彷徨えるサーカス、水陸機動団
久しぶりに堀口英利さん以外のネタです(笑
陸自が輸送艦導入へ 南西諸島防衛で海上輸送を強化
https://www.sankei.com/politics/news/180702/plt1807020004-n1.html
>防衛省が南西諸島防衛強化の一環で、陸上自衛隊に輸送艦を導入する方向で検討していることが1日、分かった。陸自駐屯地を置く南西諸島の離島間輸送を円滑にすることが目的で、政府が年末に決定する防衛計画の大綱に反映させたい考えだ。
>省内では陸自の海上輸送手段として、機動力や小回りを重視した小型輸送艦のほか、海兵隊機能の強化に向けた戦車揚陸艦(LST)の導入を求める声もある。平成31年度からの次期大綱はおおむね10年間が対象で、この期間内に運用構想や艦種を検討する。陸自幹部は「教育や予算確保などハードルは低くないが必要な能力だ」と述べる。
次期防衛大綱で10年掛けて検討です。
当事者意識が欠如しています。
本来は水陸機動団を編成する前に検討し、同時に輸送部隊の編成に手をつけるべきでした。
水陸機動団は米海兵隊の劣化コピーでいいや、という安直な構想で作られたといっても過言ではありません。
水陸機動団編成に際して、米海兵隊以外の各国の水陸両用部隊とその運用を研究した上で、舟艇部隊などのも含めて、そのような目的のために。どのような部隊を作るか、兵力投射はどうおこなうか、上陸作戦の司令部と指揮通信はどうするのか、また海自空自と協力はどうするのか。全くやってこなかったわけです。
海外の視察についても英海兵隊ですら視察にすら行っていませんでした。これは英海兵隊の高官から直接確かめました。陸自が英海兵隊をし始めたのはぼくが、英海兵隊の訓練基地を取材した遥かにあとですでに水陸機動団が編成されたあとでした。
要は海兵隊に見えるだけの部隊をつくりゃいいんだろ、という軽いノリで作ったわけで実際の運用は考えていなかったのでしょう。
英海兵隊は現在のところ、世界で、同時に二箇所で、それぞれ2個中隊の戦闘部隊を上陸作戦に投入できるようしています。1個中隊は海から、1個中隊はヘリボーンです。
それが可能になるように陸海空軍と綿密な協力体制を作っています。
AAV7の導入にしても、南西諸島のリーフでの運用を考えていません。それも3年のトライアルをやるはずが米軍にいわれたと、半年にオミットして、初めに導入ありきで52両も買いました。しかも米海兵隊は中古を買えと言われたのに、お古は嫌だと新品をねだりました。
海自に52両のAAV7を運搬、運用する能力はありません。3隻のおおすみ級に乗せると
AAV7だけでいっぱいです。兵站用のトラックなどの支援車両、武器弾薬、食料、水、医薬品などの物資を搭載、揚陸することは不可能です。
本来海自の揚陸部隊はどのようにあるのか、また揚陸艇は、現状事実上は、LCAC6隻しかありません。これで果たして十分なのか。
ヘリの運用にしても例えばチヌークやUH-60などに給油能力や海上航行能力を付加するとかもやっていません。新たに採用されたUH-2を揚陸艦でどのように運用するか。火力支援に使える攻撃ヘリ、偵察ヘリは事実上存在しません。
車両にしてのシュノーケルをつけるなども行なっていません。
毎年陸自のヘリ整備費の3分の2を食ってしまうオスプレイを採用しましたが、オスプレイは速度と航続距離はあるものの、自衛用の武装もなく、(あったとしても)攻撃ヘリは追従できません。そしてヘリモードでの降下中は機動力が低いので、敵の砲火のいい的になります。
本来陸自が水陸両用部隊を編成するのであれば規模や運用からしても英海兵隊を調査刷る必要があったでしょう。
英海兵隊はLCACもオスプレイも持ちません。ホバークラフトは小さなものしかありません。
以下ぼくが書いた記事を紹介しましょう。
https://japan-indepth.jp/?p=51114
>第3コマンドウ旅団の総兵力は現在4489名で、海兵隊員3427名、英海軍の327名、陸軍904名、英空軍8名となっている。なお海兵隊の砲兵連隊・工兵連隊(大隊規模)は陸軍の部隊である。
>英軍の上陸作戦部隊は沿岸攻撃群(Littoral Strike Group:LSG)と称されており、上陸作戦は水陸両用任務部隊司令部(COMATG:Commander Amphibious Task Group)が担当する。COMATGは航空、水上、潜水戦力、水陸両用部隊を統合運用し、海上及び上陸作戦を統制する。COMATGは第3コマンドウ旅団司令部に隣接して設けられて恒久的に統合作戦に備えている。スタッフは英陸海空軍海兵隊の他、オランダ、オーストラリア軍からも参加している。
