防衛省広報課 平尾和久報道室長への公開質問状 記者クラブも非会員もイコールコンディションって本当ですか?
4月8日の大臣会見後に平尾和久報道室長と揉めて、議論というか口論になりました。
防衛大臣会見令和4年4月8日(金)における質問+平尾和久報道室長への反論
https://kiyotani.seesaa.net/article/202204article_5.html
その際に彼は記者クラブも非会員もイコールコンディションだ、イベントはすべて参加できるし、メールなどで事前に告知もしていると断言しました。
本当でしょうか?
そもそも記者クラブ制度というのは記者クラブと当局が癒着して、会見はじめ、あらゆる取材機会から非会員を排除することによって、記者クラブは情報を独占し、当局は情報を制御できて、記者クラブを国民の知る権利から防衛省を守る防壁として利用する制度です。
果たしてそのメリットの根源を捨て去ったのでしょうか。
この会見で質問した陸幕の勉強会は約二年前ですが、記者クラブ限定だったと聞いております。ぼくは案内を受けた記憶がありません。
その他、同じように防衛省A棟の記者室の掲示板に貼る形でしか、告知されない取材機会も多々あります。たまたまそれを見て参加を申し込んでも、記者クラブ限定だから断られたことは多々あります。
平尾和久報道室長は、今はそんなことはないと断言しました。
そんなことがあるあるならば挙げてみろといいました。あまりにそのようなケースは多すぎてその場では回答できないといったら勝ち誇っていたような表情をしました。
で、全くイコールコンディションというのであれば、それはいつの時点からでしょう。これほど大事な決定ですから文書として残しているでしょう。それを提示してください。
平尾和久報道室長のご要望に答えて、ぼくがブログに記録した事案を紹介します。
2015年05月20日
防衛省のカースト制度、記者クラブ優遇は相変わらず 身分差別は親の敵でござる
https://kiyotani.seesaa.net/article/201505article_8.html
2021年07月22日
英日防衛相共同会見から英国含めて外国メディアを締め出した防衛省
https://kiyotani.seesaa.net/article/202107article_13.html
2021年01月28日
共同通信石井暁君、記者クラブ問題などに対する防衛省の回答その3
https://kiyotani.seesaa.net/article/202101article_18.html
>問題は記者会見だけではありません。
各種のレクチャー、勉強会、取材旅行など多くの取材機会が記者クラブに独占されています。これは特にフリーでやっている専門記者には大きな障害となっています。これらの取材機会の開放も今後続けて働きかけていくつもりです。
>それから記者向けの告知方法も問題です。
内局各幕僚監部、そして政党や各種団体からのお知らせは基本、防衛記者会の掲示板に張り出されます。つまりここに常駐していないと必要な情報が手にはいりません。例えば陸幕で●●といったレクチャーがあってもそれを知らなければ参加できません。更に問題なのは、この対象は記者クラブだけです、と断られることが多いことです。
これは一民間任意団体に過ぎない記者クラブに対する優遇であり、他の媒体やフリーランスを法的根拠もなく差別することにほかならないのですが、それが慣例としてまかり通ってきているわけです。
>これを記者クラブメディアの記者は「特権」と勘違いしているわけです。
2020年12月22日
防衛大臣記者会見令和2年12月21日(月) 防衛省のメディアアパルトヘイト
https://kiyotani.seesaa.net/article/202012article_10.html
>岸防衛大臣記者会見令和2年12月21日(月)ですが、時間が少なくぼくは質問できませんでした。
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/1221a.html
ですが、ここでジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの高橋氏が非記者クラブ会員に対する差別を抗議しました。
>来年度防衛予算案が決まり、その解禁が解けたのが月曜午前のこの会見の前でした。
記者クラブに対するレクチャーは金曜日にあったのですが、外国メディアなど非記者クラブ会員に対するレクチャーは月曜の午後1時からでした。
つまり解禁後です。これは記者クラブ優遇であり、極めて異例です。これまでは非記者クラブ会員へのレクチャーは記者クラブより1日遅れましたが、それでも解禁の前でした。
>このような露骨な記者クラブ優遇は70年代前までのアメリカの人種差別と同じです。
記者クラブ=白人だけがまともな市民であり、黒人や有色人種は二等市民扱いです。
>すでにご案内のように先週金曜日も、会見直前にリリースが配られ、ぼくらはリリースではないと騙されて、配布を受けられませんでした。
2020年12月18日
防衛省広報課はなんで人種差別みたいな非記者クラブ会員差別を行うのか?
