【平尾和久防衛省報道室長への公開質問状】②防衛省の記者会見でフリーランスは防衛の実績が必要だが、記者クラブは必要なしは平等な扱いなのか。
防衛省では以前は記者会見のフリーランスの参加は認めていませんでした。例外はぼくのような外国メディアの記者をしている人間だけでした。
それが令和3年から可能になりました。
これは防衛省が独自に改革をしたのではなく、寺沢有、三宅勝久、布施祐仁、畠山理仁各氏、そしてぼくの執拗な働きかけの結果です。この件ではぼくは歴代防衛大臣に会見で執拗に質問しました。
防衛相会見へのフリーランス記者参加問題
https://togetter.com/li/1302096
フリーランスが参加できるようになったのは「報道の自由化」への第一歩です。
ですが、下記のようにその参加基準は極めて厳しいものとなっています。これでは事実上殆どのフリーランスが参加できません。実際に参加は殆どありません。
防衛省における定例記者会見への参加について
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/kaiken_sanka.html
(1)日本新聞協会会員社に所属する記者
(2)日本民間放送連盟会員社に所属する記者
(3)日本専門新聞協会会員社に所属する記者
(4)日本雑誌協会会員社に所属する記者
(5)日本インターネット報道協会法人会員社に所属する記者
(6)在日外国報道協会(FPIJ)会員社に所属する記者
(7)上記(1)から(6)に該当しない記者で、上記(1)から(5)に掲げる団体の会員社が発行または運営する媒体に定期的に署名記事を提供する者(防衛省・自衛隊に関連する記事に限る。)
日本雑誌協会会員社の会員はほぼ大手に限られます。
そして日本雑誌協会会員社、日本インターネット報道協会のメディアは一般メディアであり、防衛や軍事の専門メディアはほぼないでしょう。そこで定期的に防衛省・自衛隊に関連する記事を、定期的に署名記事を提供する者とありますが、それは事実上不可能でしょう。仮に軍事に関して書いていても、「防衛省・自衛隊」について書いていなければだめだといっているのです。防衛省は「報道」を「広報」と思っているとしか思えません。
更に雑誌の記者の場合取材をするデータマンとそのデータ記事をまとめるアンカーマンによるチームで書くことは少なくありません。この場合いくら防衛関連の記事をかいても署名記事とはなりません。
またこの条件では書籍を主に活動の場にしているジャーナリストは排除されます。
記者クラブメディアの記者もすべてを署名記事で書いているわけではありません。むしろ少ないのですが、フリーランスだけに署名記事を書け、じゃないと認めないというのは差別ではないでしょうか。
更に申せば、記者クラブメディアの記者は防衛省担当になる前に、防衛関係の署名記事、あるいは単に記事をかいたことがなくても、クラブにはいることができます。
つまり記者クラブ記者は全く実績がなくとも入れます。これまた差別ではないでしょうか。
そもそも防衛記者クラブはぼくや上記の皆さんみたいな実績のあるフリーランスならば参加は許可します、と明言していました。ところが防衛省側がセキュリティ上の問題があると条件を検討するといった結果がこれです。セキュリティ云々は嘘だったことになります。
どう考えてもセキュリティ上のクリアランスを上げるというよりも、防衛省、自衛隊が懐柔できず、不都合な真実を暴くフリーランスの参加を防ぐのが目的ではなないでしょうか。
またこの内容は大企業のサラリーマンは信用できる偉い人、フリーランスは信用できない下衆な連中であると言っているのに等しいです。それは政府のいうフリーランスの活躍応援とは真逆ではないでしょうか。これまた差別です。
総務省は検討の内容を防衛省が非公開にしたのを指示しています。本当は国防秘でもないのに不思議な話です。内容が公開されてはよほど都合が悪かったのでしょう。
「防衛省記者会見への「フリー記者」の参加について」の一部開示決
定に関する件 https://www.soumu.go.jp/main_content/000697455.pdf
