IDEXとコマツの装甲車両撤退
昨日IDEX2019の取材より帰国しました。
とりあえず速報は東京防衛航空宇宙時評をご参照ください。
http://www.tokyo-dar.com/
さて今回はNEC及び川崎重工が出展しておましたが、なんで君たち来ているの?
レベルの出展でした。両者の株主は余程鷹揚なのでしょう。
NECは一応、湾岸諸国で売れそうなダイバー探知用のソナーなども持ってきているのに売る気がない、売れそうな
顔認証システムなども売る気が見られない。
話をきいても過去多くの展示館に出展して、具体的な成果もないようです。普通の企業が見本市にするのはビジネスの拡大のためのです。出展の費用はブース料以外、設営費用やデザイン費、社員の出張費、資料作成など多額のコストがかかります。それを何年も続けて成果がでなくていいというのはきらくです。ジェトロの見本市のパビリオンですら毎回成果が問われるといのに。
やる気のない川重のブース
川重はもっと悪い。P-1、C-2の小さな模型と、バイクのビデオだけ。 バイクは世界中の軍隊に売っているわけですから今更本社がやる必要もないでしょう。ディーラーにやらせればいい。むしろ世界的に軍隊で需要が伸びているATVをやればいい。川重はATVを既に持っているし、これに手を加えればいいわけです。既に世界中にセール網ももっている。前から川重の関係者には申し上げているがやる気がまったくない。
P-1にしろ、C-2にしろ、軍用機としては筋が悪いサポート体制が不安ですから。特にP-1はエンジンまで専用ですからなおさらです。アラブの王様の気まぐれを期待するするかない代物です。
率直に申し上げて、義務で文化祭に出展している高校の文化部の展示みたいなものです。
この見本市に出て成果を上げる。すぐにセールスに結び付かなくても、徐々に道筋をつけて販売につなげるという気位が感じられません。事業会社ではなく、まるで政府機関の出展のようです。
もしかすると「官邸の最高レベル」から赫々たる輸出の実績をつくれ、といわれて仕方なく付き合っているのかもしれませんが。
ただ今回は装備庁、陸幕を主力として海幕などからも合計10名以上のデリゲーションが日本から来ていました。無論表敬訪問や退職前の卒業旅行ではなく、現場レベルの人たちが来ており熱心に視察をしておりました。
これも長年嫌われながら実名を挙げて、卒業旅行と視察の少なさを批判してきたことが多少は寄与しているかと思います。
ただ残念なのが、これが防衛省、自衛隊の自らの努力というよりも財務省のほうが危機感をもって、積極的に予算をつけてきたという事情があります。過去財務省が予算をつけても防衛省側が難色をしめして、予算をつかわず、別の予算に使いたがったということもあったようです。
後できうれば、幕僚長とまでいいませんが星の数が多い偉い人が何人か来るべきです。そうでないと我が国のプレゼンスが示せないし、トップレベルの交流もできません。こういう貴重な機会に各国の軍の首脳と意見交換をすべきです。そが将官の視野を広げて資質の向上に繋がります。
さて、読売新聞を発端に各社がコマツの装甲車両からの実質撤退を報じています。このタイミングというのはもしかするとぼくのブログの記事を読んだのか、ぼくから取材を受けたコマツの広報があれこれ書かれる前にリークしたのか、かもしれません。
コマツ、防衛事業採算優先
陸自車両の開発中止 企業乱立 再編進まず
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41572560R20C19A2TJ1000/
>コマツが陸上自衛隊向けに開発・生産してきた車両の一部の新規開発を中止したことが分
かった。開発コストに見合った収益が期待できないのが理由だ。日本の防衛費は拡大が続
くが、増加分の多くは米国製の装備品購入に充てられ、日本勢への新たな発注は限られて
いる。自衛隊向けだけの小さな市場で多数の企業が携わる日本の防衛産業。低い採算性に