>LSGは空母(クィーンエリザベス及び、プリンス・オブ・ウェールズ)を中核とした部隊で、F-35Bによって部隊のエアカバーや対地攻撃も独自に行える。揚陸艦艇などからなる2個の沿岸攻撃部隊(Littoral Strike Unit)を有している。英海軍と海兵隊は沿岸から30乖離に留りLSUの出撃拠点となる。揚陸作戦は原則夜間に行われる。1個中隊規模のコマンドウ・グループ1個が小型舟艇、ホバークラフトなどの舟艇によって上陸、もう一個のコマンドウ・グループが最大起点から110海里まで奥地まで海軍のマーリンMk3や陸軍のHC.Mk6チヌークなどのヘリコプターによる機動が可能である。つまり作戦は2個コマンドウ・グループが基本とっており、作戦実施は最大シーステート4まで可能とされている。また上陸後は海上からの支援を受けて最大28日の作戦継続に耐えられるとされている。
>主な装備は完全装備の海兵隊員120名、あるいは主力装甲車バイキングを4輛輸送できるLCU (Landing Craft Utility)MK10、完全武装の海兵隊員35名あるいはバイキング1輛などを搭載できるLCVP(Landing Craft, Vehicle, Personnel)MK5、12名の海兵隊隊員が搭乗できるORC(Offshore Raiding Craft)、1個分隊の海兵隊員が搭乗できるRRC(Rigid Raider Craft)、同様に5名が搭乗できるIRC(Inflatable Raiding Craft)、更に20名が搭乗できるホバークラフト、2000TDなどを装備している。
英海兵隊に範をとるのであれば、水陸機動団の中に舟艇部隊を持つべきです。
ですがハードルは極めて高いでしょう。
中期防では、「島嶼部への輸送機能を強化するため、中型級船舶(LSV)及
び小型級船舶(LCU)を新たに導入するとともに、今後の水陸両用作戦 等の円滑
な実施に必要な新たな艦艇の在り方について検討する。」(P13「(エ)機動・展開
能力」の項)とあります。
海上自衛隊の関係者によると、艦船の運航に関する資格免許は海上自衛隊内の運航2級(一般船舶では2等航海士)・運航1級(一般船舶では1等航海士)、機関2級(一般船舶では2等機関士)・機関1級(一般船舶では1等機関士・機関長)の部内免許を取る必要があるとのことです。
1級を受験するには2級取得後、2年間の当該職の乗艦勤務経験が必要です。運航や機関の試験内容は国土交通省が行う海技試験の同等級の試験と同レベル(内容)です。
運航の試験には2級でも天測航法の試験があります。また、運航及び機関の試験問題は国土交通省の事前検査を受けています。だから部内免許で運行することが許可(国土交通省の海技免許の適用除外)されているのです。
もし、陸上自衛隊が船舶を建造して、陸上自衛官で動かそうとすれば、海上自衛隊で最低限でも5年間艦艇に乗艦し、実際に運航に携わらないと運航1級の試験に合格しないでしょうし、艦艇長講習での合格は得られないでしょう。
機関長も同様の経験が必要です。実際は陸上自衛官が海上自衛隊に組み込まれないで運航や機関指揮に携わることは海上自衛隊の指揮系統と責任上できない相談です。
こういうことは水陸機動団編成前に手を付けておくべきことです。兵力投射能力のない水陸機動団はただの陸自の部隊にすぎず、陸上では使いにくいAAV7を有しているだけに普通の地上部隊として使いにくい。
しかも本来上陸任務などで投入されるであろう特殊作戦群はまともな兵力投入手段をもっていません。唯一あるのは第一ヘリ団のUH-60部隊だけです。固定翼機も、潜水艦も水上戦闘艦にも特殊部隊を投射する能力が付加されていません。更に海自はMCH-101の内2機を特警隊用としていますが、これを使えるかどうかもわかりません。
まさに泥棒を捕まえて縄をなう、状態です。
陸自が輸送艦導入へ 南西諸島防衛で海上輸送を強化
https://www.sankei.com/politics/news/180702/plt1807020004-n1.html
>防衛省が南西諸島防衛強化の一環で、陸上自衛隊に輸送艦を導入する方向で検討していることが1日、分かった。陸自駐屯地を置く南西諸島の離島間輸送を円滑にすることが目的で、政府が年末に決定する防衛計画の大綱に反映させたい考えだ。
