危険なカルト文化の温床、防衛大学校は廃止しないと自衛隊は正常化できない。

防衛大学校は廃止すべきです。益より害のほうが圧倒的に大きい。

自衛隊の持つ非合理さ、隠蔽体質、旧軍同様の陰湿ないじめなどは防衛大学校が培養土となっています。自衛隊の腐った体質と文化はまさに防衛大学校で培われている。

悪しき文化を根絶するには防衛大学校の廃止しかないでしょう。実は戦前の米陸軍士官学校でも同様の問題がありました。だが米陸軍はそれを克服しました。戦後70年が経ってもそれが克服できない防衛大学校と自衛隊にそのような改革はできるわけがありません。

上級生が激しくドアを叩き…「おい!出てこい!」?防衛大の元学生“いじめ”の訴え?適応障害で退校?幹部自衛官養成の現場で何が【調査報道】
https://news.yahoo.co.jp/articles/30d8692b35661a19afd959049fd5cabeff12f6f1

>「出てこい!」という怒鳴り声は、部屋に1人でいた男性に向けられたものでした。
>このとき、男性は教官に相談し、8人部屋から個室に移されていました。
扉の外にいたのは複数の上級生とみられています。
>「朝起きて清掃の時間がある。その時間にドアを叩いて走って逃げていく。水撒かれたのか、部屋の入り口が水浸しになっていた」
>適応障害と診断された後も続いた上級生たちの行為。
>当時、男性には4年生からこんなメッセージが送られてきました。
>4年生から送られたメッセージ
「お前がなにもしてないのに給料をもらってるのがまじで納得いかない」
「おれはお前みたいなやつを男として絶対認めねぇ」


こういう人間のクズがそれを正当化し、それを文化として熟成していくのが防衛大学校、自衛隊です。このような人間のクズが強力か武力を持った集団を率いているわけです。

それは怖いでしょう。

>自衛隊の人権問題に詳しい 佐藤博文弁護士
「教官とか学校も、そこにメスを入れない。ポツポツ出てくる様々な事案に、とにかく個別的に対応してるだけ。根本にある仕組みについてメスを入れない」

>退校後、男性は防衛大側が上級生たちにどう対応したのか知るための手がかりになればと、自分への指導記録を開示請求しました。
>しかし、そのほとんどが黒塗りでした。
>自衛隊の人権問題に詳しい 佐藤博文弁護士
「異常としか言いようがない。本人に関わることなどは、本人が『明らかにしてくれ』と言っているのだから、秘密にする理由は全くない」
>防衛大は取材に対し…
>防衛大「学生の懲戒処分については原則として公表しておりません」


学校側も組織防衛のために、まともに対策を取らない。このため世間では通用しない、異常な思考や文化が「当然」として正当化され、そうした教育を受けた連中が「国軍」を指揮するわけです。

いつも言っているように自衛隊は世間の常識が通用しないカルト集団です。「自分たちは常に正しい、外部から攻撃されるのは外部に悪意があるからだ、内部の批判者は異端であり、背信者である。」という歪んだ認識があります。だから組織の常識や組織を守るためには、犯罪を犯しても良心が傷まないクズが量産されています。
それが防衛大学校という全寮制の「収容所」で養成されます。
無論彼らは世間の多様性が理解できず、思考が硬直しているので柔軟性に欠け、将校としての能力も低くなります。

防衛大学校の任官拒否者がよく「税金泥棒」と批判されますが、まともな神経と常識を持った人間であれば、こんな連中と一緒に仕事をしたくない、人生を棒に振りたくない、と考えるのは当然でしょう。任官拒否が多いのは当然のことです。

防衛大学校は完全に解体すべきです。別に一般大学から幹部候補生学校に入った将校でなんの問題もないでしょう。事実、統幕長にもなっています。
寧ろ一般大学出の将校のほうが視野が広くて思考が柔軟でしょう。旧軍式の戦争ボケの思考硬直した防衛大学校出より将校に向いています。より多用な思考や発想を持った学生を採るほうが組織が活性化します。

例えば、幹部候補生学校に入ることを条件として一定の学費を防衛省が負担する。また大学に防衛省の費用で軍事関連の講座を設けるなどすればいいでしょう。

防衛大学校は完全に解体したうえで、大学院のような研究や、より高度な教育を行う教育機関をつくるべきです。何なら防衛研究所も解体して、そのような組織を作るべきです。なお教官は外国から多数を招聘すべきです。自衛隊の常識は軍隊の非常識だからです。なんなら学長も海外から招聘すべきです。まともな民主主義の軍隊がなんたるかを理解している外国軍人のほうが、良い学校文化を築けるでしょう。
更に申せば、防衛医科大学校も解体すべきです。既に医大の体をなしていません。文科省の管轄でないので、5年に一回しか文科省の調査が入りません。それをいいことに、調査が終わった直後に、論文なし、専門教育なし、指導経験なしの医官を「教授」に任命し、次の文科省の調査の直前に退職させます。
当然教育レベルは低く、防衛医科大学校の国家試験合格率は最低レベルです。
インターンの当直料をピンハネするとか違法行為も横行するなど、モラルハザードもひどいものです。そして航空医学や潜水医学など軍隊に必須の医療の研究もなく、専門医もいない。