投資家から批判の目も向く。使命感で防衛事業を継続してきた日本勢だが、コマツのよう
に採算を優先する動きは広がるだろうか。
>コマツは自衛隊車両の大手。
細かいこと言えば自衛隊車両じゃなくて、装甲車両ね。其の程度も知らないからこの程度の記事になるわけですですが
>防衛装備品は自衛隊向けの限られた需要しかなく、原価が高い。特殊な技術で開発にも時
間や人手がかかる。メーカーの負担を軽減するため、政府の調達価格は原価に一定の利益
を上乗せする「原価計算方式」を取るのが基本だが、上乗せする利益の比率は5%程度と、
民間企業の利益率としては高いとは言えない。F2戦闘機を製造する三菱重工業、P1哨戒機
を手がける川崎重工業など他メーカーも同じ悩みを抱えている。
これもメーカーの主張鵜呑みです。
第一に、売残りがまったくないから在庫リスクが存在しない。これは大きなメリットです、損をすることがない。
利益が低いといったらトヨタの下請けなんてどうなるよ、てな話です。
利益が5%といっても工数なんて各工程で水増ししているのは業界の常識です。
また防衛省の予算で買ったジグや工作機を転用して儲けている企業もあります。
富士通なんぞ防衛省の利益は15%だなんて社内報で載せていました。
記者クラブ身分に安穏として日経の名刺もって企業まわって相手の喋ったことを
裏を取らないとこういう記事になりますという見本みたいな記事です。
>「採算性は厳しい。使命感でやっているので、完全なビジネスとしては見ていない」。防衛用航空エンジンを手がけるIHIで財務を担当する山田剛志取締役はこう話す。同社の防衛
事業は売上高1000億円規模。構造改革の真っただ中にある同社でも別枠扱いだ。
こういう浪花節のインチキが一番許せんません。
だったらこの取締役は会社の利益を毀損しているとして、株主から訴訟を起こされるでしょう。
民間企業が損してまで国に付き合う義理はありません。無論現場では国ためという意識があるでしょうが、
俺たちは国ためのやっているだというエクスキューズを偉い人が安易に使うべきじゃありません。
だったら、P-1のエンジンだってもっと真面目に民間や外国の軍用エンジン並みに試験運転を後一桁ぐらい増やすやったら良かったでしょう。
また国防を真面目に考えるならば、自社としても海外の動向を調べ、官に提案するぐらいのことをすれば良かったでしょう。ろくに国外の事情も調べないで、我が社は世界最高レベルですと自画自賛しているのは滑稽ですらありますが、自覚がないのは納税者にとっては不幸です。
またNECみたいに「いずも」のソナーみたいに政治力を使って不要な装備を売りつけてるケースもあります。
艦首ソナーだけでまともな探知もできず、対潜武装もない船です。そもそも当初の計画ではソナーなんぞ積む予定もなかった。二隻で200億円も無駄な税金が使われたことになります。
>.各社が防衛事業を続けてきたのは、国の防衛への使命感や景気変動に左右されない安定性という観点が大きい。IHIの山田取締役は「装備品開発を通じて技術を鍛えられるという利点もある」と強調する。
>ただ、このような状況は徐々に変化しつつある。各社の事業がグローバル化し、防衛事業の利益水準も海外勢や他の事業と比較されるようになった。民間ビジネスの片手間に国内市場だけを相手とする防衛事業は「投資家に説明しづらい」(大手重工幹部)存在になってきた。営業利益率が15%に上るコマツにとっては、「お荷物」事業と見られていたとして
も不思議でない。
これが本音でしょう。既にぼくが以下のように指摘しています。
コマツが防衛事業から撤退すべき5つの理由
取り組み姿勢が、キャタピラーとは対照的
https://toyokeizai.net/articles/-/45208
建機で世界一位のキャタピラーと、コマツとでは其の防衛部門の差は歴然です。
キャタピラーは主に防衛部門ではエンジンと建機で稼いでいます。
つまり本業とのシナジー効果は極めて高い。ところがコマツの防衛部門は装甲車にしても弾薬にしても、本業とのシナジー効果が極めて低い。しかも防衛部門の売上は低い。
