甲子園も部活もやめようではないか。
国益を考えれば、高校野球の甲子園大会に代表される運動部活動をすべての中高学校から排除すべきです。
「甲子園」はもうやめよう。高校野球のブラック化を食い止める方法 高校野球改造論
https://real-sports.jp/page/articles/261775534126531741
>根本的な改革が求められる日本の高校野球
>高校野球そのものが「ブラック部活だ」という議論は、ほとんど聞いたことがない。
>なぜ、そういう指摘がないのか? それは多くの日本国民が、「高校野球が好き」だからだろう。高校野球と言うより、「甲子園が」と言った方がより当たっているかもしれない。
>その陰で高校球児たちが多くの虐待的な現実を受け容れ、耐えているかは、直視されない。その虐待さえ、高校野球の魅力、成長に必要な糧と認識され、美化され続けている。すべては「夏の甲子園」の感動のために。
大人たちのセンチメンタルが、生身の高校球児の苦悩を棚上げしている。このような悲惨な現実をもう断ち切り、変えなければいけない。
>高校野球が「ブラックだ」という現実は容易にいくつも挙げられる。体罰やイジメが「ある、ない」の次元ではない。「自主性を重んじる」と口では言っても、「自主的に」選択しなければいけない重い空気が高校野球部には漂っている。
>丸刈りがそう、長時間の練習がそう、休日の自主練習がそう、監督に「服従」の常識もそう。
>高校球児は、監督や、高校野球の常識に支配され、自由を束縛されている。
>丸刈りは「強制ではない」という野球部は多いが、実際に髪を伸ばす部員がいたら、波紋を広げるだろう。私自身、シニア(中学硬式野球)の監督をしていた時、「髪型は自由」と徹底していたが、多くの選手は丸刈りだった。大会に行くと、髪の長い選手は連盟からお叱りを受けた。チームの方針より連盟の方針が優先するという常識がまかり通っていた。
部活の悪いところは大きく2つあります。第一に、教師が部活顧問になって、過重労働が強制されていることです。好きでやっている顧問もいるでしょうが、学校から強制されている教師が多いわけです。これはブラック企業と同じですし、このような奴隷的な苦役を課されることは違法なはずです。
それが断れないシステムになっています。
常識的に考えれば、その分教師の疲労は溜まるし、本業への影響も大きいでしょう。今後少子化は既定路線の我が国において、子供の教育を高めて一人ひとりの生産性を上げないと国家として生き残れません。その礎である教育を運動ごっこで毀損しているわけです。運動を国威発揚に利用するために作られたスポーツ庁も解体すべきです。
第二に、運動部の体質が上げられます。旧帝国軍よろしく、上には盲従を強いられ、自分よりも下の抵抗できない下級生にきつく当たる。このため得てして、指示通りには動くが、想像力と臨機応変に欠けて、柔軟な発想ができないロボットのような若者を量産します。
そして企業、特に大手企業はこの手の体育会系を好んで採用してきました。上からの命令には従順でハードワークをいとわないからです。高度成長期のように欧米に追いつけ追い越せではそれも正しい判断だったかもしれません。
ところが、追いついたり追い越したりした後のロールモデルがない時代では思考力が欠如し、会社にやり方に疑問を持ったり、提案する能力がない、この手の画一的な「社員全員軍曹」的な金太郎飴企業は中国や韓国の企業にボロ負けしてきました。
それがバブル崩壊以降延々続いてきました。いままのやり方を反省し、前例を否定し創造的なマネジメントを否定、まるで万歳突撃を繰り返すような経営をして没落してきました。勝てないと「ガンバリズム」、根性で乗り切ろうとして失敗してきたわけです。
上から下まで平社員から社長まで軍曹の軍隊で戦いに勝てるわけがないでしょう。本來将官や将校に必要な知性がないわけです。
このような「総軍曹組織」では組織や戦略の見直しはできません。それは組織の自己否定になるからです。改革を提案すると「不穏分子」のレッテルをはられます。
また外部の異分子を受け入れることを大変嫌がります。ですからいつまでたっても馬鹿の一つ覚えで「銃剣突撃」を繰り返します。
日本という国が生き残るためには、体育会系文化を排除する必要があります。
そのためには中学高校でまず部活を全廃する。大体スポーツの「強豪校」というのはブラスバンド部もまともになりません。ブラスバンド部が必要なのはスポーツ、特に野球の「軍楽隊」として、です。まともに音楽やりたい思う人間はそんな胡乱なブラスバンド部に入らないでしょう。
