お勉強しかできないコンサルに防衛産業の問題は理解できない。
お勉強しかできないコンサルに防衛産業の問題は理解できない。
世界の軍需企業大手100社の防衛売上は「98兆円」…日本人だけ認識がズレている巨大市場の正体 日本工業大学大学院技術経営研究科教授、戦略コンサルタント田中道昭
https://president.jp/articles/-/106013?page=1
いや、そのずれている日本人に著者もはいっているんですが。
>本稿は、政治的立場を取らない。
>本稿は、日本はどうすべきかを語らない。
>本稿は、賛成・反対の議論を目的としない。
>本稿は、意図的に「答え」を提示しない。
>この“徹底した中立性”こそ、防衛産業というテーマを社会が冷静に扱うための前提になる。
このセンスは評価しますが、防衛産業の実態をご存じない。
>“防衛産業=輸出産業”という新常識
>韓国やイスラエルの急速な台頭が示すように、防衛産業はもはや国内で完結する特殊産業ではなく、「輸出によって成長する産業」へと明確に転換した。
いや、既にソ連崩壊後そうなっていますが。
>だからこそ日本では、防衛産業を「軍事の言葉」で語るのではなく、“産業構造のひとつ”として冷静に捉え直す必要がある。
この着眼点はいいのですよ。ぼくが普段から言っていることです。逆に産業という認識が官の方にも民間にも安全保障業界の人たちにも欠如している。
>技術水準・信頼性が極めて高い
ここは完全に誤解ばかりです。
>日本の防衛産業は、世界市場から見ても明確な強みを持っている。技術水準は高く、信頼性も極めて高い。もっとも、その力が十分に発揮される場は限定されてきたという構造的制約がある。
① 技術の深さ(潜水艦・レーダー・電子戦・複合材料)
潜水艦、レーダー、電子戦、複合材料といった領域には、世界でも最高水準の技術を有する分野が複数存在する。
少ない国内需要を複数で請け負っており、事業規模が小さいし、開発の頻度も少ない。市場原理にもされていないので、実は技術力は高くない。;
② 民生技術との重層的シナジー
重工・電機・ITといった民生領域で培われた技術が、防衛分野に“横流し”される構造が組み込まれている。
これはないとは言えないが、単に民間で使えるものを流用しているだけ。にもかかわらずコストはものすごく高い場合も多い。逆に防衛で入れた設備を民間用に流用していることも多い。
③ 品質と信頼性
高い品質と供給の安定性により、「信頼できる供給者」としての国際的評価が定着している。
品質は低いですよ。住友重機の機銃みてもわかるでしょう。これも市場に出してクレームが入らないから。対して初めは箸にも棒にもだった韓国の製品が伸びたのは市場でのダメ出しと果敢で頻繁な開発頻度があるからです。輸出実績もないのに世界で評価が定着しているわけがないでしょう。
④ 日米同盟を軸にした国際連携のポジション
日米の共同開発・共同運用の枠組みに参加しやすい地位を有しており、国際的な協調の中に組み込まれやすい。
これは我が国だけの話じゃないですよ。英国その他多くの国が持っているポジションです。むしろ英国やイタリア、ドイツなど米国に現地法人をもって米軍に納品している国の方がはるかに優位な立場にあります。それに共同開発はどこの国とでもできますよ。むしろ小さな国内市場しかない北欧とかと協力した方が、そこそこの国内市場をもつ我が国がアドバンテージがある。
それに防衛省や自衛隊には装備開発の能力が低く、国内産業も彼らが文句を言わなければいいという認識です。だから世界の開発事情にも疎いし、見本市での情報収集ですら商社が旗振るノウキョー旅行です。自分たちで情報収集ができない。
結論をいえば、著者は世界の軍需産業のマーケットを理解していない、それはたぶん取材をしていない。せいぜい国内メーカーのヒアリング程度で、あとは論文を「お勉強」して考えをまとめた程度です。ぼくに言わせれば畳の水練です。
弱小メーカーの乱立、世界類を見ないまとめて契約しいない怪しげな調達システム、当局、防衛企業の当事者能力のなさ。このような事実を全く理解していません。誤った前提からは誤った結論しか導きだせません。
■本日の市ヶ谷の噂■
2023年の陸上自衛隊の日野基本射撃場で自衛官候補生が自衛官3人に向けて自動小銃を発砲し、2人が死亡した事件があったが、実は生き残った一人は個人的に止血帯を携行しており、被弾後すぐにその止血帯を使って、止血したことによって一命をとりとめた。これが自衛隊で止血帯で生命を救ったケース、との噂。
有料記事
大人の事情で商業媒体に掲載されなかった記事を、Noteで有料公開します。
馬鹿が戦艦でやってくる!
