海自のミサイル潜水艦導入は画餅
海自の潜水艦が大進化!? 「海中からミサイル垂直発射」実現へ 防衛省が研究本格化
https://news.yahoo.co.jp/articles/22088f5b9c22e07d597b9949206575e1a15ccb57
>日本政府は、2022年12月に発表した「防衛力整備計画」に、垂直ミサイル発射システム(VLS)を搭載した潜水艦を開発することを盛り込んでいます。
>防衛省は来年度予算の概算要求に、「水中発射型垂直発射装置の研究」として300億円を計上。発射プラットフォームのさらなる多様化や水中優勢獲得に向け、研究を進める方針を示しています。今後、2025年度から研究に着手し、2029年度までに成果を検証するとしています。
>次期潜水艦をめぐっては、既に防衛装備庁がVLSの搭載を視野に入れた構造様式について研究を行っています。また、次期新型潜水艦の船型開発検討作業を防衛省から受注している川崎重工も、2023年12月に次期潜水艦の「コンセプト案」を明らかにしています。
以前からぼくは、抑止力の観点からSLBMを発射できるミサイル潜水艦の装備化を提唱してきました。それはその先に核弾頭の装備というオプションが見えてくるからです。
現在のリチウムイオン電池を搭載した潜水艦ならば以前の通常動力潜水艦よりは長期にわたって潜水活動が可能です。
無論我が国が核武装をすることはないでしょうが、周辺諸国にその気になればできる、ということを匂わせるという意味ではミサイル潜水艦は政治的にも意味のある存在でしょう。
ですが、それも画餅でしょう。防衛省と海幕にその能力がないからです。
まず、そもそも人員が少ないのに安倍政権が16隻の潜水艦を22隻に増やした。で、クルーの確保はどうなっているのでしょう。イージス艦ですら6割しか定員を満たしていないのですから、優先しても9割を超えることは難しいでしょう。何しろ適性持った隊員が少ない。
しかも隻数を増やしても他国のように特殊部隊の輸送に使うなどの用途は無視されています。
仮にミサイル潜水艦を導入するとして、既存の22隻体制をどうするのか?
そんな話は全く見えてきません。
ぼくは沿岸用の小型の潜水艦の導入をすべきだと思います。つまり海自潜水艦のポートフォリオを見直さないといない。これまでの海幕の潜水艦巨大化路線を見直す必要がある。
しかも海幕にはウリナラファンタジーがあります。海自の潜水艦能力は通常潜水艦で世界一とかいう根拠のない自信です。それを信じ込んでいる。
月刊軍事研究8月号に文谷数重氏の「海自潜水艦はどこまで大型化するのか」という記事が掲載されています。
>1970年代の後半以降、日本国内においては「開示潜水艦は世界一静かである」と言われていた。だめだ。ただ、それは当時の日本技術への過度な評価の影響でしかない。実際には開示潜水艦の静粛性は高くないと評価されていた。自艦振動推定機材の導入や、音響環境防止スタイル等の導入でも遅れていた。
これはソナーやシステムでもそうです。官民ともに海外の動向に興味がなく、身内で俺達スゲーとやってきたからです。オーストラリアへの輸出失敗の原因の一つはこれですが、その現実を見ようともしない。ソナーやシステムの向上のために沖電気とNECの事業統合、その他の電機メーカーの事業統合もしないと無理でしょう。ですが官民ともにやる気がありません。
文谷氏は大型化には理解を示していますが、小型潜水艦の併用の必要性を謳っています。
>この規模(6000トンクラスより大型の潜水艦)の潜水艦は東正面では使いにくい。大陸周辺部の水域は浅く、中国側の警戒も厳しいため、運動性が限定され、探知性能で不利な大型潜水艦は向かない。それからすれば、大型潜水艦を整備する際には、小型潜水艦を併用する話も出てくるだろう。
東シナ海でのゲール・デ・クルース用途、例えば敵軍港正面での待ち伏せや琉球列島戦の通過防止に特化した潜水艦である。
ぶっちゃけた話、今後数十年先まで潜水艦クルー確保をどうするのか。これは少子高齢化もあって厳しいものがあります。現在の22隻体制の維持は不可能でしょう。
更に申せば苛烈な潜水艦勤務の実態を緩和するためには水上艦以上にクルー制の導入は不可欠です。ですが、クルー制を導入するためにはより多くの人員の確保が必要です。これができないから、本来クルー制を導入して3隻あたり4組のクルーで回すことを予定していたのにできなった。ましてや1隻2クルーは無理でしょう。
