防衛省のVTOL無人機開発は失敗する
「垂直離着陸」の無人機開発、防衛省が25年度着手
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA103610Q5A110C2000000/
>防衛省は2025年度から垂直に離着陸ができる無人機の研究・開発を始める。試作機をつくり、攻撃や輸送、偵察などの任務に使うことを想定して試験する。滑走路がなくても機体の機動的な展開が可能になる。部隊が人的被害を抑えながら任務を遂行できるようにする。
>垂直離着陸型の無人機は陸上自衛隊の部隊の利用を想定する。航続距離や物資などの搭載可能重量は今後の設計で設定する。
>研究費として25〜27年度分の予算46億円を25年度予算案に計上した。27〜28年度に防衛装備庁や部隊で試験に取り組み、その成果を検証する。成果により量産を検討する。
これは恐らく軽ヘリコプター程度の規模の機体を想定しているのでしょう。
ですが失敗する可能性が極めて高い。これがヘリ型なのか、クアッドや、プロヘラ偏向型なのかはまだわかりません。
問題なのは陸自にまともに無人機の運用能力がないことです。使い物にならないFFRSを未だに温存しています。FFRSに関してはぼくがそのことを暴露して国会でも問題になり、その後スキャンイーグルが採用されましたが、調達開始まで9年掛かっています。完全に戦力化までまだ時間がかかるでしょう。しかも5GHzが使えるようになるのは今年からです。つまりその周波数帯で無人機を運用した経験もない。
有り体にいえば靴を履いたことがない未開人が、靴を作って売るようものです。本来開発実験団あたりでドローン専門部隊を作って各種ドローンを運用させたりして経験を蓄積すべきです。既に世の中には様々なVTOL無人機が開発され、実用化されています。そういうものを幾つか導入して。実際に部隊で運用してみるべきです。FFRSやアパッチ、OH-1などの役に立たない部隊を畳めばカネも人もあるでしょう。これらのクズを維持するために予算と人間を浪費しているのが陸自という組織です。
これでこのクラスの機体を開発するのは、釣りの初心者がいきなりインド洋でマグロの一本釣りのスポーツフィシングに挑戦するようなものです。まずハゼ釣りから始めるべきです。しかもどうせ主契約者は重工各社か日立あたりになるでしょうが、彼らに無人機のノウハウはない。
VTOL無人機開発は先送りして、既存の外国製品を評価し、その中から採用して装備化し、ノウハウを蓄積してから行うべきです。
装備庁や各幕僚監部は自分たちの能力がどの程度か、きちんと自問してから予算を要求すべきです。
■本日の市ケ谷の噂■
自衛隊大好き軍オタさんたちが大絶賛する国産哨戒機、P-1だがその実採用から10ねんたって大金使って「近代化」と僭称して不具合の改善に取り組んできたが、対潜能力が低い上に、稼働率は3割程度で全くカネをドブに捨ててきたが、鳴り物入りで導入されたIHIの国産エンジン、F7のタービン・ブレードがその主たる要因。現場の部隊から怨嗟の声が絶えない。世界最高のジェット戦闘機のエンジンも開発できると豪語するIHIは10年経っても改善できずに、F7事業は赤字、との噂。
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
日本の装甲車事業は日本製鋼所と防衛省が潰す
https://japan-indepth.jp/?p=86042
補正予算という麻薬が将来の国民を蝕んでいる
https://japan-indepth.jp/?p=85936
海自の無人機、MQ-9Bの調達とインド軍の調達の違い
https://japan-indepth.jp/?p=85823
European Security & Defenceに以下の記事を寄稿しました。
Japanese MoD selects Beechcraft T-6C as the JASDF’s new primary trainer
https://euro-sd.com/2024/12/major-news/41765/japan-selects-t-6c-for-jasdf/
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊 次期初等練習機選定は審査が僅か一ヶ月で試乗もなし
https://japan-indepth.jp/?p=85525
月刊「紙の爆弾」12月号に以下の記事を寄稿しました。
税金を浪費して欠陥機を導入防衛費「GDP比2%」無駄遣いの全実態
![紙の爆弾 2024年12月号 [雑誌] - 鹿砦社](https://m.media-amazon.com/images/I/51Z-pY35W4L._SL500_.jpg)
紙の爆弾 2024年12月号 [雑誌] - 鹿砦社
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
自衛隊「職務中の死亡事故」はなぜ止まらないのか?4月のヘリ墜落で8人死亡、背後に潜む人災の実態とは
https://merkmal-biz.jp/post/77927
Japan in depthに以下の記事を寄稿しました。
新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
https://toyokeizai.net/articles/-/831217
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://merkmal-biz.jp/post/77045
「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790
月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。
![軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61Z1LfmYXKL._SL500_.jpg)
軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]
Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315
European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/
