自衛隊の個人装備が劣悪だが、予算を増やしても解決はしない。
今回の震災で陸自個人装備が問題となっています。以下は競合メディアを元ネタにしたコタツ記事ですが。
事実ではあるが反面情緒的な記事です。
被災地の自衛隊員「装備品ボロボロ」報道で「こういうところにお金使って」の声…元隊員も「意外に自腹は多い」と指摘
https://news.livedoor.com/article/detail/25708182/
>自衛隊員の靴は、戦闘靴2型という官給品が標準装備として使用されています。この靴は長時間歩く場合には疲れにくい仕様となっていますが、強度は劣り、踏み抜き事故を起こすこともあるそう。また、靴の中に冷たい水や雪が入り、最終的には指が壊死してしまうリスクも指摘されました。
>自衛隊員はコンバットブーツなどを持ち込んで使用しますが、官給品でなければ自腹を切るしかないのです」(週刊誌記者)
>この記事を報じたニュースサイトのコメント欄には、災害派遣の自衛隊員には充実した装備品を支給すべきとの声が寄せられている。
>1995年、阪神・淡路大震災で被災地に派遣された経験を持つ自衛隊員がこう語る。
>「当時も、安全かつ効率的に作業するには、派遣の前に自腹でライト・皮手袋・ゴーグルなどの道具を用意する必要がありました。上司にそれとなく官給品として支給してもらえないのかと聞いてみたのですが、『国民が納得してくれなければ無理だな』と。
>国民を守るために働く自衛隊員の装備品には、お金をかけてしかるべきではないのか――。
装備というか需品が劣悪だというのは事実です。総報道されると予算を増やせという人が必ず多数出てきます。
ですが、予算を増やしても解決しません。この三年間防衛省の予算は拡大の一途を辿りましたが、個人装備がそれで改善しましたか?
予算を増やしても別なところで使われるのがオチです。例えば、本年度は既に旧式化しつつある、カール・グスタフM3を260門も大人買いしましたが、そんなカネがあれば、被覆をどれだけ更新できたでしょうか。
こういってはなんですが、ギャンブル狂のサラリーマンが競馬に注ぎ込んで子どもの給食費も払えない状態で、給料を二倍に上げても更に競馬につぎ込むだけと同じです。
防衛省も自衛隊も問題が存在しているとは知っていても、それを解決するつもりはまったくない。『国民が納得してくれなければ無理だな』というのも嘘で、単なるいいわけです。
軍隊であれば当然問題とすることを問題と意識していない。現状維持ができればいいや、という組織文化と、実質的に調達計画が存在せずに、クズな装備に5倍10倍のカネを払う体質が問題です。
ブーツでいえば特殊作戦群まで含めてミドリ安全の独占が問題です。本来国内外の複数のメーカーに競わせるべきです。モンベルやワークマンなど参加させるべきです。
欧米メーカーでもアジア人の足に合うタイプを提供しているところも少なくない。白人などと比べて日本人含めて黄色人種は足幅が広いわけですが、そういうのにも対応しているメーカーはあります。また英軍では足幅がSMLの三種類から選べます。こういう選択ができる方がいいでしょう。
開発と生産の契約を分けて行うべきでしょう。
被服にしても東洋紡などいつも同じ会社が独占的あるいは寡占的に契約を取っているのは大変問題です。閉鎖的であり、はじめから契約が取れるならばどこも意欲的な開発を使用とは思いません。新規参入を促すべきです。
製造は外国でもいいです。むしろ安価に調達できるならば海外で調達すべきです。
そもそも陸自の装備、需品は定数しか入れません。つまり予備が殆ど存在しない。これでは災害時もそうですが戦時には戦えません。海外で安価に量産して、予備の装備含めた調達計画をつくるべきです。
現状調達計画自体が事実上ありません。何年間で調達するという契約も企業と結びません。これではまともな会社は事業計画が立たないので受けようとは思いません。
調達自体が目的化しています。18式防弾ベストにしても何年で調達するという計画がありません。そして防弾ベストは経年劣化しますが、それを踏まえて調達しません。ですから、被服にしても個人装備にしてもボロボロになったものがそのまま使用されています。