結論をいえば潜水艦隊の縮小は不可避です。そしてミサイル潜水艦を導入するのならば、
沿海用の小型潜水艦も必要です。これらは乗員数も少なくて済む。
そこから潜水艦のポートフォリオを考える必要があります。
■本日の市ヶ谷の噂■
空自入間病院の自衛隊入間病院長加藤圭空将補は全く診療しない、との噂。
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
【防衛省概算要求】2025年度装甲車両
https://japan-indepth.jp/?p=84104
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
https://news.yahoo.co.jp/articles/22088f5b9c22e07d597b9949206575e1a15ccb57
>日本政府は、2022年12月に発表した「防衛力整備計画」に、垂直ミサイル発射システム(VLS)を搭載した潜水艦を開発することを盛り込んでいます。
>防衛省は来年度予算の概算要求に、「水中発射型垂直発射装置の研究」として300億円を計上。発射プラットフォームのさらなる多様化や水中優勢獲得に向け、研究を進める方針を示しています。今後、2025年度から研究に着手し、2029年度までに成果を検証するとしています。
>次期潜水艦をめぐっては、既に防衛装備庁がVLSの搭載を視野に入れた構造様式について研究を行っています。また、次期新型潜水艦の船型開発検討作業を防衛省から受注している川崎重工も、2023年12月に次期潜水艦の「コンセプト案」を明らかにしています。
以前からぼくは、抑止力の観点からSLBMを発射できるミサイル潜水艦の装備化を提唱してきました。それはその先に核弾頭の装備というオプションが見えてくるからです。
現在のリチウムイオン電池を搭載した潜水艦ならば以前の通常動力潜水艦よりは長期にわたって潜水活動が可能です。
無論我が国が核武装をすることはないでしょうが、周辺諸国にその気になればできる、ということを匂わせるという意味ではミサイル潜水艦は政治的にも意味のある存在でしょう。
ですが、それも画餅でしょう。防衛省と海幕にその能力がないからです。
まず、そもそも人員が少ないのに安倍政権が16隻の潜水艦を22隻に増やした。で、クルーの確保はどうなっているのでしょう。イージス艦ですら6割しか定員を満たしていないのですから、優先しても9割を超えることは難しいでしょう。何しろ適性持った隊員が少ない。
しかも隻数を増やしても他国のように特殊部隊の輸送に使うなどの用途は無視されています。
仮にミサイル潜水艦を導入するとして、既存の22隻体制をどうするのか?
そんな話は全く見えてきません。
ぼくは沿岸用の小型の潜水艦の導入をすべきだと思います。つまり海自潜水艦のポートフォリオを見直さないといない。これまでの海幕の潜水艦巨大化路線を見直す必要がある。
しかも海幕にはウリナラファンタジーがあります。海自の潜水艦能力は通常潜水艦で世界一とかいう根拠のない自信です。それを信じ込んでいる。
月刊軍事研究8月号に文谷数重氏の「海自潜水艦はどこまで大型化するのか」という記事が掲載されています。
>1970年代の後半以降、日本国内においては「開示潜水艦は世界一静かである」と言われていた。だめだ。ただ、それは当時の日本技術への過度な評価の影響でしかない。実際には開示潜水艦の静粛性は高くないと評価されていた。自艦振動推定機材の導入や、音響環境防止スタイル等の導入でも遅れていた。
これはソナーやシステムでもそうです。官民ともに海外の動向に興味がなく、身内で俺達スゲーとやってきたからです。オーストラリアへの輸出失敗の原因の一つはこれですが、その現実を見ようともしない。ソナーやシステムの向上のために沖電気とNECの事業統合、その他の電機メーカーの事業統合もしないと無理でしょう。ですが官民ともにやる気がありません。
文谷氏は大型化には理解を示していますが、小型潜水艦の併用の必要性を謳っています。
>この規模(6000トンクラスより大型の潜水艦)の潜水艦は東正面では使いにくい。大陸周辺部の水域は浅く、中国側の警戒も厳しいため、運動性が限定され、探知性能で不利な大型潜水艦は向かない。それからすれば、大型潜水艦を整備する際には、小型潜水艦を併用する話も出てくるだろう。
東シナ海でのゲール・デ・クルース用途、例えば敵軍港正面での待ち伏せや琉球列島戦の通過防止に特化した潜水艦である。