これはマネジメントの無能によるところです。
例えば、弾薬部門を他社と統合するなりして効率化を図り、装甲車両も工兵車輌を中心にして、通常装輪装甲車は三菱重工と事業統合をするとか手は有ったはずです。
装甲車両にして輸出もできないわけではありません。民間用の現金輸送車や防弾車などの市場もあります。
その気になればいくらでも防衛部門が生き残れる道があったはずです。
ところがコマツの名経営者と謳われた坂根前会長も含めて、真面目に防衛部門の生き残りを考えてこなかった。
輸出なんぞしようものならば「死の商人」の後ろ指をさされることを恐れたんでしょう。
あるいは主要市場の中国からの反発を恐れていたのか。
だから、自社のウェブサイトにて、防衛部門もその製品も積極的なアピールをしていなくて、そして積極的な改革をしてこなかった。
結果、性能の劣り、値段は何倍も高い装甲車を平然と売りつけていただけです。
これは国民と株主に対する背信であるとすらいってもいいでしょう。
新聞は書いていませんが、軽装甲機動車にしてもそれまで3~3.5千万円(他国の約3倍)のものを排ガス規制に沿ってエンジン改良するだけで5千万円に値上げです。これを了承した陸幕や装備庁も大概ですが、財務省が許すわけないでしょう。ですから予算が付かなった。つまりは常識がなったということです。
常識がない人たちがビジネスやってもうまくいく道理がありません。
■本日の市ヶ谷の噂■
川崎重工は防衛予算で装備生産のために全額税金で購入した工作機械を民生品製造にも転用して利益を上げているとの噂。
とりあえず速報は東京防衛航空宇宙時評をご参照ください。
http://www.tokyo-dar.com/
さて今回はNEC及び川崎重工が出展しておましたが、なんで君たち来ているの?
レベルの出展でした。両者の株主は余程鷹揚なのでしょう。
NECは一応、湾岸諸国で売れそうなダイバー探知用のソナーなども持ってきているのに売る気がない、売れそうな
顔認証システムなども売る気が見られない。
話をきいても過去多くの展示館に出展して、具体的な成果もないようです。普通の企業が見本市にするのはビジネスの拡大のためのです。出展の費用はブース料以外、設営費用やデザイン費、社員の出張費、資料作成など多額のコストがかかります。それを何年も続けて成果がでなくていいというのはきらくです。ジェトロの見本市のパビリオンですら毎回成果が問われるといのに。
やる気のない川重のブース
川重はもっと悪い。P-1、C-2の小さな模型と、バイクのビデオだけ。 バイクは世界中の軍隊に売っているわけですから今更本社がやる必要もないでしょう。ディーラーにやらせればいい。むしろ世界的に軍隊で需要が伸びているATVをやればいい。川重はATVを既に持っているし、これに手を加えればいいわけです。既に世界中にセール網ももっている。前から川重の関係者には申し上げているがやる気がまったくない。
P-1にしろ、C-2にしろ、軍用機としては筋が悪いサポート体制が不安ですから。特にP-1はエンジンまで専用ですからなおさらです。アラブの王様の気まぐれを期待するするかない代物です。
率直に申し上げて、義務で文化祭に出展している高校の文化部の展示みたいなものです。
この見本市に出て成果を上げる。すぐにセールスに結び付かなくても、徐々に道筋をつけて販売につなげるという気位が感じられません。事業会社ではなく、まるで政府機関の出展のようです。
もしかすると「官邸の最高レベル」から赫々たる輸出の実績をつくれ、といわれて仕方なく付き合っているのかもしれませんが。
ただ今回は装備庁、陸幕を主力として海幕などからも合計10名以上のデリゲーションが日本から来ていました。無論表敬訪問や退職前の卒業旅行ではなく、現場レベルの人たちが来ており熱心に視察をしておりました。
これも長年嫌われながら実名を挙げて、卒業旅行と視察の少なさを批判してきたことが多少は寄与しているかと思います。