無論多くの軍隊では私物使用を許可しています。官品が開発から調達までに少なくとも数年係るし、所詮役所仕事なので将兵が満足するものにはなりづらい。対して各メーカーが出している製品は1年程度で新型がでます。
ですから自衛隊でも私物使用を全面的に認めるべきです。一部部隊では指揮官が禁止しているようですがこれはやめさせるべきです。一体どんな装備が支給しても殆ど使用されなかったのかを調査すれば、装備の問題も具体的に把握できるかと思います。
それから開発実験団や精鋭部隊の下級幹部や下士官を積極的に海外の見本市や外国の軍隊に演習などの視察に出すべきです。できれば最低5年は同じ人間を年に1回以上いかせるべきです。そうしないと定位置観測ができません。
■本日の市ヶ谷の噂■
陸自が採用したカール・グスタフM3は軽量になった分、二脚の強度が落ちており、水陸機動団の荒い使い方で故障が続出するも予算不足で補修部品が調達されず。今後メーカーが生産ラインを閉じるので更に修理が困難になる、との噂。
事実ではあるが反面情緒的な記事です。
被災地の自衛隊員「装備品ボロボロ」報道で「こういうところにお金使って」の声…元隊員も「意外に自腹は多い」と指摘
https://news.livedoor.com/article/detail/25708182/
>自衛隊員の靴は、戦闘靴2型という官給品が標準装備として使用されています。この靴は長時間歩く場合には疲れにくい仕様となっていますが、強度は劣り、踏み抜き事故を起こすこともあるそう。また、靴の中に冷たい水や雪が入り、最終的には指が壊死してしまうリスクも指摘されました。
>自衛隊員はコンバットブーツなどを持ち込んで使用しますが、官給品でなければ自腹を切るしかないのです」(週刊誌記者)
>この記事を報じたニュースサイトのコメント欄には、災害派遣の自衛隊員には充実した装備品を支給すべきとの声が寄せられている。
>1995年、阪神・淡路大震災で被災地に派遣された経験を持つ自衛隊員がこう語る。
>「当時も、安全かつ効率的に作業するには、派遣の前に自腹でライト・皮手袋・ゴーグルなどの道具を用意する必要がありました。上司にそれとなく官給品として支給してもらえないのかと聞いてみたのですが、『国民が納得してくれなければ無理だな』と。
>国民を守るために働く自衛隊員の装備品には、お金をかけてしかるべきではないのか――。
装備というか需品が劣悪だというのは事実です。総報道されると予算を増やせという人が必ず多数出てきます。
ですが、予算を増やしても解決しません。この三年間防衛省の予算は拡大の一途を辿りましたが、個人装備がそれで改善しましたか?
予算を増やしても別なところで使われるのがオチです。例えば、本年度は既に旧式化しつつある、カール・グスタフM3を260門も大人買いしましたが、そんなカネがあれば、被覆をどれだけ更新できたでしょうか。
こういってはなんですが、ギャンブル狂のサラリーマンが競馬に注ぎ込んで子どもの給食費も払えない状態で、給料を二倍に上げても更に競馬につぎ込むだけと同じです。
防衛省も自衛隊も問題が存在しているとは知っていても、それを解決するつもりはまったくない。『国民が納得してくれなければ無理だな』というのも嘘で、単なるいいわけです。
軍隊であれば当然問題とすることを問題と意識していない。現状維持ができればいいや、という組織文化と、実質的に調達計画が存在せずに、クズな装備に5倍10倍のカネを払う体質が問題です。
ブーツでいえば特殊作戦群まで含めてミドリ安全の独占が問題です。本来国内外の複数のメーカーに競わせるべきです。モンベルやワークマンなど参加させるべきです。
欧米メーカーでもアジア人の足に合うタイプを提供しているところも少なくない。白人などと比べて日本人含めて黄色人種は足幅が広いわけですが、そういうのにも対応しているメーカーはあります。また英軍では足幅がSMLの三種類から選べます。こういう選択ができる方がいいでしょう。
開発と生産の契約を分けて行うべきでしょう。