ぶっちゃけた話、今後数十年先まで潜水艦クルー確保をどうするのか。これは少子高齢化もあって厳しいものがあります。現在の22隻体制の維持は不可能でしょう。
更に申せば苛烈な潜水艦勤務の実態を緩和するためには水上艦以上にクルー制の導入は不可欠です。ですが、クルー制を導入するためにはより多くの人員の確保が必要です。これができないから、本来クルー制を導入して3隻あたり4組のクルーで回すことを予定していたのにできなった。ましてや1隻2クルーは無理でしょう。
結論をいえば潜水艦隊の縮小は不可避です。そしてミサイル潜水艦を導入するのならば、
沿海用の小型潜水艦も必要です。これらは乗員数も少なくて済む。
そこから潜水艦のポートフォリオを考える必要があります。
■本日の市ヶ谷の噂■
空自入間病院の自衛隊入間病院長加藤圭空将補は全く診療しない、との噂。
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
【防衛省概算要求】2025年度装甲車両
https://japan-indepth.jp/?p=84104
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
この記事へのコメント
数を増やすならなおのこと人員不足は問題。大型潜水艦が欲しいならハイローミックスにするしか無いでしょうね。
それと潜水艦用VLSは日本の技術で作れますかね?米国は40年以上前から実用化していますがとても簡単にできるとは思えません。
北朝鮮でもできるのだから日本にできないはずがないと脳みそお花畑の人の言うことは信用できないし。
まあ浮上した後にハッチを開いて発射ならできるでしょうけど水中発射となるとかなり研究開発に時間と金がかかるのではないかと。
米国から輸入というわけにもいかないでしょうし。
あと潜水艦自体も船体に穴が一杯開くわけなので設計が従来通りとはいきませんね。船体も耐圧殻も発射機も全て新規開発だと要件が重そうです。
それはそうと待ち伏せや通過阻止はいっそUUVにしちゃうのもアリかと。
https://funeco.jp/news/news-24484/
>「自衛隊海上輸送群」は、海上自衛隊呉基地に新編され、海上自衛隊と陸上自衛隊が共同で部隊を運用する計画
「陸自」がだったと思うんだが結局「海自」もになってる、イージスアショアもそうだったんだが、足りない隊員が益々足りなくなる。もがみ型だけじゃなく全ての護衛艦で一人二役以上になるのは確実、そういえば大臣様が反対の事を仰ってたな。きっと、隊員が幾らでも湧いてくる打ち出の小づちをお持ちなのだろう。
>きっと、隊員が幾らでも湧いてくる打ち出の小づちをお持ちなのだろう。
私の名前どおりの展開になるんです。
陸自なんて海自空自に比べれば出る幕少ないし戦車や砲兵とか過剰だと考えると十分余裕あるだろうに。もっと工夫とか取捨選択しろよ、と思う。
参考に
中国「トカラ海峡は国際海峡だ」と主張 中国海軍測量艦の領海侵入について
https://news.yahoo.co.jp/articles/c84666c10eba34fabe4ac61a643530cc77063478
調子乗りやがって
何処の海軍も潜水艦が大きくなっているのでどうなるんでしょうね潜水艦の行き着く先は。中国海軍の潜水艦も大型しているのでそのへんを凝視する必要があるかと
https://merkmal-biz.jp/post/74379
ご参考まで。
>中国「トカラ海峡は国際海峡だ」と主張 中国海軍測量艦の領海侵入について
https://news.yahoo.co.jp/articles/c84666c10eba34fabe4ac61a643530cc77063478
>調子乗りやがって
真面目な性格の人ほど心理的にやられます。
宅地から国境に至るまで、境界線爭いに心理戦・宣伝戦・法律戦は付き物ですからね。
相手に如何に下手打たせ内外の人々を印象操作し法的な裏付けを積み重ねる。
但しこれらを為すには投票率・予算の健全度・ガラパゴスじゃない軍備・最小限の国内経済への政府の関与が必須条件です。
デカい政府じゃねぇ。(嘆)
https://www.asahi.com/articles/ASS930JHBS93ULFA006M.html?iref=comtop_7_06
また無駄遣いを...どこにそんな金があるのか?