ただ残念なのが、これが防衛省、自衛隊の自らの努力というよりも財務省のほうが危機感をもって、積極的に予算をつけてきたという事情があります。過去財務省が予算をつけても防衛省側が難色をしめして、予算をつかわず、別の予算に使いたがったということもあったようです。
後できうれば、幕僚長とまでいいませんが星の数が多い偉い人が何人か来るべきです。そうでないと我が国のプレゼンスが示せないし、トップレベルの交流もできません。こういう貴重な機会に各国の軍の首脳と意見交換をすべきです。そが将官の視野を広げて資質の向上に繋がります。
さて、読売新聞を発端に各社がコマツの装甲車両からの実質撤退を報じています。このタイミングというのはもしかするとぼくのブログの記事を読んだのか、ぼくから取材を受けたコマツの広報があれこれ書かれる前にリークしたのか、かもしれません。
コマツ、防衛事業採算優先
陸自車両の開発中止 企業乱立 再編進まず
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41572560R20C19A2TJ1000/
>コマツが陸上自衛隊向けに開発・生産してきた車両の一部の新規開発を中止したことが分
かった。開発コストに見合った収益が期待できないのが理由だ。日本の防衛費は拡大が続
くが、増加分の多くは米国製の装備品購入に充てられ、日本勢への新たな発注は限られて
いる。自衛隊向けだけの小さな市場で多数の企業が携わる日本の防衛産業。低い採算性に
投資家から批判の目も向く。使命感で防衛事業を継続してきた日本勢だが、コマツのよう
に採算を優先する動きは広がるだろうか。
>コマツは自衛隊車両の大手。
細かいこと言えば自衛隊車両じゃなくて、装甲車両ね。其の程度も知らないからこの程度の記事になるわけですですが
>防衛装備品は自衛隊向けの限られた需要しかなく、原価が高い。特殊な技術で開発にも時
間や人手がかかる。メーカーの負担を軽減するため、政府の調達価格は原価に一定の利益
を上乗せする「原価計算方式」を取るのが基本だが、上乗せする利益の比率は5%程度と、
民間企業の利益率としては高いとは言えない。F2戦闘機を製造する三菱重工業、P1哨戒機
を手がける川崎重工業など他メーカーも同じ悩みを抱えている。
これもメーカーの主張鵜呑みです。
第一に、売残りがまったくないから在庫リスクが存在しない。これは大きなメリットです、損をすることがない。
利益が低いといったらトヨタの下請けなんてどうなるよ、てな話です。
利益が5%といっても工数なんて各工程で水増ししているのは業界の常識です。
また防衛省の予算で買ったジグや工作機を転用して儲けている企業もあります。
富士通なんぞ防衛省の利益は15%だなんて社内報で載せていました。
記者クラブ身分に安穏として日経の名刺もって企業まわって相手の喋ったことを
裏を取らないとこういう記事になりますという見本みたいな記事です。
>「採算性は厳しい。使命感でやっているので、完全なビジネスとしては見ていない」。防衛用航空エンジンを手がけるIHIで財務を担当する山田剛志取締役はこう話す。同社の防衛
事業は売上高1000億円規模。構造改革の真っただ中にある同社でも別枠扱いだ。
こういう浪花節のインチキが一番許せんません。
だったらこの取締役は会社の利益を毀損しているとして、株主から訴訟を起こされるでしょう。
民間企業が損してまで国に付き合う義理はありません。無論現場では国ためという意識があるでしょうが、
俺たちは国ためのやっているだというエクスキューズを偉い人が安易に使うべきじゃありません。
だったら、P-1のエンジンだってもっと真面目に民間や外国の軍用エンジン並みに試験運転を後一桁ぐらい増やすやったら良かったでしょう。
また国防を真面目に考えるならば、自社としても海外の動向を調べ、官に提案するぐらいのことをすれば良かったでしょう。ろくに国外の事情も調べないで、我が社は世界最高レベルですと自画自賛しているのは滑稽ですらありますが、自覚がないのは納税者にとっては不幸です。
