自衛隊の無駄な航空兵力の合理化、リストラは進むか。
空自捜索機や陸自戦闘ヘリを廃止、無人機で代替へ…防衛予算効率化
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221209-OYT1T50038/
>2023年度から5年間の防衛費が約43兆円に大幅増となる中、無人機で代替するなどして、防衛装備品や部隊の「スクラップ・アンド・ビルド」を進め、予算の効率化を図る狙いがある。
>廃止する航空機は、空自の救難捜索機「U125A」。現在、全国の救難隊に26機を配備している。戦闘機のパイロットが脱出した際、上空からレーダーや赤外線暗視装置で捜索し、パイロットの位置を特定するのが主な任務だ。救出は、救難ヘリが担当している。
>パイロットが脱出すると、身に着けた位置情報を知らせる電波受発信機「ビーコン」が作動するなど、ヘリだけでも捜索や救助が可能なことから廃止を決めた。海上自衛隊の救難ヘリは、空自に移管する方向だ。
U125Aに関しては賛成ですが、ビーコンが作動しないこともあるわけです。これに無人機を当てるべきかもしれません。海上自衛隊の救難ヘリは、空自に移管は随分前からあった話ですが、やっと実現とうことでしょう。
合理化というならば海自のUS-2部隊も廃止すべきです。米軍その他主要軍隊が大型飛行艇を運用しているわけでもない。他国の機体より波が荒くても着水できるといいますが、それでも限度があるし夜間は着水できません。US-2を廃止して、空自の給油機を増やすべきです。それは島嶼防衛の兵力投射にも役に立ちます。その文脈ならばUH-60やCH047など陸自の汎用ヘリも空中給油装置をつけるべきです。
>陸自は、戦闘ヘリ「AH64D」(12機)と対戦車ヘリ「AH1S」(47機)、観測ヘリ「OH1」(33機)を廃止する方向だ。
これらは当然ですが、軽輸送やリエゾン、有人偵察などに使える軽ヘリコプターは
必要です。これに武装キットまで乗せるかどうかは別ですが、H-135クラスの機体は必要かと思います。ただ廃止には相当強い抵抗があるでしょう。
>海自は、P1哨戒機(33機)や哨戒ヘリ「SH60K」(75機)をそれぞれ削減する。海自は来年度から、海自八戸航空基地(青森県八戸市)に米国製の無人航空機「シーガーディアン」を配備し、試験運用を開始する予定で、将来的に保有数を増やし、監視活動の省力化と効率化を両立させる。
P-1の削減、無人機で補完というのはぼくが前から指摘した通りです。ただSH-60Kとありますが、これは導入される60Lもということでしょう。ですが現在でも哨戒ヘリは十分とは言えません。この場合例えば護衛艦に無人ヘリを大量に導入するのでしょうか。
例えば有人ヘリ、無人ヘリを各1機ずつ搭載し、フリゲイトに関しては無人ヘリ1~2機ずつ搭載するとか、DDHに多めに有人ヘリを搭載するか仕組みが大事だと思います。
海自は無人機を増勢して、哨戒艦の調達を中止すべきです。船しかできないことがるといいますが、現在も艦艇の乗組員の充足率は相当低いという現実をみるべきです。
■本日の市ヶ谷の噂■
陸幕は攻撃ヘリ全廃の方向性だが、「既存汎用ヘリの武装化」を検討中。既存ヘリといえばUH-60、UH-2、CH-47しかないが、UH-2が最有力候補、との噂。
#OH-1 #AH-1S #AH-64D #P-1
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221209-OYT1T50038/