外国同様に、学外のクラブでやらせるべきです。どうしても部活やるのであれば外部の人間に委託する。そして土日部活はやらせない。スポーツでしか学生を集められないような頭の悪い学校は取り潰した方が世の中のためです。
運動させたいならばヨガとか太極拳とかいいでしょう。
こうなれば当然甲子園大会なんぞもなくなるでしょう。そもそも糞暑い夏場に選手使い捨てで野球やるのがおかしい。単に高野連やNHK、新聞社の利権のためにやっているようなものです。
頭の悪い体育会系をなんとかしないと、この国はまた前の戦争と同じような形で経済の敗戦を迎えるでしょう。
因みにぼくは中学時代剣道でした。上級生から理不尽な暴力も受けました。先輩の一人は背が高いというだけで暴力を受けて、危うく障害者になる重傷を負ったのに学校は隠蔽。ぼくらが3年生になった時は、日曜の稽古は禁止、下級生への暴力も禁じました。
自分がやられたから下級生に暴力振るうというのはクズのやることです。残念だが我が国にはこの手クズが多いです。
●東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自の機関銃装備体制に穴がありすぎて不安な訳
必要な性能品質をリーズナブルに調達できてない
https://toyokeizai.net/articles/-/450823

体育会系 日本を蝕む病 (光文社新書) - サンドラ・ヘフェリン
この記事へのコメント
つれてくるべきす。
>ミスターフリゲートさん
>
>運動部とありますが、逆に化学部とか茶道部とかはどうなんですかね?
大学の強化も必要。受験を目標にしているので入ったら遊ぶのが目的になっている。会社は就職してから人材育成を行わなければならず、使える人材にした途端リクルートされる状態では丸損。最初から使える人材を海外から雇う方がずっと効率的になり、新規採用の学生はいらなくなる。大学の期間内に能力を付けておく必要が有る。今の普通の大学生を採用したい外資系の企業は無いだろう。
今のやり方か今までのやり方、ですね。
同じ様な記事ですが根性論の駄目な見本です。この指摘も思わず納得です。
菅首相は相変わらず「お願い」連呼 2021年の精神論・根性論がニッポンをダメにしている
https://news.yahoo.co.jp/articles/798abbb6b92829842e6b28fba321dbcd85d21718
全くその通りだと思います。物量よります根性ありきだから負けるんです。根性は全ての物量を出し切った最後のあがきです。そこまで行ったらその先は終わりなんですけどね。
漫画もアニメもその先があるような話ばかり。実際はご都合主義なんて奇跡は起こらないことのほうが遥かに多いと言うのに(ほぼ0%)。頑張ればそれが100%になるような錯覚は物語的には面白いかも知れませんが現実離れしています。
「こうなれば当然甲子園大会なんぞもなくなるでしょう。そもそも糞暑い夏場に選手使い捨てで野球やるのがおかしい。単に高野連やNHK、新聞社の利権のためにやっているようなものです。」
私も夏の甲子園を何度が見に行ったことがありますが(甲子園は関西に行ったついでですが)あの熱中症になりそうな中で野球をさせるのが良いと言う人権無視のドS連中の郷愁で成り立っていると思いました。甲子園名物かち割り氷を首筋に当てて水分を補給しないと見ている方も死にそうになります。TVで見ているのと次元が違います。大銀傘の日陰も大したことはありません。90%以上のスタンドは日向ですから。
高校生はよく野球やっていると思いますよ。マジ死にます。
今まで死者が出ないのが不思議なほどに。それほど過酷な練習をしていると言う証左かもしれません。どうしてもやりたいなら朝7時から始めて11時から16時は休憩。ナイターも当然ありでないと身が持ちません。現地で見る方もド変態ですよ。焼け死にます。ドーム化しろとか京セラドームでやればという話も出ますが、あの厚い日差しの中で選手がのたうちまくるのを見るのが好きだと言う変態の多いこと。ミミズじゃないんだから勘弁して欲しい。選手もそれが当たり前だと思っているおかしさ。伝統のためなら生死を問わない甲子園は異常ですよ。実際に見てハッキリ分かりました。
長くなったので切ります。
言い得て妙ですね。うちの会社が正にそうです。
色々もがいていますが思考が硬直していて次の食い扶持が見つかりません。新ビジネスを!と掛け声だけは良いですが今の所全然実りがありません。それもそのはずどこかの製品の後追いみたいなアイディアばかりですから。人材投資も研究投資も怠っていたツケを払っている状態です。
やればなんとかなる時代は終わっているしソレに皆気づいていてもその殻を打ち破れない。日本と一緒ですね。
