ問題から頭晒すために慌てているふりをしているというのは随分と胡乱であるかと思いますよ。
さて国際社会が、北朝鮮の制裁に真面目に取り組まない原因の一つは、端的にいって我が国が舐められているからです。いくら安倍首相が「許さない」とか「断固として」とかいっても実効性が全くない。だから国連での演説でもガラガラだったわけでしょう。
しかも大半の国にとっては対岸の火事です。
諸外国が一番震撼するのは我が国の核武装です。これは米国や中国、ロシア、韓国などの近隣諸国は勿論欧州その他の国にとってもこれはインパクトがあります。
理屈でいえば米国の核の傘は必要なくなり、日米関係も大きく変わるでしょう。
何しろ被爆国の日本が核武装するわけですから、あっというまに世界で核武装競争が始まるでしょう。
基本的に核武装はしたくないけど、国際社会が無責任ならウチも核武装するよ、いいの?
というメッセージを国際社会に与えるべきです。
その一番いいのがミサイル潜水艦の整備です。ミサイル原潜は世論のハードルが高いですが、通常動力のミサイル潜水艦を建造して通常弾頭のSLBMやら巡航ミサイルを搭載する。まあ島嶼防衛用だとか、色々理屈をつければ宜しい。昨今では通常動力潜水艦でも非大気依存型の動力を搭載した艦はかなりの期間潜行が可能です。
これを建造。運用すれば国際社会が手を打たないならば、ウチにも考えがあるよ、と強いメッセージを送ることができます。
自分の核武装をした上で核軍縮を求める方が、実はデモをしたり、折り鶴を折るよりも核軍縮が進むのかもしれない、という考え方があります。
急がば回れというやつです。いわゆる平和主義者には受け入れないとは思いますが。
百年清河を待つよりも、まずは日本が核武装をして、あるいはする意図をみせて、核軍縮を主導するという方法も検討だけはすべきじゃないでしょうか。
まあ、これだけの経済力もって核武装もすれば外務省の悲願である国連常任理事国加盟も夢じゃないかもよ。
実行力のない「決意」だの「断固たる意思」だのは鼻で笑われるだけです。
例えばドルが国際通貨として地位が揺るがないのも米国の軍事力と、NY市場の決済能力があればこそですよ。
裏書きのない「手形」なんて誰も相手にしませんやね。
そういう意味ではミサイル潜水艦と通常弾頭型SLBMの開発というのはインパクトがあるかと思います。
ぼくは原則我が国の核武装には反対ですが、タブーを恐れずこういうオプションも考えておくのが政治の役目ではないでしょうか。
この記事へのコメント
「United Nations」は「国際連合」では無く、「連合国」です。ですから「United Nations」には「敵国条項」があり、「戦勝国(とされる国)は、旧枢軸国である日本が平和を乱そうとしていると判断すれば、日本を攻撃する事が認められている」のです。ですから日本が核武装の意図を示せば、日本に「敵国条項」が適用される可能性を否定する事はできないのではと思われます。第二次大戦後にできた北朝鮮は「敵国条項」とは無関係で、「今の世界に主権国家を凌ぐ権威は存在しない(「United Nations」もEUもそれには程遠い)」「核保有”自体”の禁止を強制するルールは未だ存在しない(作る努力はなされているが)」といった今の国際社会の基本原則の恩恵を受けているのです。核保有するなら「朝鮮戦争で北朝鮮に世界地図から抹殺されかけた韓国」でしょうが、今の韓国(文大統領)ではそれが望めない事が望ましいです(THAAD程度でゴタゴタするような)。
核や敵国条項を別にすれば、「潜水艦による対地攻撃」は、日本はかつてイ400潜を造りましたし、「いつ撃たれれるか分からないプレッシャー」を海上の艦船だけではなく陸上にも与えられ、相手に防空を強いる事ができるという効果もあるので魅力的です(「核ミサイルに全部」の北朝鮮に、防空に割り当てられるリソースがあるか)。
×望めない事が望ましいです。
〇望めない事が悩ましいです。
再三述べますが、日本はこの問題に於いて、何もしていない訳ではない。
弾道ミサイル防衛(BMD)を、紆余曲折の末、政府が整備を始めた〇四年には、早くも陸自が射程300キロの国産巡航ミサイルの研究開発をATACMSとHIMARSの導入と共に要求しましたが、連立与党の公明党の反対で潰えました。また同じころ、海自もトマホークの導入を求めましたが、これまた…。その後も、07年には、レイセオン社が、日本に対してトマホークの導入を提案したり、09年にも、自民党が巡航ミサイルの導入を対艦弾道ミサイルの研究開発と共に要求したが、自民党から、民主党政権に交代した事等もあり、実現しませんでした。(此処まで、ウィキ等参照)即ち、悉く政治の壁で、阻まれた訳です。
しかし、漸く、ささやかながらも、残存性に優れたSS搭載型のUGM-84LハープーンBlock IIミサイルの装備化が決定し、来年度に引き渡し(48基)となった経緯がありますが。
ですから、難易度の高いSSB整備の前に、そうりゅう級のSSG化を確実にすべきかと。UGM-84LハープーンBlock IIミサイルは、小粒でもピリリと辛く、決して子どものおもちゃではないです。是が上手く行けば、既存の強靭な盾=BMDに加えて、小粒だが、ピリリと辛いSSG化したそうりゅう級潜水艦が、我が手中に収まります。
少なくとも、現状より、事態の緩和が可能では?