>審査会の結論
>「防衛省記者会見への「フリー記者」の参加について」(以下「本件対
象文書」という。)につき,その一部を不開示とした決定は,妥当である。
さて平尾和久報道室長への質問です。
○なぜフリーランスだけ防衛関連記事の「署名記事」の実績が必要で、記者クラブには必要ないのか。
それは差別ではないか。
○なぜ参加条件が「軍事」や「安全保障」ではなく、「防衛省・自衛隊」なのか。報道と広報を誤解していないか。
○なぜ単行本を中心に活動しているフリーランスを排除するのか。
○防衛記者会は実績があれば参加をみとめるとしたのに、セキュリティを理由に不当に参加のハードルを上げたのは差別ではなか。

■本日の市ヶ谷の噂■
空幕の医官人事担当の1佐は眼科で入局ながら専門医未取得。後輩たちの指導をどのように行うのか、疑問の声か上がっている、との噂。
それが令和3年から可能になりました。
これは防衛省が独自に改革をしたのではなく、寺沢有、三宅勝久、布施祐仁、畠山理仁各氏、そしてぼくの執拗な働きかけの結果です。この件ではぼくは歴代防衛大臣に会見で執拗に質問しました。
防衛相会見へのフリーランス記者参加問題
https://togetter.com/li/1302096
フリーランスが参加できるようになったのは「報道の自由化」への第一歩です。
ですが、下記のようにその参加基準は極めて厳しいものとなっています。これでは事実上殆どのフリーランスが参加できません。実際に参加は殆どありません。
防衛省における定例記者会見への参加について
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/kaiken_sanka.html
(1)日本新聞協会会員社に所属する記者
(2)日本民間放送連盟会員社に所属する記者
(3)日本専門新聞協会会員社に所属する記者
(4)日本雑誌協会会員社に所属する記者
(5)日本インターネット報道協会法人会員社に所属する記者
(6)在日外国報道協会(FPIJ)会員社に所属する記者
(7)上記(1)から(6)に該当しない記者で、上記(1)から(5)に掲げる団体の会員社が発行または運営する媒体に定期的に署名記事を提供する者(防衛省・自衛隊に関連する記事に限る。)
日本雑誌協会会員社の会員はほぼ大手に限られます。
そして日本雑誌協会会員社、日本インターネット報道協会のメディアは一般メディアであり、防衛や軍事の専門メディアはほぼないでしょう。そこで定期的に防衛省・自衛隊に関連する記事を、定期的に署名記事を提供する者とありますが、それは事実上不可能でしょう。仮に軍事に関して書いていても、「防衛省・自衛隊」について書いていなければだめだといっているのです。防衛省は「報道」を「広報」と思っているとしか思えません。
更に雑誌の記者の場合取材をするデータマンとそのデータ記事をまとめるアンカーマンによるチームで書くことは少なくありません。この場合いくら防衛関連の記事をかいても署名記事とはなりません。
またこの条件では書籍を主に活動の場にしているジャーナリストは排除されます。
記者クラブメディアの記者もすべてを署名記事で書いているわけではありません。むしろ少ないのですが、フリーランスだけに署名記事を書け、じゃないと認めないというのは差別ではないでしょうか。
更に申せば、記者クラブメディアの記者は防衛省担当になる前に、防衛関係の署名記事、あるいは単に記事をかいたことがなくても、クラブにはいることができます。
つまり記者クラブ記者は全く実績がなくとも入れます。これまた差別ではないでしょうか。
そもそも防衛記者クラブはぼくや上記の皆さんみたいな実績のあるフリーランスならば参加は許可します、と明言していました。ところが防衛省側がセキュリティ上の問題があると条件を検討するといった結果がこれです。セキュリティ云々は嘘だったことになります。
どう考えてもセキュリティ上のクリアランスを上げるというよりも、防衛省、自衛隊が懐柔できず、不都合な真実を暴くフリーランスの参加を防ぐのが目的ではなないでしょうか。