東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA103610Q5A110C2000000/
>防衛省は2025年度から垂直に離着陸ができる無人機の研究・開発を始める。試作機をつくり、攻撃や輸送、偵察などの任務に使うことを想定して試験する。滑走路がなくても機体の機動的な展開が可能になる。部隊が人的被害を抑えながら任務を遂行できるようにする。
>垂直離着陸型の無人機は陸上自衛隊の部隊の利用を想定する。航続距離や物資などの搭載可能重量は今後の設計で設定する。
>研究費として25〜27年度分の予算46億円を25年度予算案に計上した。27〜28年度に防衛装備庁や部隊で試験に取り組み、その成果を検証する。成果により量産を検討する。
これは恐らく軽ヘリコプター程度の規模の機体を想定しているのでしょう。
ですが失敗する可能性が極めて高い。これがヘリ型なのか、クアッドや、プロヘラ偏向型なのかはまだわかりません。
問題なのは陸自にまともに無人機の運用能力がないことです。使い物にならないFFRSを未だに温存しています。FFRSに関してはぼくがそのことを暴露して国会でも問題になり、その後スキャンイーグルが採用されましたが、調達開始まで9年掛かっています。完全に戦力化までまだ時間がかかるでしょう。しかも5GHzが使えるようになるのは今年からです。つまりその周波数帯で無人機を運用した経験もない。
有り体にいえば靴を履いたことがない未開人が、靴を作って売るようものです。本来開発実験団あたりでドローン専門部隊を作って各種ドローンを運用させたりして経験を蓄積すべきです。既に世の中には様々なVTOL無人機が開発され、実用化されています。そういうものを幾つか導入して。実際に部隊で運用してみるべきです。FFRSやアパッチ、OH-1などの役に立たない部隊を畳めばカネも人もあるでしょう。これらのクズを維持するために予算と人間を浪費しているのが陸自という組織です。
これでこのクラスの機体を開発するのは、釣りの初心者がいきなりインド洋でマグロの一本釣りのスポーツフィシングに挑戦するようなものです。まずハゼ釣りから始めるべきです。しかもどうせ主契約者は重工各社か日立あたりになるでしょうが、彼らに無人機のノウハウはない。
VTOL無人機開発は先送りして、既存の外国製品を評価し、その中から採用して装備化し、ノウハウを蓄積してから行うべきです。
装備庁や各幕僚監部は自分たちの能力がどの程度か、きちんと自問してから予算を要求すべきです。
■本日の市ケ谷の噂■
自衛隊大好き軍オタさんたちが大絶賛する国産哨戒機、P-1だがその実採用から10ねんたって大金使って「近代化」と僭称して不具合の改善に取り組んできたが、対潜能力が低い上に、稼働率は3割程度で全くカネをドブに捨ててきたが、鳴り物入りで導入されたIHIの国産エンジン、F7のタービン・ブレードがその主たる要因。現場の部隊から怨嗟の声が絶えない。世界最高のジェット戦闘機のエンジンも開発できると豪語するIHIは10年経っても改善できずに、F7事業は赤字、との噂。
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
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日本の装甲車事業は日本製鋼所と防衛省が潰す
https://japan-indepth.jp/?p=86042
補正予算という麻薬が将来の国民を蝕んでいる
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自衛隊「職務中の死亡事故」はなぜ止まらないのか?4月のヘリ墜落で8人死亡、背後に潜む人災の実態とは
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新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903
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航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2
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「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
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率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://merkmal-biz.jp/post/77045
「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790
月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。
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防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315
European Security & Defenceに寄稿しました。
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東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
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海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
この記事へのコメント
■本日の市ケ谷の噂■
開発がダダ遅れて試作機を購入したF-2も新型のFCSを新開発してやっと使えるようになったから、P-1も操作・制御系とデータ処理ソフトを真面にすればそこそこ動くようになると思いますが、エンジン関係は何ともならんだろうな。ちゃんとした豚に成長しても飛べない状態は改善されんのじゃ。だので改修とかは無理かと。
これは2.5GHzの誤りなのではないのでしょうか?