またNECみたいに「いずも」のソナーみたいに政治力を使って不要な装備を売りつけてるケースもあります。
艦首ソナーだけでまともな探知もできず、対潜武装もない船です。そもそも当初の計画ではソナーなんぞ積む予定もなかった。二隻で200億円も無駄な税金が使われたことになります。
>.各社が防衛事業を続けてきたのは、国の防衛への使命感や景気変動に左右されない安定性という観点が大きい。IHIの山田取締役は「装備品開発を通じて技術を鍛えられるという利点もある」と強調する。
>ただ、このような状況は徐々に変化しつつある。各社の事業がグローバル化し、防衛事業の利益水準も海外勢や他の事業と比較されるようになった。民間ビジネスの片手間に国内市場だけを相手とする防衛事業は「投資家に説明しづらい」(大手重工幹部)存在になってきた。営業利益率が15%に上るコマツにとっては、「お荷物」事業と見られていたとして
も不思議でない。
これが本音でしょう。既にぼくが以下のように指摘しています。
コマツが防衛事業から撤退すべき5つの理由
取り組み姿勢が、キャタピラーとは対照的
https://toyokeizai.net/articles/-/45208
建機で世界一位のキャタピラーと、コマツとでは其の防衛部門の差は歴然です。
キャタピラーは主に防衛部門ではエンジンと建機で稼いでいます。
つまり本業とのシナジー効果は極めて高い。ところがコマツの防衛部門は装甲車にしても弾薬にしても、本業とのシナジー効果が極めて低い。しかも防衛部門の売上は低い。
これはマネジメントの無能によるところです。
例えば、弾薬部門を他社と統合するなりして効率化を図り、装甲車両も工兵車輌を中心にして、通常装輪装甲車は三菱重工と事業統合をするとか手は有ったはずです。
装甲車両にして輸出もできないわけではありません。民間用の現金輸送車や防弾車などの市場もあります。
その気になればいくらでも防衛部門が生き残れる道があったはずです。
ところがコマツの名経営者と謳われた坂根前会長も含めて、真面目に防衛部門の生き残りを考えてこなかった。
輸出なんぞしようものならば「死の商人」の後ろ指をさされることを恐れたんでしょう。
あるいは主要市場の中国からの反発を恐れていたのか。
だから、自社のウェブサイトにて、防衛部門もその製品も積極的なアピールをしていなくて、そして積極的な改革をしてこなかった。
結果、性能の劣り、値段は何倍も高い装甲車を平然と売りつけていただけです。
これは国民と株主に対する背信であるとすらいってもいいでしょう。
新聞は書いていませんが、軽装甲機動車にしてもそれまで3~3.5千万円(他国の約3倍)のものを排ガス規制に沿ってエンジン改良するだけで5千万円に値上げです。これを了承した陸幕や装備庁も大概ですが、財務省が許すわけないでしょう。ですから予算が付かなった。つまりは常識がなったということです。
常識がない人たちがビジネスやってもうまくいく道理がありません。
■本日の市ヶ谷の噂■
川崎重工は防衛予算で装備生産のために全額税金で購入した工作機械を民生品製造にも転用して利益を上げているとの噂。
この記事へのコメント
IDEXの記事興味深く読んでいます。
「さて今回はNEC及び川崎重工が出展しておましたが、なんで君たち来ているの?」
これはよく見る光景ですね。残念ながら同じ感想でした。防衛装備庁も防衛企業もどちらもですが、とにかく売る気ない感が半端ない。どちらも政権に忖度しているのでしょうか?本気で売り込みたいなら営業戦略ねって売込みたいもの、相手国が欲しがりそうなものをドンドンアピールするべきなのでしょうけど。彼らは他の展示とか見て戦略とか考えないのでしょうか?他社の兵器や装備をリサーチしないのでしょうか?民生品の展示会では普通にやっていますけど。営業活動とは対局にありますよね。
「率直に申し上げて、義務で文化祭に出展している高校の文化部の展示みたいなものです。」