またこの内容は大企業のサラリーマンは信用できる偉い人、フリーランスは信用できない下衆な連中であると言っているのに等しいです。それは政府のいうフリーランスの活躍応援とは真逆ではないでしょうか。これまた差別です。
総務省は検討の内容を防衛省が非公開にしたのを指示しています。本当は国防秘でもないのに不思議な話です。内容が公開されてはよほど都合が悪かったのでしょう。
「防衛省記者会見への「フリー記者」の参加について」の一部開示決
定に関する件 https://www.soumu.go.jp/main_content/000697455.pdf
>審査会の結論
>「防衛省記者会見への「フリー記者」の参加について」(以下「本件対
象文書」という。)につき,その一部を不開示とした決定は,妥当である。
さて平尾和久報道室長への質問です。
○なぜフリーランスだけ防衛関連記事の「署名記事」の実績が必要で、記者クラブには必要ないのか。
それは差別ではないか。
○なぜ参加条件が「軍事」や「安全保障」ではなく、「防衛省・自衛隊」なのか。報道と広報を誤解していないか。
○なぜ単行本を中心に活動しているフリーランスを排除するのか。
○防衛記者会は実績があれば参加をみとめるとしたのに、セキュリティを理由に不当に参加のハードルを上げたのは差別ではなか。

■本日の市ヶ谷の噂■
空幕の医官人事担当の1佐は眼科で入局ながら専門医未取得。後輩たちの指導をどのように行うのか、疑問の声か上がっている、との噂。
この記事へのコメント
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202204keizaihyaku051
エコビジネスの化けの皮が剝がれるこの時点で参加する愚作は意味が有るんかい。発電だって原発に化石燃料、天然ガスが殆どなのに。せっかくの周回遅れを利用する位の技量を発揮出来なければ親父馬を演じた意味が無い。どうせ真面なSAFが生産できなければ唯の妄想に過ぎないんだから、もし出来たとしたら参加すればいい。エコビジネスは水から石油を作る手の物が大半、儲かるからやってるだけなので、結果は出るはずがない。
取敢えず今有る物で凌いで次世代のエネルギーの登場を待つしかない。出来なければ自然の摂理として、生産できるエネルギーの量で生きられる数だけに人口は減少していくだけ。まあ、優秀な人達が世界にはた~くさんいるのだから何の心配も無いだろう。たぶん、きっと、いや絶対、に違いない。
https://www.sankei.com/article/20220414-LMRIULOB3JOCJIHPSA7PJ3WY2Q/
ご参考まで(呆)
マジですか?
どの医師の専門分野でもそうかも知れませんが、
二、三年だか専門教育と研修受けないと
眼科とか耳鼻科とか看板出さないのではなかった
ですかね。
医師免許は歯科、麻酔科、放射線もだったか以外は全部共通で内科医が脳外科手術をしても違法にはならないんですよね。まあ死んだら裁判で裁かれそうですが。
知り合いの兄弟が内科から耳鼻科に専門変える時に
医局経由で研修からやり直したって話をしてくれました(医者ではない兄弟から聞いた話)。
そう言うもんなんだな〜と漠然と聞いていました。
内科だと患者を殺す事があるかも知れないので気楽な?専門医がいいとやり直したそうで。
それはともかく普通の医大と異なる防衛医大はその辺どうやっているのか気になりますね。それとそんなんで良いのでしょうか?
普通の医大卒だと医局とか白い巨塔とかで管理されているらしいので眼科医が耳鼻科の看板は出せない様になっている様ですが。
まーた、生産終了間際の箸にも棒にもならん、高価なオモチャを買うためにアメリカに貢いでお仕舞いでしょ( ´-`)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/041300110/
有料記事ですがご参考まで(2/3は読めます)。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69739
ご参考まで。