>省内では陸自の海上輸送手段として、機動力や小回りを重視した小型輸送艦のほか、海兵隊機能の強化に向けた戦車揚陸艦(LST)の導入を求める声もある。平成31年度からの次期大綱はおおむね10年間が対象で、この期間内に運用構想や艦種を検討する。陸自幹部は「教育や予算確保などハードルは低くないが必要な能力だ」と述べる。
次期防衛大綱で10年掛けて検討です。
当事者意識が欠如しています。
本来は水陸機動団を編成する前に検討し、同時に輸送部隊の編成に手をつけるべきでした。
水陸機動団は米海兵隊の劣化コピーでいいや、という安直な構想で作られたといっても過言ではありません。
水陸機動団編成に際して、米海兵隊以外の各国の水陸両用部隊とその運用を研究した上で、舟艇部隊などのも含めて、そのような目的のために。どのような部隊を作るか、兵力投射はどうおこなうか、上陸作戦の司令部と指揮通信はどうするのか、また海自空自と協力はどうするのか。全くやってこなかったわけです。
海外の視察についても英海兵隊ですら視察にすら行っていませんでした。これは英海兵隊の高官から直接確かめました。陸自が英海兵隊をし始めたのはぼくが、英海兵隊の訓練基地を取材した遥かにあとですでに水陸機動団が編成されたあとでした。
要は海兵隊に見えるだけの部隊をつくりゃいいんだろ、という軽いノリで作ったわけで実際の運用は考えていなかったのでしょう。
英海兵隊は現在のところ、世界で、同時に二箇所で、それぞれ2個中隊の戦闘部隊を上陸作戦に投入できるようしています。1個中隊は海から、1個中隊はヘリボーンです。
それが可能になるように陸海空軍と綿密な協力体制を作っています。
AAV7の導入にしても、南西諸島のリーフでの運用を考えていません。それも3年のトライアルをやるはずが米軍にいわれたと、半年にオミットして、初めに導入ありきで52両も買いました。しかも米海兵隊は中古を買えと言われたのに、お古は嫌だと新品をねだりました。
海自に52両のAAV7を運搬、運用する能力はありません。3隻のおおすみ級に乗せると
AAV7だけでいっぱいです。兵站用のトラックなどの支援車両、武器弾薬、食料、水、医薬品などの物資を搭載、揚陸することは不可能です。
本来海自の揚陸部隊はどのようにあるのか、また揚陸艇は、現状事実上は、LCAC6隻しかありません。これで果たして十分なのか。
ヘリの運用にしても例えばチヌークやUH-60などに給油能力や海上航行能力を付加するとかもやっていません。新たに採用されたUH-2を揚陸艦でどのように運用するか。火力支援に使える攻撃ヘリ、偵察ヘリは事実上存在しません。
車両にしてのシュノーケルをつけるなども行なっていません。
毎年陸自のヘリ整備費の3分の2を食ってしまうオスプレイを採用しましたが、オスプレイは速度と航続距離はあるものの、自衛用の武装もなく、(あったとしても)攻撃ヘリは追従できません。そしてヘリモードでの降下中は機動力が低いので、敵の砲火のいい的になります。
本来陸自が水陸両用部隊を編成するのであれば規模や運用からしても英海兵隊を調査刷る必要があったでしょう。
英海兵隊はLCACもオスプレイも持ちません。ホバークラフトは小さなものしかありません。
以下ぼくが書いた記事を紹介しましょう。
https://japan-indepth.jp/?p=51114
>第3コマンドウ旅団の総兵力は現在4489名で、海兵隊員3427名、英海軍の327名、陸軍904名、英空軍8名となっている。なお海兵隊の砲兵連隊・工兵連隊(大隊規模)は陸軍の部隊である。
>英軍の上陸作戦部隊は沿岸攻撃群(Littoral Strike Group:LSG)と称されており、上陸作戦は水陸両用任務部隊司令部(COMATG:Commander Amphibious Task Group)が担当する。COMATGは航空、水上、潜水戦力、水陸両用部隊を統合運用し、海上及び上陸作戦を統制する。COMATGは第3コマンドウ旅団司令部に隣接して設けられて恒久的に統合作戦に備えている。スタッフは英陸海空軍海兵隊の他、オランダ、オーストラリア軍からも参加している。
>LSGは空母(クィーンエリザベス及び、プリンス・オブ・ウェールズ)を中核とした部隊で、F-35Bによって部隊のエアカバーや対地攻撃も独自に行える。揚陸艦艇などからなる2個の沿岸攻撃部隊(Littoral Strike Unit)を有している。英海軍と海兵隊は沿岸から30乖離に留りLSUの出撃拠点となる。揚陸作戦は原則夜間に行われる。1個中隊規模のコマンドウ・グループ1個が小型舟艇、ホバークラフトなどの舟艇によって上陸、もう一個のコマンドウ・グループが最大起点から110海里まで奥地まで海軍のマーリンMk3や陸軍のHC.Mk6チヌークなどのヘリコプターによる機動が可能である。つまり作戦は2個コマンドウ・グループが基本とっており、作戦実施は最大シーステート4まで可能とされている。また上陸後は海上からの支援を受けて最大28日の作戦継続に耐えられるとされている。
