政権与党のマペット、防衛研究所は解体すべき
月曜日に防衛省に行ったら、防衛研究所の高橋杉雄政策研究部防衛政策研究室長を2回も近くで見てしまい、暗澹たる気持ちになりました。
本来防衛研究所はニュートラルな軍事のシンクタンクであるべきです。ところが岸田政権になってから、やたらと自民党の国防部会や安倍派閥のマペットになっています。高橋杉雄氏ら幹部が、メディアにコメンテーターや解説者として登場しています。
それで防衛費GDP2パーセントは正しい、使い方は比率をあげてから考えればいいみたいな話をしています。高橋杉雄氏は自ら、日本で数名の国際的に通用する優れた安全保障の専門家を自負していますが、まともな安全保障の専門家ならばそんな胡乱なことはいいませんよ。
単に自民党の主張を防衛研究所の肩書を使って、テレビや新聞などのメディアに出まくって世論操作をしているだけです。これは防衛当局のシンクタンクの仕事ではない。
しかも彼はストーカーまがいのことまで起こしておいて、異動にはなったが特に処罰されていない。
防衛省防衛研究所室長・高橋杉雄が群馬在住人妻に送った恥ずかしすぎる「卑猥なメール」
https://friday.gold/article/155419
そのくせ主張は「あくまで個人の見解です」と言い訳するわけです。
これは防衛費を増やすための非常に汚い世論誘導です。
ぼくは基本的に防衛省や自衛隊の人間がメディアで持論を展開するのは歓迎します。
ですが時の政権や与党の派閥の権力の走狗のようなことをやるならば、メディアにでることは全部禁止にすべきです。基本的に防衛研究所は政治から距離を置くべきで、その走狗になるなんてとんでもないことです。政治から圧力あっても断るべきです。
どうしても自分の利益のために与太話や世論誘導したなら、民間のシンクタンクにでも手ていくべくです。ハドソン研究所とかにいけばアメリカの犬として需要はあることでしょう。
そして防衛研究所は「姥捨山」としても機能しています。問題があったり、疎まれた職員を押し込めるために利用されています。そのような形で異動になった人間が真摯に職務に励むでしょうか。
メディア、特に記者クラブメディアの方も、こういういかがわしい下心で近づいて来る防衛研究所のスタッフを使うべきではないです。権威があって威張りの効く肩書で、公務員だからギャラも殆ど発生しないから便利だから使うのでしょう。
ですがそれは与党の世論操作に協力することです。まあ記者クラブ自体が大政翼賛会みたいな広報組織だからいいのだと開き直るならば何も申しませんが。
■本日の市ヶ谷の噂■
空自は人材育成の重要ポジションの准教授配置を放棄し、陸自に依頼。配置された白石安永准教授は寄生虫のように大学の配置を利用する。助教の安藤医官は研究室の体をなさない環境にあきれ退職予定、莫大な予算を投じて整備した機材は全く使われずじまい。助教は陸自医官の配置だが、呆れた陸幕衛生部は後任の配置を置かない方針、との噂。
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
本来防衛研究所はニュートラルな軍事のシンクタンクであるべきです。ところが岸田政権になってから、やたらと自民党の国防部会や安倍派閥のマペットになっています。高橋杉雄氏ら幹部が、メディアにコメンテーターや解説者として登場しています。
それで防衛費GDP2パーセントは正しい、使い方は比率をあげてから考えればいいみたいな話をしています。高橋杉雄氏は自ら、日本で数名の国際的に通用する優れた安全保障の専門家を自負していますが、まともな安全保障の専門家ならばそんな胡乱なことはいいませんよ。
単に自民党の主張を防衛研究所の肩書を使って、テレビや新聞などのメディアに出まくって世論操作をしているだけです。これは防衛当局のシンクタンクの仕事ではない。
しかも彼はストーカーまがいのことまで起こしておいて、異動にはなったが特に処罰されていない。
防衛省防衛研究所室長・高橋杉雄が群馬在住人妻に送った恥ずかしすぎる「卑猥なメール」
https://friday.gold/article/155419
そのくせ主張は「あくまで個人の見解です」と言い訳するわけです。
これは防衛費を増やすための非常に汚い世論誘導です。
ぼくは基本的に防衛省や自衛隊の人間がメディアで持論を展開するのは歓迎します。
ですが時の政権や与党の派閥の権力の走狗のようなことをやるならば、メディアにでることは全部禁止にすべきです。基本的に防衛研究所は政治から距離を置くべきで、その走狗になるなんてとんでもないことです。政治から圧力あっても断るべきです。
どうしても自分の利益のために与太話や世論誘導したなら、民間のシンクタンクにでも手ていくべくです。ハドソン研究所とかにいけばアメリカの犬として需要はあることでしょう。
そして防衛研究所は「姥捨山」としても機能しています。問題があったり、疎まれた職員を押し込めるために利用されています。そのような形で異動になった人間が真摯に職務に励むでしょうか。
メディア、特に記者クラブメディアの方も、こういういかがわしい下心で近づいて来る防衛研究所のスタッフを使うべきではないです。権威があって威張りの効く肩書で、公務員だからギャラも殆ど発生しないから便利だから使うのでしょう。
ですがそれは与党の世論操作に協力することです。まあ記者クラブ自体が大政翼賛会みたいな広報組織だからいいのだと開き直るならば何も申しませんが。
■本日の市ヶ谷の噂■
空自は人材育成の重要ポジションの准教授配置を放棄し、陸自に依頼。配置された白石安永准教授は寄生虫のように大学の配置を利用する。助教の安藤医官は研究室の体をなさない環境にあきれ退職予定、莫大な予算を投じて整備した機材は全く使われずじまい。助教は陸自医官の配置だが、呆れた陸幕衛生部は後任の配置を置かない方針、との噂。
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
この記事へのコメント
そして、自民党をマンセーする職員は辻政信のように、当然受けるべき処罰を受けずに一度左遷された後、また主要部署に戻ってくる。そりゃ、志ある者は防衛省から去っていきますよ。こうやって、自衛隊は次の戦争に負けるんだろうね。
https://www.fnn.jp/articles/-/751100
明らかに時代遅れの無謀な訓練を行ったとしか思えない状況ですよね。訓練教官には業務上過失致死傷が適用されるべき、訓練どころか唯のしごき。
https://www.mod.go.jp/gsdf/dc/cfin/html/img/i215-R6.8.27.pdf
但し、何時もの如く無駄に高性能な要求してるのは、国産開発へのブラフか?