防衛医科大学校も解体して、文科省所轄の普通の医大を作って、慶應義塾大学あたりに経営を委託すべきです。また航空医学や戦傷医学、潜水医学などの専門分野には外国から指導者を招聘すべきです。

ぶっちゃけた話、「うんこ」をどういじってもカレーにはなりません。

Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編)
https://japan-indepth.jp/?p=84282

European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/

東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551

月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627

月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748

次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695

次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651

この記事へのコメント

偽陸士
2024年09月22日 11:22
>真っ暗な部屋。
>ドアの外から「出てこい!」という怒>鳴り声が響きます。

>「出てこーい!」「出てこーい!」「出てこーい!」



かがみの孤城の1シーンかと思った。
これはやられた方は怖いですよ...-
ひゃっはー
2024年09月22日 12:16
最近の出来事ですが「自称・一般人で軍事を嗜む者」が、清谷のような一般人や自衛隊の元将軍の言ってることは信用できない、現役の軍人・自衛官の言ってることは信用できる、と言ったことがあったんですね。
ところが、その人は防衛省の公式ホームページを読まずに共同開発する新型戦闘機に関する文章を書いたんですよ。いや、現役の人間しか信じられんのやったら何で防衛省の公式ホームページを読まんのや、清谷のような一般人が信じられんのやったら、自称・一般人のお前はどうなるんや、と失笑しました。清谷さんは現役の防衛大臣や陸幕長に何度も質問して、そのやり取りをこのブログに書いてますが、しょせん一般人の清谷が書いたことだから信用できんのでしょうか(笑)
東大卒で元官僚で元弁護士で無駄に美人な(笑)タレントの山口真由氏が言ってましたよ「山川(教科書)を読めよ」と。
ブロガー(志望)
2024年09月22日 12:25
お邪魔します。
 一神教や歴史的視野といった視点を持つ民族であれば「敵である人間を殺す」行為を「そちらに持って行く」事が可能になります。「唯一神または歴史の審判に委ねる」の延長戦ですから。しかしそういったものが無く、専ら目先の人間関係の積み重ねで秩序を構築してきた日本人にはそういった「持って行く先」がありません。戦国時代ならまだ「同じ共同体等に属していない人間を自分達と同等の人間とはみなさない」といった事も可能だったでしょうが、近代になると少なくとも建前上ではそれはできません。となれば「人がまともである限りは『個人的に何の繋がりもない相手を命令で殺す』事などできない。故にそれをさせるには人間性といったものを『壊す』しかない。」になったのではないかと勘繰ったりもします。その「人間性を壊す場所」が旧軍の学校だったり兵舎だったりしたのでしょうし、もしかしたら現代の防衛大学もその流れから出られないのかなとも思ったりもします(学校の体育会系部活のその流れを汲むか)。
Goodman80
2024年09月22日 15:46
岸田の「詭弁」が覆い隠した「日米軍事一体化」の真相!残酷すぎる「日本の現実」防衛省文書で明らかに…!
https://gendai.media/articles/-/137732?imp=0
>知らぬ間に「米国のミサイル基地」と化していた日本
そんなことは有りません、米国様を守る為の盾として弾道ミサイルの残骸を一身に受け止める役割も頂いております。国土の殆どがチェルノブイリ原発事故周辺の様に成るでしょうが、全ては米国様を守る為、血反吐を吐いて朽ちるとも悔いは御座いません。
2024年09月22日 16:30
2 つ目が、マンパワーを低く抑えられるか不透明であるという課題である。無人システ
ムは遠隔操作が主体となるため、意外に多くの人員が必要となる。例えば、米空軍では、
無人航空システムである MQ-1 プレデター(Predator)には約 168 人の人員、MQ-9 リーパ
(Reaper)には約 180 人の人員、RQ-4 グローバルホーク(Global Hawk)には約 300 人の人
員が必要であり、多くの人員を確保することが米空軍の課題になっている12。