>主な装備は完全装備の海兵隊員120名、あるいは主力装甲車バイキングを4輛輸送できるLCU (Landing Craft Utility)MK10、完全武装の海兵隊員35名あるいはバイキング1輛などを搭載できるLCVP(Landing Craft, Vehicle, Personnel)MK5、12名の海兵隊隊員が搭乗できるORC(Offshore Raiding Craft)、1個分隊の海兵隊員が搭乗できるRRC(Rigid Raider Craft)、同様に5名が搭乗できるIRC(Inflatable Raiding Craft)、更に20名が搭乗できるホバークラフト、2000TDなどを装備している。
英海兵隊に範をとるのであれば、水陸機動団の中に舟艇部隊を持つべきです。
ですがハードルは極めて高いでしょう。
中期防では、「島嶼部への輸送機能を強化するため、中型級船舶(LSV)及
び小型級船舶(LCU)を新たに導入するとともに、今後の水陸両用作戦 等の円滑
な実施に必要な新たな艦艇の在り方について検討する。」(P13「(エ)機動・展開
能力」の項)とあります。
海上自衛隊の関係者によると、艦船の運航に関する資格免許は海上自衛隊内の運航2級(一般船舶では2等航海士)・運航1級(一般船舶では1等航海士)、機関2級(一般船舶では2等機関士)・機関1級(一般船舶では1等機関士・機関長)の部内免許を取る必要があるとのことです。
1級を受験するには2級取得後、2年間の当該職の乗艦勤務経験が必要です。運航や機関の試験内容は国土交通省が行う海技試験の同等級の試験と同レベル(内容)です。
運航の試験には2級でも天測航法の試験があります。また、運航及び機関の試験問題は国土交通省の事前検査を受けています。だから部内免許で運行することが許可(国土交通省の海技免許の適用除外)されているのです。
もし、陸上自衛隊が船舶を建造して、陸上自衛官で動かそうとすれば、海上自衛隊で最低限でも5年間艦艇に乗艦し、実際に運航に携わらないと運航1級の試験に合格しないでしょうし、艦艇長講習での合格は得られないでしょう。
機関長も同様の経験が必要です。実際は陸上自衛官が海上自衛隊に組み込まれないで運航や機関指揮に携わることは海上自衛隊の指揮系統と責任上できない相談です。
こういうことは水陸機動団編成前に手を付けておくべきことです。兵力投射能力のない水陸機動団はただの陸自の部隊にすぎず、陸上では使いにくいAAV7を有しているだけに普通の地上部隊として使いにくい。
しかも本来上陸任務などで投入されるであろう特殊作戦群はまともな兵力投入手段をもっていません。唯一あるのは第一ヘリ団のUH-60部隊だけです。固定翼機も、潜水艦も水上戦闘艦にも特殊部隊を投射する能力が付加されていません。更に海自はMCH-101の内2機を特警隊用としていますが、これを使えるかどうかもわかりません。
まさに泥棒を捕まえて縄をなう、状態です。
この記事へのコメント
・大規模揚陸でなく、中小規模での揚陸を目的とする。
・LCUやLSVはボツにする
・兵力投射装備調達のため、自走榴弾砲を全廃、戦車部隊も縮小、10式戦車、16式キドセン、AAV7、オスプレイの調達打ち切り、音楽隊も集約して縮小
→浮いたお金で特殊作戦群向けにヘリなどを導入。地上は清谷氏がオススメするバイキング装甲車にする。
・そうりゅう型などの通常動力潜水艦に、ネイビーシールズが使用していた潜水艇用のドライデッキシェルターを装備
また海自向けに、おおすみ型の置き換え、ヘリ運用能力と揚陸船艇能力、ヘリ等の補給能力確保とより高度な揚陸戦能力確保のため、JMUが提案した強襲揚陸艦を導入するなどをするべきかと。
https://grandfleet.info/military-trivia/jmu-announces-assault-landing-ship-for-jmsdf/
大変失礼かと思いますが、清谷氏も何かしらの改善案を書いた方がいいかと思いました。
これを読んだ時、本当に買うのね...って感想でした。
ご指摘の通りどうやって陸自が輸送船の運用をするのか
てんで想像がつきません。外部の船員資格のある人を
雇うのでしょうかね???