被服にしても東洋紡などいつも同じ会社が独占的あるいは寡占的に契約を取っているのは大変問題です。閉鎖的であり、はじめから契約が取れるならばどこも意欲的な開発を使用とは思いません。新規参入を促すべきです。
製造は外国でもいいです。むしろ安価に調達できるならば海外で調達すべきです。
そもそも陸自の装備、需品は定数しか入れません。つまり予備が殆ど存在しない。これでは災害時もそうですが戦時には戦えません。海外で安価に量産して、予備の装備含めた調達計画をつくるべきです。
現状調達計画自体が事実上ありません。何年間で調達するという契約も企業と結びません。これではまともな会社は事業計画が立たないので受けようとは思いません。
調達自体が目的化しています。18式防弾ベストにしても何年で調達するという計画がありません。そして防弾ベストは経年劣化しますが、それを踏まえて調達しません。ですから、被服にしても個人装備にしてもボロボロになったものがそのまま使用されています。
無論多くの軍隊では私物使用を許可しています。官品が開発から調達までに少なくとも数年係るし、所詮役所仕事なので将兵が満足するものにはなりづらい。対して各メーカーが出している製品は1年程度で新型がでます。
ですから自衛隊でも私物使用を全面的に認めるべきです。一部部隊では指揮官が禁止しているようですがこれはやめさせるべきです。一体どんな装備が支給しても殆ど使用されなかったのかを調査すれば、装備の問題も具体的に把握できるかと思います。
それから開発実験団や精鋭部隊の下級幹部や下士官を積極的に海外の見本市や外国の軍隊に演習などの視察に出すべきです。できれば最低5年は同じ人間を年に1回以上いかせるべきです。そうしないと定位置観測ができません。
■本日の市ヶ谷の噂■
陸自が採用したカール・グスタフM3は軽量になった分、二脚の強度が落ちており、水陸機動団の荒い使い方で故障が続出するも予算不足で補修部品が調達されず。今後メーカーが生産ラインを閉じるので更に修理が困難になる、との噂。
この記事へのコメント
これは元々のM3の二脚がよくないのか使い方が荒すぎるのか。
修理できなくなったら国内メーカに類似品を作らせる?
それとも気合と根性で二脚無し?
やはり早く来い来いM4でしょうか。
自衛隊に必要なのは予算ではなくしっかりした戦略を練ることです。しっかり戦略練らないから、戦車とか優先順位低いものに使ってしまう。ホントどうしたたものか。
参考に
台湾TSMC工場の熊本進出は「日本から水や電力を奪い環境を破壊する」 森永卓郎氏が読み解く「光と影のTSMC誘致」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bdaaa93c2970593103e3cc25fa989f110ed2f6f
森永氏の意見ですが、はてさて。
あんな国防婦人会々長さんとかとか^_^;。けど、ぜーったい、無駄遣いは指摘しないorz。
>>>カール・グスタフM3
予備部品や弾ごと纏めてウクライナへ送っちゃいませう!
https://engineer.fabcross.jp/archeive/220131_celera-500l.html
Otto Celera 500L
https://en.wikipedia.org/wiki/Otto_Celera_500L
飛行性能はけた違いだし、室内容積も結構あるので、無人機化して哨戒任務等で使うのも良いんじゃないだろうか。まあ、基地間の連絡等でも使い易いんじゃ。
それともホスト狂いのOLにクズを掴ませるだけで、外に売り歩く度胸は無いか。
ミスターフリゲート様。
水資源でんでんするなら水道の民営化の方が不味いでしょう。
水利権まで渡すわけじゃあるまいに。
中共を利するだけの記事ですな。
尖閣諸島で中国が暴挙、海上ブイの設置に日本政府は目をつむるのか
中国による侵略の歴史とその手法、毅然とした対処が不可欠
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78879
中国が尖閣諸島の日本EEZ内へ勝手にブイ設置…政府は抗議だけで撤去せず、中国の実質支配範囲が拡大!