https://kiyotani.seesaa.net/article/202012article_8.html
>問題は会見前に待機していたときに、広報課の人間が記者クラブの記者にリリースらしきものを配っていました。
それリリースですか?と。聞いたら何でもありませんと言われました。
>ところが会見の第一省議室で、外国通信社の人に見せてもらったら、ミサイル防衛関連のリリースでした。
>そのくせ第一省議室の入り口では普天間の一部土地返還の資料は全員に配布していました。美味しい情報は記者クラブ独占だよ、とでもいうのでしょう。
>なんでこんなものを記者クラブだけに配って、非記者クラブの記者には配らないのでしょうか。
>まるでレストランで、有色人と入店を拒否された気分です。
平尾和久報道室長は過去のことは過去のことだ、今は違うといいました。ではその「今の状態」はいつから始まったのでしょうか。
改めて公開質問します。
平尾和久報道室長がいう記者クラブ、被記者クラブの扱いには差がなくなったのであれば、それはいつの時点からでしょうか。
またそうであれば、すべての事務次官含む記者会見、勉強会、視察ツアー、懇親会、キャップクラス含めたオフレコのレクチャーなどすべての取材機会は記者クラブと非会員のくべつなく、同時に告知し、区別なく参加できると防衛省サイトに掲載し、また公式な文書で残してください。
平尾和久報道室長、まさかできないとはいいませんよね?

■本日の市ヶ谷の噂■
大学教授には筆頭論文20以上が必要、博士課程教授は40以上が必要。だが防衛医大ではかつて論文1~2本で教授になれた事例も多々ある、との噂。
防衛大臣会見令和4年4月8日(金)における質問+平尾和久報道室長への反論
https://kiyotani.seesaa.net/article/202204article_5.html
その際に彼は記者クラブも非会員もイコールコンディションだ、イベントはすべて参加できるし、メールなどで事前に告知もしていると断言しました。
本当でしょうか?
そもそも記者クラブ制度というのは記者クラブと当局が癒着して、会見はじめ、あらゆる取材機会から非会員を排除することによって、記者クラブは情報を独占し、当局は情報を制御できて、記者クラブを国民の知る権利から防衛省を守る防壁として利用する制度です。
果たしてそのメリットの根源を捨て去ったのでしょうか。
この会見で質問した陸幕の勉強会は約二年前ですが、記者クラブ限定だったと聞いております。ぼくは案内を受けた記憶がありません。
その他、同じように防衛省A棟の記者室の掲示板に貼る形でしか、告知されない取材機会も多々あります。たまたまそれを見て参加を申し込んでも、記者クラブ限定だから断られたことは多々あります。
平尾和久報道室長は、今はそんなことはないと断言しました。
そんなことがあるあるならば挙げてみろといいました。あまりにそのようなケースは多すぎてその場では回答できないといったら勝ち誇っていたような表情をしました。
で、全くイコールコンディションというのであれば、それはいつの時点からでしょう。これほど大事な決定ですから文書として残しているでしょう。それを提示してください。
平尾和久報道室長のご要望に答えて、ぼくがブログに記録した事案を紹介します。
2015年05月20日
防衛省のカースト制度、記者クラブ優遇は相変わらず 身分差別は親の敵でござる
https://kiyotani.seesaa.net/article/201505article_8.html
2021年07月22日
英日防衛相共同会見から英国含めて外国メディアを締め出した防衛省
https://kiyotani.seesaa.net/article/202107article_13.html
2021年01月28日
共同通信石井暁君、記者クラブ問題などに対する防衛省の回答その3
https://kiyotani.seesaa.net/article/202101article_18.html
>問題は記者会見だけではありません。
各種のレクチャー、勉強会、取材旅行など多くの取材機会が記者クラブに独占されています。これは特にフリーでやっている専門記者には大きな障害となっています。これらの取材機会の開放も今後続けて働きかけていくつもりです。
>それから記者向けの告知方法も問題です。
内局各幕僚監部、そして政党や各種団体からのお知らせは基本、防衛記者会の掲示板に張り出されます。つまりここに常駐していないと必要な情報が手にはいりません。例えば陸幕で●●といったレクチャーがあってもそれを知らなければ参加できません。更に問題なのは、この対象は記者クラブだけです、と断られることが多いことです。
これは一民間任意団体に過ぎない記者クラブに対する優遇であり、他の媒体やフリーランスを法的根拠もなく差別することにほかならないのですが、それが慣例としてまかり通ってきているわけです。
>これを記者クラブメディアの記者は「特権」と勘違いしているわけです。
2020年12月22日
防衛大臣記者会見令和2年12月21日(月) 防衛省のメディアアパルトヘイト
https://kiyotani.seesaa.net/article/202012article_10.html
>岸防衛大臣記者会見令和2年12月21日(月)ですが、時間が少なくぼくは質問できませんでした。
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/1221a.html
ですが、ここでジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの高橋氏が非記者クラブ会員に対する差別を抗議しました。
>来年度防衛予算案が決まり、その解禁が解けたのが月曜午前のこの会見の前でした。
記者クラブに対するレクチャーは金曜日にあったのですが、外国メディアなど非記者クラブ会員に対するレクチャーは月曜の午後1時からでした。
つまり解禁後です。これは記者クラブ優遇であり、極めて異例です。これまでは非記者クラブ会員へのレクチャーは記者クラブより1日遅れましたが、それでも解禁の前でした。
>このような露骨な記者クラブ優遇は70年代前までのアメリカの人種差別と同じです。
記者クラブ=白人だけがまともな市民であり、黒人や有色人種は二等市民扱いです。
>すでにご案内のように先週金曜日も、会見直前にリリースが配られ、ぼくらはリリースではないと騙されて、配布を受けられませんでした。
2020年12月18日
防衛省広報課はなんで人種差別みたいな非記者クラブ会員差別を行うのか?