それとも開き直って輸送船だけ海自に貸し出して運用してって
お願いでもするのでしょうか?
清谷さんは英海兵隊を参考にしたほうが良いとお考えの様ですが、
陸自は米海兵隊の実戦部隊を参考にしたのでは?一緒に訓練するし。まさか韓国海兵隊でもないでしょう。推測ですが後方部隊の
事を真面目に考えて無くて突撃だけでどうにかなると考えているのでは?せっかく海兵隊もどきを作っても仏像彫って魂入れずではどうしようもありません。これで島嶼部奪還なんてできるんでしょうか?逆硫黄島の戦いになりそうで、海岸が死屍累々の予感。
陸自の筋肉バカに任せると水陸機動団は水の上なので死人が続発します。
又、第一輸送隊では能力が低すぎるので、揚陸強襲艦X3、ドック型輸送艦X6程度が必要になります。
いろいろ突っ込んでいいでしょうか?
>>陸自に過ぎた物として水陸機動団や第七機甲師団、特殊作戦群や空挺隊などが有りますが、どうせ使いこなせる訳が無いので、勿体ないので陸自から全部取り上げて、海外派遣軍(海兵隊+特殊部隊)として再編成させるのが望ましいと思います。
・これは陸自では手に余るものであり、ポーランド特別軍みたいな別の組織として陸自から分離する形なのか?
・イギリス軍は海兵隊を陸軍編入するという流れになりつつありますが、大丈夫なのか?
・その組織は、基本、揚陸戦・対テロ・ゲリラ・特殊部隊・工作員事態への対処を目的としたものか?
揚陸艦については、海自も人手不足という中、どう人員を確保するのかが気になります。
AAV・・・中古しとけばまだ他のモノに着手できたかもしれんのにね。
WAiRの時ならばまだ解るが団を作る段階でもう輸送手段を含めたこの手の運用は準備して置いても良かったんじゃないかというのはたしかになぁと。
間に合うんかな。
前にも書きましたが、
陸自は、
中央軍(海外派遣用)海兵隊、特殊部隊等
地方隊 100万人に1個市街戦中隊を整備し、方面隊に即応機動連隊
程度に編成して4~5万人を削減し、人員を海空自へ移動させる。今の部隊編成など何の役にも立ちません。海兵隊はかなりの重武装になりそうなので、台湾の海兵隊が見本に成るかと思われます。
(転載失礼します)
一応、陸自も要員を乗艦実習させたり、準備は進めてはいるようです。
要員が揃うまでは、海自の退職予定者を定年延長or再任用で賄う、という感じですかね。
わかりました。ただ、島嶼防衛やゲリコマに対する事案というのは、どうあるべきなのか、考えが気になります。しつこくて申し訳ありません。
やっぱり全省庁が協力しないと難しいですね
市街戦用には小隊がストライカー装甲車(12.7mm重機関銃M2装備)X2、ストライカー装甲車(40mm擲弾発射器Mk 19装備)X1、IM-SHORAD(小隊長車)X1で編成。小銃は9X39mm弾を使用。
海兵隊は小隊がBMP-TX2、戦車X1、ストライカー装甲車(12.7mm重機関銃M2装備)X2、ストライカー装甲車(40mm擲弾発射器Mk 19装備)X1、IM-SHORAD(小隊長車)X1で編成。BMP-T及び戦車はウクライナのオプロートを改修した物を想定。小銃は7.62X39mm弾を使用。
国内の島嶼防衛は基本ゲリコマなので市街戦用の小隊で対処。対処不可能なら、特殊部隊をオスプレイ等で輸送し、支援すれば大概は対処出来る。大規模な上陸作戦には海兵隊が対処すれば問題ない。
取られないようにすることが大事。
だから、長距離短距離種類構わず、大量の対艦兵器を用意して、敵を食い止めろ。
つまり、水陸機動旅団は無駄な組織ということになりますね。
それが言い過ぎでも、最優先に揃えるものではない。
アメリカに武器を買えと言われて買うべきだったのは、ハープーンを代表とした対艦ミサイル。次にそれを守るための対空装備品一式でしたね。
自衛隊には、必要が薄い装備品が多くあり、必要があるけど数が足りない装備品があるという、バランスを欠いた状態にあります。
航空自衛隊は掩体壕が戦闘機用にも、全機分は無いという変な状態です。
何らかの形で金をアメリカに落とすなら、掩体壕建設で落すのもありだったかと。
「つまり、水陸機動旅団は無駄な組織ということになりますね。」
それを言っちゃお終いですが、強奪されたら奪還し直すと言う抑止力、意気込みの現れとしての存在価値はあろうかと。
ただ隊員がどんなに精強だったとしても装備も戦略も戦術もアレでは単に特攻してこいって役にしかならないような...