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/58098001.html
経済ダメ、災害救援もダメ、国防ダメ、何ができるの自民党と岸田は。こうなると尖閣諸島国有化に踏み切った民主党がマシじゃん。
まあ嫌儲やその関連まとめサイトは中国との関係を悪化させたとブーブー言ってますが
https://trafficnews.jp/post/130460
供与されたM1A1、供与前に独自の改修が行われ、かつ現地でも改修が追加されている様です。今後は現代戦に見合った改修が各国でも追加されて行く事でしょう。一部のガラパゴス化した疑似陸軍を除いては、あ~あ。
自衛隊は、足りないところは根性で補う。
旧軍と同じ。
根性論第一。
あんぽんたんな自民党の象徴w
今の自民を取り巻く状況でこうこと言っちゃう頭の悪さかな・・・・
火に油を注いでどうするの?
「自民党はこんなのばっか」石原伸晃氏、「国民の気持ちを考えて」元明石市長の発言を「共産主義的」「きれいごと」と一刀両断
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7f6170829c901c7d7332616042fa9246b1feb97
テレビが今一番言って欲しいことをちゃんと言ってくれるというw
Unmanned Ground Vehicle、UGVを被災地支援に投入
https://twitter.com/JGSDF_pr/status/1747535741524259287
なんか高校野球みたい。
中には、ソフトモヒカンなども良いのかな。
米陸軍が使用しているゴーストロボティクス社の「SPUR」じゃないですかね、米軍のは小銃積んでる物も有るらしいけど。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/334828
要するに人手不足じゃなくて人材不足、使える人間が国内には少ないので、手っ取り早く海外から人材を引っ張てくるか、丸ごと海外へ移すかな訳だ。
で、気付いたら国内の防需メーカーに似たようなシロモノを造らせると(^_^;。
>米海兵隊「水陸両用の動く司令部」が登場!?「アンテナだらけ車両」脅威の実力とは
https://trafficnews.jp/post/130449
水機団もAAVを売り払ってコレに取り換えて、なんて思いましたけど積み込むメインの通信機わコータムですよぬorz
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4209402fb26b3cd1c6ec7a4e42589aad1b83957
自衛隊も海保も除け者にしておいて今更何言ってんだ。
>人手不足
大学等の教育や人材育成を疎かにしたり、人材を蔑ろにしてきたことが原因なのかな。
自衛隊は、医者の診断書がないと付けられない。
余程のことが無いと着用禁止。
真夏日の屋外作業の時はつらいと思うね。
>千葉県警、勤務中のサングラス装着認める。
自衛隊は、医者の診断書がないと付けられない。
余程のことが無いと着用禁止。
真夏日の屋外作業の時はつらいと思うね。
いや、真夏日じゃなくて一面銀世界で快晴だったりするとサングラスが欲しくなります。
こんな状況での車輌運転は怖いです。
https://trafficnews.jp/post/130502
無難なのは、H145とH Forceの組み合わせなんでしょうけどね。大穴わ海外製エンジンを積むなどして、あんな国産観測ヘリを魔改造^_^;
本来から言えば武装キット購入するだけで済むUH-60JAにすれば何の問題も無いんだが…。まあ、こんな高性能ヘリ陸自に使い熟せる訳も無く、防衛装備庁も何故か使っているH-145に武装キット追加したものが、KUさんも言われる通り一番使い易いんでしょうね。
自衛隊にUAV等の無人機は航空法他の法改正が全て行われない限り、何も使い道は無いでしょ、まあ、自衛隊の現代戦への能力向上の方が急務でしょうが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/482452073fcefb63113b5213c3cfe7d61dde73e4
またしても安物買い(実際は高い物買い)の銭失いになりそうな予感...
ブルーインパルスなどはパイロットも整備士もグラサン着けていますけどね。
まああちらは眩しい以外に格好つけの意味合いもあるでしょうけど。
それにしてもグラサン禁止とは知りませんでした。
ブルーインパルスは着けていますからね(白目)。
これに限らずこういった「罪悪感に付け込む」というか「恣意的な二者択一を迫る(反対=困っている人達を見殺しにする人でなし)」物言いに対しては「主導権を相手に奪われない」事が必要だと思われます。ですからこちらが実態及びその経緯について調べる等をした上で決めるというのがあるべき姿でしょう(このブログで行われているように)。しかしそれをしようとすると日本人が「目先の摩擦や軋轢の回避を至上とする」民族であるが故に「事を荒立てるな」といった声が時に直接関係しないようなところから飛んでくるといった事が有り得るのが悩ましいところです。