>2023年度から5年間の防衛費が約43兆円に大幅増となる中、無人機で代替するなどして、防衛装備品や部隊の「スクラップ・アンド・ビルド」を進め、予算の効率化を図る狙いがある。
>廃止する航空機は、空自の救難捜索機「U125A」。現在、全国の救難隊に26機を配備している。戦闘機のパイロットが脱出した際、上空からレーダーや赤外線暗視装置で捜索し、パイロットの位置を特定するのが主な任務だ。救出は、救難ヘリが担当している。
>パイロットが脱出すると、身に着けた位置情報を知らせる電波受発信機「ビーコン」が作動するなど、ヘリだけでも捜索や救助が可能なことから廃止を決めた。海上自衛隊の救難ヘリは、空自に移管する方向だ。
U125Aに関しては賛成ですが、ビーコンが作動しないこともあるわけです。これに無人機を当てるべきかもしれません。海上自衛隊の救難ヘリは、空自に移管は随分前からあった話ですが、やっと実現とうことでしょう。
合理化というならば海自のUS-2部隊も廃止すべきです。米軍その他主要軍隊が大型飛行艇を運用しているわけでもない。他国の機体より波が荒くても着水できるといいますが、それでも限度があるし夜間は着水できません。US-2を廃止して、空自の給油機を増やすべきです。それは島嶼防衛の兵力投射にも役に立ちます。その文脈ならばUH-60やCH047など陸自の汎用ヘリも空中給油装置をつけるべきです。
>陸自は、戦闘ヘリ「AH64D」(12機)と対戦車ヘリ「AH1S」(47機)、観測ヘリ「OH1」(33機)を廃止する方向だ。
これらは当然ですが、軽輸送やリエゾン、有人偵察などに使える軽ヘリコプターは
必要です。これに武装キットまで乗せるかどうかは別ですが、H-135クラスの機体は必要かと思います。ただ廃止には相当強い抵抗があるでしょう。
>海自は、P1哨戒機(33機)や哨戒ヘリ「SH60K」(75機)をそれぞれ削減する。海自は来年度から、海自八戸航空基地(青森県八戸市)に米国製の無人航空機「シーガーディアン」を配備し、試験運用を開始する予定で、将来的に保有数を増やし、監視活動の省力化と効率化を両立させる。
P-1の削減、無人機で補完というのはぼくが前から指摘した通りです。ただSH-60Kとありますが、これは導入される60Lもということでしょう。ですが現在でも哨戒ヘリは十分とは言えません。この場合例えば護衛艦に無人ヘリを大量に導入するのでしょうか。
例えば有人ヘリ、無人ヘリを各1機ずつ搭載し、フリゲイトに関しては無人ヘリ1~2機ずつ搭載するとか、DDHに多めに有人ヘリを搭載するか仕組みが大事だと思います。
海自は無人機を増勢して、哨戒艦の調達を中止すべきです。船しかできないことがるといいますが、現在も艦艇の乗組員の充足率は相当低いという現実をみるべきです。
■本日の市ヶ谷の噂■
陸幕は攻撃ヘリ全廃の方向性だが、「既存汎用ヘリの武装化」を検討中。既存ヘリといえばUH-60、UH-2、CH-47しかないが、UH-2が最有力候補、との噂。
#OH-1 #AH-1S #AH-64D #P-1
この記事へのコメント
それとも単なる思いつき?
ここまでバッサリやるとなったら戦略構想からかなり変える気があると見て良いのでしょうか?良い方向に変わるならそれに越した事は無いのですが。
P1も哨戒ヘリも減らすなら将来トライトンとかの導入も考えているのでしょうか?
ドローンによる対潜哨戒とヘリの場合とどっちがより効率的なのかは分かりませんが、いずれにしろ直ぐにどうこうではないでしょうから構想を聞いてからになるのでしょうかね?