それと1回こっきりならまだしもどうせ人気取りの為に恒常的にばらまくんでしょ?そうしたらゾンビ化だよ。
それとガソリン補助金既に5月末までに8.8兆円も使っていたのか...防衛予算ぶっ飛ぶな。
ご参考まで。
SSN3〜4 南シナ海
SSK 3〜4 沿岸
これが理想やな。
無人系もこれからどんどん発展していくと変わってくるんかな?
無人系はやっぱ小型やとソナーとかの性能も落ちるんかな?
敵軍港待ち伏せとかには良さそうやな。とかく狭い所で活躍しそうや。
こちらの海峡で待ち伏せするんじゃなくて敵の勢力圏に浸透していく水中戦力が求められるね。
インド太平洋関連 リチウムイオン電池搭載の潜水艦、フランスとインドネシアが契約交渉を開始
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/france-and-indonesia-begin-contract-negotiations-for-submarine-equipped-with-lithium-ion-batteries/
もうこれで良いじゃないか!
今や中共の方が米日より優勢。
相手の勢力圏に入るどころか我が方が駆逐されかねない。
フランス製兵器で技術的優勢を獲得して我国の自由と独立を守るのだ。
日本企業の出る幕は無い!
>>文谷さん中国海軍は劣勢だから沿岸で戦力温存するって言ってるよね。
>>矢野海将は、ミサイルの射程が上がって出てこなくなるって言ってるね。
>>こちらの海峡で待ち伏せするんじゃなくて敵の勢力圏に浸透していく水中戦力が求められるね。
中国海軍は、単純計算で海自の5倍の規模です。米海軍を抜いて艦艇数だけなら世界一。もちろん、その能力・質については?な部分も多々あれど、キチンと機能し質も同等と想定せざるを得ない。軍事で過小評価は最悪ですから。
上空をカバーする中国空軍も、第4世代機以降だけで1500機を超えると考えられる。勢力圏に浸透といっても簡単ではなく、沖縄トラフが限界じゃないですか。
@上空をカバーする中国空軍も、第4世代機以降だけで1500機を超えると考えられる。勢力圏に浸透といっても簡単ではなく、沖縄トラフが限界じゃないですか。
制空戦は大陸と第一列島の間で削り合うんでしょうけど、勢力圏に浸透するのは水中戦力ですから。
米中の造船能力の差は200倍で、差が大きくなる事はあっても、縮まる事は当分ない。
東シナ海は、大半が浅海面で3次元の機動に制約がある。そこで水上と空中で圧倒的戦力差だと、潜水艦もキツい。
そこでUUVに期待して、有人潜は沖縄トラフに潜み、AUVかROVが浅海に浸透するのは可能なんだろうが、まだ有人潜の直接支援無しでは、無人機は分が悪いのではないか。
ざっくりロシアとイランと中国ですね。中国に比べるとロシア(NATOもあるし)もイラン(イスラエルと離れてるし)も大した事はないから半分以上の海空戦力を持ってこれると思いますよ。
@米中の造船能力の差は200倍で、差が大きくなる事はあっても、縮まる事は当分ない。
平時の軍事は予算がありますから。修復、戦時新造のことですね。アメリカ製ミサイルで造船所も破壊されるし修理整備新造艦も西側ミサイルで破壊できるので大丈夫です。
@東シナ海は、大半が浅海面で3次元の機動に制約がある。そこで水上と空中で圧倒的戦力差だと、潜水艦もキツい。
文谷さんも敵軍港正面での待ち伏せや〜って書いてますけど?矢野海将も敵の威力圏に切り込める原潜を導入しないと〜って言ってますけど?