「日本という国が生き残るためには、体育会系文化を排除する必要があります。」
今までそれが好まれていたんですよね。営業も勢いと根性ですから体育会系が多い。営業もゴリ押しで取ってくる。今はソレが通用しないし理解しているがスタイルを変えようにも頭がついていかない。
「上級生から理不尽な暴力も受けました。」
中学の友人が野球強豪校にスポーツ推薦で受かり1年でレギュラー取って予選会のニュースで新聞にメンバーで名前を見つけられるほどでした。ところが1年と立たず名前を見なくなりました。随分後になって同窓会で話を聞いたら野球部の先輩の体罰と言うかリンチ(1年のくせにレギュラー取るとは生意気な、俺が出られないだろ)で腕を折られ野球ができない体になって野球部を止めて高校も辞めて(辞めさせられて)翌年別の高校を受験して入り直してスポーツとは縁を切ったそうです。当然野球部の監督や顧問も体罰を知っていますが、そんな事より生き残った選手が良い選手(野球が上手いとは限らない)の様な扱いで誰も気にしないんだとか。だから甲子園常連校とはならず何年かに1回出れば良い方の高校なんでしょう。プロ野球選手も何人も排出してしますがそれでもそんなものです。
そしていまその高校は脳筋スポーツで有名な私立から進学校に看板をかけかえて進学で有名な私立に脱皮しました。180度違う方針転換に驚きましたが、今はスポーツで有名になっても少子化で生徒が来ないので生徒を集めるには進学校に変わるしか生き残る道が無いと方向転換したようです。当然スポーツ特待生も無し。ある意味良い方向になったのでしょうか。私の田舎のローカルな話ですけど。
好きなスポーツで進学できてスポーツに打ち込めるスポーツ推薦で有名校に入れるのが羨ましいと思っていましたが、
ろくなもんじゃない(学校やクラブによる)と思いました。
学校でその道を活かしたいなら体育大学とか美術大学とかに進学した方が良いと思いますよ。高校まではほどほどで良いです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86752?page=1&imp=0
ホント、この夫婦って最低最悪すぎますわ(^_^;)。これでアレでしょ?また再々登板出来たとして何か都合の悪いことが起きたら、途中で総理の仕事をぶん投げるんでしょ?病気も病気で、アレルギー体質とかとはレベルが違いますよね。
自衛隊、対空電磁レールガンの開発へ
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/56056168.html
レールガンじゃなくてレーザー対空砲の方を開発すべきなのに
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210903/k10013240781000.html
ちょうどオリパラも一通り日程が終わるし、これを花道に...とは言えない状況ですよね( ´-`)。この間の横浜市長選での惨敗が影響しているのか?とも思いましたが、それならその段階で言うだろうしなあ。ま、コネクトさんを重用したりと、およそ倫理観と無縁な内閣だったし。これで岸田さんが次期総裁になれば、多少は風通しが良くなるのかな?
>これで岸田さんが次期総裁になれば、多少は風通しが良くなるのかな?
あまり期待はしない方が。
なんせ病人にムチ打つなとネトウヨに言われて黙ってしまう、お人好しな有権者が担いでる政党ですから。
たぶんアレ総理再登板になるかと。
引き続き豪勢な御買い物続行です。
中共も案外日本の腐敗が進むのを待っているのかも知れません。
8年間日本をダメにした自民を考えると、だれがリーダーになっても同じかと。鳩山のトラウマはあるとは思いますが、立憲民主が多分じゃないかと思います。共産は内政で理想的ですが、安全保障が不安故に微妙です
微妙な反応にはなりますが、根性主義者を黙らせるいい言い返しはありますね。
根性で何でも出来たら、世界大戦でアメリカに勝っとるわです。
甲子園はドームでしろは至言です。
まともなこと言う人が、Twitterで甲子園は北海道とか涼しいところでやれと言ってました。
それはいいなと思いつつ、私は、いや、間違ってます。ドームで冷房全開がもっといいと書いたら、確かにと肯定されたのはいい思い出です。
本当にそうです。根性だけで済めば更に余計な苦労はしないです。世の中そんなに甘くない事を未だもって分かってないのがなんとも。
「甲子園はドームでしろは至言です。」
まあ実際夏の甲子園で体験しなくても容易に想像できそうなものですけどね。野球バカと言うよりやはりド変態ですよ。