この例え良いですね。どちらかと言うとやる気ないクラス展示の方かも。学校が、先生がヤレと言うから仕方なくっやってるフリするみたいなノリですよ。防衛装備庁からお金貰っているのでしょうか?そうでないなら株主から怒られても仕方ない位無駄だと思います。LIMAでも富士通が展示止めたし売る気無い、成果もないなら忖度せず出展止めて良いと思います。
「ただ残念なのが、これが防衛省、自衛隊の自らの努力というよりも財務省のほうが危機感をもって、積極的に予算をつけてきたという事情があります。」
マシにはなったけど情けない話ですね。自分の領域に他の省庁からの指摘で渋々ってのはいかにやる気がないかと言う証明でしょう。
「後できうれば、幕僚長とまでいいませんが星の数が多い偉い人が何人か来るべきです。」そうですね。現地の駐在武官がエスコートしているのは見ましたが、佐官とかですからね。TOPはTOP同士階級を合わせたほうが良いと思います。
IDEXの記事興味深く読んでいます。
「さて今回はNEC及び川崎重工が出展しておましたが、なんで君たち来ているの?」
これはよく見る光景ですね。残念ながら同じ感想でした。防衛装備庁も防衛企業もどちらもですが、とにかく売る気ない感が半端ない。どちらも政権に忖度しているのでしょうか?本気で売り込みたいなら営業戦略ねって売込みたいもの、相手国が欲しがりそうなものをドンドンアピールするべきなのでしょうけど。彼らは他の展示とか見て戦略とか考えないのでしょうか?他社の兵器や装備をリサーチしないのでしょうか?民生品の展示会では普通にやっていますけど。営業活動とは対局にありますよね。
「率直に申し上げて、義務で文化祭に出展している高校の文化部の展示みたいなものです。」
この例え良いですね。どちらかと言うとやる気ないクラス展示の方かも。学校が、先生がヤレと言うから仕方なくっやってるフリするみたいなノリですよ。防衛装備庁からお金貰っているのでしょうか?そうでないなら株主から怒られても仕方ない位無駄だと思います。LIMAでも富士通が展示止めたし売る気無い、成果もないなら忖度せず出展止めて良いと思います。
「ただ残念なのが、これが防衛省、自衛隊の自らの努力というよりも財務省のほうが危機感をもって、積極的に予算をつけてきたという事情があります。」
マシにはなったけど情けない話ですね。自分の領域に他の省庁からの指摘で渋々ってのはいかにやる気がないかと言う証明でしょう。
「後できうれば、幕僚長とまでいいませんが星の数が多い偉い人が何人か来るべきです。」そうですね。現地の駐在武官がエスコートしているのは見ましたが、佐官とかですからね。TOPはTOP同士階級を合わせたほうが良いと思います。
「俺たちは国ためのやっているだというエクスキューズを偉い人が安易に使うべきじゃありません。」
こう言うの物語や映画的には好きなんですが、現実で考えると馬鹿にした話ですよね。株主が怒らないとしたら株主も浪花節が好きなのでしょう。
「これが本音でしょう。既にぼくが以下のように指摘しています。」防衛産業で儲からないお荷物事業、しかも様相原理が働いているのかいないのか分からない被る事業の国内他社がいくつか、しかも独自の開発費もあまりないんですよね?他国の製品のリサーチも不十分なんですよね?だったら防衛企業を国で丸抱えして工廠にでもした方がマシだと思った訳です。
「排ガス規制にそってエンジン改良するだけで5千万に値上げです。これを了承した陸幕や装備庁も大概ですが、財務省が許すわけないでしょう。」
普通防衛装備庁が突っぱねる所ですよね。癒着していると言ってもいい。推測ですが少なくなった利益を強引に上乗せしたのでは?そうでも考えないと説明がつかない。
「川崎重工は防衛予算で装備生産のために全額税金で購入した工作機械を民選品製造にも転用して利益を上げているとの噂。」
民生品ですかね?
それよりこれって良いのですかね?他の用途には使うなって縛りありそうですが。
それって、そんな金かかる事なの?
よそから程度のいいの買う方法ないの?
場合によっては、紙一枚で改修なしで済むことじゃないの?