https://note.com/kiyotani/n/nb15cc60ae49f?app_launch=false
東洋経済オンラインに寄稿しました。
拡大する防衛費を防衛省・自衛隊が適切に使えていない可能性。陸上自衛隊による、銃の調達や取り扱いから垣間見える「知識不足」の疑い
https://toyokeizai.net/articles/-/911653
ソニーグループが「隠れた防衛関連企業」といわれる理由、実は同社製のある汎用品がミサイルやドローンなどに欠かせないパーツになっていた
https://toyokeizai.net/articles/-/907817
過去の著作の電子版が発売になりました。
『ル・オタク フランスおたく物語』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DY1PJ1YL/
『弱者のための喧嘩術』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DY1L9SPW/

防衛破綻 - 清谷 信一

専守防衛 - 清谷 信一
世界の軍需企業大手100社の防衛売上は「98兆円」…日本人だけ認識がズレている巨大市場の正体 日本工業大学大学院技術経営研究科教授、戦略コンサルタント田中道昭
https://president.jp/articles/-/106013?page=1
いや、そのずれている日本人に著者もはいっているんですが。
>本稿は、政治的立場を取らない。
>本稿は、日本はどうすべきかを語らない。
>本稿は、賛成・反対の議論を目的としない。
>本稿は、意図的に「答え」を提示しない。
>この“徹底した中立性”こそ、防衛産業というテーマを社会が冷静に扱うための前提になる。
このセンスは評価しますが、防衛産業の実態をご存じない。
>“防衛産業=輸出産業”という新常識
>韓国やイスラエルの急速な台頭が示すように、防衛産業はもはや国内で完結する特殊産業ではなく、「輸出によって成長する産業」へと明確に転換した。
いや、既にソ連崩壊後そうなっていますが。
>だからこそ日本では、防衛産業を「軍事の言葉」で語るのではなく、“産業構造のひとつ”として冷静に捉え直す必要がある。
この着眼点はいいのですよ。ぼくが普段から言っていることです。逆に産業という認識が官の方にも民間にも安全保障業界の人たちにも欠如している。
>技術水準・信頼性が極めて高い
ここは完全に誤解ばかりです。
>日本の防衛産業は、世界市場から見ても明確な強みを持っている。技術水準は高く、信頼性も極めて高い。もっとも、その力が十分に発揮される場は限定されてきたという構造的制約がある。
① 技術の深さ(潜水艦・レーダー・電子戦・複合材料)
潜水艦、レーダー、電子戦、複合材料といった領域には、世界でも最高水準の技術を有する分野が複数存在する。
少ない国内需要を複数で請け負っており、事業規模が小さいし、開発の頻度も少ない。市場原理にもされていないので、実は技術力は高くない。;
② 民生技術との重層的シナジー
重工・電機・ITといった民生領域で培われた技術が、防衛分野に“横流し”される構造が組み込まれている。
これはないとは言えないが、単に民間で使えるものを流用しているだけ。にもかかわらずコストはものすごく高い場合も多い。逆に防衛で入れた設備を民間用に流用していることも多い。
③ 品質と信頼性
高い品質と供給の安定性により、「信頼できる供給者」としての国際的評価が定着している。
品質は低いですよ。住友重機の機銃みてもわかるでしょう。これも市場に出してクレームが入らないから。対して初めは箸にも棒にもだった韓国の製品が伸びたのは市場でのダメ出しと果敢で頻繁な開発頻度があるからです。輸出実績もないのに世界で評価が定着しているわけがないでしょう。
④ 日米同盟を軸にした国際連携のポジション
日米の共同開発・共同運用の枠組みに参加しやすい地位を有しており、国際的な協調の中に組み込まれやすい。
これは我が国だけの話じゃないですよ。英国その他多くの国が持っているポジションです。むしろ英国やイタリア、ドイツなど米国に現地法人をもって米軍に納品している国の方がはるかに優位な立場にあります。それに共同開発はどこの国とでもできますよ。むしろ小さな国内市場しかない北欧とかと協力した方が、そこそこの国内市場をもつ我が国がアドバンテージがある。
それに防衛省や自衛隊には装備開発の能力が低く、国内産業も彼らが文句を言わなければいいという認識です。だから世界の開発事情にも疎いし、見本市での情報収集ですら商社が旗振るノウキョー旅行です。自分たちで情報収集ができない。
結論をいえば、著者は世界の軍需産業のマーケットを理解していない、それはたぶん取材をしていない。せいぜい国内メーカーのヒアリング程度で、あとは論文を「お勉強」して考えをまとめた程度です。ぼくに言わせれば畳の水練です。
弱小メーカーの乱立、世界類を見ないまとめて契約しいない怪しげな調達システム、当局、防衛企業の当事者能力のなさ。このような事実を全く理解していません。誤った前提からは誤った結論しか導きだせません。
■本日の市ヶ谷の噂■
2023年の陸上自衛隊の日野基本射撃場で自衛官候補生が自衛官3人に向けて自動小銃を発砲し、2人が死亡した事件があったが、実は生き残った一人は個人的に止血帯を携行しており、被弾後すぐにその止血帯を使って、止血したことによって一命をとりとめた。これが自衛隊で止血帯で生命を救ったケース、との噂。
有料記事
大人の事情で商業媒体に掲載されなかった記事を、Noteで有料公開します。
馬鹿が戦艦でやってくる!