あの暑さの中を耐え抜いて試合見ている自分に酔っているドMも。万全の体制で朝から見に行って2試合見たら頭がクラクラして死にそうになりました。ビール飲むよりかち割り氷ですよ。それに当時はまだ若かった。今はミイラになるでしょう...暗黒時代の阪神は甲子園ナイターで夏でも昼間よりずっと涼しかったな。野球を楽しむならそれくらいの気温がいい。ビールも美味いし。
何れにしてもド変態のロマンチシズムに付き合うのは変態だけでいいです。健全ではありません。
>8年間日本をダメにした自民を考えると、だれがリーダーになっても同じかと。鳩山のトラウマはあるとは思いますが、立憲民主が多分じゃないかと思います。
私も同意です。
>共産は内政で理想的ですが、安全保障が不安故に微妙です
大丈夫ですよ。
自衛隊から日本紅軍になり、晴れて軍隊に成れます。(笑)
出たら買います。
俺、親類からして、脳筋気味で困ってますから。
元々、体育会系とは、相性よくないんですよ。
太平洋戦争、根性万能なら、アメリカに勝つだろ!!言い切って、雰囲気壊すタイプですから。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=20210822com0001
思い切ってこれ位変化させないと、この国に未来は無いかもしれません。民法の女子アナから良さそうなのを見繕って国会議員等にするのも一考かと。大江キャスターを官房長官とか。
「私は先日オリンピックに出た選手と対戦した。あんたはその選手より強い。あんたはなぜオリンピックに出なかったのか」
回答はこう。
「予選の日に試験があってだめだったの」
ぼくはこの逸話をすごく爽やかに感じます。この、名もないアメリカ人レスラー。純粋に競技を愛していたのでしょう。最近、龍と苺という漫画作品(小学館です。ステマじゃないですよ。ステマならもっと派手にやりますって)を読みまして。この逸話を思い出しました。
オリンピックを神格化しているのは世界で日本が一番かも知れません。
例えばですが、野球は日本が金メダルを取ったようですが、では日本が世界一野球が強い国でしょうか?答えは違いますよね。米国は五輪よりMLB優先です。米国代表はMLBのレギュラー選手は派遣しません。自分たちで作った世界一決定戦のワールドベースボールクラシックでさえ微妙です。米国内のリーグ戦こそ至高だと知っているからです。優先順位は当然五輪より上です。他の競技にしてもそうです。五輪は特別な大会ではありません。それぞれの競技の最もメジャーな大会こそが世界一を決めるところです。そういった人たちからしたら五輪は余興でしかありません。
五輪は色々ある大会の1つでしか無いのに日本人は勘違いしたまま。だからその競技の超一流とかランキング1位の人が出ないことも不思議ではありません。なぜかと言うと五輪以上に大事な大会が目標でありそっちに向けて体調をベストに持っていこうとすると五輪に出ないほうが良いという結論もありだからです。だから五輪のメダルをありがたがったり一喜一憂するのも虚しいだけです。世界一を決める大会でもなんでもない、ただの大運動会なのだから。価値があるとすれば世界記録が出たときだけでしょう。他はどうだっていい。
体育会系と言うと「脳筋」で語られる事が多いですが、自分は違うのではないかと思っています。スポーツ等は優劣が比較的目に見え易く、「一年生レギュラー、三年生補欠」も珍しくはないでしょう。一方年下にため口聞かれたりするのは感情的に受け入れ易くはないでしょうし、学校は比較的年功序列による傾向があります。それ故に本来優位に立てない者が優位に立とうとすれば、それをパワハラで実現しようとする者も出てくるのではないかと。ですから学校とスポーツ等のクラブに分割すれば、「一年生レギュラー、三年生補欠」でも「クラブではレギュラーと補欠、学校では一年生と三年生」とすっきりした関係になれるのではないかと思ったりもします。
スポーツはルールといった「枠組み」を作り、「枠組みの中での平等」を保証するものです。理想的には「ルールを守りさえすれば、人種民族宗教政治的信条等関係なくできるもの」です。しかし専ら目先の人間関係の積み重ねで秩序を構築してきた日本人にはそれは受け入れられず、結局は目先の人間関係(上下関係、力関係)にしてしまったのかも知れません。
パオロ・マッツァリーノ先生がオリンピックを廃止しちゃえとブログで主張していまして。その理由のひとつとして、どうせいろんな大会があるんだからというのを挙げていました。たしかにたしかに。
それから、ミステリマガジンと言う雑誌で風変わりなスポーツコラムが連載されていました。勉強とスポーツ両方で成功した青年たち(もう中年でしょうが)が紹介されていまして。読みながらほっとしました。伝説的な水泳選手がごくふつうの教師になっていたり(数学の先生でしたかね)。こうあるべきでしょう。