で日本人は遠い本土から涙を流しながら慰霊碑に花を供えて隊員の奮闘を称えるわけです。当然取られっぱなしの上で。
そんな命がけの茶番をして欲しい訳では無く、相手に本気で再奪還されるかもと思わせるようでないと本当に意味がないでしょうね。
向こうは無人機でお出迎え、下手すれば隊員の1人も送らず無人機だけで強奪されるかも知れませんからね。朝起きたらどこからともなく灯台が水中から現れ赤い旗が立っていたなんて冗談みたいな事が起こらなければ良いのですが。
必ずその装備でないと絶対にダメなのでしょうか?とりあえずは何を調達すべきかはまた別として、そのようなやり方で運用するというのはわかりました。
水陸機動旅団は、ゲリラ戦と対空対艦兵器要員として、仕込み直す方がトータル的にいいように思います。
上陸作戦を遅らせ、上陸したら、侵攻を食い止めるために持久する。
取られているのを取るよりも、取られかけを取る方が楽です。
中身を多少入れ替える必要はあるでしょうが、隊員の質は問題ないでしょう。
おしまいな事を誰かが言うのも必要でしょう。
対艦兵器充実とそれを守る対策も出した。
上陸してからの対策も上げた。
軍備は、極端な話、何もなくて、床の間の刀だったでいいのですよ。
ただ、それが村正みたいな名刀ではなくて、竹光ならつまらんという話です。
今の水陸機動旅団は竹光ではないか?
じゃあ、村正にするために、ゲリラ戦と上陸阻止と航空作戦への嫌がらせを仕込んどきますかという話です。
島々に対馬警備隊を配置するよりも、島には戦場監視センサー、海域には観測ブイを配置。
コンテナ船に偽装したアーセナルシップで監視網からの情報を頼りに敵艦船を攻撃。
空の敵はヴァルキリーで攻撃しましょう。
取られた島は相手が疲弊してから奪い返すべきかと。
海兵隊ですが日本にはアメリカどころかイギリス並みの輸送力もありません。
輸送ヘリはAW101は10機、高速艇はCB90を30隻程を用意すればイタリアを手本に編成できるかと。
グレーゾーン事態対処として現地部隊は絶対に必要ですよ。
ウクライナしかり先行事例のフォークランドしかり必ず本格的な攻撃の前には敵の特殊部隊が侵入し工作します。
ここで大切なのは国境線上に歩兵部隊がいない場合、安易に掌握され現地の施政権を簡単に奪われるのです。
つまり、最終的にはその地域において結果の決まった住民投票が行われ独立或いは併合されるということです。
ですから小規模な部隊では太刀打ちできない規模の歩兵部隊がいれば彼らは任務の性質を変えざるを得ない。
監視、火力誘導、上陸部隊の誘導、破壊工作等にシフトさざるを得ない。特殊部隊といえども所詮は数の少ない軽歩兵に過ぎませんから対馬のような支隊がいればこれを排除することはアクション映画でもなければ無理です。
歩兵部隊がいれば敵はリスクを考え必達できる方にシフトする。
つまりはいきなり詰むことはないんです。
実際歩兵部隊のコストなんて北方の部隊を転用すればさほど問題にはならないはずです。
ここで手を抜くと死にます。
ロケット弾の誘導はUAVや隠密上陸した特殊作戦群にやってもらったらいい。
現状、尖閣列島奪回のために上陸する水陸機動団を火力支援できるのは、空自の支援戦闘の爆弾と護衛艦の大砲くらいしかないはずだから(アパッチは戦力にならない)、この手の船はあってもいいでしょう。ズムウォルト級のような立派な船でなくてもいい。
今までの意見をまとめると優先順位として、アーセナルシップとドローンによる接近拒否が第一、守備隊による浸透工作の拒否が第二、水陸両用部隊による奪還が第三というところでしょうか。
これらの部隊の連携が上手く行けば相当な抑止力になりそうですね。
そうですね。
遠距離における火力投射量の増大は必須でしょうね。
別に防衛省を擁護する訳じゃないんですが書きます。
そして防衛白書において書いてあるクロスドメイン戦略やグレーゾーン対処というのは間違ってはないんですよ。
防衛省自体も大きな目線は合ってます。
電子戦やサイバー戦、宇宙領域の活用そして陸海空の三次元的な活用というのは”出来るかどうか”は別として間違ってはいません。
何も防衛省は全て無能だという訳ではなくてやらないといけないこと自体は解っているんですよ。