もちろん有人ヘリより無人ヘリの方が良いとは思いますが。
とにかく無駄を排除してスマートな方法で防衛に当たらないと今のやり方では非効率でしょう。
■本日の市ヶ谷の噂■
また愚かなことを。ドアガンレベルなら別ですが、
AH1もどきみたいにミサイルとかロケットランチャーとか
言い出したらきりがありません。不要でしょう。
ドローンで代用するのが得策かと。
あ、これって既存の対戦車ヘリ部隊を実質維持したい、って
訳じゃないですよね...(怖)。
欣喜に堪えません。
無人機に人命を差し出す理不尽にようやっと気づいたか、数的不利に恐れを為したか。
遅れを取っているとはいえ、挽回の好機と捉えたい。
UH-2も止めてCoin機に切り換えてくれれば、もっと良いのだが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f65742a478efacaccb2277a3bc3b2820b6f69547
発表されましたね。
ほとんど稼働してない戦闘ヘリと観測ヘリ廃止などお説の通りでしたね。
私も驚きました。
カルト教団の記事がありましたが、教団内にもまともな人々はいるようです。
清谷さんにはこの調子でかの組織の問題点を批判し続けてほしいです。
ホントにUH-2を武装化する腹積もりなんですね( ノД`)…。無いよりはマシなんだろうけど、ドアガンは試験しているみたいだし、せめてロケット弾くらいは搭載してもらいたいですが。
>>>AMV
>【速報】陸自、次期装輪装甲車はパトリア「AMV」に
https://www.jwing.net/news/59734
なぜか写真は、APC型でなくIFV型w。これわもう、共通戦術も...というのは無理ですよねorz。
>次期装輪装甲車(人員輸送型)の車種決定について
https://www.mod.go.jp/atla/pinup/pinup041209.pdf
てっきり防衛省本省からリリースされるのかと思っていたら、大石さんのブログのコメ欄にて、常連さんが装備庁からリリースされたと投稿されていました。
パトリア、日本に拠点を作ったりしてなかなか積極的ですね。
もしかしたら日本の防衛産業はほとんどが安楽死させられるかも。
ふと思い付き明野駐屯地のHPを覗いたら、広報誌「あけの」最新号(330号)に、UH-2訓練開始式・ドアガン検証の画像がありました!↓
https://www.mod.go.jp/gsdf/akeno/html/akeno.html
検証に用いているのは、ミニミとM2のようですね。
>価格や基本性能が優れるAMVに決めた。
なら、共通戦術もAMVベースにすれば良いのにorz。けど、それだと困る人が、た~くさんいるんでしょうねえ...
でもパトリアはブッシュマスターみたいに少数で終わらなきゃいいのですが。
やれやれさん、KUさん
えー、ファミリー化じゃないんですか・・・。でも三菱製はあくまで検証用だとすれば、共通戦術車両もパトリアになりうる可能性もなくはないかと。続報を待ちましょう。
しかしライセンス先はどこなんでしょうね。三菱重工辺り?
名無しさん
安楽死かはわかりませんが、少なくとも1つの転換期を迎えるかと思いますね。
安穏とはして居られません。
ミスターフリゲートさん
こちらの記事ですが↓
>防衛装備庁、次期装輪装甲車の候補車両を契約
https://jm2040.blogspot.com/2020/02/next-wapc.html?m=1
AMVの日本仕様化改修を日立製作所が担当していたので、ラ国生産も同社が行うのが順当かと思いますです。もっともコマツは撤退したし、三菱以外で装甲車両を纏めて造れそうなのは日立くらいしか無いですよね...
>次期戦闘機、日英伊で初の共同開発 米国も「支持」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08D5R0Y2A201C2000000/
>【詳しく】次期戦闘機 日本・イギリス・イタリア 共同開発へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221209/k10013917981000.html
さすがにBAEやレオナルドと組むともなれば、アメリカもおいそれと口は挟めませんかね。
清谷さんの本のAmazonコメントで米軍は、艦艇をいっぱい持ってるからヘリコ中継してるんだ。だから違うと思うみたいな意見あったなぁ。なるほどと思ったけど、5分ぐらい考えたらアメリカは、金持ちだから比較対象にならないしイギリスとかと比べるべきじゃないかと思った。
それも空中消火に使うには改造が必要みたいだし。
エアトラクターのフロート付きなら、お手頃だと思うんだが。