知らんかった。
やれやれ
2024年09月22日 22:17
アホな軍ヲタは防大がウエストポイントやアナポリスなどと同等の素晴らしい士官学校だと思っているのでしょうね。
実際は…何度も出てくるいじめ問題。解決しませんね。隠蔽には熱心な様ですが。
何度か学校祭に行きましたがその時はそんな事は全く見えないので上手く隠蔽しているのでしょう。せいぜい2日しかないですからね。
ミスターフリゲート
2024年09月22日 22:57
>防大は完全に解体すべきです。別に一般大学から幹部候補生学校に入った将校でなんの問題もないでしょう。事実統幕長にもなっている。
寧ろ一般大学出の将校のほうが視野が広くて思考が柔軟でしょう。旧軍式の戦争ボケの思考硬直した防大でより将校に向いています。より多用な思考や発想を持った学生を取るほうが組織が活性化します。

例えば、幹部候補生学校にはいることを条件として一定の学費を防衛省が負担する。また大学に防衛省の費用で軍事関連の講座を設けるなどすればいいでしょう。
防大は完全に解体したうえで、大学院のような研究やより高度な教育を行う教育機関をつくるべきです。何なら防衛研究所も解体して、そのような組織を作るべきです。なお教官は外国から多数を招聘すべきです。自衛隊の常識は軍隊の非常識だからです。なんならが学長も海外から招聘すべきです。まともな民主主義の軍隊がなんたるかを理解している外国軍人のほうが、良い学校文化を築けるでしょう。
更に申せば、防衛医大も解体すべきです。既に医大の体をなしていません。文科省の管轄でないので、5年に一回しか文科省の調査がはいりません。それをいいことに調査が終わった直後に、論文なし、専門教育なし、指導経験なしの医官を「教授」に任命し、次の文科省の調査前に退職させます。
当然教育レベルは低く、防衛医大の国家試験合格者は最低レベルです。
インターンの当直料をピンハネするとか違法行為も横行するなどモラルハザードもひどいものです。そして航空医学や潜水医学など軍隊に必須の医療の研究もなく、専門医もいない。
防衛医大も解体して、文科省所轄の普通の医大を作って慶応大学あたりに経営を委託すべきです。また航空医学や戦傷医学、潜水医学などの専門分野には外国から指導者を招聘すべきです。

そうすべきでしょうが容易ではないでしょうな。だって民間の大学は軍事研究や学問に徹底的に否定的ですもん。日本学術会議に毒された大学なんか特に。どこまで協力してくれるか。
例として京都大学は、

本学における研究活動は、社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを目的とするものであり、それらを脅かすことに繋がる軍事研究は、これを行わないこととします。

と。日本学術会議がいなければ今頃軍事以外の新しい民生品技術が生まれただろうに。
そのくせ敵国の中国には協力する、防大や統一教会と同じくらいクソ組織。
ひゃっはー
2024年09月22日 23:22
陸上自衛隊というカルト教団内では、沖縄戦で日本軍が多数の住民を戦火に巻き込んだことは全く問題になっていません。日本軍の敢闘を称える教育ばかりで、住民の被害や苦しみを伝える教育はやってません。強いて言うなら、現地の記念館を一度見るくらいのものです。
こんな具合だから、沖縄戦で日本軍は首里が陥落した時点で、南部地域に避難していた住民を守るために米軍に降伏するべきだった、つまり江戸城無血開城ならぬ首里城無血開城をするべきだった、と言おうものなら「ポア」されます。帝国陸軍は絶対に正しい! 降伏だと、ナメとんのか貴様は! といったところです。少なくとも検討の余地はある、と言ったところで聞く耳ありません。ではヒトラーのパリ破壊命令に従わなかったドイツ軍の将軍は非国民なんでしょうか。ポツダム宣言受託は誤りだったのでしょうか。
ゆえに戦史から学ぼうとせず思考が硬直した陸上自衛隊が、本土決戦をした場合に住民を保護することは無いと思います。洞窟に避難していた住民を追い出したり、食料を強奪したり、自決を強要することが繰り返されるでしょう。しかし、それが陸自にとっては正しいのです。防衛大というバカ田大学の解体と、根本的なカルト要素の一掃が必要です。
やれやれ
2024年09月23日 05:35
7月にすずつきが中国領海侵入は海自のやらかしとして艦長を更迭したそうです。
ジョニーK
2024年09月23日 12:54
もと記事も読みましたが酷いの一言ですね。

YouTubeに現役の米陸軍少佐がペラペラの日本語で動画をあげてまして。大学の学費は軍からの支給で在学中は週一くらいで訓練を受けていて入隊後は直ぐにRanger課程クリアとアフガン派兵などこれぞ軍人な人物です。
その人を観ると陰湿なイジメや弱い者を排除なんて気質は感じませんね。

過去の保険金詐欺のやり口をみても根本的な感性が欠如してしまう環境なのかと残念ですね。