ただ細部において穴があったり(例えば防空コンプレックスにおいて最終防護ラインである機関砲が殆ど整備されていないとか、他国よりもCーRAM研究や配備が遅れているとか特にこれらはドローン対処にも噛んできます。)、そもそも今後10年で使うかどうか判らん器材に傾注しすぎてそれらを無理くり島嶼防衛に使えるかのように航空機に積載できますよアピールをするだとかそういった負の面もあります。
私は彼らの戦う上での目線は1~2年程度の誤差があるとは言えど追従していることは見て取れると感じています(彼ら自体も知っていても公式に出せるのは一寸遅いのは已むえないですしそこは許容だと言えると思います。)。
しかし問題なのは、皆さまや清谷様が言うように、”やるべきことがあるのに今なぜそれやるの?予算は有限でしょ?期限はいつまでなのよ”
と言った所であると思います。
彼らは民間企業ではなく米国の公務員のように頻繁に入れ替わる訳でもないのでのんびりしている。極端な話、成果を出さなくても職を失う事がない。
予算がないならないなりに部隊を削り充当しなければ何時まで経っても白書で述べているやりたいことはできない。
彼らはどの方向向いて仕事してんのと言われて仕方がないレベルになっているのだと思いますね。
組織を守るとか、自分の出身部署を守るだとか、退職後の雇用先をどうとかはまず一旦置いておいてやるべきことを定めたのだからそれに邁進して欲しい物です。
制服案件の噂もありそれ自体は好ましくはないですが、岩田 清文元陸将に至っては過去の正規戦偏重からグレーゾーン事態を含めた対処へ変換するように指導しておられましたし彼は機甲科出身ですが不十分とは言えども自分の原隊であった部隊を潰して削減へ歩を進めました(正直な話もっと削減するべきだし不十分でリストラした後の再雇用先を作っているあたり賛同できない面もあるんですが、機甲科出身だからこそできたとも取れます。他の人にできたかと言われれば政治力的にどうなのと・・)。
岩田さんの良い所はちゃんと現代の戦いのトレンドが解っていて確か論文か何かを出されていました。
認知戦と高度情報戦の様態を名付けられていましたが、確かにそれは恐らく書いたその時は合致していましたでしょうしそれに沿って出来ることはやっておられたのかなと。
まぁ目線はあっていてもベストなやり方とは言えないと感じる部分は多々あり過ぎるんですけどね。
余談ですが良く提唱されているアーセナルシップ自体は極長射程になればなるほどに使えるだろうと思います。又、陸式としては現在後方連絡線を鹿児島県内の島々に構築していてそれらが前線をバックアップしていくのでしょうが相手も長射程火器をつかうので必ずしも安全ではない。
そう言った時に場所を絞れないアーセナルシップや洋上補助艦艇の需要はますます高まるんじゃないかと思います。
防衛省自衛隊の切迫感の無さは、安定した身分保障や組織の利益よりも、海外の現物や空気に触れない事に起因していると自分は見ています。
戦車、戦闘機、護衛艦を1ダース削ってでも上は将官から二士に至るまで海外旅行に行かせるべきかと。
お奨めは中国、ロシア、イスラエル、トルコ、アルメニア、ウクライナ、南アフリカといった国々です。
たとえ国産兵器を調達するにしても、何を重視すべきか着眼点は違って来るはずです。
戦車はともかく、護衛艦を1ダース減らすのは流石にキツイと思います。
また海外旅行先ですが、中国は仮想敵国であると同時になんでもスパイとして拘束する国である故信用できません。ロシアは微妙ですが。
私はアフリカ辺りに訓練施設と各国のメーカーが集う場所を作るのが良いんじゃないかと思います。
アフリカであれば仏軍に訓練場も借りられますし教えを乞えます。
一方で自前の射場があれば各国の火器も触れますし実際に使って試せる。
メーカーさんが必ずしも常駐する必要性もなくて代理店みたいなのは半官半民で作っておけばいいのかもしれません。
今タクトレとか流行ってますが、実際に海外に行くには渡航申請も含めて割と大変です。
しかし、自衛隊公認の施設であればそこはそれほどに難しい話ではなくなるのかもしれません。
又、あちらこちらに飛ぶとなると旅費も重なります。
であればジブチ経由で空自にある程度の参加者を纏めて運んでもらえば隊員個人の旅費も軽減できるんじゃないかと。