https://kiyotani.seesaa.net/article/202012article_8.html
>問題は会見前に待機していたときに、広報課の人間が記者クラブの記者にリリースらしきものを配っていました。
それリリースですか?と。聞いたら何でもありませんと言われました。
>ところが会見の第一省議室で、外国通信社の人に見せてもらったら、ミサイル防衛関連のリリースでした。
>そのくせ第一省議室の入り口では普天間の一部土地返還の資料は全員に配布していました。美味しい情報は記者クラブ独占だよ、とでもいうのでしょう。
>なんでこんなものを記者クラブだけに配って、非記者クラブの記者には配らないのでしょうか。
>まるでレストランで、有色人と入店を拒否された気分です。
平尾和久報道室長は過去のことは過去のことだ、今は違うといいました。ではその「今の状態」はいつから始まったのでしょうか。
改めて公開質問します。
平尾和久報道室長がいう記者クラブ、被記者クラブの扱いには差がなくなったのであれば、それはいつの時点からでしょうか。
またそうであれば、すべての事務次官含む記者会見、勉強会、視察ツアー、懇親会、キャップクラス含めたオフレコのレクチャーなどすべての取材機会は記者クラブと非会員のくべつなく、同時に告知し、区別なく参加できると防衛省サイトに掲載し、また公式な文書で残してください。
平尾和久報道室長、まさかできないとはいいませんよね?

■本日の市ヶ谷の噂■
大学教授には筆頭論文20以上が必要、博士課程教授は40以上が必要。だが防衛医大ではかつて論文1~2本で教授になれた事例も多々ある、との噂。
この記事へのコメント
記者会見と報道室長との折衝、お疲れ様です。
正当な取材活動への不適切な対応が慣習になっているのなら、即刻止めて頂きたいものです。
>またそうであれば、すべての事務次官含む記者会見、勉強会、視察ツアー、懇親会、キャップクラス含めたオフレコのレクチャーなどすべての取材機会は記者クラブと非会員のくべつなく、同時に告知し、区別なく参加できると防衛省サイトに掲載し、また公式な文書で残してください。
もし平尾室長がこれを機会に、記者クラブ会員の是非に関わらず、取材機会を提供するよう、通達を出されたなら彼は救国の英雄です。
是非英断を。
歴史に記録が残るのは何も戦火ばかりではありません。
>岸氏、防衛産業界と意見交換
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022041300866&g=pol
意見交換するだけで、どうせ実際には何にもやらないんでしょ?やる気があるなら、とっくに業界の大規模な再編とかやるでしょうにねえ。
こんな連中って、バカだとしか言えません。恐らく自民党や今の防衛省幹部とは、ベクトルこそ違えど害悪さは同じです。さっさと消えるべきだと思いますが、どう思いますか?また便所の落書きかよと思いますが
記事に関係ない話ですいません
■本日の市ヶ谷の噂■
医学部って最も博士号取りやすい学部の一つなんですがね。なんせ人体にも薬にも謎が多いので論文ネタには事欠かないし。
なので大学に残って研究していると自然と論文が積み上がると思うんですが。
大学によっては論文ノルマもあるとか。
まあ普通の医大とは大きく違う様ですね。
それとこれを言ってはお終いなんですが、
大学の教授とか特に私大だと理事長や学長のコネでなれる人もいますからね…小中高と違って免許を持ってないと教えちゃいけない訳でもないし
博士号が無いと教授になれない訳でもないですからね。まあ大学それぞれの基準としか言えないのでしょうが怪しいFラン大学並みと言う事なんでしょうかね?余程魅力のない大学…いや大学校なのでしょう。
ヤマトHD、サイクロローター用いた空飛ぶ無人輸送の研究成果を公開
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220413-2320810/
「サイクロローター」以外にもいろいろある様なので今の形のドローンも用途により変化していく模様。やるやる詐欺集団の自衛隊に変化は来るのだろうか?
https://toyokeizai.net/articles/-/580343
どんなに良い物が有っても生かせない発想力の貧弱な日本人。いっそのこと防衛大臣(出来れば総理他も)も外国人に頼んだ方が良いんじゃないか?まあ、キムタクヒーロー頼みでほっておくと日産みたいになるが。
https://diamond.jp/articles/-/301571
兵站は重要ですね。ご参考まで。