お得意の自衛隊除外のアレもあるし。
素人すら思うことですから、財務省は余裕で突っ込むはず。
部外者を騙すのも、限度があるぞ。
>ハンファディフェンス、IDEXに新世代歩兵戦闘車の模型を出展
http://www.tokyo-dar.com/news/5386/
韓国製兵器と聞くと、脊髄反射的にケチを付ける方々が一定数いらっしゃいますが、K-9やT-50など、それ相応に売れているという事実は変えようがないですね。
http://newswitch.jp/p/16609
業界の再編や統廃合も行おうとせず、ひたすら非効率な事ばかりやっていることはスルーですか。
>よそから程度のいいの買う方法ないの?
場合によっては、紙一枚で改修なしで済むことじゃないの?
それは、エンジンだけじゃなくて、「本体丸ごとの方が~」になるから…。
ランクルベースですから、不整地走破能力はもちろん、整備面でも「我が国固有の環境」に適応します。
UAEの装甲車も良い性能ですね。
STANAGレベル4を達成とのことで、爆発にも十分な防護力が得られています。
後部人員用シートの写真がありませんが、フロート式ならなお良いでしょう。
装甲車の開発、我が国はスーダンやUAEに負けていますね。
装甲救急車はスーダンから買えば手っ取り早いのでは?
小職の父はまだF-104が現役の時代にファイターパイロットをしておりました(現在は2匹の猫と暮らしています)。先週帰省したときに、P-1の話になりました。父は、清谷先生のご指摘の通りP-1の信頼性にかねがね疑問を抱いていたそうで、次のようなことを申しておりました。
・P-1はエンジンを含めて十分な慣らしができて
いないので一旦運用を停止する。
・暫くはP-8をそっくり輸入して使う(大体20機
程度)。
・この間にP-1の信頼性を回復する。P-1が実戦 に耐えられる徹底して検証が完了したらP-1の
運用を再開する。買ったP-8はそのまま使い、
米英のP-8とP-1の共同作戦等の研究も行う。
・このようにして米国にもお金を流してあげる
。
・P-1は無理に他国へ売込まなくとも良い。海で 囲まれた日本には哨戒機は何機あっても過ぎ ることはないので国内で存分に使い込む。
・武器輸出は魅力的だが日本は経験がないので 、慌てずに時間を掛けて輸出形態などを米英 から勉強する。
小職は防衛予算の観点で云えば今からでも全部P-8にすべきとも思うのですが、清谷先生はどのようにお考えでしょうか(乱文で申し訳ございません)。
アイリスオーヤマが家電メーカーをリストラされた技術者を雇い、例えば「温め機能だけの電子レンジ」といった所謂ジェネリック家電を製造し販売しています(おそらく世界の電子レンジの稼働時間の多くは単なる温めか)。兵器も「性能はそこそこで安い」事が重視されるようになると、今迄のような「最新技術のスプリングボード」ではなく、「新興企業や新興国工業のスプリングボード」になるのではないかと思われます。尤もそういう潮流になっても日本はそれに背を向けるでしょうが(先進国の軍需企業をリストラされた技術者は中国とかがヘッドハンティングか)。
本来Pー3Cの近代化で当面乗り切り、pー8の運用を睨みながら次期哨戒機を決定すべきでした。無人機との兼ね合いも含めて。
予算の観点からいえばPー1の大人買いは海自を弱体化させただけの利敵行為に等しいと思います。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55510
言葉足らずですいません。
必要性能を満たすパワーパックをよそから安く買えるのでは?ってことですね。
しかし、軽装甲起動車、現金輸送車に最適だと思ったんだが?
まあ、至近射撃のスプリングフィールド弾くらいは防げないといけないけど。(軍用に使うなら、最低、バレットに射撃されても、なんとかなる防御はいると思う。)
商談や視察を堂々するための偽装ならば、まだ理解するけど(文化祭だと、自分とこはおなざりにし、他クラスに積極的に遊びに行くイメージか)、おっさんがただ座ってるだけなら、なんのために行ったのか?と思う。
清谷先生から見て、日本企業って、そっちの方でもダメそうでした?