間違いではありますまい。
但しオペレーターが3人とか理由のわからん制約はそのまんまでしょうけど。
ドローンで高画質映像可能に 屋内限定の周波数帯を解放
日本経済新聞
2024年10月25日 2:00 [会員限定記事]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA10AQ80Q4A011C2000000/
そんな類似品というかバチもんでは無敵常勝自衛隊の運用要求に合わんのです、ガハハ
ASWのキモの海洋の状況予測、浅海域を筆頭に音響伝播予測関連がダメだからどうにもならん気がしますが。制御系だけよくしてもただの飛行機として飛ぶだけじゃASWには使えんでしょ。
素直にP3C後継の時に米帝様から誘いがあったんだからそれに乗ってASW関連のシステムを米帝様から導入しておけばP8レベルと一緒だったんじゃね。
機体とエンジンもアレなんで飛べなければASW器材の性能は行かせないんじゃないかと。
https://shueisha.online/articles/-/252831
うーん、日本人よりずっと真面な気がするのは我だけ?
お言葉ですが成功・失敗というのはその「目的」によって決まるものです。例えば米のスペースシャトルは華々しい「活躍」はしましたが、「衛星打ち上げコストの大幅削減」が重要な開発目的である以上、その点では「失敗」なのです(使い捨てでなく再利用すればコストが下がるかと思ったが、その再利用を可能にする方が結果的には高くついた)。防衛省が開発しようとしているVTOL無人機は日本の国防・安全保障に貢献するどころか足を引っ張る代物かも知れませんが、それは開発の「目的」ではないのではないかと思ったりもします。その「目的」は「他国の脅威等に対する国民の不安を和らげる(脅威それ自体への対処では無い、そもそも”完全に”無くす事は他国他民族の完全抹殺以外に無い)」事と「他国ひいては国際社会への脅威と見なされる事を絶対に回避する(でなければアメリカに潰されるか敵国条項を適用されるか)」事の両立であり、その目的のための「一見それっぽくまたは凄そうに見えるが、実は全く役に立たないガラクタ」の一つではないかと。その意味では十分「成功」するのではないかと思ったりもします。たとえ民生品を流用するにしてもそのままにはしておかず、「独自仕様」みたいなものを入れて「わざわざ金をかけて劣化させる」のでは。
問題の防衛省のVTOL無人機開発は、他国の後追い研究をやって仕事をしているフリをするための開発だと思っています。これは壁面透過レーダーやスポールライナーやRWSという前例があります。野心的で画期的な開発は、失敗した場合に責任を追及されるのがイヤだし面倒くさいからやりたくないんだと思いますよ。もっとも、連隊指揮基幹システム(ReCs)とかの開発失敗の原因と責任者が追及された、という話は聞いたことがありませんが。防衛省の公式発表は信用できないんですよね。
https://youtu.be/mj9xIfolvXs?si=iYn08fgooobGwmS7
自主開発などとやってる時間なんて無い筈なんだが。
それは兎も角、ブロガー(志望)様。
他国の脅威に成らず国民に不安を抱かせない為にパチモン軍隊にしているのでなく、単なるテクノナショナリズムですよ。
詰まる所、自己満足です。
戦力投射能力も継戦能力も無いと他国にも自国民にも説明しなかったし、日本人自身も正面から向き合う度量が無かった。
官民揃って深謀遠慮でなく単なる怠惰ですよ。
ホントそうですよね。明治政府も軍艦を自主開発する前に、まず外国から輸入して日清・日露を戦った後で自主開発してるじゃないですか。何でいきなり自主開発というハードモードでプレイするんでしょうかね。まあ、研究開発しているフリをしなければならない(しないと予算を削られる)、しかし情報収集や事前調査に金や労力を掛けたくはない、その結果どんなクズができても構わない、クズはクズだと認めなければいいし必ずしも実用化する必要は無い、世論や政治家は口先三寸でだますことができる、くらいにしか思っていないのでしょう。防衛省のヤル気のなさがミエミエです。
FFOSやFFRSの開発にどのくらいの予算を使ったのか知らないが、これで足りるんだろうか。
心配無用です。
小さく生んで大きく育てる。
まぁ新しい産業ならぬ不良債権なのがなんともorz...
ヘリの値段も安く提示して、蓋を開けてみれば競合機種の倍近く。
開発費もいずれとんでもない金額に成りますよ。
そしてモノに成らなかったクズだけが残る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/598bf08b27d4eca7e70144578962b0dd7bce5645
清谷さんが常日頃から言ってたことが、そのまま問題化しましたね。
ところで潜水部隊の隊員は、この「シンカテック」という会社から裏金はもらっていたのでしょうか? 今まで何人の偉い人がこの会社に天下ったのでしょうか? 予算を使い切るために手当を不正に受給して私腹を肥やしてたのが去年バレましたけど、もっと初心に帰って訓練に励んだらどうなんでしょうか。悪い部分だけ「伝統墨守」するのなら、防衛予算は半分に減らしてしまえばいい。
特定の業者に落札させるための常套手段ですよ。
競争入札を装った指名入札みたいなもので。
必要とする仕様だけを書けば良いものを
特定の商品の仕様をそのまんま明記するやり方。
良い悪いはともかくここの商品が欲しいという時に競争入札でないと認められないから仕方なくそんな書き方をして最初から入札するな圧力をかけてくる。
まあ応札者がメーカーでは無く代理店みたいなところだと同じ商品を扱っている他社が落札する可能性もありますが、
そうならない様にゲフンゲフンでやっているんでしょう。
別な記事を過去とりあげています。
>ひゃっはーさん
>
>>しかも5GHzが使えるようになるのは今年からです。
>
>これは2.5GHzの誤りなのではないのでしょうか?
