共同通信石井暁君、記者クラブ問題などに対する防衛省の回答その1

昨日防衛省報道室よりぼくの質問について回答がきました。


20210127 ご質問への回答_page-0001.jpg
Q1.SNSで「防衛大臣、統合幕僚長には会見質問通告しました。」「警視庁公安部、
三重県警警備部公安課には連絡しました。」「情報保全隊には後程伝えます。」等の脅迫
とも取れる文章を送ってきました。防衛大臣、統合幕僚長には会見質問通告した、情
報保全隊には後程伝えた事実はありますでしょうか。
A1.現時点において、お尋ねの質問通告を受けた事実はありません。なお、情報保全
隊に関するご質問については、今後の同部隊の情報保
全活動に支障をきたすおそれが
あることから、お答えを差し控えさせていただきます。

件の荒谷元特戦群郡長のやっているセミナーに関する共同通信社、石井暁氏による記事についての質問です。

共同通信と石井暁記者に遵法精神はあるのか?
https://kiyotani.seesaa.net/article/202101article_14.html


この記事には基本的な事実誤認あるいは虚偽がありますが、それ以前の問題として、この記事に関しての荒谷側の声明によると、不法と思われる取材をしていることが問題です。
なお、この件に関しては共同通信社に対して取材を申し込んでいます。
黙殺される可能性がありますが、そうすれば石井暁君の取材は会社も容認していて、不法、不当な取材は会社ぐるみと見られる可能性はあるでしょう。


共同通信と石井暁記者に遵法精神はあるのか?
https://kiyotani.seesaa.net/article/202101article_14.html

石井暁君は、取材対象に恫喝と思われる発言をしています。
>私有地の所有者には、風景の写真を撮ると嘘をついていたらしく、こちらのスタッフが苦情を言うと「取材妨害で警察に訴える」と大声で怒鳴りだしました。
その後もSNSで「防衛大臣、統合幕僚長には会見質問通告しました。」「警視庁公安部、三重県警警備部公安課には連絡しました。」「情報保全隊には後程伝えます。」等の脅迫とも取れる文章を送ってきました。
土地の所有者も困って、石井氏に苦情を言うと「相手(荒谷)には了解を得ている」とまた嘘をついて4日間そこに居座って撮影をし続けておりました。

この部分について防衛省に関して問い合わせをしたわけです。
結果は上記の通りです。石井暁君の言ったとされる「防衛大臣、統合幕僚長には会見質問通告しました。」という発言は事実ではなかった、ということになります。

この石井暁君の問題は記事だけにとどまりません。
彼は共同通信社の防衛省担当記者として長年防衛省記者クラブに所属しています。
仮に荒谷氏側の声明が正しいのであれば、石井暁君、及び共同通信記社は取材のためならば組織ぐるみで脱法、違法な行為を行い、また恫喝なども行うということになります。

そのような、記者、通信社が防衛省記者クラブ会員として、防衛省のパスを発行されて、機密の多いA棟を徘徊しているわけです。
今回の例を見る限り、例えばの話として機密の多い場所に押し入り、書類等を盗撮、盗聴したり、担当者を恫喝するような可能性はあるのではないでしょうか。

まして石井暁君は以下のような主張をしています。

①「庁舎管理権」を名目に内部管理が強まり、以前は可能だった昼間の各部屋の入室・幹部との個別接触が全くできなくなった、
②以前は慣習的に可能だった自宅を訪問しての幹部取材も大半は拒絶される、
③内情を追及する取材では「それは秘密保護法の特別秘密に触れる」として回答を拒否されるケースが増えている
154 マス・コミュニケーション研究 No.93  2018
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mscom/93/0/93_153/_pdf/-char/ja

特に問題はプライべ-トゾーンである個人宅に上がり込むことが記者の権利であるという、社会人としてあってはならないことを当然の権利と考えている人物です。


フリーランスは長年セキュリティ上の問題で会見への参加ができなかったわけですが、このような記者、会社が防衛省のパスを有してA棟内を自由に移動できるというのはセキュリティ上大きな問題です。