日米の潜水艦日米の潜水艦でも探知困難なのに中国にはだいぶむずいんじゃないですか?
旧海軍は日本に押し寄せる米の大艦隊を少しでも削る漸減作戦を考え、それに空母や特型駆逐艦と共に潜水艦を使おうとしました。それ故大型で高性能な潜水艦を多数建造しました。しかし機動力や偵察力に乏しい潜水艦がそういった用途に相応しかったかは疑問です。また潜水艦は身を隠してなんぼですが、敵を探し回ったりしたら却って敵にその存在等を知られてしまうかも知れません。もしかしたら海自は(旧ソ連他の)原潜を見て、航続距離というか連続潜航時間はどうにもならないにしても、それ以外では原潜に対抗し得る言わば「スーパー通常潜」を目指しているのではないかと思ったりもします。しかし「スーパー通常潜」が通常潜としてどうなのかと思ったりもします。また潜水艦は「真っ向勝負をするための兵器」ではないのではないかと。
それからミサイル潜水艦を建造するのであれば、その艦には対潜水艦能力といったものにはあまり重きを置くべきではないでしょうが、「もし敵潜水艦に遭遇したら」の不安に頭を支配された挙句、ミサイル搭載潜水艦としても対潜水艦用潜水艦としても中途半端な艦を建造せずにはいられないのではないかと。
最後に乗組員の資質や適性についてですが「100メートルを10秒未満で走れとは言っていないのだから、隊員の気合いと根性でできないはずがない。できないというのであればしばき倒せば良い。」ぐらいにしか考えていないのでは。
水上艦と対潜航空機
>日米vs中国だと思いますよ。昔の沿岸警備用とか足したら世界一の数かもしれませんが。
それは一昔前の話です。
海軍だけでなく海警にも056型が行き渡り、質の面でも侮り難い存在になっています。
>>@上空をカバーする中国空軍も、第4世代機以降だけで1500機を超えると考えられる。勢力圏に浸透といっても簡単ではなく、沖縄トラフが限界じゃないですか。
>制空戦は大陸と第一列島の間で削り合うんでしょうけど、勢力圏に浸透するのは水中戦力ですから。
先ずは小型の潜水艦からUUVを出して、防潜網の穴を捜すところからですかね。
ただこの近辺は水深も浅く、潜水艦が隠れるのもひと苦労です。
海軍だけでなく海警にも056型が行き渡り、質の面でも侮り難い存在になっています。
海警の056型が対潜能力高いって話ありますか?そもそも中国海軍の対潜能力が低いってみんな言ってますよ。
>先ずは小型の潜水艦からUUVを出して、防潜網の穴を捜すところからですかね。
ただこの近辺は水深も浅く、潜水艦が隠れるのもひと苦労です。
着底して待ち伏せすると思いますよ。偽陸士さんも敵の威力圏に入っていくことに賛成ですよね。小さいほうが浅い所で活動しやすいし反射面積も小さいのかな。
>海警の056型が対潜能力高いって話ありますか?そもそも中国海軍の対潜能力が低いってみんな言ってますよ。
従来、中共の対潜能力は低いと評価されてきました。
ですが、ドローンを多様する様になれば話は別です。
潜水艦が外洋に出ると磁場.電流.海水温の変化等を伴います。
056単体ではASWは難しいでしょうが直協されると大型のSSにとっては脅威になります。
>着底して待ち伏せすると思いますよ。偽陸士さんも敵の威力圏に入っていくことに賛成ですよね。小さいほうが浅い所で活動しやすいし反射面積も小さいのかな。
相手の戦力を分散させる。
動向を監視するのがメインだと考えています。
攻撃は他の兵科に任せるべきかと。
それなら小型の潜水艦で数を揃えれば、情報収集も潜水艦の秘匿性でも有利です。
フランスの潜水艦なら、通信システムもUUV運用能力も申し分ありません。
>海警の056型が対潜能力高いって話ありますか?