☓「深く考えて発注した事」
○「深く考えないで発注した事」
だから先ず使用されない。
と言いながら。
>だからといって備えが無くてはない(原文のまま)とはいいません。ですから以前からぼくはMD整備には肯定的です。
と続けるのは支離滅裂である。「先ず使用されない」とたかをくくるなら、備える必要も限りなく小さい。
まず核が「政治的な兵器」である旨の定義は、核抑止の一面の結果にすぎなく。普遍・不変であるとは言えない。
その不確実性は、あなた自身もわかっているはずだ。
抑止論、なかでも核抑止論は、単科大学でも大抵構えている国際政治学を履修したものは、バーナード・ブローディからジョセフ・ナイに至る核戦略の理論・政策・倫理的な様々な立場・見解についてほぼ教わる。
ポスト冷戦の危機管理において、核抑止の有効性が変質してきたこと。
たとえば90年代にホワイトハウスが、国家安全保障報告で新興軍事国家やテロリストに対して核抑止など、ほとんど意味を持たなくなったとレポートした事実なども。
「先制不使用」の均衡が成り立たないかもしれない、という想定への戦略が必要を迫った所以のMD整備ではないのか。
「先ず使用されない」等と希望的観測に基づいた判断が冒頭に来るようでは、70数年前のこの国の職業軍人らと同じ轍を踏んでおる。
奈辺の整理なく、ただ延々と兵器の名称と得失を挙げるだけならば所詮は「プラモデル趣味的夢想」に過ぎぬと言っておこう。
ハープーンやトマホークを配備するというのも無しではありませんが、弾道弾と比べて内外へのインパクトに欠ける上に果たしてそれらが北朝鮮の要地に敷いた防空網を突破できるのかが疑わしいです。
湾岸戦争の頃に自衛隊関係者が「あんなものは簡単に撃ち落とせる、それなり以上の国を相手に飽和攻撃でもせねば巡航ミサイルは通用しない」と豪語していたそうですから。
核武装となるとこれは難しいですね、正直言って国民の核アレルギーは世界最高レベルですし・・・
個人的には相互確証破壊の担保として保有すべきと考えますが。
核シェアは有望ではありますが、アメリカが日本をドイツ位に信用しているかがポイントになるでしょうね。
せいぜいネットで憂さ晴らしが関の山ということですか。
>JGSDF“16式機動戦闘車の量産型が登場!”
http://www.kjclub.com/jp/board/exc_board_53/view/id/2468080
>16式機動戦闘車 入魂式
http://www.mod.go.jp/gsdf/wae/8d/topix.html#nyuukonnshiki
車体後部のハッチのサイズは変わらないようですが、ヘッドライトや砲塔のデザインは変わりましたね。
だから、我が国としては、金正恩のことはリバイアサン軍に任せて、シスアド軍を有する国家として、ひらすら水平的水準のソフトパワー、就中経済力を磨くべき、ということか。
ま、あくまで在日米軍ありきということだ。
$←ドルマーク
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/50757570.html
純国産の偵察ヘリは飛ばせないし、ロングボウはロングボウで追加発注も掛からないしorz 。いっそのこと、この機体を買っちゃうとかアリでしょうか。でもホントに攻撃ヘリは導入しないんですかね?
皆さんの言う、2000キロ先の敵策源地を叩くスタンドオフの最新鋭兵器は日本のどこにあるのか。
自衛隊の制式装備として、今日現在存在するのか。
事実実態として、「ない」のだ。
翻って、危機はほとんど切迫しており。武力衝突に至るか、先送り的小康を得るかは遅くとも数か月内に岐路に至るであろう。
衝突と言っても米国対北朝鮮では、大型ダンプトラックと自転車が正面衝突するようなもので、中露が支援・介入しない限り決着はごく短期につくと思われる。
問題は、米国防長官が言う周辺国に被害を及ぼさない軍事制圧なるものが成功するかどうかです。
蓋を開けたらサイバー攻撃だけでした、と言うなら噴飯ものだが。
体制崩壊に追い詰められた金体制が、米軍の先制第一撃を経てなお生存しているかもしれない、核・ミサイルの行使を果たして躊躇するか。
北の核兵器の実態が、まだ実戦配備前であり。かつ斬首作戦により、司令を発するスネーク・ヘッドが速やかに刈り取られたにしても。
警報即発射(LOW)または攻撃下発射(LUA)の警戒態勢にあるかもしれぬ、日本攻撃用「ノドン」200基の何割かが、火を噴かぬと断言できるか。
「政治的兵器」だから先ず使用されない、使用しようとしても側近が止める等と予断するのは実に危うい。
そもそも最悪の事態を「ないだろう」と端からオミットせず、「あるかもしれぬ」と想定してかかるのが危機管理の原則ではないか。
ですから、以前からぼくはBMDには肯定的と言っていますと、自家撞着をそこで言うか。
ま、「it will be right」が一番いけないことだけは、間違いない。
島嶼奪還作戦でせっかく買った水陸両用装甲車が使えない!【自衛隊には突破できない法律の壁】
https://news.infoseek.co.jp/article/spa_20170930_01377377/
https://news.infoseek.co.jp/article/spa_20170930_01377377/?p=2
この記事を書いた小笠原氏ってのは、桜林女史の後釜を狙っているんですかねえ。
「自衛隊員様の手足を法律が縛っている!」って指摘そのものは間違っていないんですが、AAV7そのものがサンゴ礁を走破できないポンコツであることにダンマリなのは感心できませんな。
また、北朝鮮と違って核燃料を現状100%輸入に頼っている状態というのも、日本の核戦略が諸外国からコントロールされる余地を大いに残してしまっている点も、日本の核武装をプラフとして使う外交戦略の価値を落としていると思います。
http://newswitch.jp/p/10577
結局は政府頼みですかorz
米朝接近と孤立する日本
http://grnba.com/iiyama/img03/nkr_uran/index.htm
第一次安倍政権退陣直後の古い記事ですが、今改めて読むと非常に興味深い。
隠れた資源大国・北朝鮮。