完璧な解凍と温めが出来ればいいのです。
多彩な機能はそんなに使わない。
むしろ、温めと解凍の性能がレンジの価値のほとんどを占めていると私は思います。
>東京新聞記者に菅官房長官「あなたに答える必要はない」
http://www.asahi.com/sp/articles/ASM2V5CLLM2VUTFK00M.html
とうとう言っちゃったか···。
http://trafficnews.jp/post/83897#readmore
RWSですが測距レーザーが無くても、一応は外部監視用のセンサーとしても使えるでしょうか。
http://www.tokyo-dar.com/news/5487/
無人戦闘機、多用途機ぽいですね。このような物を考えているとは。
オーストラリアもF111の退役以来行ってないです。今だとジェットスターの乗り継ぎだけで会場に行けそうですが。ホームビルド機も多くて面白い所なんですがね。
http://trafficnews.jp/post/83936#readmore
あんな装甲車の前例もあるし、試験して性能がアレすぎれば突き返す事もあり得ますよね···。
いいんだか悪いんだか。
http://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2019/pdf/20190228_02.pdf
それと木更津で整備中のオスプレイも
ようやく試験飛行まで漕ぎ着けたようで。
https://search.yahoo.co.jp/amp/amp.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019022602000287.html%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D
やれやれさん
時事も、こんな記事を↓
>観測ヘリ、飛行再開へ=エンジンの不具合解消ー陸自
http://www.jiji.com/sp/article?k=2019022801403&g=soc
飛行再開と言っても、せいぜい1機かそこらなんでしょうね。全ての機体が飛べるようにならなければ、とても解消したとは言えないと思うのですがorz。かと言って、この記事を書いた記者さんが、そんな事情を知っているとも思えないし。
https://newsphere.jp/world-report/20190228-3/
前にも似たような事書きましたが、発想としては前からあってドローンに偵察以外に神風アタックもさせるタイプですね。昔は価格や有用性に疑問がありましたが、小型で低価格という事で無誘導の砲弾より威力があると驚異ですね。
自衛隊の運用向きかどうかはともかく対策は考えないと餌食になる恐れがありますね。無線誘導の妨害波装置は日本でも三菱電機が展示していましたが、GPS誘導や地図から地形確認誘導、更に進んで画像認識AI誘導まで入ったら防ぐのは大変かも知れません。高射機関砲なんてあまり持ってないし、機関銃でも届かない高度から急降下爆撃されたらイチコロでは?小型の誘導爆弾も増えたしトレンド的に昔ながらのだいたいこの辺と言う非効率な攻撃ではなくなってきていますから恐ろしい時代になったものです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55510
KU
2019/02/26 06:45
政府防衛省をヨイショする宣伝記事ですね。中立を如何に装うかが執筆のポイントなんでしょうな(笑)
>エンジン内部の高圧タービン・ブレードに過大な応力が発生し、当該ブレードが損傷したことにより不具合が発生
特別に負荷がかかるようなコトをしたわけでもないのに「過大な応力が発生」しちゃあいかんだろ。
P3Cの基はロッキードのターボプロップ旅客機で、旅客機が「高空を高速で飛んで燃費を稼ぐ」が主流になったので、そこから外れて哨戒機に転用されたと聞いた事があります。哨戒機に求められるのは「低空を低速で長時間飛ぶ」事ですが、今それに適した「基になる機体」がありません。「基は高空を高速で飛んで燃費を稼ぐ機体」である事を分かった上で作られたのがP8で、「無いなら作れば良いだろう」で作ったのがP1だと。P8の場合適性は兎も角、基となる機体はそれなりに"枯れて"いるが、P1は全然"枯れて"おらず、かつ一から作っただけ"割高"で、そこに「日本の航空機開発の経験値の無さ」が加わった代物であるとも。
客船や寝台列車が「移動手段」ではなく「乗る事自体を楽しむ」で復活したように、「乗る事自体や眼下の景色を楽しむためのクルーズ旅客機」を開発して、それを哨戒機や海洋調査機に展開していくのが良いのではないかと思われます。それと無人機なら乗組員の疲労とかを考えなくても良くなりますし、「撃墜される事も覚悟で肉迫する」事も可能になるかもしれません。