https://note.com/kiyotani/n/nb15cc60ae49f?app_launch=false
東洋経済オンラインに寄稿しました。
拡大する防衛費を防衛省・自衛隊が適切に使えていない可能性。陸上自衛隊による、銃の調達や取り扱いから垣間見える「知識不足」の疑い
https://toyokeizai.net/articles/-/911653
ソニーグループが「隠れた防衛関連企業」といわれる理由、実は同社製のある汎用品がミサイルやドローンなどに欠かせないパーツになっていた
https://toyokeizai.net/articles/-/907817
過去の著作の電子版が発売になりました。
『ル・オタク フランスおたく物語』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DY1PJ1YL/
『弱者のための喧嘩術』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DY1L9SPW/

防衛破綻 - 清谷 信一

専守防衛 - 清谷 信一
この記事へのコメント
どなたかのリンクが張ってあったので読みましたけどアホらしくなって見るのを止めました。ツッコミどころが満載すぎて。
「弱小メーカーの乱立、世界類を見ないまとめて契約しいない怪しげな調達システム、当局、防衛企業の当事者能力のなさ。このような事実を全く理解していません。誤った前提からは誤った結論しか導きだせません。」
世界の兵器開発、購入、防衛産業の実態や国内との比較を正しく行わないとこのようなドリーミーで頓珍漢な文章になってしまうのでしょうね。
「>この“徹底した中立性”こそ、防衛産業というテーマを社会が冷静に扱うための前提になる。」
なのでこの部分は嘘だと思っています。意図的か無意識かわかりませんが国内産業や自衛隊に忖度した内容だと思います。
自衛隊に導入されているものに悪いものなど無い!みたいな変な思い込みが見て取れると言うか。
少なくとも海外の展示会に行ってみれば少しは考えも変わると思いますがそういうのも無いのでしょうね。
コタツコンサルでは参考にもなりません。
■本日の市ヶ谷の噂■
不幸中の幸いというべきか射撃場には救急セットとか置いてない?
あるいは訓練時にもしもの事を考えて弾薬などと一緒に持ち込まないのでしょうかね?絆創膏と包帯だけだったら意味ないし。
https://trafficnews.jp/post/614386
このコンサルの人には韓国が如何にして兵器販売を軌道に乗せたか自分の足で詳しく調査して欲しいですね。
少しはまともな文章が書けるようになるかも知れません(笑)。
ご参考まで。
https://grandfleet.info/us-related/the-us-navys-new-frigate-is-targeted-for-launch-in-2028-and-may-use-a-coast-guard-opv/
確かにパーソルフ級はカッターとしては高性能な艦だけど、米海軍が求める汎用フリゲートに改修するには無理が有るっしょ。海保のしょーもない巡視船はこれにするべきだとは思うが。
2025.12.11
航空万能論GF
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/bangladesh-air-force-chooses-typhoon-over-j-10ce-for-next-generation-fighter-jet-procurement/
日本もタイフーン買って居ればなぁ。(落胆)
レーダー照射されてもそのデータを美味しく頂戴出来たものを。
それに戦闘機の数が揃っていれば中共も居丈高に振る舞えない。
日本が防衛調達をいい加減にやってると、中共は日本に対して居丈高にそして粗暴に最後は虐殺に走るだろう。
戦争なんて起きないよ。
中共は国際法を守るよ。
中共は平和な帝国になる。
そう考えるのは人の自由なんですがね。
そんな人々に付き合わされて無駄金になる税金社会保障費年金なんて払いたく無いですね。
借金が無けりゃ武器買えるんだから。
https://trafficnews.jp/post/614826
航空雑誌の投稿写真でもここまで積んだF2は岐阜の飛実のでしか見たことがない。
実働部隊では初かも?