ハブ&スポーク方式で行きましょう。
そんな事など気にせず中国もロシアも行って遊んでいる私の立場は(笑)。
それにエアショーだと何も気にせずスパイし放題ですよ。
ごく一部の撮禁以外は何を見ても撮っても触っても文句言われません。カタログも質問もし放題。同じものを基地の外とかで撮っているととっ捕まる可能性はありますが、お金払ってどうぞ見て下さいってイベントですからね。もう舐めるようにじっくり拝見させていただけますよ。お陰で写真以外も色々勉強になりました。こんな美味しいお金さえ払えば敵国だろうが何だろうが誰でも入れるイベントに行かないのは損ですよ!展示物を壊わしたり盗んだりどこの国でも犯罪になる事をしない限り捕まることもありません。
まさかコロナで行けない、既に中止とか考えてもいませんでしたが...今年のLIMAもパリも中止だし。
早く収まってくれないですかね...自粛生活に疲れました。海外どころか自分の住んでいる市からも出ていません。
水陸機動団は具体的な何かをやらせるためにあるわけではありません。「中国の海洋進出が心配だ。尖閣諸島はおろか沖縄すら取られるかも知れない。」といった不安を抱えている人達に「これ(水陸機動団他)があるから大丈夫ですよ。」とでも言うためにあるのです。ですからそれは「米海兵隊のコピー(というか外見だけ似せた張りぼて)」であらねばならず、「規模が違う。第一目的(こんな事を言うのも何ですが米海兵隊は紛争介入の尖兵か)が違う。」と言ったところで「こいつは俺達の心情に寄り添っていない。」としか受け取らないわけで。一方「自分達の心情に寄り添っている」とでも思わせておけば、例え本当は仇をなして(日本の防衛力の骨抜き化等)いても批判しないばかりか、それを指摘する者がいればそいつを「国賊・非国民・売国奴」と攻撃してくれるわけですから、ある連中からすれば実に「(日本が滅びるか独立を失うまでは)笑いが止まらない」のではないかと。
特に、清谷様が仰っていられるように専門の輸送手段がないというのは問題です。即応性に乏しくあらゆる環境下に投射されることを鑑みれば自前の手段は持つべきだと思います。
イーグルクロー作戦における失敗を鑑みればこそ独自の輸送手段は必要でさらには他幕の横やりを避けれる程度には発言力が必要です。
もし仮に陸や海で細々とした任務例えば、臨検やForce Recon的な任務を行いたいならばそれはそれで別に部隊を持つべきですし、別にSFじゃなくてもできるSFの負担になるような任務はあまりさせるべきではないと思います。
空自においても例えばJTACの支援や教育資材整備といった面ではSFとも関りをもっていくべきですしパラレスキューと言った面で見れば救難団の隊員もSFと連携するのもありかもしれません。というか空自のJTACは自由降下できるんでしょうか・・・(JTACの在り方というのは今や陸が主体になりつつありますが旧来より運用してきたのは彼らですのでその辺りどうなるか・・)。
輸送手段のみならず、そういう運用全般を統括し隷下部隊にその機能を保証できる司令部もまた必要かと思います。
捕まりたくないなら、コソコソしないで堂々としろです。
最初に断り入れる。確認の申し出あったら、喜んでさせる。
大抵はこれでトラブル回避可能に思います。
じいちゃん直伝の官憲回避方法で、戦後にタバコ密売のときに見ます?と言って、検査を省略してもらった事案を参考にしてます。
役人は正直で物分りいい扱いが楽なタイプは好きという万国共通の法則もありますしね。
>偽陸士さん
戦車はともかく、護衛艦を1ダース減らすのは流石にキツイと思います。
また海外旅行先ですが、中国は仮想敵国であると同時になんでもスパイとして拘束する国である故信用できません。ロシアは微妙ですが。
護衛艦1ダースは書きすぎだったかな。
けど中国ではスパイ容疑よりオネーチャンに貢ぐ方が心配ですがね。(笑)
ハニトラだったら自分もひっかかてみたいものです。
意外と中国ロシアって思った以上にゆるゆるなんですね…
偽陸士さん
確かに…
アフリカですか。
良い考えです。
将来経済が伸びる可能性があります。
南米、欧州、中央アジアに行くにも便利です。
ひょっとしたら軍事より経済活動に寄与するかも。