少なくとも防衛省は今回の記事ついて、荒谷氏側の主張が正しかったのか、石井暁君、および共同通信から聞き取り調査をすべきです。

荒谷氏の主張が事実であれば、石井暁君の記者証は剥奪すべきです。
違法、脱法行為を行う人間に記者証を発行すべきではありません。
また石井暁君の上司あるいは会社が彼の行動を是としているのであれば、共同通信社の記者全員の記者証を剥奪すべきです。

また防衛記者会は石井暁君、共同通信社を除名すべきです。
それがなされないのであれば、防衛省は不良記者、不良通信社をあり方を是とし、また記者クラブとの癒着関係はセキュリティよりも重要と考えていることになります。


European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
JMSDF to Introduce New Crew System
https://euro-sd.com/2021/01/headline/20799/new-jmsdf-crew-system/

Japan in Depth に以下の記事を寄稿しました。
海自FFMと隊員減対策(前編)
https://japan-indepth.jp/?p=56206
海自FFMと隊員減対策(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=56255

自衛隊機のコスパを検証する(前編)
https://japan-indepth.jp/?p=55801
自衛隊機のコスパを検証する(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=55809
官庁の情報開示は途上国以下~記者クラブの弊害~
https://japan-indepth.jp/?p=55598

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
来年度の防衛予算5.3兆円が実はもっと多い訳
実際は5.7兆円、過小に見えているのはなぜか
https://toyokeizai.net/articles/-/398559

この記事へのコメント

Goodman80
2021年01月28日 11:37
F-35のブロック4改修でステルス状態での真面な運用が可能になりそうです。共同開発国の後に部品供給になるでしょうから、7,8年後位でしょうか。
性能向上が約束されているF-35ブロック4、兵器搭載量も航続距離も大幅に増加
https://grandfleet.info/us-related/f-35-block-4-promised-to-improve-performance/
Goodman80
2021年01月28日 11:43
ロシアの迎撃戦闘機の開発なんですが、巡航速度マッハ2.0~2.4って本気なんですかね。
ロシア、マッハ4.9以上で飛べる迎撃戦闘機「MiG-41」の開発を開始か
https://grandfleet.info/russia-related/russia-begins-development-of-interceptor-fighter-mig-41/
流石超軍事大国と言うところでしょうが、日本だと発信してすぐEEZ外になりそうな感じで、こけおどし以外に意味がないような気が。
Suica割
2021年01月29日 09:46
①「庁舎管理権」を名目に内部管理が強まり、以前は可能だった昼間の各部屋の入室・幹部との個別接触が全くできなくなった、
>それ、普通の役場だったとしても、どうかという問題。
②以前は慣習的に可能だった自宅を訪問しての幹部取材も大半は拒絶される、
>そりゃそうだよなとしか思えない。
③内情を追及する取材では「それは秘密保護法の特別秘密に触れる」として回答を拒否されるケースが増えている
154 マス・コミュニケーション研究 No.93  2018
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mscom/93/0/93_153/_pdf/-char/ja
>質問内容と回答拒否理由書いておけば、普通に取材になると思うのだが。あとは、公開するように働きかけるくらいしかないかな。
Goodman80
2021年01月29日 10:05
英国が無人戦闘機の開発をスタートさせたようで、テンペストでの運用とF-35やタイフーンでの運用も視野に入れているものの様です。
イギリスが無人戦闘機の開発をスタート 北アイルランドで試作機製造
https://article.yahoo.co.jp/detail/14399427ceaa1c92b81a5eb3dce02905c5d8891e
空自のF-3では無人戦闘機の運用から外れた感じですが、この計画に参加しておいても損は無いと思います。まあ、三菱様の思惑でのみ決定される事ではありますが。

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