ご参考まで。
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2025/12/post-352_1.php
「日本の安全保障上のリスクがこれまでになく高まっている今、為替介入で多額の外貨準備を失えば市場からの信認を低下させるだけでなく、日本の戦争継続能力にも疑問符が付く可能性がある。もう一段の円安を許容して財政出動を強化するのか、物価高を抑制するため円安是正に舵を切るのか、決断すべきタイミングが刻々と迫っている。」
脳みそお花畑のリフレ派はこのような事も考えないのでしょうね。
片山大臣がまともな舵取りができるかどうか...
というか総理が円安誘導しているから無理か(汗)。
どうなることやら。
ご参考まで。
https://the21.php.co.jp/detail/13342
現在までの日本経済の状況と日銀の状況をわかりやすく説明しています。
ご参考まで。
インフレは止まらない!朝倉慶かよ、ガハハ
https://www.sakuranbo.co.jp/news/2025/12/11/2025121100000007.html
いやもう、行政からのクマ駆除の要請に応えるドMで脳内お花畑なハンターなんか存在しなくなるしょ、余りにも酷すぎる。
https://l.smartnews.com/m-6LaXshEc/LYS7CN
金食い虫が増えていく。
>金食い虫が増えていく。
いや、ロートルのF-15も殆ど変わらないと、500万円/hなんで寧ろ高いかも?
>>2025年12月11日 19:29
>>バングラデシュ空軍の次期戦闘機調達、J-10CEではなくタイフーンを選択
>>2025.12.11
>>航空万能論GF
>>https://grandfleet.info/indo-pacific-related/bangladesh-air-force-chooses-typhoon-over-j-10ce-for-next-generation-fighter-jet-procurement/
>>日本もタイフーン買って居ればなぁ。(落胆)
>>レーダー照射されてもそのデータを美味しく頂戴出来たものを。
>>それに戦闘機の数が揃っていれば中共も居丈高に振る舞えない。
>>日本が防衛調達をいい加減にやってると、中共は日本に対して居丈高にそして粗暴に最後は虐殺に走るだろう。
>>戦争なんて起きないよ。
>>中共は国際法を守るよ。
>>中共は平和な帝国になる。
>>そう考えるのは人の自由なんですがね。
>>そんな人々に付き合わされて無駄金になる税金社会保障費年金なんて払いたく無いですね。
>>借金が無けりゃ武器買えるんだから。
中国海軍は、ほぼ400隻になり米海軍の290隻を単純な艦艇数では上回り、中国空軍も第4世代以降の戦闘機だけで1900機近いはず、米空軍の1900機に早晩並ぶか抜くでしょう。米海軍の艦載機も600機弱ありますが、効果は不明ながら中国の対艦弾道ミサイルで米空母は牽制された状態ですね。
日本が軍拡といっても、空自と海自に予算投入は手遅れ。陸自の対艦ミサイル連隊を中心にチョークポイント戦略を採るしかないと思う。
海自は、チョークポイント戦略を補完する機雷(膨大に用意する必要がある)と沿岸砲兵を用意すべきで、哨戒艦、FFM、イージスシステム艦にかまけてる場合ではない。
あとは陸海空共通でやるべきはドローン・無人機対策か。
米軍が小銃の口径拡大を選択したのは、中東でのテロゲリラ戦の教訓もあるようです。陸自も追随して国内の暴動対策したらどうか。
レーダー照射、日本が挑発していたことが確定、発艦訓練中の空母遼寧に至近距離で接近したために行ったと中国が発表
http://blog.livedoor.jp/googleyoutube/archives/52021523.html#comments
嫌儲は変わらず日本が悪い、日本が原因前提らしいがどうなんだか
私も空自と海自の劣勢を覆すのは難しいと思います。
ただ索敵能力が神な米海兵隊みたく離島に地対艦ミサイルを配置するのは、陸自には向かないかと。
陸自はUSVとUUVで接近拒否を図り、離島には徘徊型弾薬を配備すれば
時間も予算も余裕が出来るかと。
逆に地対艦ミサイルは九州や北海道みたく隠れる場所が在る地域が良いかと。