防衛産業、買収、撤退二件。
OKI、航空装備品に参入へ 横河電機から事業買収
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC046QC0U1A001C2000000/
>OKIは2022年春、航空機の装備品ビジネスに参入する。横河電機から航空機用計器事業を買収し、戦闘機や旅客機のコックピットに使われる特殊な液晶ディスプレーの供給を始める。これまで水中ソナーなど艦船向けが中心だった防衛分野を強化する。買収で得たディスプレー技術を民間向けの各種システムの表示装置に応用することも目指す。
>横河電機は自衛隊の戦闘機やヘリコプター、戦車に使われる液晶ディスプレーを供給している。OKIも防衛装備品を手掛けるが、歴史的にソナーや水中音響システムなど艦船向けが中心だ。新たに「空」の領域へも事業を広げる。
>横河電機は欧州エアバス製旅客機のコックピット向けにも計器を納めている。特に小型機「A320」や中型機「A350」にはディスプレーを独占的に供給する。旅客機需要は足元では新型コロナの影響で冷え込んでいるが、今後は徐々に回復を見込む。認証の取得など障壁の高い領域でもあり、将来の新たな収益源になると期待する。
YOKOGAWAグループの航空機用計器事業を取得
https://www.oki.com/jp/press/2021/10/z21058.html
プレジャーボートなど製造の日産自子会社、日産マリーン(神奈川)が特別清算
https://news.yahoo.co.jp/articles/068b07198fa96d801e4f373db6c3ff4e5668e453
>日産自動車(東証1部)の100%出資子会社で、舟艇(プレジャーボート)・同エンジンの製造・販売やマリーナ運営を手がけていた。舟艇は個人向けのほか、防衛省や警察用の特注船や水陸両用バス、遊覧船も取り扱い、自社工場で設計し、開発から内製化していた。
>売り上げは減少傾向で推移し、2016年3月期の年売上高は約5億円にとどまっていた。海外市場の停滞から厳しい状況を余儀なくされ、最終損益での欠損計上が続くなか、財務面は債務超過に陥っていた。2016年3月までに自社製造の新艇およびエンジンの販売を終了。
防衛省、海自では既に対策を取っているでしょうから混乱はないと思います。ですが、櫛の歯が抜けるように防衛関連の企業や事業の撤退は今後も続くでしょう。
やがては自国で色々と賄うことが不可能になっていくかと思います。
これは政府、防衛省、経産省に確固たる産業育成政策がなく、また自衛隊やメディアの多くが、現状維持こそ正義だと厳しい現実を見ないせいだと思います。
ぼくのように現状を批判すると国賊扱いされるわけですが、客観的に見てガンバリズムだけで維持できるわけではありません。
事業は縮小し、自衛隊の御用聞きしかしないので、研究開発もやりません。当然技術力も落ちています。中国やトルコなどから劣っている分野も相当多いのですが、そのような厳しい現実を認めようとしません。
こういってはなんですが、糖尿病患者が食生活を見直すこともせず、あれこれ理由をつけて今まで通りの暴飲暴食を繰り返しているようなものです。やがて足を切断し、盲目になると言われてもそれをやめない。それと同じです。
ゆでガエル状態になって、やがては企業や事業が消えていくのは当事者能力のない、政府、行政、産業、メディアの連帯責任だと思います。
この記事へのコメント
日本人が知らないアメリカGAOの迫力〜税金の使い道を徹底チェック!
https://www.youtube.com/watch?v=5_4takiF6U4
今の日本政府は軍事独裁国家以下のレベルです。”おともだち”な米国や欧州の食い物にされていくのを国民に押し付けるのもそろそろ限界です。有るだけで有害な外務省などさっさと解体して予算は有効に使うべき。
せめて国際的な基準の装備を開発でき、同様の値段で提供できるならば国産がいいに決まっています。
それができないから批判をしているわけです。
>ミスターフリゲートさん
>
>清谷氏はむしろ国産嫌いなのに、なぜ憂いる必要あるのでしょうか。
国内で真面な製品がちゃんとした価格で購入出来れば全く問題ないんですが、欠陥品を暴利な価格で購入する事に問題が有る訳です。
知られざる自衛隊の「欠陥兵器」
https://www.youtube.com/watch?v=dxXuNqowDjY
昔から日本の兵器開発能力は高く無い事に自覚できない連中がひいきの引き倒しを続ける悪循環です。欠陥品を日本の実情に合ったとか事実を曲げて、日本の戦車や潜水艦は世界一とか宣っている訳です。
カエルは熱くなったら逃げる隙間があれば逃げ出します。
カエル以下ってことですね。
大変失礼しました。
Goodman80 さん
外務省ねえ。人質救出すらまともにできない外務省なんかに、戦争回避なんかできないどころか、むしろ裏切って国を売り渡すんじゃないかと危惧しています。酷な選択ですが、一度解体・再編せざるを得ないかもしれません。その再編中に誰が代理でやるかが肝ですが
極端な話、印や越や東南アジアなどの国家に生産は委託して部材もmilスペックに合致していれば安価なものを採用するなどして作っていくべきなのかなとも。
元々試作品を作っても国内だと許可を相当に重ねないと試験ができないなんて話もあるぐらいなので国内生産にこだわる意味ってもうないと思うんですよね。
対象国にとっても、日本以外の中小国家が武器造船の製造能力を持つことはマイナス要素になりえますし作るのは海外に任せて技術移転を進めた方がよいのかとも。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100900384&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
流石最先進国の日本、防衛構想は宇宙に飛んでます。もう少し足元も見て欲しいんですが。将校は宝石で兵隊は唯の捨て石のお国柄だから、そこら辺から拾えば良いと思ってるんでしょう。熟練工まで鉄砲玉で磨り潰して前大戦は負けたんですが、学習能力が皆無な組織だからしょうがない。天下り法人に調達予算のチェックさせるとか常識を疑うばかり。自助努力はそれなりに一流官庁?