こんな大学といえない大学校など解体すべきだし、同じことは防衛研究所にもいえるでしょう。
AIが考える食料不足の最悪のシナリオです
https://youtu.be/FWOBWwqhFNo?si=xv8CzmlAbNntprh3
党内に軍事委員会を設置して、政権を取った暁には一線部隊に政治将校を派遣し綱紀粛清に努めて貰いましょう。
そうなれば少しはシビリアンコントロールがされるようになるでしょう。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240829-OYT1T50253/
アホだ...ご参考まで。
https://trafficnews.jp/post/134667
>防衛省はこのたび、PFI(民間資金活用)船舶を2027年までに8隻体制に拡充する方針を固めました。
>2024年度予算では「はくおう」(1万7300総トン)と「ナッチャンWorld」(1万700総トン)の代替船2隻(305億円)を導入することも決まっており
諸外国みたいに揚陸強襲艦を旗艦にしていればこんな必要は無いのだが。まあ、高速の大型フェリーが使えるに越した事は無いけどね。唯、護衛する艦はもがみ型及びその改に成るだろうから、能力的に疑問。
きな臭くなって、組合がへそを曲げたら船が動かないってことですな。
病院船の医者徴用含め、徴用出来る法律作らないとアカンでしょ。
第一次世界大戦では外国の民間船を体張って守ったんですが、第二次世界大戦では自国の船を全く守らないで資源枯渇で負けたんですけどね。島からの民間人引上げ船でもお構いなく雷撃する国が友好国なんで、全く期待など出来ないですし、護衛艦が護衛するのは自国の船では無く、米国の軍艦ですもん。出来の悪い玩具のもがみ型に命を託す人間など存在する筈も無し。
https://trafficnews.jp/post/134669
そう言えばボランティアに全く関係のない作業を強制しようとして、派遣拒否された自治体が有ったな。
https://gendai.media/articles/-/136421?imp=0
>今年すでに12頭捕獲!東京都猟友会会長が明かした「都心に迫りくるクマの脅威
>東京都猟友会の会員は2000人弱。過去には1万人いた時代もありました。
秋田県とか色色文句附けてる連中も自分の住む場所の近くにクマが現れたら態度が一変するんだろうな。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82933
まあ書いてあることはその通りだろう。あの辺にわざわざ出向く最大の理由は佐世保だろう。
ただ日本近海まで来ていない空母の電子情報云々はなあ。
強襲揚陸艦ならともかく長距離無線か衛星経由だろう。
まさか日本近海に空母がいない事を知らないって事は無いと思うのだが。
それと空母の電子情報を傍受したいなら佐世保より横須賀なのでは?まあ情報共有しているかも知れないけど、それは無線か?
ご参考まで。
歴史作家の井沢元彦が「江戸時代の軍学は着物の着付け教室みたいなもの」といった事を言っていました。昔は日常的に着物を着る人が多かったので、着付けといったものは例えば自分の祖母とかに聞けた。しかし今は日常的に着物を着る人は非常に少なくなってしまったために、着物を着ようと思ったら着付け教室とかに行く必要がある。同様に戦国時代の頃戦闘は「日常」だったから、戦闘の仕方を知る人は多くいた。しかし太平の時代になるとそういう人がいなくなったので軍学を必要とされた。しかし江戸時代の日本ではその有効性といったものを実証する事ができなかったので、幕末には日本が太平であった時にも戦争を繰り返していた欧州の軍事学を学ばざるを得なかったとも。
日本は先の大戦に負けて以降、戦争それ自体をしなかったばかりか研究といった事からも遠ざかってきました。そんな中で研究をしようとしてもそれこそ「江戸時代の軍学」みたいになってしまうのはある意味「当然」ではないかと思ったりもします(特に検証や批判といった点に於いて)。「本気で」やろうとするのであれば外人部隊も含めた外国の軍隊や軍事研究機関等で一定以上のキャリアを積ませ、そういった人を日本に呼び戻す事から始めるべきでは(その人の孫弟子ぐらいから日本独自の研究ができるか)。
>自民党の国防部会や安倍派閥のマペット
とありますが、単なる誤植でなければ清谷先生はかなりの「セサミストリート」マニア?
米国の児童向け番組「セサミストリート」に出てくるぬいぐるみはpuppetとmarionnetteの合わさった造語=マペットとされています。
どうでもいい話で失礼(笑)。