多分そんな脳みそがないから世界最高の日本のテクノロジーを持ってすれば楽勝とか、どうせフリだけだから予算を美味しくいただこうとかそんなレベルではないかと。
■本日の市ケ谷の噂■
あーやっぱりタービンですか。個人的にはそうじゃないかな?と思っていました。T4のF3-30Bエンジンでもやらかしたし。
あくまで個人的推測ですが、ろくに飛行試験もせずにOKにしちゃったので今更あとには引けないのかと。何千時間も各種飛行試験して十分な信頼性を担保してからにすれば良かったのにIHIも防衛省もそんな事は考えてないのでしょう。4発もあるんだし多少信頼性に難があっても墜落はしないでしょ(笑)位の認識かも。
もう一つ考えられる原因は本来高空を飛ぶ前提のジェットエンジンを海面スレスレで運用して大量の塩をエンジンに吸い込ませて不具合を起こした。塩による錆か塩の溶融温度は800℃位なのでそれがタービンに付着し溶けたらタービンにある冷却用の穴を塞いでしまってタービンが冷却しきれず溶けたとか。火山の噴煙をジェットエンジンが吸い込んだらタービンの表面に溶けた火山灰が貼りついて穴を塞いで冷却できなくなるのと似たような事が起こったのかも。前者だと何年後かわかりませんがいつか改善する可能性が無きにしもあらずですが、後者ならどこのエンジンを持ってきても駄目かと。P3CのT56エンジンは対策が取られているか、長年の運用実績から塩害に強った事が証明されたとかかも知れません。
一応哨戒任務から戻ってきた時にシャワーを浴びるのでエンジンも水を吸い込んで塩を洗い落とすはずですが、十分洗い落とせなかったりとか。
https://president.jp/articles/-/90275
以前にも紹介したかも知れませんが、これを再び読んでなんか思い当たる類似の事が色々あるなあと思った次第。
半導体もコンピュータも家電も、他にもかつて隆盛だった産業が落ちていく根っこは実は一緒なのかもしれない。
無能な会社社長や役員がマスコミ使って自分たちの都合の良い言い訳を流布して自分たちは悪くない。他だって一緒とミスリードしまくった。実は衰退しているのは日本の企業だけだった。
マスコミだって大本営発表を鵜呑みにせず少し取材すれば企業側の言い訳が嘘まみれだって直ぐにわかろうものを、取材しない、嘘だと分かっていても忖度するではね。
今だとちょっと調べれば分かる程度の事も大本営発表を信用したばっかりに結果が大きく違っていたという事が起こっている。
ドローンなんて玩具、あんなものは使えない、あの程度の玩具なら直ぐに作れる...実際は大きく水を開けられていて途上国にも負けている始末。
これからも企業側の都合の良い言い訳まみれミスリードとマスコミの忖度で正しい判断材料は提供されず大本営発表を信じる愚かな国民ばかりになるんだろうな...
そして10年後、20年後に真実が分かる...
衰退しきってからなんか違うと気がついても手遅れなのに。
https://defence-blog.com/vietnam-era-m113s-save-lives-in-ukraine-war/
陸自はしょーもない60式なんぞ国産して、73式も大して使い物に成らないまま保有だけは続けてる。米軍はM113のストックを6000両近く保有しているらしいので、同盟国として安く譲ってもらうのが得策だろう。
https://www.youtube.com/watch?v=7h50msenywU
今年も寒さにめげず行ってきました。
今年はドイツ、イタリアのかつての三国同盟仲間やシンガポール軍やポーランド軍など世界11ヶ国の兵隊が落下傘降下し訓練展示に傘下しました。
米陸軍以外は陸自の13式落下傘を借りての降下です。
まあそれは良いのですが、
3:10:00頃から始まる中谷防衛大臣の訓示の冒頭を聞いて呆れました。なのでその時点で撤収しました。
是非ご確認下さい。