海警の056型は対潜能力の低い初期生産型が移管された物ですが、日本の海保の担当場所は「全ての海上」であり海中は最初から「担当外」です。また、市販の魚探の捜索画像を見れば判りますが、東京湾程度であれば隅から隅まで精細な状況が確認できます。海底に着底しても異物の位置は勿論判別されます。
元コルベットと言っても設備は戦闘艦なので武装をそれなりに外しても警察艦艇としては重武装ですし、元に戻すのも簡単です。現在主力フリゲートの海警版を開発中ですので、数年後には海自のもがみ型並みの艦と対峙する事に成るでしょう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/351961
>「川重は大企業なのに町工場気質で親しみやすい。『使い勝手が悪いのでこのパイプを曲げたい』『トイレにウォシュレット(温水洗浄便座)を付けてほしい』など現場の要望によく応えてくれた」と明かす。
これは問題無いんじゃ?
>防衛問題に詳しいジャーナリストの布施祐仁氏は「政府は国防のために43兆円必要と言うが、本当にそうなのか。増加する予算の中で不適切な癒着構造があるなら、ゆがめられた防衛政策に国民の税金が使われてしまう」と指摘する。
まあ、防衛産業に留まらずこの国全ての産業に関わる事、能力の有る企業はとっくに逃げ出してる(本社が日本に有るだけ)。
敵の威力圏で海保関係ないですよ。
>また、市販の魚探の捜索画像を見れば判りますが、東京湾程度であれば隅から隅まで精細な状況が確認できます。海底に着底しても異物の位置は勿論判別されます。
ググった
東京湾の地形は実に変化に富んでいます。 内湾は平均水深15mと浅く、外湾は湾の入口に向けて徐々に深くなり、観音崎沖では水深50mですが、湾口は一気に深くなり、水深600mに達する東京海底谷が横たわっています。
東京湾つっても15メートルから600メートルまでありますけど。湾外で待ち伏せするんでしょ。
>元コルベットと言っても設備は戦闘艦なので武装をそれなりに外しても警察艦艇としては重武装ですし、元に戻すのも簡単です。
中国のソナーが優れてるって話ありますか?
>現在主力フリゲートの海警版を開発中ですので、数年後には海自のもがみ型並みの艦と対峙する事に成るでしょう。
何を根拠に?
>相手の戦力を分散させる。
動向を監視するのがメインだと考えています。
攻撃は他の兵科に任せるべきかと。
潜水艦攻撃能力無いのにどうやって兵力分散させるの?米海軍の原潜80隻攻撃能力なかったと言う衝撃の事実。
>それなら小型の潜水艦で数を揃えれば、情報収集も潜水艦の秘匿性でも有利です。
フランスの潜水艦なら、通信システムもUUV運用能力も申し分ありません。
フランス潜水艦はターボエレクトロニックだから日本と相性いいね。技術学べますやん。
別に潜水艦の専門家では無いし、中国軍やばい予算くださいゆーとる人も水中戦では圧倒的有利ってみんな言ってるのが根拠なだけなんで。ほな👦ノシ
>敵の威力圏で海保関係ないですよ。
コルベットのソナーの性能してたのは貴方ですよね。
>東京湾つっても15メートルから600メートルまでありますけど。湾外で待ち伏せするんでしょ。
魚探の性能の話なんですが、東京湾は例に過ぎいません。
>中国のソナーが優れてるって話ありますか?
海保の普通の巡視船にはソナー自体着いてませんけど?
>何を根拠に?
中国海警局、軍と共通設計のフリゲート艦を近く投入か 香港紙報道
https://www.asahi.com/articles/ASRDG5SJGRDGUHBI00R.html?msockid=2dac014a0e4569510d3015bb0f3f683f
大陸側の海軍は、外洋へ出るには狭いチョークポイントを抜ける必要があり、そこが弱点です。
閉じ込めるだけでも、日本が生存に必要な海上ルートは守れます。
優勢な相手の勢力圏に浸透する戦略は、数的優位を失った今、リスクが大き過ぎるでしょう。
中国経済は、バブル崩壊で減速中です。そのまま縮小させる戦略を採りつつ、チョークポイントを固めて、中国軍事力の凋落を待つのが得策ではないか。