過酷な環境のなか、頑張る高校球児はすんばらし〜いって思う変態や変態愛好家が日本に多いですからね。
ドームはおろか、北の涼しい大地でやらせてあげたいという意見すら、異端児の発想になる日本は何かおかしい。
あの灼熱地獄の東京オリンピックは、甲子園愛好家の皆様が作り出したと言っても過言ではない。
信じるか信じないかはあなた次第です。
そういう気持ちですよ。
まぁ酷い物ですよ。
リンチに近い話から面倒な嫌がらせとかその手の類は非常に多い物です。
じゃあそういう面倒な奴から逃げるにはどうするべきか、職場を変えるか自分が変わるか。
隙を見せないようにするとか仕事をこなせるようにして発言力を増すとかそんな塩梅です。
・・で、これを踏まえると一つ教訓が生まれる訳です。
過程はどうであれども自分は成長した。そう考える人も一定数はいる訳です。
あの嫌でたまらなかったハラスメントは必要であったと自分の苦痛を正当化することによって痛みから逃れようとするある種の防衛機制なのかもしれません。
それを実際にあった出来事として肯定するのは良いのですが正当化まですると他人に対してもそれを行うことは正しい道に導く方法だと捉えるようになるのかもしれません。
人は自らが憎むものになり易いから気を付けろと口を酸っぱく言われたものですが、確かにそう言った指導を受けた人間や家庭で虐待を受けた子供が、同じ過ちを繰り返すのもそれしかやり方を知らないというだけでなく、痛みから逃れるための防衛機制の一種によって認知や思考がゆがんでいるからかもしれません。
だって部活動は中学校から始まるから。
地域によっては、生徒全員が強制的に部活に参加されられます。
(40年以上前は男子生徒は全員丸刈り坊主でした)
部活動って生徒管理をするのに丁度都合が良いのかもしれませんね。
体育会系ばかり挙げられますが、吹奏楽とか文化系の部活も酷いそうです。
野球サッカーは部員が少な過ぎて試合に出場できないとか、
陸上だとリレーメンバーが組めない出場出来ないマイナーな種目は参加人数が片手の指で数えるくらいしか出場してないとか。
(短距離100mや長距離種目は、そこそこの参加人数です)
あとラグビーなんかも。
佐賀県の高校ラグビーは初戦が決勝戦、出場校が2校しかない。
1年生:球拾いとグランド整備
2年生:素振り、基本動作
3年生:やっと試合に出られる、もしくは補欠
これテニスとか球技系。他もそうかも。
土日無し、試合試合ばっかり、応援に駆り出される
試合に負けたら連帯責任取らされる。
高校生は5月のIH予選で、中学生は7月の市内大会で8割が引退。
そもそも、一般の人(=普通の人、凡人)と国家代表やプロアスリート候補生とを一緒くたにしている”部活動”に限界があるのかも。
K空母SLBM潜水艦な、お隣の国みたいに体育中学高校みたいな早い段階からスポーツエリートを選抜するシステムへの切り替えを検討した方が良いのかも。
でも、自分の部活の同級生に、あいつはプロ野球に行ったJリーガーになったオリンピック代表になった東大に行ったとか、ちょっとは自慢になるし励みにはなるかもね。小さなプライドにしがみついているだけだけど。おれは〇芝社員だーとか会社にしがみついている感じ。
むかし池野成一郎という植物学者がいまして。このひと明治時代前半に青春を過ごしたのです。若き日の池野先生は、学校で、ある外国人教師が繰り広げる実験に興奮し、理科系の学問を一生の専門にしたい!!と夢見るようになった。
よいおはなしです。でも、池野先生は例外だったようなのです。大半の学生はそういう実験に興味を持たず、勉強するべきは政治と法律のみと言う態度だった。ふぅむ。理系軽視の傾向があったのでしょうか。それはともかく、理系向きの少年の心に点火した明治の高等教育は(もちろん穴も多かったでしょうが)やはり優れていたのでしょう。僅かだけど、池野さんのような人が現れた。令和の高等教育はどうか。
部活の練習がキツクテ辛くて厳しいのは、僧侶の修行みたいに
楽しくないのは・・・・求道者的なマゾヒズムなのは・・・
それはスポーツが本質的に楽しい遊びだったからだそうで。
日本人特有の
「俺らが高等小学校卒業で丁稚奉公で働いてるときに遊びやがって!学生さんはエエ身分やのう」
「暑い中百姓仕事をしてる傍らでキャーキャーしやがって!」
「学生が!スポーツでちゃらちゃらして申し訳ないと思わないのか!」
「学生身分が部活やスポーツで楽しく過ごすのは申し訳ないから
修行みたいにしよう!」
その結果、修行になりましたとさ・・・・